日大藤沢の2025年度中学入試報告会&校内ツアーに密着!【エデュスタッフ訪問記】

日本大学湘南キャンパスに隣接する日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校(以下、日大藤沢)は、緑あふれる自然環境の中、東京ドーム2.5個分の敷地に充実した運動施設と最新の教育環境が備わった中高一貫校です。近年では受験者数・入学者数ともに増加するなど、受験生ご家庭にとって注目の学校です。
編集部では3月22日(土)に開催された入試報告会および生徒が案内する校内見学ツアーにも参加してきました。

次年度に向けた入試ポイントも紹介された報告会

次年度入試に向けてのスタートともなる入試報告会。保護者からの関心も高く、申し込み予約の段階では180組の応募があったそうです。当日、会場となった同校の講堂には多くの受験生親子で席が埋まりました。中にはお父さん、お母さんと家族揃って訪れている参加者も多く見られました。

“チーム日藤”でみなさんを育てたい!

入試報告会は渡辺博校長のあいさつからスタート。日大藤沢の教育理念やスクールポリシーの他、同校の代表的な教育でもある、日本大学生物資源学部との中大連携教育の一環で行われる中1農場実習の紹介、グローバル教育、大学合格実績について紹介がありました。

説明する渡辺校長
グローバル教育の取り組みを説明する渡辺校長

さらに今年2月の入試結果についても報告がありました。
2024年入試の志願者合計528名に対し、2025年は3回の志願者数合計で849名と321名の増加(増加率61%)。同校への関心の高さを示す結果となりました。

最後に「我々教師一同、チーム日藤で皆さんを育てたいと思っています」という力強い渡辺校長のメッセージで締めくくられました。

会場で過去問出題!51.8×5+2.48×50+0.234×500=?

沼尻和明教頭からはクラス編成や、海外からの留学生から学ぶ国内語学研修の取り組みについて紹介がありました。

また、中学1年生に受験のポイントについて聞いたアンケート紹介も。同校を選んだきっかけや、どんな受験勉強をしてきたのか、勉強のポイントなど参考になりそうな情報ばかりです。

さらに、「今日はお子さまが大勢いらっしゃるので過去問題を用意しました」と、国語、算数、理科、社会の過去から一題ずつ出題。どの問題も前述した中1アンケートで「入試で大事だと思った点(単元)」について聞いた中から、最も回答が多かった単元の問題です。

沼尻教頭の説明
社会の過去問を出題。教頭先生の問いかけに元気よく手を上げる受験生

例えば、算数は計算問題が一番大事という回答にちなんで四則計算の問題(見出しの計算)が出題されました。沼尻教頭からの問いかけに挙手で答えるお子さんたち。

そのほか、国語は漢字の読み書き、社会は歴史、理科は物理・化学分野の回答が多かったとのこと。沼尻教頭は「(このように)基礎力が一番大事ということがお分かりいただけたと思う。傾向と対策を知ってぜひ早めに取り組んでほしい」と受験生に向けて語りかけました。

日大藤沢が第一志望の受験生が多数

報告会の最後は広報部主任池田直哉先生から25年度入試の詳細報告です。同校は付属の小学校からの入学する生徒もいるため、中学校の募集人数は他校と比べると少ないのですが、近年では志願者が増え、さらに昨年は入学者も多かったため、25年度では全体の募集人数を60名から80名に増員しました。結果は冒頭渡辺校長からも報告があったように志願者が増え、さらに第一志望の受験生も多かったとのこと。

池田先生の説明
合格者平均点を説明する池田先生

さらに次年度の入試に向けて取り組むべきポイントを教科ごとに紹介。全体的には過去問で傾向と対策をし、問題に慣れることが大切ということに加え、どのような問題が出題されるのか詳しい紹介がありました。

校内ツアーに出発!広い敷地は見どころいっぱい!

報告会が閉会すると、中学・高校の生徒会メンバーが中心となって実施する校内見学ツアーも実施されます。編集部は中学校の生徒会長を務めた高校1年生のAくんが案内するグループに同行しました。

校内見学ツアーを案内するガイド役の生徒たち
報告会終了後、壇上には校内見学ツアーの案内役の生徒達が登場

見学ツアーはまず、外にある運動施設の見学からスタートします。担当するAくん案内で、体育館兼大講堂や武道館、中講堂、テニスコートをめぐり、1,200席の観客席を設けた400mタータントラックと人工芝のグラウンド(NFグラウンド)を訪問。広いグラウンドに保護者も感嘆の声を上げていました。またグラウンドの横には農場実習の体験ができる広い大学施設あり、報告会でも紹介された施設だったこともあって、受験生だけでなく保護者の方も興味深そうに写真を撮っていました。

校内を行くツアー一行
運動施設を見学

グラウンド観客席から隣接の農場を見る見学者一行
グラウンドの観客席から隣接の農場実習地を見学

NFグラウンドの中を歩く見学者一行
グラウンド内も歩いて見学し大きさを実感

生物室を見学する参加者たちの写真
標本がいっぱいの生物室

交換留学生との記念写真を見る見学者たち
歴代の交換留学生との記念写真を見学

購買部の見学も興味津々

その後校舎まで移動し、スチューデントラウンジ、図書室や生物室、高校、中学の教室を見学。食堂や購買部にも立ち寄りました。

保護者からは「どこから通ってくる生徒が多いですか?」という質問や、職員室のあるフロアに掲示された交換留学生との集合写真には「みんな楽しそうだなぁ」という感想が聞かれました。

生徒から見た日大藤沢の魅力とは?

見学ツアーの案内役を務めたAくんは中学1年から生徒会活動をしており、案内役は今回で6回目とのこと。

ツアー終了後にこれまでの思い出や日大藤沢の魅力についてなどお話をうかがいました。

エデュ:見学ツアーをする中で嬉しかったことはありますか。

Aくん:中学1年のときに、2回連続で同じ方を案内したことがありました。そのときの子が入学してくれて、僕の案内を聞いてこの学校に入りました、と言ってくれたんです。ほかにも3人くらいそういう出会いがあり、やって良かったなと、率直に嬉しかったです。

教室を見学する参加者達の写真
教室を案内するAくん

エデュ:Aくんから見た日大藤沢の魅力についてぜひ教えてください!

Aくん:中学・高校もあるのでNFグラウンドなど施設も大きいですが、とにかく学校行事の規模も大きいです。その分生徒全員の盛り上がり方も大きくて、とても楽しい。それが一番の魅力だと思っています。

特に体育祭、合唱コンクールはみんなで一致団結しようという気合もあって、放課後も残って練習するなど、生徒みんな力を注いでいるところがうちの学校の良いとろです。

A くんおすすめの合唱コンクールレポートはこちら>>

編集後記

報告会では中学1年生のアンケートや、入試問題の詳しい解説などもあり日大藤沢を目指す受験生にとってはとても参考になる情報がつまっていました。

また広い敷地を巡る見学ツアーは見どころ満載。文化祭でも同校の見学はできますが、

広い敷地と充実した学校施設を満遍なく見られるのは見学ツアーだからこそです。生徒たちが案内するので、気軽に質問できるほか実際に学んでいるからこその等身大の回答があることも魅力でしょう。

5月の学校説明会でもぜひ訪れ、同校の教育や充実の学校施設を体感してください。

校内ツアーで巡った施設はエデュログアルバムで紹介>>


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