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【2194909】やはりバッハは必須ですか?

投稿者: くまのみ   (ID:hOtZbILGi9I) 投稿日時:2011年 07月 07日 12:30

ピアノを教えています。
ハノン、バーナムやツェルニー + ブルグミュラーやソナチネ・ソナタを基本にレッスンで使用しており、
その間にロマン派の名曲やバロックも時折挟んでいる感じです。

バッハ(小品集やインベンションなど)も基本テキストとして取り入れたいのですが
その奥深さとは裏腹に生徒にとっては地味で弾きにくいと不評です。
どうしても通常のレッスンに取り入れられずにいます。

過去に何度か生徒さんにテキストを取り入れたり、発表会などで弾かせたりしてみましたが
「これよりショパンが弾きたい」
「簡単そうなのに弾けなくてイライラするからやりたくない」
「バッハを弾くと自分がヘタクソになった気がするからイヤ」
「全然面白くない、っていうかキライ」等など・・・惨敗でした(笑)

現在は一部の生徒さんがコンクールの課題曲などで必要に迫られてたまに弾く程度になってしまっています。

趣味で続ける生徒さんでもポリフォニーを経験させてあげたいと思いつつ
その素晴らしさ、美しさを伝えられない自分も情けないのですが、
バッハ・・・やはり必須でしょうか?

「バッハやらなくてどうするのよ!」
「うちではやってないわよ」
など様々なご意見を伺えれば、と思います。

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  1. 【2197434】 投稿者: うちの場合  (ID:x/jtNvX5ylc) 投稿日時:2011年 07月 09日 13:19

    私も本人が希望されているのでしたらバッハを始めるには遅くはないとは思います。

    ただ、気になるのがオルガン希望ということです。
    オルガンはほかの先生に習っていらっしゃるのでしょうか?
    オルガンで弾く場合も基本的には同じでしょうが、ピアノと同じ奏法でよいのかどうかちょっと判り兼ねます。
    (私自身、パイプオルガンでの演奏の仕事をしておりますが、ピアノとはまったく違う弾き方をしないと音のつながりが変に聞こえるのです。私の場合はオルガンは全くの独学ですので、正式な奏法を学んだわけではないのですが。)

    それであえてバッハをやらないのか、あるいは必要ないと思っていらっしゃるのか、そのあたりはやはり先生にご相談なさった方がよいかと思います。

    しかし、ゆくゆくはオルガンで、と思っていらっしゃるのでしたら、バッハはオルガンの先生に師事して習われた方がよいと言う気がいたします。

  2. 【2197882】 投稿者: 小学5年生  (ID:ssYRFMVAt86) 投稿日時:2011年 07月 09日 21:52

    うちの場合様、ご回答くださりありがとうございました。
    夢見ているというのは、将来その方向に進みたいというほどの具体的なものではまだありません。
    以前、教会の聖堂に鳴り響くまるで天から降ってくるような神々しいバッハを聞いたのがきっかけです。
    オルガンは個人で所有できる楽器ではないですし、足鍵盤が操作できるくらい大きくなるまでは、
    少なくともあと十年間は地道にピアノで音楽の基礎を学ばせたい考えです。

    小川様、ご親切にアドバイスいただきありがとうございました。
    小川様のお子さんが師事している先生のところでしたら
    自然にしていれば先生のほうからバッハへの道へ導入していただけるのですね。
    うちの子が習っているピアノ教室の発表会でバッハを選曲しているケースがないので
    私がまだ聞いたことないだけかも知れませんが、
    バッハを教えていない先生もいらっしゃるかも知れずなんとなく聞きづらいのです。
    でも、勇気を出して聞いてみます。
    スレ主様、横から失礼いたしました。
    引き続き、皆様の体験やご意見を拝読させていただきたいと思います。

  3. 【2197928】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:B77O7syyyVs) 投稿日時:2011年 07月 09日 22:54

    私もバッハにはまっているので、参加させてください。

    はじめてのバッハは2声のインベンション、ツェルニー30番を終わったころに、ずいぶんと勿体をつけて与えられた記憶があります。
    その頃は、生意気だった割に物を知らなかったので、原典版など知る由もなく、しかし、全音の普及版のアーティキュレーションや強弱表示が不満でした。
    その頃、魅力を理解していたかどうか、自分でもさだかではありません。

    その後、弾きたいときにバッハ、という感じでやってきたので、自分の奏法には自信がありません。

    私としては、舞曲系、組曲系の魅力を、みなさまに味わってほしいです。
    平均律とはまた違った魅力があふれています。
    フランス組曲、イギリス組曲、そして、もしかしたらバッハのクラヴィーア曲の頂点かも知れない、6曲のパルティータ。
    アルマンド、サラバンド、コレンテなど、バロック時代の舞曲集です。

    バロック時代の踊りは、今でも詳細にステップが残っていて、再現したビデオもあり、舞曲のリズムとステップを対照させてみるのも面白いです。楽譜どおりでないリズムで演奏したほうがよいところもあり、ステップや体の動きをみると、なるほど、と思います。

    全曲弾こうとすると、けっこう骨です。イギリス組曲やパルティータは、ベートーヴェンの中期以降の大曲を仕上げる程度の労力は必要です。

    私は、自分でも不遜だと思いながら、フーガの技法にはまっており、ゆっくりゆっくり、練習を続けています。3年で、ようやく全曲(14曲のフーガ)の半分くらいを音にすることができました。(正直、非常に演奏困難です)

    私は、メソードや練習曲にはなはだ不案内なのですが、昔の先生には、ツェルニー50番で時間を空費するかわりに、平均律でもイギリス組曲でも、徹底的に仕込んでほしかったと考えています。

