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【1820080】在校生が答えます!

投稿者: SFC生   (ID:cfgR8IEzedI) 投稿日時:2010年 08月 10日 22:01

現在高校生の女子です。
何か受験に際しまして疑問・不安に思われていることや、校風、授業内容など私が答えられる限りお答えしたく思います。
どんな些細なことでも大丈夫です(^ω^)

お気軽にどうぞ^^/

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  1. 【2075955】 投稿者: スダジイ  (ID:.JoajWEd70w) 投稿日時:2011年 03月 28日 21:51

    私見ですが、ひとつ痛感することは、SFCは「勉強だけが得意な子」は求めていないということです。
    勉強に加え、小学校生活で何にちからを注いできたかを重視している、引いては、そのプラスワンの
    部分を塾生として活かして伸ばして欲しいと考えているように、私はとらえています。
    この点、飛行機雲 さんがおっしゃっている内容にも共感できます。


    話が逸れますが、うちの子供の部活では、練習試合でたまに湘南高校におじゃまする機会があります。
    他の県立名門校の何校かにも、同様にお世話になっています。
    同じスポーツに打ち込む高校生として、県立の生徒さん達は、いずれ時期が来ればそのスポーツをやめ、
    大学受験勉強に注力せねばなりません。
    これに対し、SFCの生徒は、男女仲良く、中高仲良く、(6年生の途中までですが)スポーツに打ち込み、
    慶應義塾大学という大前提の、その先にどんな将来を描くかによって、学部選択をしていきます。
    ずいぶん境遇が違うものだなぁと、いつも考えさせられます。
    両校の生徒さん達もお互い、何か感じ取るものはあるでしょう。
    この2つの生き方を、小学生時代に選択しなくてはならないのは大変なことだなとも思います。

  2. 【2077157】 投稿者: 湘南地区に住む男児の父親  (ID:XHauwS66FSA) 投稿日時:2011年 03月 29日 22:14

    スダジイ様
    御意見ありがとうございました。

    お子さんがSFCに通っておられる経験からのお話は大変参考になります。

    私は高校生の時、中学時代から続けていた軟式テニス部に所属しておりましたが、当時の顧問がとても優秀な指導者だったので、練習は厳しかったですが、その分試合では勝つのが当たり前という雰囲気で部活動はとても充実しておりました。(ご多分に漏れず、自由すぎる校風のため、あまり勉強はせず、部活動と年間行事に没頭しておりました。)

    3年生のインターハイ予選を最後に部活を引退し、夏休みは体育祭の準備に明け暮れ、秋の体育祭が終わった頃から目標としていた法学部に進学するための受験勉強を始め、運良く現役で東京の私立大学法学部に進学することができました。
    そういう意味では、スポーツやイベントにもとことん打ち込み、中学生の時から決めていた法学部進学の目標も追いかけることができたと思います。

    また、湘南高校は2年と3年でクラス替えがないので、2年間同じメンバーで年間行事(体育祭、合唱大会、毎月の対組競技)に取り組むため大変仲が良く、楽しかった思い出を共有しているため、現在でも毎年のように、担任の先生を囲んでクラス会が開かれます。
    そして、様々な分野で様々な立場になった同窓生と、何の気遣いもなく交流することができています。

    若干話がそれてしまいましたが、私の世代は、小・中は普通に公立校に通い、高校受験で自分の進むべき道をある程度考えて高校を選ぶというのが常識でしたし、同じ小学校から私学の中学に進学する子もいませんでしたので、「中学受験」というのが本当に「特別のこと」のように思っておりました。

    しかしながら、スダジイ様がおっしゃっているように、現代の子は、大学までの学生生活をどのように進んでいくか「小学生時代に選択しなければならない」というのが現実で、私のような古い世代の親には、子供に小学生の頃から受験勉強させなければならないということが大変悩ましく感じております。

    それでも、余りある中学から大学までの充実した学生生活、人間関係の形成がSFCにはあるのだなとだんだん感じられてきております。

    スダジイ様にお聞きしたいのは、SFCは「勉強だけが得意な子は求めていない」「小学校生活で何にちからを注いできたかを重視している」というお話でしたが、その「何か」とは、具体的にはどのようなもののことでしょうか?

