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しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。

【1175545】
スレッド作成者: しろくまさん大好き (ID:IdLPhqkt1Aw)
2009年 02月 06日 17:38

6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。

元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。

国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。

【1344031】 投稿者: しろくま   (ID:pmasX8OTJ7A)
投稿日時:2009年 06月 25日 18:48

 前にも申しましたように、みなさん塾をまだまだ活用しきれていないところがあると思うのです。
 こまめに足を運ぶフットワークは大切で、講師はもちろん、教室長さんや事務員さんにも「顔」を売っておくのは損はありません。
 面談も、「子ども抜き」と「子ども同伴」も、うまく使い分けて、教科別に一度全員の先生に夏休み前に面談してみるのもよいですよ。
 まだ新人講師時代に、おもしろい面談をしたことがあります。これは保護者の方からの申し入れで、国語と算数の先生と保護者の三人でお願いします、というものでした。どうも得意な教科と苦手な教科の先生を同時に並べて話がしたかったみたいなのです。よい意味で、まぁ、うまく保護者にのせられた、と思いましたよ。
 その場で、「国語の話、おれからもするわ、がんばるように言うよ」と得意な教科の算数の先生からも声をかけてもらえることが決まりましたし、こちらも講師間の連携がしやすくなるきっかけを与えてもらえました。講師控え室などでも、おい、あいつこのごろテストどうなん? と気にするようにもなりましたし、まだ新人だった私は、そのことを契機に、他の講師との連携の大切さに気がつき、以後、けっこう複数講師での面談をやりました。
 とくに子どもと得意教科の講師、不得意教科の講師の三者面談は効果ありましたよ。「ほめる」と「しかられる」がセットになっているわけですし、学習のバランスなどの指摘もうまくできました。好きな講師からの励ましや声かけなどは、保護者が思っている以上に(そして講師が思っている以上に)効果があります。
 夏休み前は、「気分よく勉強させる」「勉強に勢いがつく」というくふうが大切で、「おれってだめか」「わたしはもう無理かな」と本人には絶対思わさないように、うまく運んでやる必要があります。まさにその部分でうまく塾の講師を「利用」してほしいですね~
 夏休み前はとくに、苦手の追及ばかりではなく、得意教科をほめてやる、というバランスを忘れないようにしてやってくださいね。

【1345430】 投稿者: アップル   (ID:kniq6SMHD76)
投稿日時:2009年 06月 26日 20:38

しろくま様
はじめまして。最近、こちらの板を知った、東京在住、5年娘の母です。すっかり、しろくま様の狂信者になっております。(笑)


ご相談させて頂きたく投稿致します。
ただ、この板、余りの人気振りに量が多く、全て読みきっておりませんので、質問が重複していた際にはご容赦下さい。


娘は、大手塾に行っており、現在最上位クラス、都内64程度の所を目指しております。


4年時の国語は、65~75と全く心配しておりませんでしたのに、5年になってから55~63程度と全くふるいません。
特に説明文の時にガクンと下がります。


苦手の算数にかなり時間を割くため、国語まで手が廻らないのが実情です。
その算数も衰退の一途で...。4科の偏差値も4年時と比べてマイナス10ポイント近く。どんどん、志望校が遠ざかっており、あせっています。


そこで、夏休みにせめて少しでも元に戻したいと思っているのですが、その勉強方法についてご相談致したく。


実は、我が家は主人が、5年生は5年生らしい夏を過ごさせるべきと、拘束時間の長い夏期講習に難色を示し、受講しない事にしました。


そこで、夏の学習計画を私が立てたのですが、なにせ素人ですので心配です。
塾側にも計画表を見てもらったのですが、今一つの反応。


どうしても算数が中心になってしまい、又、午後はプールや外遊びや実験教室等、机上の勉強以外の事をさせたいため、国語の勉強時間は1時間ちょっとしか取れません。
夕食前の20分で漢字、その後50分間で、難関校で出題された問題集を購入し、説明文部分の長文読解を毎日させようと計画を立てています。


①まず、難関校で出題された説明文の長文読解をさせた方が良いのか、それとも、もっと簡単な読解から入るべきか?


