2021中学受験、2月入試で倍率に変動がありそうな学校(3ページ目)

2021年新設校・入試日程変更による入試の変化は?

新設校について

東京都文京区にある、「村田女子高等学校」は、2021年4月より、校名を「広尾学園小石川中学校・高等学校」に変更して共学化し、中学校の募集も再開します。
同校が11月4日に実施した第1回国際生入試(インターナショナルAG)では、出願者数が246と好調でした。

広尾学園小石川は広尾学園と教育連携校ということもあり、一般入試においても受験者を集めることになるでしょう。
というのも、広尾学園の受験生は、渋谷学園渋谷を併願校とすることが多いのですが、2021年の入試では、併願先を広尾学園小石川にする受験生が確実に増えるからです。

入試日程の変更について

2020年はプチサンデーショック(プロテスタント校が日曜礼拝のために、例年の入試日を変更するため、併願パターンが変わり影響が見られること)があり、青山学院が入試日を2月2日から2月3日に変更しました。2021年は元に戻し、2月2日となります。

恵泉女学園では、昨年の第2回の入試を2月2日の午後としていましたが、同校も元に戻し、2月2月の入試は午前となります。

元に戻るとはいえ、昨年実績が参考にならないため併願校を悩まれるご家庭も多いと思われます。よって予測がつかないという点で倍率の変動があるかもしれません。

森上展安(もりがみのぶやす)

森上教育研究所 所長
中学受験塾、私立中高一貫校とその父母向けのセミナー開催、ニューズレター発行、リサーチ・コンサルティング業務、またこれに関する執筆、講演活動を行う。