短時間で作る“それなり弁当”のポイント
私がお弁当作りで意識しているポイントは3つです。
その1)メニューは前日のうちに決めておく
早起きした朝は、頭が回転しません。メニューは前日のうちに決めておく。経験上、これが一番大事だと思います。
当日の朝に冷蔵庫をのぞくところから始めず、前夜のうちに使う食材を決め、段取り、味付けまで何となくシミュレーションしています。そのおかげで、半分寝ぼけていてもすぐさま調理に取りかかることができます。
その2)調理はフライパン1つで「焼くだけ」
火を入れるのは、なるべくメインの1品だけに。副菜は頑張らないと決めていて、前日までに茹でたり、煮たりしたもの、時には冷凍食品やお惣菜も活用しています。
メインも調理時間は10分以内。カットが必要な材料があればあらかじめ切っておき「焼くだけ」の状態に。手に匂いがつきやすい玉ねぎも、みじん切りにしておけば調理の負担がぐっと減ります。
その3)時間のある週末に茹で野菜を準備
頑張らないと決めている副菜ですが、それなりのお弁当に見せるには副菜の彩りが大事だと学びました。
メインは茶色になりがちなので、副菜はできるだけカラフルに。緑・オレンジ・赤・黄の野菜を使って作るようにしています。
緑色はブロッコリー、ほうれん草、枝豆、オレンジ色は人参、赤色はプチトマト、さつまいも、黄色はかぼちゃなど。これらの野菜を時間がある週末のうちに茹でて、ストックしています。
そのままお弁当箱に詰めたり、ごま、おかか、みそ、マヨネーズで和えたり、ベーコン、コーン、ウインナーと一緒に炒めたりすれば、あっと言う間に一品完成。栄養バランスも見た目もアップします。
私が作るのは料理上手な方がSNSでアップされているような、栄養も見た目もバッチリというお弁当ではありません。メイン一品に副菜をチャチャッと詰める“それなり弁当”です。
ですが、娘がいつも「今日もおいしかったよー」と言ってくれるので、それで良し。娘からの感想がないときは「今日、お弁当どうだった?」と聞いて、無理やり?褒めてもらっています。
そして、娘のためというより、私がおかずを詰める作業を楽しみたいので、お弁当箱を使い分けています。丸型、2段重ね、カフェ飯風の紙製容器、中身が見えておしゃれ感が出るプラスチックパックなど、100円均一で買ったグッズも活用。バリエーションを変えて、私自身がお弁当作りに飽きないようにしています。
そうは言っても、早起きがつらいなと感じる日も。
そんなときは、同じように朝からお弁当作りに励んでいる皆さんのことを想像し、私も頑張ろうと思うようにしています。
この4月から「お弁当仲間」となられるみなさん、よろしくお願いいたします!