受験学年の夏休み、体力面とメンタル面をどのようにフォローする?【future vol.4】

みなさまこんにちは。いよいよ夏休みが始まりましたね!昨年や一昨年とは違い、旅行を計画されているお友達もいる中での塾通いとなるので、子どもたちのメンタルフォローを去年以上に丁寧にしていきたいと考えております。

さて、今回は夏休みの過ごし方について書かせていただこうと思います。学習の仕方について、夏休みだから特別に何かしよう!ということは特に考えていません。塾で行われた保護者会での説明どおり、夏期講習の時間割に沿って課題を進めていけたらよいのかな?と、思います。

ただ、時間割どおりにすすめるにあたって大事なものが2つ。体力面とメンタル面のフォローは親の仕事だとおもっております。この2つが崩れると、学習面が崩れてしまいますよね。夏休み期間はお友達が楽しく過ごしている環境であったり、照り付ける太陽の日差しだったり、室内のエアコンの冷たさなどで普段以上に体力面、メンタル面、学習面の3つのバランスが崩れやすい時期だと、長男の中学受験期に実感しました。

長男が6年生のときの体験談

長男が6年生のときの体験談

昨年は長男が6年生でした。中学受験最後の夏!親子ともどもとても特別な意識をもって夏休みに挑んだのです。夏休み前に読解の題材に選ばれそうな本を下調べして準備しておいたり、1日のタイムスケジュールを作成し、部屋の壁に貼ったりもしました。

学校の宿題も早々と片付けようと、配布された日にできる限り進めましたね。結果どうだったか…長男も私も夏休みの前半でバテてしまいました(笑)

そんなにカツカツなスケジュールにしたつもりはなかったのですが、なかなか全く同じリズムで生活することは難しいですよね。中学受験していると大人びて見えることも多々ありますが、小学生です。きょうだいがお庭でプールをしていると入りたくもなるし、親としても毎日頑張っているから~と、「15分なら入っていいよ!」と言ってしまうものです。するとその15分はいつの間にか30分になり、思いっきりはしゃいだ後は睡魔に襲われ勉強に集中できるわけもなく…帳尻合わせを夜にする羽目になり、翌朝寝坊する。そして帳尻合わせができないまま我が家はもう1年経ちましたよ(笑)

でも、親が必死になってスケジュールどおりに行動をとらせたとして、本当にそれが長男のためになるのか…と、とても悩んだのもちょうど一年前の夏でした。当初のスケジュールどおりに生活は送れていないけど、毎日元気に夏期講習に笑顔で通って、帰宅したらごはんを食べて最低限の宿題をする。無理のないこの生活で合格をいただける学校こそが息子のレベルにあった学校のような気がして、宿題として出ていない課題(苦手教科や単元)に手をつけるのをやめました。

これが正解だったのかはわかりませんが、通常の夏期講習もお盆期間中の難関選抜特訓も楽しそうに通塾し、秋の偏差値は2~3ポイントアップで終えました。もしかすると、スケジュールどおりに学習を進めていればもう少しアップしたのかもしれませんが、親子共に疲れてしんどい夏になっていたと思います。だから昨年の夏休みの過ごし方はあれでよかったのだと思っています。

「今、ちょっと昨年の夏休みのことを振り返っているんだよね~」
長男「あ~楽しかったね!塾。また行きたいぐらいだわ」
「スケジュール作って、意気込んでいたこと覚えている?」
長男「あ~作ったね!今年も作ろうよ!」
「え?全然意味のなかったあのスケジュール表をまた作るの?」
長男「スケジュール表の中には理想の俺が住んでいるんだよ!理想の俺が壁に貼ってあると、時間の使いかたとか気持ちがぶれたときの道しるべになったんだよね~。チラッと壁を見て、理想の俺は今読書タイムなのか。じゃあちょっと読もうかな。って感じで100%こなせなかったかもしれないけど指針にはなってたよ?」
「え、ママ的にはスケジュール表は作るだけ時間の無駄だなって思っていたし、今年次女とは作るつもりなかったんだけど…。」
長男「塾では塾の友達がいるから流れにまかせて勉強しているんだけどさ、家では自分の意思で行動しないと何も始まらないわけ。だから意気込みを詰め込んだ理想の俺が存在するスケジュール表は、孤独を和らげてくれるんだよ。次女とも作ったほうがいいと思うけどな~」
「そっか…」
長男「そういえば、学校の宿題で夏休み中のタイムスケジュールをクロームブックで作るっていうのがあったわ!去年やっといてよかった!ちょっと変えたら使えるやん(笑)」
「そんな宿題も出ているの?じゃあ自分で頑張ってね。ママは手伝っちゃダメでしょ」
長男「え?一緒にやってくれないの?」
「当たり前やん!」
長男「宿題っていうこと黙っておけばよかった~!」

なんてことを、先ほどやり取りしておりました。長男の話を聞いて、今年も我が家は「理想の俺」ならぬ「理想の私」を掲示すべく、次女ときっと無謀に終わるスケジュール表を作成したいと思います。

メンタルフォロー

お夏休み明けの学校で土産話に参加できるように、塾以外の楽しい思い出作りも積極的にしたいと思います。遊ぶタイミングをしっかり親が管理すれば学習への影響も少ないのでは?と思います。

週に5日夏期講習があり、朝から午後までランチ持参となります。忙しい夏休みになりますが、休みの日の前日にレイトショーで映画を観に行くことや、お庭で花火をすること。休みの日の午前中にプールで遊ぶこと。塾の帰りにほかのきょうだいには内緒でこっそりアイスを食べにいったり、中学校のオープンキャンパスへ行った際に近くの観光地を散策したりお茶したりするなど、親子ともども息抜きになるようなことを楽しみたいと思います。

あとは、とにかく話を聞く!ついつい夏期講習での内容を聞きたくなってしまいますが、そこはグッと抑えて…中学校でしたいことは?といった受験後の話から、最近何色が好きなの?と、何気ない話も次女には息抜きになるようなので反抗期になって私に背を向けるまでは夏休みに限らず続けていきたいです。

体力面でのフォロー

勉強をするとすごく体力をつかいますね。勉強をした後に時間が空くと機嫌が悪くなっていくのは我が子だけでしょうか?我が家では勉強後すぐに高たんぱく質の食事を用意するようにしてから、勉強後の脱力感やイライラ感が減った!との声があり、ずっと続けています。

アスリート飯!とまではいきませんが、アスリート飯のレシピ本を参考にしてバランスの良い食事を用意し、「これは大豆からできていて~とか、この食材の栄養素は~と、なぜこのメニューにしたのか~など、ウンチクを喋る私に家族を付き合わせております。大半が聞き流されているでしょうけどね(笑)

まだまだ始まったばかりの夏休み。体調面に気をつけながら有意義な時間にしていきたいと思います。今回の最後までお読みいただきありがとうございました。また来月こちらでお会いできるのを楽しみにしております。

futureさん

futureさんのプロフィール

啓明館に通塾する5年生女の子(2024年中学受験予定)のママ。中学1年生になる男の子も小3から啓明館に通塾。4月から中高一貫校に進学しています。

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