翼の翼｜掲示板スレッド

うちは中学受験を既に終えております。
最後まで１つの塾でしたが、６年になって掛け持ちで他塾に行く方や、塾から勧められた系列個別塾に行く方などがいて驚きました。
それから、自分のお子さんの成績が思わしくないのでどうしたらよいか生徒親に訪ねまくる方や、他塾の噂話を聞きまくる方、また、こちらが合格した後は全く連絡しなくなった方などいました。
いずれにしろ、教育熱がすぎて、その家族の考えがストレートに反映されるもの。その後の付き合いにフィルターがかかったり影響を与えます。
中学受験は本人だけでなく、親も含め、家族の戦いで、合否は家族のものだと強く思いました。

このスレの真下に、中学受験の進学先の嘘をつく子、というスレがありました。親の見栄や欲が、子供を知らずに歪めていきます。子供は知らず知らずに蝕まれていきます。この小説にありありと書かれています。翼くんが変わってしまったとママ友から言われるシーンで泣きました。子供の翼を守れるのは親です。

私は驚きの内容で、リアリティなく感じてしまいました。
息子さんの成績の急降下も、5年単身赴任後の夫の豹変ぶりも、パートもローンも、ママ友付き合いも、ママさんの性格も、極端な義両親も、、、どれもあまりにも極端に見えて。デフォルメされすぎているというか。
リアルというよりはどちらかというと、滅多ないレアケースの場合の話なのだと思いました。
よくある「実際にあった共学の事件を元にした小説」ってあるじゃないですか？ああいう感じに感じました。頻繁に起こるような普通の事件ではなくて、滅多に無い衝撃の事件で、だからこそその小説で描かれる人物はとても特殊な人で、不運な偶然が重なりに重なって、超レアな事件が起きてしまった。みたいな。

全体的にとても暗く、あれがもしよくある話なのだとしたら、ああいう家庭や子供がゴロゴロしているのだとしたら結構怖いので、やっぱり滅多にない衝撃事件を扱ったお話だと思いたいのですが。今どきはあれが割とよくある普通のことなんでしょうか？

リアリティないと言える人が羨ましい…

80年代ドラマだと、『不良少女とよばれて』は舞楽者である原笙子の自伝的小説が原作。『積木くずし』は実話を基にした穂積隆信による体験記。
でもね、極端すぎてマンマこの通りなんて人はほぼ居ません。

それと同じ事。

中学受験の一面を描いているけど、基本的に大袈裟で荒唐無稽。だってエンタメですから。
普通の人の中学受験を描いても面白くも何ともない。

スレ主です。
あの物語をリアリティないと笑える幸せなご家庭もたくさんあるでしょうね。
でも私にとっては我が家のことかと思うほど思い当たる節がありました。
なまじ低学年で好成績だったばかりに最難関合格の期待が膨らみ、それ未満の結果では満足できない気持ちになる。僅かな成績の低下やクラス落ちも許せず、失望や焦燥や怒りから大事な我が子に心無い言葉を浴びせてしまう。あとで酷いことを言ってしまったと後悔するのが分かっているのに、どうしても感情を押さえられず子供に当たってしまう。それでも子供は親の喜ぶ顔が見たくて、親に見捨てられたくなくて、無理して頑張ってしまうんですよね。我が子の笑顔がなくなって、どんどん無表情になっていくのをみると、どれだけ惨いことをしてるんだろうという気持ちになる。でも途中で降りることはできない。

失礼ですが、この話が我が家のことかと思えるのは、かなりの毒親ですよ?

周りもそうだ。普通の事だと思いたいのかもしれませんが、そんな事ないですから。
そもそも当たり前の話だったら、わざわざ小説にして刊行されません。普通の誰でも経験する当たり前の話に商品価値は無いのですから。