受験勉強中の習い事は明確なルールとメリハリで【future vol.7】(2ページ目)

新5年開始直前に「プログラミングやりたい」と言い出した長男

新5年開始直前に「プログラミングやりたい」と言い出した長男

さて、前置きが長くなってしまいましたが、前回の記事で予告させていただきましたとおり、今回は「習い事や趣味との関わり方について」書かせていただこうと思います。

現在中1の長男は、小学校4年生の時点で塾しか通っておらず、ほかの習い事はしていませんでした。このまま習い事と塾の両立や、辞め時について悩むことはなく中学受験を終えるだろうと思っていたのですが、4年生の冬休みに突如「プログラミング教室に通いたい!」と言い出したのです。

学校の授業でスクラッチに触れて、もっといろいろやってみたくなったと…。興味をもってくれるのはうれしいことだけど、さぁ来月から塾では5年生! 通塾も週に2回から3回になるよ! っていうこのタイミングで言い出すか? って感じで、本当に悩みました。

でも、「中学受験したからやりたい習い事を我慢した」という長男の未来を作りたくないな。やらぬ後悔よりやった後悔でしょ! と、プログラミング教室に4年生の1月から通い始めました。ただ、いくつかの条件を出しました。

条件1. 1年間の期間限定! さらに続けたくなったら中学生になってから。
条件2. プログラミング教室を理由に塾の宿題をなおざりにしない!
条件3. 習うからには全力で! 目標を持って挑む!
条件4. とにかく楽しんで!

結果的にこの1年間、1レッスン1時間月に3回。とても有意義な時間の使いかただったと思えます。息抜きになれば~くらいの気持ちでしたが、プログラミング検定を2回(2つの級)合格し、通っていた教室で最短記録を樹立しました。中学に入ってからも、先生と生徒のやり取りや部活や委員会の連絡事項など、すべてグーグルクラスルームや学校のイントラネットを利用するので、戸惑う友達も多い中ブラインドタッチでサクサク文字を打てる長男は苦なくICT教育をスタートできました。

余談ですが、多くのお子さんはタブレットには慣れているそうです。でも、学校でパソコンを配布したときにキーボードが打てないお子さんが多かったとのこと。クロームブックを配布されたので、もちろん画面をタッチしても操作はできますが、夏休みのレポート課題の際はやはり文字を打つことになるので、キーボードに慣れていないお子さんは苦労されるそうです。ここまで考えてプログラミング教室に通わせたわけでもないのですが、通っていなかったらしんどかっただろうな~というのが正直なところです。

月にたった3時間。今となっては何をあんなに悩んでいたのだろうかと思う習い事ですが、きっと習っていなくてもその3時間はダラダラ過ごしただけなので、長男にはプラスに働いた習い事でした。