    例えば、サッカーチームに入っていて小学生時代サッカーに打ち込んでいたとか、英会話を習っていて英語のコミュニケーション能力を備えているとか、そういうことでしょうか?

    また多くのSFC関係者の方の体験談をいただければありがたいです。

  3. 【2078565】 投稿者: 卒業生親  (ID:LXdmWs2.Nww) 投稿日時:2011年 03月 31日 00:10

    シャンメリー様のスレッドにも同じNHで思うところを書かせていただきました。

    私自身は、都内の国立高校の出身ですので、古き良き湘南高校の、ある意味理想的な姿を、想像することができます。しかし、これは、非常に優秀な素材の学生を集めたからこそ実現できた、教養主義的教育であり、自由な雰囲気だったのだろうと思っております。

    子供はSFCを卒業しましたが、思うところを。ご参考になれば幸いです。

    子供の受験時には、二次試験の時に、得意種目があれば、事前に申告し、実技を披露して採点してもらう、という科目がありました。これは、加点要素であり、やらなくてもいいし、やらずに合格する人も多数でした。陸上が得意な子はハードルを飛び、チェロが得意な子は演奏し、体操が得意な子は床運動を披露する、という感じでした。子供の場合は、ちょっと特殊な種目を続けており、申告しましたが、実技を採点できる教員が居ない、ということで、実技のかわりに、写真や症状のコピーなどをファイルにして提出しました。
    今は、このような追加の実技は無くなり、書類の提出だけになった聞きますし、子供のときでさえ、虔代表クラスでないとほとんど加点されないようだと言われておりました。しかし、あえてこういう試験をやる、というところに、学校側の価値観があらわれているように思います。

    授業のレベルは、非常に高いです。学習指導要領に縛られないことで、自由度が増し、先生方が各自工夫した教材が使われています。基本的には、自分で調べ、まとめ、ドキュメントにし、プレゼンする、という訓練を、多くの科目で受けることになります。子供が見せてくれた友人のレポートは、ある明治の文豪について書かれていましたが、彼の作品の評価が明治から現代にかけてどのように変わってきたか、社会情勢とどのように関係あったかを、膨大な参考文献を引用しながら考察しまとめたもので、大学の国文学の卒論のようでした(高校2年、理系に進学しました)。
    英語のα(上級)クラスは、英検一級以上の人が主導権を握っていて、インターを除き、ICU附属とともに、日本で最高のレベルと思います。大量の文献を読み、レポートにまとめ、プレゼンし、議論する、というサイクルで、知的nativeに対応できる英語力をつけてくれます。子供は、高校のときに、先生のお声掛けでαに入れてもらいましたが、半年以上、まったく歯が立たずに、ずいぶん泣いたようです。英検準一級を取ったころから、少し発言できるようになった、と言っておりました。


    ただし、SFCあるいは慶應に、ある種の制約があることは間違いないので、もし気になさるようなら、考慮が必要と考えます。

    ・慶應義塾大学は、圧倒的に文系学部の定員が多く、SFCから大学の進学先も、ほぼ比例します。やはり、三田の文系学部が本流、という感じはあるようです。
    ・理工学部は決してレベルが低いわけではなく、コミュニケーションなどは、日本をリードしています。しかしながら、大学院まで考えると、巨大施設を必要とする専門、ある種の材料、デバイス、シビルなど、は、旧帝大のほうがいいように思います。学生に対する教員の割合も、旧帝大のほうが多いです。
    ただし、大学の教員を志すなら、慶應の博士という学位は、見劣りすることはありません。
    ・実業界では、慶應か東大か、というのは、ほとんど関係ありません。しかし、ごく一部、東大ブランドが力を持つ場所があることは確かです。財務省で局長から次官を目指す、というようなご希望であれば、慶應よりも東大でしょう。
    ・医学部進学は、どこの附属もそうですが、けっこうきびしい競争です。7名程度の枠をトップクラスの学生が奪い合います。また、慶應以外の医学部への進学は、入試をまったく考慮しないカリキュラムゆえ、準備が非常に大変です。医学部をお考えなら、あまり強くSFCをおすすめしません。(ただし、矛盾するようですが、慶應の医学部に行くためには、もっとも楽なルートかも知れません)
    ・大学内で出世したければ幼稚舎出身、といわれているようです。確かに、塾長、理事、学部長などは、幼稚舎出身者が多いと聞いたことがあります。


