中学受験の「モヤモヤ期」を乗り切る方法(2ページ目)

昨年行った赤坂氷川神社の茅の輪

恥ずかしながら、まるみは昨年初めてこのような神事が行われていることを知りました。
きっかけは、娘の中学受験の「モヤモヤ期」です。

6年生の6月は平日3日に加え、土曜・日曜もテストや特別講習が入るように。習い事も続けていた娘は分刻みのスケジュールでした。

そんな時、テストの結果がこれまでの最低順位を更新し、クラス落ちを経験。

小学3年生の冬に入塾し、これまで比較的安定した成績を取っていたこともあって、本人は大きなショックを受けたようでした。

しかも、間違いが多かった算数の答案を見てみると、筆算の繰り上がりを間違えていたり、答えを答案用紙に書き写すときに0と6を間違えたりといった、ケアレスミスがほとんど。

今思えば「そんなこともあるよね」でよかったと思うのですが、娘以上に動揺してしまった私は、
「こういうのが一番もったいないよね」と言ってしまい……。

この言葉がけがよくなかったのか、娘は塾内のテストでもケアレスミスが多発するように。

「簡単な計算でも間違っているんじゃないかと気が気じゃなくて、何度も見直ししてるの。
そうすると、最後の方の問題を解く時間がなくなっちゃう。なんか、テスト受けるの怖くなってきちゃった」

そんなことを言い出すようになり、受験に対して前向きだった娘の気持ちが「モヤモヤ」しているのが分かりました。

夫に相談してみると、数日後に送られてきたのは「ケアレスミスをなくす……」のようなタイトルの付いた数冊の本。

いやいや。こういうことではないよな~と思いつつもページをめくっていると、隣で勉強していた娘が珍しく声を荒げて「そういう本、私の前で読まないでほしい‼」

家庭内の空気が一気に殺伐としたものに変わりました。

そんなことがきっかけで、まずは私が気分を落ち着かせようと神社へ。

この日出かけた湯島天神、赤坂氷川神社には境内に茅の輪が置かれていて、6月の晦日には「夏越しの祓」が行われることを知りました。