②その問題集は30分で解くと目安が書いてありますが、到底無理なので、何をポイントとすれば良いのか?
(極端な話、読むだけでも良いとも思っています。)


③私が教える事が出来ないので、なるべく解説が詳細な問題集にしましたが、丸付け時には何を気をつければ良いのか?


まだまだ、質問したい事がある様にも思いますが、とりあえず。とりとめがない質問で申し訳ございません。

【1345676】 投稿者: しろくま   (ID:kCPzGxLzR0U)
投稿日時:2009年 06月 27日 00:18

「アップル」さま
 いえいえ、前レスを読むのもたいへんでしょうし、そちらはまたの機会にでも目を通していただければよいと思いますよ。重複する質問でもなんでもどうかお気軽にお声かけくださいな。
 こういう掲示板は便利なもので、関東だろうが九州だろうが日本全国、手軽につながることができ、多くのみなさんと出会うことができてしろくまはうれしいです。
 さて、関東の私立中学の国語の問題は、学校によってその特色が強く、クセのある問いも散見されますが、その分、志望校にあった対策も立てやすいともいえます。
 特定の学校に早い時期からきめられている場合は、そこの学校の傾向に即した演習を繰り返すことにより、国語が苦手な子でも、本番は意外と得点できる、という現象もみせます。
 四年から五年にかけて、比較的国語で得点できていた女の子が、得点を下げる理由は
① 文章が長くなった
② 問題文のレベルが高くなった
③ 国語にかける学習時間が低下した
④ 記号選択問題が増えた
⑤ 時間制限下の学習に適応できていない
の五項目のいずれか、あるいはその複合に原因を求められます。
 ①と②は、塾の国語学習のコンセプトとかかわるところで、低学年は低学年向けのオリジナル問題を配当していたが、小5からは実際の入試問題を配当しはじめる、という塾があります。女の子は、いったん「スタイル」が確立すると、次の「スタイル」への移行に時間がかかり、その間に国語の点数が低下する、という現象をみせます。
 これは時間が解決してくれます。原因は不明ですが男の子はわりと柔軟に対応できるのですが、女の子のほうが頑なな場合が多く、同じペース、同じ取り組み方、同じ解き方にこだわる場合もあり、低学年のうちに国語が苦手な男の子のうち、国語で得点し始める男の子が増えて相対的に順位を下げる(偏差値が伸び悩む)ということになります。
 ③は、まさにおっしゃっていることで、演習量が低下すると得点が下がるわけです。これも学習時間数が増える中で解決していけることです。
 ④に関してはお子さんによって違います。ただ、女の子はどうも冷酷に「切り捨てる」というのが苦手なようで、これもいけるのでは? と思いはじめると、文章中の「手がかり」を探すのではなく問題そのものを見つめて「迷って」二つまで絞れたのに違うほうを選んでしまう、と、なってしまうときがあります。
 ⑤は、とくに女の子に多いのですが「手がおそい」という場合です。
 どうも流れている時間が違うようで、ノートを開いて、えんぴつ取り出して、さぁ勉強、というその時間すらゆっくりしていて、チャキチャキしたお母さんなどは見ていてイライラするっ と、なってしまうような女の子は、時間制限内に問題を解ききれない、となってしまうわけです。
 以上の五項目をよく確認されたうえで、それらのいずれかに該当する子どもの夏休み中の国語の学習方法ですが…
 おっしゃるように夕食前20分語句、50分説明的文章に特化した長文読解、という方法は間違いではありません。そこで…
① 説明文の長文読解がよいか簡単な読解がよいか
② 制限時間内にできない場合、どのようなポイントで学習するか
③ 採点の方法はどうすべきか
 に関して
① 長文じっくり、短文たくさん、の原則で、できれば併用しましょう~
 「長文」のものは、あえて時間制限をせず、しかも問題をしぼって、1長文1題というような取り組み方をおすすめします。