    最後に、同窓会について
    三田会はいろいろな会社に支部のようなものがありますが、露骨に結束する、というよりは、愛校心がとびきり強い人が多い、という感じかな、と思っております。露骨に慶應出身者をひいきしたりする組織が多いとは思えません。
    ただし、医学部同窓会(三四会)は強烈のようです。このためか、慶應の医学部は、他大学に比べても、クローズな感じ(慶應以外の出身者が活躍しにくい感じ)がします。

  4. 【2079678】 投稿者: 湘南地区に住む男児の父親  (ID:XHauwS66FSA) 投稿日時:2011年 03月 31日 23:09

    卒業生親 様
    細かな情報ありがとうございました。

    先日会社の酒宴の席で、たまたま湘南OBの同僚と教育談義をしました。

    彼は、附属鎌倉小・中から湘南高校に進んだ経験から、将来は娘さんも湘南に入れたいと考えていたところ、残念ながら附属鎌倉小の抽選で漏れ、地元の公立小学校に入学し、2年生の時授業風景を見る機会があったとき、いわゆる学級崩壊の状態であることにショックを受け、このまま公立中学に進学させるのは危険だと考え、4年生から私立中学を目指して進学塾に通わせているとの話でした。

    この娘さんの場合SFCを目指しているというわけではないのですが、公立中から湘南高校を目指すという図式が崩れ去っていることを、湘南OBの父親から聞かされ、かなり公立中学に進ませることへのリスクを感じました。

    そして、私の観点としては、せっかく私立中学に入るなら、子供が充実した楽しい学生生活を送れ、友達にも恵まれ、ただ単に東京大学などの難関大学を目指して勉強させるという学校ではない学校に進学させてやりたいと考え、男女共学でアットホームな少人数、しかも卒業生親様の情報のように、質の高い学習環境が実現されているSFCは、小学生から受験勉強してでも目指す価値のある学校のように思ってきています。

    少しだけ気になるのは、前述の同僚が「SFCは、塾で一生懸命勉強した子が必ずしも合格できない(80%偏差値?が通用しない)学校で、試験も予想ができない特異な問題が出るらしい」と言っていたことと、私が息子はできれば理系学部に進んでほしいと考えていることです。

    理系学部の件は、勝手に私が思っているだけで、高校3年になった頃の息子がどのような選択をするかは分からないので、今心配することではないと思います。

    ただ、入試の内容(出題内容、二次試験)については、いわゆる進学塾に通わせたからといって合格できるか分からないという不安が大きく頭をよぎっています。

    スダジイ様が書き込みしていただいたように、正に「SFCは勉強だけができる子は求めていない」「小学校生活で何にちからを注いでいたかを重視している」ということなのかなと改めて思い、ではどのように子供を導いていったらいいのかと思案してしまいます。

    合格するために心がけること、対策などについても体験談を教えていただければ幸いです。

  5. 【2079962】 投稿者: 飛行機雲  (ID:7e6E8OLm9RM) 投稿日時:2011年 04月 01日 09:16

    SFCを受験されるご家庭で、勉強だけに力を注ぐという教育方針のご家庭はないと思います。
    校風や大学付属校である点、出願書類などから、唯一勉強にのみ価値を置くご家庭は進学校に目が向きますから。

    そのように様々な特技や才能を持った方々が、まず一次試験(筆記)で序列がつきます。
    私の勝手な推測ですが、過去の経験や周りの話から、ここである一定レベル以上は合格できると思います。
    その最上位層(塾の80%圏より上のように思います)以外は、二次試験のポイントが加算されて、再度並び替えが行われているように思います。
    ですから、筆記試験でかなりの高得点を取った方で残念になることはないと思います。

    問題は、80%圏あたりのお子さんで、一次試験ですくいとっていただけないと、もっと下の点数のお子さんが特技や英語力、面接などで高ポイントを稼いできた場合、逆転現象が起きてしまうのではないでしょうか。
    決して結果の読めない学校ではないと感じています。
    飛び抜けた学力も、SFCにとっては個性のひとつとして、一次試験で正当に評価されていると思うのです。

