中学受験 失敗しない塾選び!難関校合格のためのチェックポイント

多くの中学受験生は小学3年生の2月から塾に通います。塾のカリキュラムは3年で組まれており、同じ塾に通い続けて入試を迎えることがベストです。特に難関校を目指すのであれば、「失敗しない塾選び」は大切です。なぜなら転塾すると塾のやり方に慣れるまでに時間がかかり、ライバルに差をつけられやすいからです。
そこで、プロ家庭教師の西村則康先生にアドバイスをいただき、塾を選ぶ上でのチェックポイントをまとめました。

難関校を目指すなら絶対SAPIXなの?

多くの中学受験生が通うのはやはり大手塾です。

大手塾には、中学入試を長年にわたり研究し、取りこぼしがないよう作られたテキスト、そのテキストを履修するためのカリキュラム、学力の定着度を定期的に測るための計画的なテスト、志望校別に蓄積された情報があります。

これこそが大手塾に通うメリットであり、難関校を目指すのであれば最も享受したい点です。

大手塾の中でもSAPIXは、御三家を目指す受験生に照準を合わせてカリキュラムが組まれています。結果、男女御三家への合格者を最も多く輩出している塾です。

そのため、御三家をはじめとする難関校を目指すならSAPIXという認識が中学受験家庭にはあります。

それに対して、プロ家庭教師の西村則康先生は、「是が非でも御三家を目指したいという場合は、やはり合格実績の高いSAPIXに通うのが良いでしょう。ただし、SAPIXは学習量も膨大で、授業スピードも速い。お子さまの基礎学力のありなしや、性格によっては、負担が大きくなることもあります。」と指摘します。

SAPIXは、予習を一切行わずに、授業で内容を理解し、復習で力をつけていく塾です。そのため、授業での吸収する力、効率よく復習を行うことができる力が必要とされます。

その力があれば、SAPIXに向いていると言えるでしょう。しかし「ついていけないかも…」という不安あれば、他の大手塾も検討した方がよいでしょう。

まずは、大手塾それぞれの授業の進め方、方針を確認したうえで、お子さまに合っているかどうかを判断しましょう。