    ===
    バッハの魅力を体感するには、ピアノやハープシコードの魅力的な演奏でもいいのですが、渾身の大作、ロ短調ミサやマタイ受難曲などを、できれば実演で体感なさるのもいいように思います。しばしば演奏されるものではないので、なかなか実演には巡り合えないのですけれどね。

  4. 【2199201】 投稿者: くまのみ  (ID:hOtZbILGi9I) 投稿日時:2011年 07月 11日 09:45

    スレ主です。
    皆さまのバッハに対する熱いご意見を読み、やはりバッハをレッスンに取り入れたいと思いました。

    私自身バッハは好きではあるけど、演奏は苦手でした。
    今思えば私の師もバッハが苦手だったのかもしれません。
    楽譜をなぞりソツなく仕上がれば○、のような感じでしたから。
    指先ではそれなりに弾けてはいたけれど、
    その素晴らしさ・音楽の奥深さまでは味わえないまま講師になってしまった気がします。

    今の時代、基本テキストにさらにプラスするとキツイかもしれないですよね。
    ツェルニーをバッハに置き換えたりしてみようかな・・・

    また
    「バッハのフーガを1声ないし、2声だけ生徒に弾かせて、教師と連弾する」
    この方法、とても良いと思いました!
    ここで対位法の楽しさを味わうきっかけになってもらえれば、スムーズにいくかもしれませんね。
    是非試してみたいと思います。
    まずはきちんと弾ける事(私はここに拘ってしまって失敗したように思います)よりも、
    「面白い曲だな」と興味を持ってもらうところから始めてみます!

    「バッハに還れ」
    本当にそうですね。
    改めて皆さんの様々な素晴らしいご意見を読み、深く感じました。

    バッハは10本の指隅々まできちんと独立していないと奏でられないですし
    もしかすると最高のエチュードにもなるのでは?と思います。
    それだけに、生徒さんは弾きにくいと感じるのかもしれません。

  5. 【2199833】 投稿者: そういえば  (ID:zDW30Amy.Ug) 投稿日時:2011年 07月 11日 19:36

    うちの子がはじめてバッハのインベンション(1番)をしたときに
    先生と連弾をしてすごく楽しかったと目を輝かせて帰ってきたのを思い出しました。
    そのときキリの連弾でしたけど、たまにだからより楽しめたのだと思います。
    その頃学校の教科書でもCDでもバッハの作品を習っていた頃で
    自分からもバッハに興味を持ち出していました。
    きっかけは大切かもしれませんね。

  6. 【2202208】 投稿者: バイオリン  (ID:VVmCHrmui9I) 投稿日時:2011年 07月 13日 20:18

    今でも鮮明に覚えています。

    バッハインベンションの本を渡され、今度から勉強しましょうね、っと言われた時の事。

    お手本に弾いてくださった時も幼心にも「ステキ」と感じましたが
    その場で、「〇〇ちゃん、今、弾いてごらんなさい」と言われ
    たどたどしく弾いた瞬間(だったかな?)
    「好きだ!」と感じ、帰宅後 夢中になって練習しました。
    「この本、大好き」と直感するほどでした。・・・(小学生でした)
    3声の楽譜は、眺めているだけで楽しかったですね。


    苦手な子ばかりではないということをお伝えします。

  7. 【2202663】 投稿者: ピアノ教師  (ID:0c5oYWRGAEY) 投稿日時:2011年 07月 14日 08:47

    >バッハは10本の指隅々まできちんと独立していないと奏でられないですし、
    もしかしたら最高のエチュードにもなるのでは?

    私はここ10年程、バッハの平均律は最高のエチュードと思って、
    毎日の自分の練習に取り入れて来ました。

    特にフーガ。

    指の独立もそうですが、モチーフを聞き分けて、いつもそれに神経を集中し曲を紡いで行く面白さ・・・

    どなたかも書かれていましたが、自身も仕事でパイプオルガンを弾くことがあります(オルガンの専門家ではありませんが)。
    鍵盤の重みの無い分、違和感を感じることがありながらも、各声部を堪能しやすく、ピアノと違った面白さが(ピアノの様な減衰音ではないので)あります。

    ここでレスされている方々の御意見、
    どれも
    「あーそうだな~」
    と納得して読ませて頂きました。

    わたしは、やはり読譜力があり、きちんと練習の習慣のついている生徒さんには、最低2声はやって頂いています。

    3声は生徒さんのレベルで抜粋するか、ほとんどこなすか、ほとんどやらないか・・・
    これは、曲によってはプレリュードより難しかったり、フーガといい勝負の難しさのあるものもあること。
    そして、何しろ声部把握をして、形にするまでに、時間を要するので、好きでないと、単に長い道のりになってしまうからです。

    アンサンブルや、合唱のソプラノ以外のパートを楽しめるお子さんは、
    バッハを楽しめるかもしれませんね。

    バッハは、自分の音を聞く勉強の、原点だと思います。

  8. 【2203562】 投稿者: 小品集  (ID:Ts6fykcuXos) 投稿日時:2011年 07月 14日 21:47

    インベンションの前に小品集を弾いたのが私の初バッハでした。

    何十年もたって再開し、イギリス組曲のあと、平均律を弾いています。
    ああ、小品集は組曲へ続き、インベンションは平均律へ続いてきたな
    と長い道のりを振り返っています。

    バッハは得意ではないので、親しみやすい舞曲の小品集から始めてもらってよかったな
    とこのスレッドを見て今さら思っているところです。

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