 つまり、国語の「電話帳」(関西の塾の業界用語でいろいろな学校の過去問集のこと・分厚いからこう呼称しました)で、今日は「~なぜですか」という理由説明題だけしよう、と、理由説明題だけ選んで解いていきます。文章は、あなたのペースでよいよ、この問題だけ解けるように考えて読もうね、というところから入ってやります。
 つまりパターン認識にもっていく、という方法です。
 「短文」のものは、時間制限をして、しかも学年をあえて一年前に下げて(つまり四年レベルのもの)をたくさんやる、という方法です。
 夏休みにまとまった時間がとれるなら、「長文じっくり短文たくさん」という二本立ての問題演習を試みてください。
② 小学校の教科書の「説明文」を活用した訓練をしてみませんか?
 おっしゃるとおり、読むだけでかまいません。ただし、「読み方」をくふうしましょう。読みながら、「しかし」「だが」などの逆接語の後ろに線を引く、読みながら「指示語」が出てくるたびに、指示内容をたずねる、抜き出させる… 「は」という他と区別する副助詞で説明している箇所を抜き出す、などの方法をして読ませていきます。読むときにこのような作業を入れて読むと、意外と読書スピードも上がっていきます。
 また、一見逆のように思えるのですが、読書速度を上げる訓練は、「書く」訓練で対応できます。
 時間内に読めない子は、実は書く速度も遅いのです。
 「120~130字の文章を4分以内で書けるかどうか」というのを試してみてください。せかせるのではなく、まずフツーに「一度これを写してみて」とやらせてください。4分以上かかれば、その子は入試の適正読解速度に達していないはずです。4分以内に書かせる訓練をしていくと読解速度も速められますよ。
 さて、③の採点の方法なのですが… ちょっと問題によって変ったりするのでここでは説明しにくくて歯がゆいのですが…
 これもしろくまの定番ですが、文章レベルが高い問題は、「模範解答からの逆流」から入ってみてください。
 つまり、文章を読む、問題を教えて「この模範解答はこうなんだけれど、なぜ、こういう答えになると思う?」「こういう答えに解答作った人がしたのは、文章のどこを手がかりにしたかそれを探し出して」という方法です。
 この問題の答えはこうなんだけど、そうなる理由を考えながら読んでごらん、という訓練を続けると「解答のしかた」に気がつきます。女の子て説明文が苦手な子は「抽象化」が苦手な場合が多いのです。
 抽象化の話は、前レスにもありますので、一度目を通してみてくださいね。
 保護者の方もお子さんといっしょに解答して、お子さんと同じ立場で模範解答と比べてみるのも実は採点のコツになります。
 どういう思考過程でそんな解答になるか、自分の答えと比べるとお子さんの考え方が見えるし、模範解答の作者が、どうしてそうしたか、保護者自身も実感しやすくなります。
 長々と説明してしまいましたが何か追加質問があればどうぞ。
(追記)
 お父さまの見識はなかなか共感できます。小5のうちは、夏休みを過度に塾で過ごさせない、というのは一つの「判断」です。「あたえられた学習の反復」も大切ですが「自分なりに考える時間がある学習機会」も大切です。塾としては講習を受けてほしいところでしょうが、お父さまの見識を生かした夏休み中の国語学習は必ずできます。
 少し質問があるのですが、お通いの塾は「夏季休暇中の自習室」みたいなものは無いのでしょうか? 関西では、質問受けのできる自習室が塾で用意される場合が多いのですが… もしあればそういう自習室の活用もできるのですが… 苦手の算数など「演習→質問受け→再思考」をそういう自習室でできるのですが…
 

【1345871】 投稿者: アップル   (ID:HiiuifypuNE)
投稿日時:2009年 06月 27日 08:45

しろくま様
早速の、そしてうまく質問ができていませんのに、正にお伺いしたい所の回答を頂き、本当に本当に感謝、感激しております。


娘が熱望している学校の国語は、どうもクセがあるとは聞いているのですが、まだ過去問は早いと思い、目を通しておりません。
解かせると言うより、今から傾向を見ておいた方が宜しいのですね。見ておきたいと思います。


