【大学受験】公立校から京大に続々合格!西日本の注目進学校をピックアップ(2ページ目)

西日本で不動の地位を築いた有力私大群「関関同立」

一部の進学校に限定せず、全国津々浦々の高等学校を紹介したいという思いからスタートした関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)合格者数ランキング。東日本が出身地の方には馴染みが薄いかもしれませんが、関東のGMARCHと同様に、幅広い地域の学生をたくさん受け入れている難関大学群として評価されています。各大学を難易度や偏差値帯で比較すると同志社大学が若干リードしていますが、学部や受験年度によって幅があり、かつ各大学で取り組むカリキュラムの違いがあるため、どこが上位校であるという言い方はできません。

2023年度 関関同立合格者ランキング TOP10

学校の規模ごとに卒業生数は異なり、合格者数も当然それに比例するので、単純なランキングでは各校の特色を捉えることは難しいと考え、もう一つの視点として医学部医学科合格者数を追加しました。

医学部医学科合格者数でピックアップすると、帝塚山高等学校が一歩抜きん出ています。授業は男女別、クラブ活動や学校行事は男女合同という「男女併学」というスタイルを取り入れています。関東では、神奈川県の桐蔭学園中等教育学校や、東京都の国学院大学久我山中学高等学校も同様に男女併学校です。

合格者数が圧倒的に多いため、一見してマンモス校のように思われる須磨学園高等学校ですが、2023年度の卒業生数423名に対して関関同立の現役合格率は136%(578名)、ランキング1位にふさわしい実績を誇ります。ちなみに京大合格者数は21名、東大にも4名輩出しています。

ランキングされた学校のなかで唯一の男子校である清風高等学校は、私立大医学部医学科への合格者数が57名となっており、2022年度と比較してプラス40名という驚きの躍進を遂げました。既卒生の割合が大きくなっていますが、在学時の進学指導で目標校をしっかり定める方針が結果として現れているようです。