今回編集部は一般客には非公開の“知る人ぞ知る”同校の名物企画「クラスパフォーマンス」を取材しました! クラス企画とはまた違った生徒たちの熱いパフォーマンスは楽しさ120%。大いに盛り上がった当日の模様をご紹介します。
華々しいオープニングセレモニー

クラスパフォーマンスは1年生から3年生までの全クラスが出場します。それぞれ5分程度の持ち時間で、クラス全員が参加し歌やダンスなどのパフォーマンスを披露します。このパフォーマンスを見られるのは、生徒と保護者のみのため、一般にはあまりしられていない企画ですが、誠祭にはなくてはならない名物企画なのです。
クラスパフォーマンスが披露されるのは両日ともにオープニングセレモニーです。初日が1年生と2年生、2日目は3年生です。編集部では2日目の3年生によるパフォーマンスを見学させてもらいました。
2日目の朝、オープニングセレモニーに参加する生徒たちは衣装を着て、体育館に集合。舞台前にクラスごとに待機し、その後方は保護者席です。朝早い時間帯での開催でしたが、開場と同時に続々と場内に入場してきて、あっという間に席が埋まりました。
いよいよ開始という時間に一気に場内が暗転。それと同時に生徒席の中から黒いタンクトップを着た5人の男子生徒が登場し、ラップを披露しながら壇上に上がりました。とてもかっこいいラップパフォーマンスに生徒たちは大喝采。ラップを披露した男子生徒たちはそのまま進行役となって会場を盛り上げていました。


はじめに先生から2日目開催にあたっての注意事項があり、次に同校同窓会企画による日大明誠川柳企画の結果発表がありました。その後は軽音楽部によるライブパフォーマンスです。迫力ある演奏に会場内は音楽フェスのような盛り上がりとなりました。
クラス全員一丸となって取り組む高校最後のパフォーマンス
そしていよいよクラスパフォーマンスの時間です。3年生全9組、登場順に紹介していきましょう。

3年3組
クラス企画で出店している模擬店(ラーメン店)を企画し、メニューをつくるまでのドキュメント風に制作した映像作品を交えた舞台構成。映像作品は人気のレストラン・ドラマを彷彿とさせる作りでした。最後はエプロン姿の生徒たちが登場。

3年7組
登場した途端に大爆笑と歓声が上がった同組。男子はバニーガール、女子は黒いスーツにサングラスをビシッと着込んだ出で立ちで、キューティーハニーのテーマやモーニグ娘の曲に合わせてダンスを披露。会場全体を盛り上げていました。

3年4組
ディズニー映画の『トイ・ストーリー』をベースにしたミュージカル仕立ての作品。同校の近くには保育園があり、そのこともしっかりストーリーに組み込んでいました。おもちゃのキャラクターの再現度に「すごい」という声も聞かれました。

3年2組
映像とシンクロしたダンスパフォーマンスを披露した2組。7名の生徒によるダンスが終わるとスクリーンが登場。投影されたのは受験のため文化祭当日参加できない生徒のダンス。この映像も含めて最後に「クラス全員」で踊りを披露しました。

3年8組
同組もダンスパフォーマンス。ダンスと体操が融合した独自の振り付けで、会場全体を巻き込み、最後は総立ち状態で一緒に踊る生徒も見られました。最後には当日で18歳の誕生日を迎えたクラスメイトのお祝いもするなど多幸感にあふれたステージでした。

3年9組
将棋をテーマにした演劇風パフォーマンスでした。駒の種類ごとの動きと性質に、高校3年間の恋愛模様を融合した独自のストーリー展開。「なるほど」と思うエンディングに保護者席からも感心した声が聞かれました。

3年6組
同組もディズニー映画『美女と野獣』から酒場のシーンをベースにしたミュージカル風の作品でした。それぞれのキャラクターの特徴を捉えた扮装で、歌に合わせて踊る華やかなパフォーマンスでした。

3年5組
6組とガラッと変わって、サングラスと黒いネクタイにパンツスタイルの生徒たちが登場。『パーフェクトヒューマン』のダンスを完全再現したパフォーマンスでしたが、アクロバティックな動きも随所にあり、とてもダイナミックなステージでした。

3年1組
ディズニー映画『リメンバー・ミー』のテーマ曲に合わせたパフォーマンスでした。ギターの音色が特徴的なテーマ曲。登場人物に扮装した生徒の中にはギターの生演奏を担当する生徒もいて、しっとりとそれでいて楽しい演目でした。
編集後記
すべての発表が終了したあと、全力で取り組んだ生徒たちに会場からも惜しみない拍手が送られていました。パフォーマンスが終わった直後は模擬店の開店準備のため大急ぎで会場を後にする生徒の姿も。受験勉強やクラス企画などで忙しい中、今年で最後の誠祭ということで、どのクラスも清々しいほど振り切ったパフォーマンスを見せていました。
高校生の今しかできないことを全力でやりきった3年生たち。大切な思い出を増やして次の進路に向かって行きます。