中学受験、スケジュール管理におすすめの手帳は?(2ページ目)

アナログママ「受験手帳」

「アナログママ『受験手帳』」

アナログママ『受験手帳』」は、受験に特化した手帳がないので、中学受験を終えたお母さまがなんとご自身で開発したという手帳です。中学受験をする親御さんへのメッセージが手帳の中にちりばめられ、心遣いが感じられるというのも特徴です。他にはない手帳ということで、開発者の村上みゆきさんに、中学受験手帳の使い方や開発秘話を聞きました。
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Q:受験スケジュール帳を作ろうと思ったきっかけについて教えてください。

村上みゆきさん:私も主人も、中学受験の経験はありませんでした。こんな手帳を作るくらいだから、教育熱心で、相当できる子どもたち、受験管理ができていたママと思われるのですが、全く逆です。主人の転勤で全国をまわりながら、小学生の時期を福岡で過ごしていました。当初は学校の勉強に遅れないように、塾に通わせていたのですが、塾や友達の親から情報が入り、いつしか受験を意識して兄、妹と中学受験をするに至りました。中学受験を終え、子どもはもちろんですが、親がこんなに大変だとは思っていませんでした。終わった後に、受験に特化した手帳があったら、私のような受験ママにも何かお役に立てるかもと思い、「こんな受験手帳があったらよかったのに!」を形にしました。兄の受験時、私が仕事をしていたこともあり、自分の仕事、家事、お弁当作りに、送り迎えや、妹の習い事、主人の出張、夕飯がいる、いらない…目まぐるしい日々でした。中学受験は「親子の受験」といわれますが、栄養管理や体調管理とさまざまなスケジュール管理が非常に大変でした。

Q:受験スケジュール帳に込めた思いについて教えてください。

村上みゆきさん:わが子二人の受験を振り返ると、泣いたり、笑ったり、褒めたり、怒ったり、迷ったり、順風満帆な受験期を過ごせた訳ではありませんでした。当時、受験ママも何人かおりましたが、良くも悪くもわが子だけでなく、みなさんさまざまなドラマがあることも知りました。悩んだり迷ったりしている、お母さんも多いのではないかと思います。でも、今振り返ると、幼い小学生のわが子と同じ目標に向かい、親子二人三脚の時間は、本当に素晴らしい体験だったと思います。二度と同じ目標で走ることはないように思います。のちのち当時の日々の思いを、日記につけておけばよかったとの思いもあり、この手帳には一行日記をつけています。いつか一行日記を読み返してほしいです。親子の成長と、子どもとの思い出手帳というか「第二の母子手帳」のようになればいいなと思います。また当時、自分が中学受験をしていることを、人に知られたくない思いもあり、表紙はシンプル、受験項目は月間スケジュールの後に、人前でも開けるようにしたいと思い母親目線で作りました。

Q:受験スケジュール帳をどんな風に使ってほしいですか。

村上みゆきさん:受験スケジュールのページだけは、壁用に拡大コピーをおすすめします。その他はそれぞれでカスタマイズしていただければと思います。一行日記ではなく、スケジュールとして使っていただいた方もいらっしゃいます。私は仕事をしていたのもあり、受験の時期は、職場で試験料を振り込んだかな?願書の申し込みはいつかな?など常に外出先で予定を見ていました。私のようなアナログ派の方は、書き出すことで頭が整理できるように思います。

Q:受験スケジュール帳についてアドバイスをお願いします。

村上みゆきさん:この手帳は、小学6年生もしくは、中学3年生の親向けと思われがちですが、本当は小学4・5年生にもぜひ使っていただきたいです。この時期にしか学校見学に時間を使えません。4年生、5年生の時にどんな情報を仕入れて、書き留めていたかも重要だと思います。私もそうなのですが、メモをしたけど、そのメモもどこに書いたやら?になってしまいがちです。受験を考えたときから、使っていただきたい手帳です。また、最近では小学校受験・大学受験・保活・園見学にも使えるという言葉もいただいております。

中学受験を経験したお母さまならではの思いが、「第二の母子手帳」という言葉に表れていると感じました。中学受験は、親子が一緒の目標に向かって走るせっかくの機会ですから、手帳で思い出を形にできるとなおいいですね。

手帳次第で、スケジュール管理や中学受験に関する情報の整理もスムーズに行え、そして記念にもなる。ご家庭にあった使い方を考えてみるのも、中学受験を楽しむことにつながるのではないでしょうか。