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投稿者: 読書 (ID:CrbNG1il8XI) 投稿日時:2006年 02月 20日 21:38
女子学院を第一志望にしている者なのですが、
塾の先生に
「JGが第一志望の子は随筆の本も読んだ方がいいよ。」
と言われました。でも、いきなり「随筆」と言われてもどの本が随筆かすら分かりません。
どのような本がオススメか教えてください。
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【334293】 投稿者: 「国家の品格」愛読者 (ID:MCPMJ8Nd7/2) 投稿日時:2006年 03月 28日 13:34
返信ありがとうございました。
在校生の親ではなく、JG在校生自身も先生のご講義を受けながらも、
自由にものを考え、意見をもっても大丈夫ですよね。
大人の言うことを、丸呑みにする年齢でもなくなってきますから。
世の中には、色々なものの考え方、思想、主義があるということ、
社会や歴史というのは、どの立場で見るかによって大きく見方が変わっていくこと、
それをまず知ってほしいと願っている親です。
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【336347】 投稿者: 悪書 (ID:Wjg5T6wQQxs) 投稿日時:2006年 03月 31日 10:22
「国家の品格」はとんでもない本です。
まず学者が書くものとは思えないあいまいさが散見されます。
それから藤原正彦は女帝反対論者ですのでこれから社会で活躍しようと
している女子学院の生徒、志願者には彼の思想は受け入れがたいものだと思います。
国家とは何か?何を指しているのか曖昧。
また、品格などというものは定義しようがない。
数学者は定義、論理を重んじますが、この本は定義がめちゃくちゃ。
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【336569】 投稿者: 無名の保護者 (ID:TREV9OfaRGo) 投稿日時:2006年 03月 31日 16:38
そういうことでしたら、むしろJGはもっとも適切な学校です。
色々な立場からものを見て、自分の頭で考える。個人的には、
多少キリスト教色が濃いのが気になりますが、まさに、そうした
教育を実践しようとしていると思います。 -
【336620】 投稿者: 国家の (ID:5KbMkPAcQ0g) 投稿日時:2006年 03月 31日 17:42
無名の保護者さま、ありがとうございました。
> そういうことでしたら、むしろJGはもっとも適切な学校です。
> 色々な立場からものを見て、自分の頭で考える。個人的には、
> 多少キリスト教色が濃いのが気になりますが、まさに、そうした
> 教育を実践しようとしていると思います。
以前、JGでイスラム教の東大教授による講演会が開催されたことを聞いていたので、
キリスト教の学校にしては、大変スケールが大きいと感嘆していました。
それでも、社会の入試問題をみて、ほんの少し気になっていたものですから。
無名の保護者さまの書き込みを拝見して、大変安心いたしました。
この社会には、多種多様な考え方があって、それを主張している人は、勿論自分に
「正義」があると信じている。
仮に、自分と相手とは考え方が違ったとしても、相手の「理」を受け止められる心の広い
教育をのぞんでいたので、無名の保護者さまの登場に、感謝、感謝です。
対立からは、調和や平和は生まれませんからね。
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【336837】 投稿者: 私も一言 (ID:2nbrDZ3sOPE) 投稿日時:2006年 04月 01日 00:59
クリスチャンではない保護者にとっては、キリスト教色が鼻につくというのは、
その通りです。行事は、みな、礼拝、賛美歌、説教。毎日、礼拝はあるし。
うちの娘も、お祈りのときの、ワンパターンの言葉を覚えちゃいました。
私も、歌えない賛美歌の口パクを何度かしましたした。学校説明会まで、礼拝から
始まりました。社会科でも、歴史とかキリスト教関係の話が多いなという感じは
あります。
もっとも、だからといってクリスチャンが多いわけではない、というか、生徒の中
にはほとんどいないのでは、という感じです。その意味でも、自由な学校です。
ただ、キリスト教とか、聖書を生理的に受け付けないというのなら、ちょっと
厳しいかもしれません(笑
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【338779】 投稿者: 悪書は良書を駆逐する (ID:l.alxjNodDs) 投稿日時:2006年 04月 04日 09:57
「国家の品格」という表現から私は最近のニュースを思い出しました。
ニセ科学のシンポジウムに関するニュースですが日本人が好きな
血液型占いをニセ科学であると一刀両断していました。
血液型占いと「国家の品格」。何が似ているのかといいますと、こじつけかも
知れませんが国家という定義可能なものと品格という定義があいまいなものを
結び付けている点と血液型という明確なものと性格というファジーなものを
結び付けている点です。
AというものとBというものを結び付けるにはAもBも明確なものでなければ
いけません。
少なくとも学者はそのようなプロセスを経て結論を出さないといけないと思います。
それはエッセーでもしかり。
それから藤原正彦は日本を特別な国のごとく扱う部分が多いですが、さまざまな国に
さまざまな文化があり、他国の文化を本当に理解しているか疑問です。
また文化が発生する背景に関しても素人です。
彼が重視している武士道なんてすごいと思いますか?
古い道徳観の押し付けにしか思えません、少なくとも私には。
男尊女卑ですよね、武士道なんて。おまけに「武士道とは死ぬことと見つけたり」とか
とんでもないです。
ところで、最近私が読んだ本で面白いのはアーサー・ビナードの「日本語ぽこりぽこり」
です。
23,4歳で日本語を学び、しゃべるのも書くのもすごくうまい。
これから語学を勉強する人の励みになるのではないでしょうか。
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【339161】 投稿者: 日本語ぽこりぽこり (ID:3XJj0D8aA.k) 投稿日時:2006年 04月 04日 21:50
私も読みました。
ラジオで彼の話を聞いてファンになっちゃいました。
この本は生徒に読ませても面白いですが大人も楽しめますね。
ビナードさんって教養もあるしユーモアもあると思います。 -
【423750】 投稿者: あの〜 (ID:kmpTeQ9/qho) 投稿日時:2006年 08月 15日 04:57
随筆というものが、心に浮かぶさまざまな思いを自由に主観的につづる…という点では、「国家の品格」もそう悪くはないと思います。藤原先生の文章にはユーモアもあり、なかなか魅力を感じているので。
ただ、この本を真剣に受け止めすぎる方が多いのは、驚きます。理由は、悪書は良書を駆逐するさんと同じです。
そもそも「武士道」自体も、上記のような意味での「随筆」と受け止めたほうがよいのでは、と思うところがあります。
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