間違いはあるものの、いつも最後まで解ききっております。読む速度は問題ないと思いますがいかがでしょうか?
普段の読書量も、物語が多いですが、毎日、青い鳥文庫から、モモの様な難解な本まで読んでいます。


問題文の質が明らかに高くなっております。
何文字以上何文字以内で書け、と言う様な問題では、今までは感覚でわかっていた所もあり、そこを抜粋すれば点が取れていたと思いますが、まず、そこを探し出すのに時間がかかり、そこの部分をうまくまとめられないといった事態に陥っている様です。
又、書く速度が適正かどうかなど考えてみたこともありませんでした。やってみます。


記号選択に関しては、おっしゃられている通りで、かなり迷うみたいです。で、迷った挙句、結局違う方を選んでしまうみたいで...。


長文と短文を織り交ぜるのですね。長文だけと考えておりましたので、長文じっくり、短文たくさんは目から鱗です。
ご指示頂いた方法でやっていきたいと思います。
読み方にも工夫ですね。その様な習慣はついていないので、最初は戸惑うかもしれませんが、頑張ってもらいます。


模範解答から入るやり方であれば、私も指導しやすいですし、私も国語ならば少し一緒にやってみたい気がします。(算数はお手上げですが...。)二人三脚でこの夏を過ごす覚悟が出来ました。ありがとうございます。


さて、ご指摘の塾の自習室の件ですが、大手塾の中でも最近出来たばかりの小さい教室
でして、自習室の事を以前伺いましたら、教室数の関係で用意できないと言われました。
ただ、その時、算数が心配で、私も教えられないと塾側に相談した所、娘専用に夏休みの間2~3回登校日を設けて、質問日として頂けるそうです。
私もフルではありませんが、週3回働いているので、1日娘とつきあう事は出来ず、どうなることか心配は尽きませんが、本人はやってみる!と申しておりますので、娘のやる気と自学自習の習慣づけになる期間と割り切り、出来る限りのフォローをしてやりたいと思っております。


又相談事がありましたら、何卒宜しくお願い致します。
取り急ぎお礼まで。

【1345937】 投稿者: 中学生の母   (ID:tuNUoxU6oKo)
投稿日時:2009年 06月 27日 10:11

今年無事中学受験を終え、現在共学の中高一貫校に通う娘がおります。(N偏差値で55前後の学校です)
しろくまさんのスレは以前からよく拝見させて頂いておりました…(中学受験の頃より)。
受験勉強をしていた頃、娘はしょっちゅう国語で撃沈を繰り返しておりました。とにかく他の科目の足を引っ張ってばかり。普通女の子は国語で点を稼ぐのでは?と思っていたので、なぜうちの娘はこんなに出来ないのだろうと頭を抱えておりました。それなのに、志望校は特に国語の長文読解&記述解答がメインの学校だったため、正直学校選びを間違えてしまったかと焦りました。幸い塾の国語の先生に無理を言ってつきっきりで教えていただいたり、過去問の添削をお願いするなどして、どうにかこうにか受験を切り抜けたんです。
ところが中学に入っても相変わらず国語が奮わず、これまでに受けた中間テスト、業者テストなど全てのテストで平均点に全く手の届かない有様。国語の先生にも「完全に足を引っ張ってるね」と呆れられています。
思うに、娘は同い年の女の子と比べるとかなり精神的に幼く、特に物語文など主人公の深層心理を読み取るのがすごく苦手なようで、解答用紙を見てみると明らかにちゃうやろ~というトンチンカンな答ばかりで情けなくなります…。
小さい頃から読書が嫌い、最近はそれでも課題図書が毎月出されるので、通学時間や朝の読書時間を使って読んではいるようです。が、語彙力は全く上達せず、会話の内容も「ホントに中1??」と思えるような幼稚なものです。
数学や英語は今のところ問題なくついていけているので、国語さえ何とかなれば定期テストでもかなりいい位置につけると思うのですが、何をどうしてよいかわからず(受験期のように過去問をひたすら解くというワザ(?)もつかえず…)困っております。
他の皆様と重複した内容でしたらお許しください。いいアドバイスがあれば是非ともお願いいたします。

