家庭教師をつける目的とは?
家庭教師に何を期待したいのか、まず整理してみよう

ご家庭が家庭教師に求めることは、大きくけると以下の3つにまとめることができます。
①教科の内容を補強して欲しい
②学習のプランニングや、やり方を教えて欲しい
③子どもの学習へのモチベーションを高めて欲しい
番号が大きくなるにつれて、要求される家庭教師の力量が高度になります。教科を教えて欲しい場合には、大学生のアルバイトで間に合うこともあるでしょう。
しかし、学習のプランニングを行う場合には、専門教科以外の教科に関しても、プランニングをできる力量が求められます。また、通塾しながら家庭教師を併用する場合には、各塾のシステムに精通している必要もあります。
さらに、学習へのモチベーションを高めるためには、子ども一人ひとりの特徴を感じ取ることができる感受性に加えて、改善策を提示できる経験値が必要です。
ご家庭のニーズとしては、①の方は意外に少なく、②もしくは③の方が多いです。
お子さまの学習へのモチベーションを高めたいというご家庭が多いのはなぜ?
子どもは元々好奇心の塊で、モチベーションがあるはずです。しかし、それまでの勉強でモチベーションを消失してしまっているケースが多いのです。
塾から指示を受け大量演習を繰り返しても成績上がらず、結果が出ないので、叱られているお子さまも少なくありません。こうした経験をすることで、モチベーションが下がってしまっているのです。
この場合に求められる家庭教師の力量は、「大量にある塾の宿題から重要なものを取捨選択し効率を図ること」です。
つまり量を減らして子どもの負担を軽くすることによって、モチベーションをもう一度高めるという作業をするのです。そのために、取捨選択する力と効率化する力が必要になります。