千葉県公立高校の入試制度、選抜の仕組みは? 2022年入試はどうなる?(2ページ目)

2022年入試はどうなる?

一般入学者選抜の日程

学力検査は2日間に分かれて行われます。1日目に国語、数学、英語の3科目、2日目に理科と社会、そして各学校が定める検査が実施されます。

2022年の一般入学者選抜日程は以下のとおりです。

内容 日程
入学願書受付 2/9(水)・2/10(木)・2/14(月)
※ 2/11は建国記念日(祝日)のため受付外
志願又は希望の変更受付 2/17(木)・2/18(金)
学力検査 2/24(木)・2/25(金)
追検査受付期間 2/28(月)・3/1(火)
追検査 3/3(木)
入学許可候補者発表日 3/7(月)

新型コロナ対策は?

2021年12月2日に新型コロナウイルス感染症防止対策に係る措置が千葉県教育委員会より発表されました。

発表によりますと、県立高校への出願手続きは、郵送による提出を可能としています。また新型コロナウイルス感染症の罹患によって本検査および追検査をともに受検できなかった志願者には、3月22日に特例検査を実施するとしています。(2021年12月6日追記)

2021年入試からの変更点:県立千葉で思考力を問う問題を初導入

【2021年入試からの変更点】 県立千葉で思考力を問う問題を初導入

千葉県教育委員会が2021年7月13日に発表した『令和4年度全日制の課程の「一般入学者選抜」の検査の内容等』によると、「面接」を行う学校は2021年では82校135学科でしたが、2022年は減少し、78校125学科で行われます。減少したとはいえ、最も多くの学校・学科で面接が行われます。

面接は複数人の面接官と生徒一人で行われる形が一般的です。質問内容は学校生活や家庭での学習習慣、一般常識など多岐にわたります。

次に多いのは「自己表現」で全45校63学科、3番目に多いのは「作文」で11校16学科となります。また、6校7学科では志願理由書の提出が必要となります。

「自己表現」は口頭での自己アピールやスポーツの実技検査など、受験者があらかじめ選択した項目で行うことが多い検査です。

さらに2022年の県立千葉高校の入試では、作文に変わって「思考力を問う問題」が初めて導入されます。問題は千葉県教育委員会が作成し、思考力や表現力が問われ、国語・数学・英語を軸とした記述問題になる予定です。

9月1日に、サンプル問題が千葉県教育委員会のWebサイトに掲載されました。(2021年9月1日発表、追記)
千葉県公立高等学校入学者選抜における「思考力を問う問題」のサンプル問題について

検査時間は3教科あわせて60分、 配点は100点満点となっています。同校を志望する場合は必ず確認するようにしましょう。

このように、千葉県公立高校の学力検査は、県内すべての公立高校で統一された問題が出題されます。一方で、学校設定検査は各校それぞれで、さらにその年によって実施する検査が変わる学校もあります。
志望校がどの科目を実施するか、最新の情報をチェックするようにしてください。

参考サイト
令和4年度千葉県公立高等学校入学者選抜