先生が感じた女子美生の印象
受験する学校選び2
以前は偏差値表や大学合格実績を頼りにできるだけ偏差値や大学合格実績の良い難関校を目指すご家庭が多かったのですが、現在はお子さんの性格や目指す将来像に適した学校を選ぶご家庭が顕著になっています。
探究型の学び、グローバル教育、STEAM教育、リベラルアーツ等の教育内容やイベントが多く楽しそうな学校等の教育環境で選ぶご家庭が増えています。
社会や大学受験等が大きく変化する中、どのような学校を受験するのが良いのか、情報共感しませんか。
世界で挑戦する人がいることと、日本の最優秀高校生が海外大学へ進む人が増えていることは別の話でしょう。
そもそも後者を示す統計が必要です。文科省が把握している日本人学生の海外留学者数は2024年度に91,054人で、前年度比2.1%増。ただしこれは大学等が把握する留学全体で、StanfordやMITへ進学する日本の高校生が増えたことを示す数字ではありません。
まして、カズや久保のようなトップアスリートの海外挑戦を、大学進学の動向と同列に置くのも無理があります。
海外トップ大学を目指す高校生が増えること自体は良いことです。
ただ、増えていると言うなら、Stanford、MITなどへの日本人高校卒業生の出願数・合格数・進学者数の推移を出せばいい。
そこを示さず、個別の成功例から社会全体の傾向を語るのは、統計ではなく印象論です。
佐々木は5000万の学費免除、1700万の生活費支給。スタンフォードは日本のようなスポーツ推薦があるからね。
スポーツでも芸術でも世界トップレベル、何か一つ尖った才能がある人材が選抜される。もちろん英語力や学校の成績は必要だけど、尖った才能や能力のある人材を選抜するのが米国トップ大学。
スタンフォードの合格率は3%程度といわれる世界最難関大学の一つ。
スポーツ推薦があることと、米国トップ大学の選抜が尖った才能を最優先していることは別ですね。
Stanfordのような大学は、学業、課外活動、才能、人物面などを総合的に見るホリスティックな選抜です。スポーツはその一要素に過ぎません。
しかも合格率3%だから世界最難関、というのも入試制度を知らない人の議論ですよね。合格率は志願者母集団の性質と出願行動に強く左右されるので、単純な学力ランキングには使えません。
寧ろ米国トップ校の特徴は、学力試験一発で順位をつけないことです。
だから、スポーツでも芸術でも尖った才能を持つ人が入る一方で、それだけで入れるわけでもない。
佐々木さんのような特殊な才能を持つ学生を取り上げて、米国大学入試の一般論にしてしまうと、個別事例と制度設計を混同しています。
世界最難関だから凄い、ではなく、何を評価して誰を選ぶ制度なのかを見るべきでは?
スタンフォードは東大の約半数程度しか入学せず、1割程度はスポーツなどの推薦でも、東大よりトップ10%論文数が2.5倍ほど高く、ノーベル賞数は10倍ほど多く、研究力に秀でているだけでなく、オープンAI、アンソロピック、グーグルなどの創業者を多数輩出している大学。
なぜこんなに差がつくのだろうか。
差がついた理由を考えるなら、まず大学そのものの能力と、その大学を取り巻くエコシステムを分けたほうがいいでしょう。
スタンフォードが東大より研究力や起業家輩出で突出しているのは事実です。ただ、ノーベル賞の受賞数を現在の研究力とそのまま結びつけるのは無理があります。ノーベル賞は研究から受賞までの時間差が大きく、現在の研究力を測る指標ではありません。
むしろ決定的なのは、研究成果を企業、資本、人材、市場につなげる仕組みの差でしょう。
スタンフォードはシリコンバレーという世界最大級のテック集積地の中にあり、ベンチャーキャピタル、起業家、巨大テック企業、研究者、人材が大学を中心に循環している。大学で生まれた知識が論文で終わらず、特許、スタートアップ、資金調達、製品化へ移る速度が違う。
東大にも研究力はある。しかし日本では大学、企業、ベンチャーキャピタル、起業家市場の接続が相対的に弱く、優秀な人材が研究成果を事業化する経路も狭い。
だから差は、学生の頭の良さだけでは説明できません。
同じように優秀な人間を集めても、知識を企業と市場に変換する装置が違えば、30年後にはとてつもない差になる。
結局、スタンフォードが強いのは大学単体というより、大学を核に世界最高水準の人的資本と資本と企業が回り続けるエコシステムそのものです。






























