世田谷学園ｏｒ巣鴨｜掲示板スレッド

確かに公務員などは勤労生活の最後の方で収入が増加する
場合があるが、その様な事情を考慮しても、上記のデータに
示されているように、生涯賃金では早慶と東大に大きな差は
出ていない。

天下りは、キャリア組のほぼ全員が経験できますが、いくつもの会社で社外役員などを複数回経験して、その度に退職金を貰えるのは、ほんの一握りです。東大卒のキャリア組にも序列はあります。

東洋経済の大学別・生涯給料ランキングTOP50【本当に強い大学2011年版】では、
「同じ企業に就職した人の生涯賃金は皆同じ」という前提で算出してます。
（「聖心女子大→三菱商事」「世田谷学園→早稲田→三菱商事」「開成→東大→三菱商事」すべて同じ。）

例えば、２０１１年８月時点の三菱商事、三井物産、住友商事の役員数は、東大３９人、慶應２１人、早稲田１６人です。

ちょっと調べたが、出所はこれだと思う。

”まず、主要企業の生涯給料を、有価証券報告書記載の平均年収や、厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査を使って独自に推計。さらに、各大学の今年3月卒業生の主要企業への就職状況を、大学通信の協力を得て調査し、その就職人数を加重平均することによって、大学別の生涯給料を算出している。”

平均年収の高い企業にどれだけ、”就職したか”、だけで決まる。その後、どこまで出世するかは一切考慮されない。なので、いわゆる一般職や地域限定職で大手金融機関に多く就職する女子大がトップになる、という現象が起こる。

東大卒が慶應や早稲田卒の生涯賃金を上回っているとしても、その東大卒は開成などの超難関校から現役合格者を指すのであり、巣鴨→予備校→東大ではないと考えます。

四谷大塚第２回合不合判定テスト配布資料の現役合格率(ホームページ掲載)より抽出

◆東大、一橋、東工大の現役合格率
項目名 2015年 ← 2014年 ← 2013年 ← 2012年 ← 2011年
世田谷 7.0% ← 9.3% ← 11.9% ← 11.7% ← 6.4%
巣鴨高 5.7% ← 7.5% ← 8.5% ← 11.8% ← 14.5%

◆慶應、早稲田、上智、理科大の現役合格率
項目名 2015年 ← 2014年 ← 2013年 ← 2012年 ← 2011年
世田谷 131.0% ← 174.7% ← 166.7% ← 153.7% ← 133.0%
巣鴨高 43.7% ← 56.8% ← 55.4% ← 69.1% ← 79.6%

こうして見ると、早慶の実績がかなり違いますね。
東大には及ばないものの、首都圏での早慶の威力はかなりのものがありますから、早慶の実績は侮れないですね。
上理は若干落ちますが、中堅校の場合、この辺を防衛線と考える人も多いので、十分参考になるでしょう。
恐らく、まだ大学受験を経験したことのない血気盛んなご家庭の場合、「早慶？そんなの目じゃないよ。うちは東大以外興味ないから！」みたいなことを思っているかも知れませんが、中堅クラスだと東大に現役で入れるのは10名以下ですから、高３くらいになると大半は現実に直面し、「やっぱり早慶には是非受かりたい。」という気持ちになるものです。なので、早慶の実績は、人気を左右しますよ。

両校とも志望状況は厳しいようだが、頑張ってもらいたいものだ。