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初めに知っておきたい高校は大きく分けて3種類

一番数が多いのは私立高校

高校は大きく私立高校・国立高校・公立高校の3つに分けることができます。都内の場合、私立高校の数が232校と最も多く、その分選択肢も広いといえます。
また3つの中で注目したい点は「学費」です。国立・公立と比べ、私立の学費は約2倍高くなっています。しかしその分、高い進学実績を出すカリキュラムや環境、施設・設備が充実しているので、有意義な高校生活を送ることができるでしょう。
※学習費は3年間の高校生活でかかる金額の目安です。

学校の特徴 学校数
(東京都の場合)
学習費
(3年間の合計)
私立高校 私立高校の最大の特徴は、「個性」です。各校で建学の精神に基づいた教育が行われています。 232校 約300万円
国立高校 国立大学教育学部の付属高校として、「教育学に関する研究・実験に協力」する「教育実験校」として設立されています。 8校 約130万円
都立高校 東京都が設置する公立の高等学校です。総合学科高校、単位制高校、科学技術高校、産業高校など生徒一人ひとりの能力や特性によって学べる教育が行われています。 186校 約150万円

男子校、女子校、共学校の特徴

ここからさらに男子校、女子校、共学校と、選択肢が分かれます。

共学校

首都圏の多くの高校は男女共学です。男子校、女子校と比べ自由で自然なところが特徴で、男女共に社会で活躍するのが一般的になった現代では、もっとも理にかなった学校の形態とみることもできます。公立中学から進む方にとっては、抵抗なくとけ込めるかもしれません。

男子校

男子校というとバンカラなイメージがあるかもしれませんが、時代の流れによって多様化した社会に対応できるような教育を行っています。また、異性の目から解き放たれるので、多感な時期にも自分を見つめ、自分の責任で行動できます。有名進学校も数多くあり、様々なことに挑戦し、打ち込んでみたい方におすすめです。

女子校

私立の女子校は、創始者も女性である場合が多く、「品格も知性も備えた女性の育成」など、現代にも通じる建学の精神を掲げています。共学校だと男子に譲りがちなリーダー役も率先して行えるので、自律心が自然と身につくのも女子校の特徴といえます。近年は、女性の社会進出を意識した教育を行っている学校が多くあります。