【公立・私立の共学保護者座談会:後編】塾との綿密な連携とサポートで乗り切った中学受験(4ページ目)

情報収集、健康管理など親のサポートが重要に

エデュ:最後になりますが、共学を志望されている受験生保護者の方へアドバイスをいただけますか。

A 桜修館中学ママAさん:共学は別学と比べると進学校が少ないと思います。志望校を選ぶにあたっては、譲れない点はどこなのか、しっかり決めてブレないことが大事だと思います。

また子どもの体調の変化には注意を払いました。不調の兆候は早いうちにキャッチして、たとえ風邪をひいたとしても長引かせないように心がけていましたね。健康管理は大切だと思います。

A 市川学園中学ママBさん:受験勉強中はとにかく励ましてあげること。それと親の情報収集は重要だと思います。

それから共学の良さはやはり男子も女子もいること。女子だけのグループで固まることもないので、クラス単位で仲が良いようですよ。男女仲良く学生生活をおくれるのは、共学ならではの楽しさではないでしょうか。

A 広尾学園中学ママCさん:受験勉強は忍耐です! 模試の結果に一喜一憂しないことや、やる気を持続させる声掛けも親の役目かなと思います。

共学の魅力は一言でいうと多様性です。もちろん別学にもあると思いますが、性差による違いを日常生活の中で自然に体感できるのは共学ならではだと思いますね。

エデュ:共学ならではの良さや、受験に取り組む上での環境の違い、本人のやる気をどうやって引き出し、それを支えていったのかがよくわかりました。新型コロナで受験への不安を抱えている保護者の方も多いと思いますが、今回のみなさまのお話は、今、受験に取り組まれている親子にとってとても参考になるものだったのではないかと思います。
本日はありがとうございました。