【1347067】 投稿者: しろくま   (ID:wMi5RVT1ha6)
投稿日時:2009年 06月 28日 18:56

「中学生の母」さま
 女の子だからといって国語が得意である、とは、もちろん限りませんよ。六年一貫校の女子中高におられる先生方の話を昔伺ったとき、あたりまえですが国語だって第一位から最下位までそろっているわけで、入学してから大学受験のときまで国語が不振、なんていう例はたくさんあるそうです。
 ただ、前にもお話ししたとは思うのですが、私の知り合いで大阪の某女子校で英語の教師をしている人の話では、年々、国語力が低下しているのではないか、とのことでした。
 国語力とは何か、という定義はともかくとして、昨今、学生の国語力の無さを実感しておられる先生も多いことは確かでしょう。
 ただ、しろくまは、わりと楽観的で、精神年齢の向上と、中学・高校生活の、たとえばクラブ活動や学校行事、さらには読書などを通じて、さらには「雑学」なども増えていけば、たいていの場合は一定の「入試の国語の解答力」は涵養されていきます。
 おっしゃられるように、「入試問題演習」などは、先で集中的にいくらでもする機会はあるわけですから、今は学校の先生のご心配はともかく、保護者の方があまり心配されて、へたにお子さんにプレッシャーをかけたり、テストの結果が出るだびに「国語が、国語が」と言うたりしてやらないほうがよいですよ。中3くらいまでは静観されていてもよいかとは思います。
 ただ、まぁ、英語や理科、数学と同様、国語も大切な中等・高等教育で学ぶべき教科のことですから、英語や数学は勉強するのに国語は勉強しない、というのは感心できません。
 国語教育、文章に接する機会は、やはり多く持たなくてはいけません。まずは、+αをお考えになるのではなく、学校の授業でとりあげる国語(現代文)の講義を大切にしてみましょう。
 まず、高校生でもよくいるのですが、現代文なんかやっても仕方ない、といって受験期でも「勉強」を怠ったり後まわしにしたりする者もいますが、それはやはり慢性的ま成績の停滞を招きます。
 学校の国語の先生のスタイルにもよるのですが…
A 「板書」中心型
 板書をとにかく丁寧に書き、解説してくださる先生がおられます。このタイプの先生の場合は、まず、ノートを二冊用意してください。一冊は授業用、もう一冊は家庭学習用とします。
 まず、講義をよく「聞くのと同時に」板書をしっかり写していきます。このときの記録は速く正確に。雑でもよいのです。色チョークの強調などはしっかり区別して書き込むことは必要ですが、とにかくお話と板書のスピードに遅れない…
 で、帰宅後、すぐに、それを家庭学習用のノートに、もう一度写すのです。苦手な子は「写す」だけでもかまいません。机上に国語の教科書を開き、手前に授業用ノートを左前方に配置し、右手前にまとめ用のノートを配置し、整理しなおす。教科書に出てくる漢字や文中で使用されている表現・慣用句でわからないものなどはしっかりそのノートに抜き出して整理していく…
 「その日のうちに」というのが大切です。まだ授業の様子が記憶に残っているときにそれをするのです。国語の学習、というより、先生のスタイルの理解、ということになってしまうわけですが、国語が苦手な子の学習の「きっかけ」としてはまずこのような「授業の再整理」から入るのがよいと思います。
B お話し中心、板書メモ型
 このスタイルの国語の先生も昔からおられますよね… 数行進んでは、それに関連する話をふくらませ、昔話から現代社会の様相まで、ありとあらゆる角度からその文章を説明していく… 外堀から埋めていくタイプの先生ですよね。板書はたいていメモ書きで、あくまでもお話の補助。楽しいといえば楽しいですが、塾の講義に慣れたお子さんにとっては、ああ、まぁ、国語の先生はこんなもんだろ、と思ってしまうパターンですね。
