アートの才能を伸ばす女子教育
算数選抜、帰国生選抜 城北入試改革
2月1日午後に算数選抜、1月5日に帰国生選抜、と2027年からの城北中学入試改革の発表がなされました。どう思われますか?
ぱっと見ではインパクトのある入試制度の変更ですが、実質的な効果はそれほど大きくないと見ます。
帰国生入試の導入は、昨今の国際志向の高まりを受けたものだと思います。
ただ、いまの城北にそうした国際志向の強い家庭のニーズを満たすようなグローバルな教育環境が整備されているかといえば、なかなか厳しいと言わざるを得ません。
合格者の多くが、グローバルな教育環境を持つ他校へ流れていくようにも感じます。
算数入試については、同偏差値帯の他校(巣鴨や世田谷学園、農大一中、都市大付属など)で導入されている午後入試の後追いでしょう。
入口での見かけの偏差値は高くなりますが、実際の入学者がどれだけ残るのかは未知数です。
いずれにしても、英語や算数に強い生徒を受け入れるための施策になると思いますが、これらは一方で「英語しかできない」、「算数しかできない」生徒たちの受け皿になりかねない部分もあります。
こうした弊害を打破するためか、攻玉社の特別選抜は次の入試から一部で国語との選択制になりましたし、都市大付属や農大一中などではかねてより二科入試になっています。
入口を整備したとしても、中身がそれに伴わないのであれば、見かけだけの変更にとどまってしまいます。
この入試制度の変更を機に、カリキュラムや学校設備にもテコ入れするのであれば、名実伴う教育改革になるはずです。
帰国生選抜については、英語だけでなく英語・国語・算数の三科なので、「英語しかできない層の受け皿」という見方は少し違うのではと思いました。
また「城北は国際志向のニーズを満たす環境が厳しい」という点は、どの基準でそう評価しているのか気になります(教育内容・体制・実績など)。始まってみないと分からない部分も大きいですし、まずは制度設計と実際の運用を見て判断したいですね。
一般的な帰国生入試では、たとえ英語以外の教科が課されたとしても、一般入試で求められる水準よりも低いボーダーとなりやすいことは、他校の入試偏差値からも明らかです。
また、帰国生入試を専願で受験する場合、受験教科に社会と理科が含まれていないため、これらの教科をほとんど勉強せずに中学に入学することになります。
そのため、結果として帰国生が「英語しかできない層」となりやすいことは、受験界隈ではよく知られた話です。
海城や攻玉社、暁星といった古くから帰国子女を受け入れてきた学校も多く、また渋渋・渋幕や広尾学園といった国際色の強い学校が台頭するなかで、その方面で取り立てて特徴があるわけでもない城北が新たに参入したところで…という感は否めないように思います。
ご丁寧なご意見をありがとうございます。ご指摘の論点――帰国生入試では一般入試と比べて科目構成や到達水準が異なり得ること、また専願型の場合に理社の学習機会が薄くなり得ること――はいずれも理解しております。
一方で、入試制度は「入学後にどのように育てるか」という教育設計とセットで評価されるべきものだと考えております。帰国生が「英語だけになりやすい」という一般論は承知しつつも、それを既定路線として語ってしまうのは少し早いのではないでしょうか。制度の設計や運用、入学後の補完体制次第で、理社を含めた学力のキャッチアップや学習文化への接続は十分に可能です。
また、海城・攻玉社・暁星、あるいは渋渋・渋幕・広尾学園など、長年の蓄積やブランドを持つ学校が存在するのはその通りです。ただ、「先行校があるから後発は意味が薄い」と結論づけるのも、やや性急に感じます。各校にはそれぞれの校風・学習環境・通学圏・教育資源があり、帰国生にとっても選択肢は多いほどよい面があります。
城北についても、決して“特徴がない”学校ではありません。誠実に学力を伸ばす文化、男子校としての環境、理数の学習設計など、城北らしさは明確にあります。帰国生入試は、それらの強みと相性のよい生徒に門戸を広げ、学校全体の学びをさらに厚くするための一つの手段だと受け止めています。
もちろん、制度は実際の成果で評価されるべきです。現時点では、やる前から結論を出すよりも「やってみた結果」を冷静に見ていくのが一番建設的だと思います。懸念点があるからこそ、運用面(入学後の理社フォロー、学習到達の可視化等)をきちんと整え、成果として示す――その方向で見守りたいと考えております。
ここで指摘されているように、帰国入試や算数入試にはメリットもデメリットもあるし、他校の二番煎じであることもまた事実。
学校として固有の特徴があるのはどこでも同じなわけで、いくら「城北はほかとは違う、期待が持てる」と言ったところで、そうした言説には説得力がない。
いずれにしても教育そのものがどう変わっていくのかとセットで考えるべきかと。
ご意見ありがとうございます。メリット・デメリットがあること、他校で先行例があること、そして教育内容とセットで評価すべきという点には、私も基本的に同意します。
ただ、その前提に立つのであれば、「説得力がない」と切って捨てる言い方は少し強すぎるように感じました。現時点でそこまで断じられるだけの根拠が、少なくとも投稿内容からは読み取れません。結局のところ、今は誰も“結果”を持っていない段階です。だからこそ、期待する側も慎重に見る側も、断定ではなく仮説として語りつつ、運用と成果を見て判断するのが建設的ではないでしょうか。
「固有の特徴があるのはどこでも同じ」というのも一面では事実ですが、受験生・保護者にとっては、その“どこでも同じ”の中身(校風、学習環境、面倒見、進路指導、通学圏との相性)が実際の選択理由になります。そこを最初から無意味扱いしてしまうと、議論自体が前に進みにくいと思います。
私としては、ここは「黙って様子見」か「断じて否定」かの二択ではなく、懸念点があるなら具体的に挙げつつ、学校側にも運用で改善してもらい、数年単位で検証していく――その姿勢が一番健全だと考えています。