    また、SFCの読めない問題傾向ですが、こちらは気にしなくてよいと思います。皆さん同様にとまどわれますから。
    こちらは、普段どんなことを考え、どんな表現力を持つお子さんか、これまた隠れた個性を発見したいのだと理解しています。

  6. 【2080162】 投稿者: 桜並木  (ID:WYPO8THSlLE) 投稿日時:2011年 04月 01日 12:00

    >ただ、入試の内容(出題内容、二次試験)については、いわゆる進学塾に通わせたからといって合格できるか分からないという不安が大きく頭をよぎっています。
    >正に「SFCは勉強だけができる子は求めていない」「小学校生活で何にちからを注いでいたかを重視している」ということなのかなと改めて思い、
    ではどのように子供を導いていったらいいのかと思案してしまいます。
    >合格するために心がけること、対策などについても体験談を教えていただければ幸いです。



    対策として一番重要なことは間違いなく、学力をつけることのみと思います。
    他校と同様に、過去問分析およびしっかりと塾等で学力をつけるだけです。
    プラスアルファについては、新しく何かを始めるということではなくて、今までやってきたこと、
    これからも続けていきたいことを、本人が自覚しアピールすることしかできません。

    慶應大学へ行きたいから、だけではなく、勉強以外でやってきたことをこれからも
    継続したいと考え、そして継続させている生徒が集まっている学校です。

    国算英の帰国枠受験で合格をいただきましたが、親としてできたことは、
    出願書類を間違いのないようにそろえることだけでした。
    (記入欄も大きくて結構気を使いました)

  7. 【2080962】 投稿者: 卒業生親  (ID:LXdmWs2.Nww) 投稿日時:2011年 04月 02日 00:31

    みなさまの言われる通り、学力をつけることが一番と思います。

    ただし、入試の直前でドタバタしないいように、学業以外で力を入れた活動、その成果などを、少しづつまとめておかれるとよいでしょう。
    県大会クラスでなくても、学業以外もがんばったことをアピールすることは、マイナスになるはずはありません。

    そして、言葉で願書に書く裏付けとして、資料があったほうがいいでしょう。
    たとえばピアノなら、古い発表会のプログラム、学校のクラスで合唱を伴奏したときの写真、ローカルでいいのでコンクールの成績、など引っ張り出しておく、とか。

  8. 【2082580】 投稿者: 湘南地区に住む男児の父親  (ID:XHauwS66FSA) 投稿日時:2011年 04月 03日 15:22

    飛行機雲様

    確かに最高峰の大学への進学を目指すなら、男の子なら栄光学園か聖光学院を受験するでしょう。
    しかし、当家にはそのような考えは全くありません。
    ただ、SFCを目指すのなら、勉強以外の「何か」を磨かなければいけないということですね。

    桜並木様

    まずは「確かな学力」を身につけることが一番の近道のようですね。
    やはり4年生から中学受験に実績のあるSAPIXや日能研に入れて、SFC対策の勉強をしておくのがよいということですかね。(2011年の合格実績を見たら、SFCにはSAPIXから83人、日能研から50人と、合格者201人中2/3がこの2つの塾に通っていたお子さんのようです。)

    卒業生親様

    「学力」を養うとともに、「学業以外にも頑張ったこと」があった方がいいということですね。
    アピールできるような学業以外の活動は、うちの子に関しては今のところあまり思い浮かびません。
    サッカーが好きでスクールに通っていること(残念ながら選手になるほど上手ではないためチームには入っていません。)、鉄道が大好きでプラレールを自分の小遣いで買いそろえ、東海道新幹線の駅名はすべて言えること(駅名の漢字と地理はこの趣味で覚えました。)、読書が好きで特に偉人伝が好きなこと、工作が好きでブロックで色々なものを組み立てて作るのが得意なこと、こんな程度です。
    まだまだ他のお子さんが特技としてお持ちのようなものは何もありません。

    皆様いろいろなコメントありがとうございました。
    引き続き、SFCの良い点、またSFCを目指すのに磨くべき技能などを教えていただければ幸いです。

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