 このスタイルの場合は、ともかく授業は聞くことに徹して、教科書にひたすら書き込むやり方がおすすめです。ただし! なんでもよいから書き込めばよい、というものではありません。国語が得意なヤツとそうでないヤツの差はここに出るのですよね。
 幸い、中学入試というハードルを越えて合格した中学生は、あたりまえですがお勉強はある一定以上できます。ということは、国語が得意なヤツも必ずその中学には存在しているわけです。
 中学一年ということは少なくとも、第一学期の中間考査は終わり、私立ならば七月前半には期末考査がある… すでに外部模試も受けられているというならば、お友達で国語が得意な子くらい、何名かわかっておいでにはなりませんか? そういう子のノートを是非、見せてもらってほしいのですよ。共学ならば、国語が得意という男の子のノートはとくにおすすめです。
 抽象から具体、混沌から秩序、というノートのまとめ方は、国語の得意な男の子はびっくりするほどうまくまとめています。
 え、あの先生の話、こんなにまとめられるの?? というくらいうまくノートをまとめているハズです。
 こういうスタイルの先生の授業の場合、国語が苦手な子、とくに女の子のノートは「悲惨」ですよ… なんも書けていない…
 で、ノートしっかりとりなさいっ と、せまれば、
「だって先生、黒板書かないねんもんっ しょ~がないやんっ」と口をとがらせて言います。
 基本的に、しろくまは、今の時期は静観でよい、と思っているのですが、どうしても何とかしたい、とおっしゃるならば
 教科書をコピーします。そして、横書きのノートを上下の見開きにし、上のページにそのコピーを貼り、下を空白にします。
 で、こういうスタイルの先生の授業は、一言一句、そこに書き込み、黒板のメモ書きは、下のページに書き出します。文章のどの行のところでその「お話」や「雑談」が入ったかがわかるように、上のページから下のページへ線で矢印で引っ張り出して下のページに書き込んでいく… 雑でもよいからとにかくしっかり聞いて書き取っておく… 落ち着いてよく見直してみると、たいてい、一貫した話の流れがあって、無意味な話をされているわけではないのが見えますよ。
 で、過去の定期考査と対比させると、なるほど、こういう部分を問題にしているのか、と、わかる場合も多々あります。
 そして国語の得意な子のノートをみせてもらって(場合によっては最初のうちはコピーさせてもらって)、それをベースに定期考査の勉強をすすめてみる… 
 ようするに国語学習の「コツ」がつかめていないだけで、ほんとうに国語が苦手かどうか、中学生の一・二年でまったくわかりません。高校二年の文系理系に分かれたころくらいから、国語の得意不得意を語るほうがよいですよ~
 国語は、いろいろな要素がすべてそろわないとまとまった成績は出にくい教科です。数種類の長さの板で桶を作って、そこに水を注ぎ込むのと似ていて、読解力があっても語彙が少ない、語彙が多くても精神年齢が低い、となると、その「板」の一番低い部分までしか水が入らず点数にはつながらないのです。じわじわ国語ができるようになる、というより、板の高さがそろったとたん、突然数字が出る、という現象をみせたりします。
 お子さんは、何か興味がある分野、趣味などがありますか?
 天体が好き、という子は、天文学の本を読ませればよいのです。歴史に興味があればそれに関する本を読ませればよいのです。コミックはまったく賛成できませんが、「読書」ならば興味のある「偏った分野」の読書でも「読解」の力は養えます。
 そういう「偏読」も苦手な子には突破口になる場合もあります。
 いずれにせよ、次は大学入試です。すそ野を広げて、縦に数字が伸びないことに悩まれず、知識が教養となるような、横に広がった学習をしていきましょう。

