2022年早慶上理・GMARCH現役合格率が高い一都三県の私立中高一貫校(2ページ目)

注目の女子3校、合格実績にそれぞれの特徴が

注目の女子3校、合格実績にそれぞれの特徴が

早慶上理とGMARCHの両方にランクインした女子校、頌栄女子学院、洗足学園、鷗友学園女子の早慶上理の合格実績詳細と、教育方針について見てましょう。

頌栄女子学院は、帰国生が学年の約2割を占める学校です。5クラス中3クラスに帰国生を分散させて、1/3が帰国生という環境を整えています。そのため、一般生への影響も大きく、充実した英語教育のカリキュラムと相まって、全体的に英語のレベルが高い学校となっています。早慶上理の現役合格者数(早稲田104名、慶應義塾92名、上智147名、東京理科29名)で、上智大学が最も多いのはそういった理由もありそうです。

洗足学園も帰国生から選ばれる学校で、2022年入試では、20名の帰国生の枠に対し、169名が受験しました。グローバル化対応教育が充実していることも関係しているのでしょう。また、放課後には学習支援講座が設けられ、共通テスト5教科の得点率9割以上を目標に掲げて生徒の大学受験をサポートしています。早慶上理の現役合格者数では、早稲田116名、慶應義塾106名、上智71名、東京理科49名と、上智大学以外は頌栄女子学院を上回る実績となっています。

鷗友学園女子と言えば、「3日に1回の席替え」。たくさんの同級生と触れ合うことで、自分の居場所が見つけられるように、安心した学校生活が送れるように配慮がなされています。この方針によって、自分に自信を持てるようにもなり、学業にも大きな影響があることでしょう。

早慶上理の現役合格者数では、早稲田61名、慶應義塾50名、上智56名、東京理科63名と、東京理科大学の現役合格者数は頌栄女子学院、洗足学園を上回っています。実験・実習も多いなど理科教育が充実していることも理由としてありそうです。

■参照元
速報!2022年 東大・京大・難関大学合格者ランキング
頌栄女子学院中学校・高等学校 帰国生受け入れの取り組み
洗足学園中学高等学校 入試DATA
洗足学園中学高等学校 学習支援講座
鷗友学園女子中学高等学校 校長からのメッセージ
鷗友学園女子中学高等学校 特色ある授業 理科