【1347158】 投稿者: 中学生の母   (ID:j5NXwQbcO8c)
投稿日時:2009年 06月 28日 21:46

しろくま先生、アドバイス本当にありがとうございます!
じっくり読ませていただき、いちいちなるほどなるほどとうなづいてしまいました。
まずは「静観」せよとのこと、この言葉に少し救われたような気がします。おっしゃるとおり、あまりの成績の悪さに「次こそ国語を何とかせい!」と言い過ぎて、娘に必要以上のプレッシャーを与え続けてきました。これではいけないですね、反省します…
それと、先生の授業タイプによるノートの取り方について、大変参考になりました。おっしゃる通り、これまで何度かテストを受けて、クラスでも国語がよくお出来になるお子さんがいらっしゃることがわかっています。まずはそのお子さんにノートを見せていただくよう娘に言ってみます。そして、少しずつ自分でも上手にノートが取れるようになってくれればと思っています。
ちなみに、読書嫌いの娘が唯一興味を持っているジャンルは、今は専ら「サスペンス小説」です(泣)親自身が西村京太郎や森村誠一を愛読しているからでしょうか。心に染みる文学作品などは「しんきくさい!」といって読もうともしないんです。これでは語彙力もつくまいと情けなく思うのですが、何も読まないよりはマシかと思い、それこそ「静観」している次第です…。
あと2週間で期末テストが始まります。結果に一喜一憂せず、少しずつ前へ進んでいけるよう、娘の努力を見守っていこうと思います。
この度は色々と本当にありがとうございました。また何かありましたら、ご相談させてください。

【1347740】 投稿者: しろくま   (ID:3/.WEwLGE7w)
投稿日時:2009年 06月 29日 13:21

「アップル」さま
 読む速度は、問題を解ききっているうちは何も問題は無いと思いますよ。ただ、今はだいじょうぶでしょうが小6になると、文章の量も増えて模試でもかなりの長文が出されます。小5の夏休み以後、秋くらいからボツボツ本人の適性解答速度よりも少し長い目の問題文にも慣れさせてやってください。
 記号選択問題こそ模範解答からの逆流方式が有効ですよ。模範解答はこうだが、なぜ、模範解答作成者は、これを選んだのか、これを選ぶ根拠を文中から探し出そう、というやり方を重ねるうちに、記号の選び方が身につくようになります。
 国語が苦手な子は、受験予定校の入試問題が、どんな形式か、どんな内容か、を早い時期から調べておいて損はありません。まだ解かなくてもよいが、少なくても何分あるか、記号選択中心か記述中心か、語句の問題数にしめる出題数はどれくらいか、などなど、あらかじめ保護者が知っておいて、模試や小テストの「見直し」の力の入れ加減を調節する、というのも大切な学習姿勢です。
 難しいものは解けなくてもよい、でも、誰もが解ける問題は落とさない、というのが苦手教科への取り組みの基本です。小5の今からでも、実際の入試には保護者は目を通しておいて損はありませんよ。
 蛇足ながら「みなさま」へ
 小学生くらいになると何か趣味やら興味のある分野、理科でも歴史でもいろいろあると思うのです。もちろん中学生になってもそうでしょう。いっそそういう分野の読書をさせてやってください。
 ミステリーや推理小説が好きなら、おおいに読ませてやってください。いっそ何か短編ミステリーくらい書いてみない? と水を向けてやってみてはどうでしょうか。作文の練習にもなりますし書くことのアレルギーがなくなります。
 苦手な子は、逆にいえばまだまだ国語の「のびしろ」があるのです。いろいろ試して前に進めてやりましょう。算数得意でも100点満点で120点はとれません。でも国語40点の子は、あと20点くらいは加算可能です。あきらめず、その子にあったいろいろなことを試してみてやってくださいね。何度もいいますが、中学入試の国語は、小学生にはもともと無理なことをさせているのだ、という前提に立ってやって、点数出なくても頭ごなしに叱らないでやってくださいね。

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