女子美の中高大連携授業
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
付け足しですが、今はこのようなだらだらの勉強方法でもなんとかなっているようですが、高学年になると周りの皆さんがよく勉強されるので、成績が急降下するのではないかと心配しているのです。
中学年の頃はこんな感じでも、高学年になると、もう少し必死に勉強するようになるのでしょうか。
「聞いてください」さま
まずは入試が終了しておつかれさまでした。そして合格おめでとうございます。
塾の講師時代、「大学への道」という話をしました。
① 公立中学→公立・私立高校→大学
② 併設附属中学(→附属高校)→大学
③ 私立中学(→私立高校)→大学
①は、国立大学の附属中学・高校を含めたルートです。②はエスカレーター校で③は6年一貫校の進学校のルートです。
で、将来の「大学」をどうするかの設計図から、どの道に進むかをきめましょう、という話から入ったわけです。
実は、とくに大阪などは①のルートはけっこう大学への図太いルートでした。30年以上前は「定番」といっていいでしょう。各学区の1番手校はもちろん、3番手校くらいまででも国公立大学をふつうにねらえていました。
ところが京都と兵庫県の一部は違いました。総合選抜制度の良いところはこの際抜きにして、その制度を嫌った人々が私立中学入試に力を入れていたのです。
京都・兵庫と大阪の「私立中学受験」に関する微妙な「温度差」の原因はここにあり、現在でもその影響が各学校のあり方に残っています。
少し話がズレましたが、現在は、大阪の私立には、ある一定以上のレベルの生徒たちが確実に増え続けていることはたしかです。その程度なら公立高校でもよいやん、とばかり言うてられない学校たくさん増えてきています。学校ごとの予備校の模擬試験の結果など、私立が優勢傾向なのは確かですから。
だってあれだけの受験勉強した子たちが入ってきているのですよ。最初のアドバンテージはやはり大きい。ただ、その遺産だけで一年すごしたりしてしだいに差ができていくわけです。
第一志望でも第二志望でも、はたまた第三志望でも、そこで一定の勉強をしていれば、中学・高校在学中にめざすようになるであろう大学への合格・進学は適いますよ。
それに、子どもの「今日の」志望が、「明日の」志望と同じとは限らない。
学校に入り、色々なことを学び、経験し、見聞を広げていくうちに、色々な価値観を育ててきて、ほんとうに自分のやりたいことに気がつくわけです。
理系と思っていた子が急に文系、文系だと思っていた子が急に理系、とかいう変化があるのですよ!
せいぜい親が今できることは、いったいこの子は何を言い出すようになるのやら、と心構えをしてその言葉を待っているだけのことです。
でもそれでいいではないですか。
そのとき、待ってました、そんならど~んとまかせなさいっ ていえる親になれるよう、保護者自身も精神的骨格を太くしておきましょうよ。
「しろくまさん、お願いします」さま
やる気を出させる…
すべての教育分野の永遠の課題です。
スポーツでも勉強でも、はたまた大人になってからのお仕事でも…
誰に聞いても、「本人しだい」「そのうち自覚するようになる」という答えしか歴史的に出てきません。でもね…
塾の講師時代に「やる気」の話を3つしました。
まず第1が「火」の比喩。
火がつかないと燃えませんが、可燃物が無いと火があっても燃えません。
火がつくのは「本人しだい」ですが、可燃物を親が用意することは可能です。
「動機付け」の強弱とはすなわち「情報量」の多少なのですよ。
勉強せいっ 勉強せいっ こんなことでどうするのっ て叫んでも断言してもよいですが子どもは「やる気」を出しません。
モノで釣ってやろうか、ニンジンぶらさげて走らせようか、というのも一つの動機付けですが、それは火の勢いを強めるだけの効果であって、やる気が出るか出ないかの問題では実はないのです。
モノで釣ると、またより大きなモノを用意しないと動かない… 火が強くなるから、強い火でも持続的に燃える可燃物を用意しないとならなくなり、かんたんな可燃物なら一瞬で焼き尽くすことになってしまう… お金やモノで釣ると失敗する所以です。
多くの「情報」がすなわち「可燃物」なのです。
塾には、同じ中学をめざす生徒が多くいます。これも可燃物。親より周囲の友達の影響を受けます。
イベントや模試にも積極的に参加させる、これも可燃物です。
文化祭も含めて、行きたい学校を見に連れて行ったことはありますか? 実際に本人が「見る」、その学校の「空気」を吸う、という経験は可燃物です。
どんな中学があって、自分の成績と偏差値表の細かい対比、あなたのレベルは今はこの中学ね、この教科だけならこの中学合格ね、みたいな数字とデータをそろえた話をしていますか? これも可燃物です。
本人が好きな、話題によく出てくる講師にお願いして、声をかけてもらっていますか? これも可燃物です。
火そのものに気をとられて可燃物の準備を怠ると、中学入試への準備が遅れてしまいます。
第2の話は「緊張と緩和」の話です。
やる気が起こらないのは、そのしようとしていることに「断絶部分」が見えないときなのです。
なんか永遠に続くような感じは、子どもは苦痛です。
それをやらせることばかりで、その後の「何か」の「空白」「断絶」を提示してからそれをやらせていますか?
これがすんだら○○ね、これがすんだら××があるよ、ということを必ず明言しておかなければならないのです。このクセを低学年からつけておいたら楽だったのですよ。
かんたんなことでよいのです。この計算練習が済んだらケーキでも食べようか、今日の模試が済んだらみんなで焼き肉でも行こうか、この勉強済んだころに見たいテレビ番組の時間にちょうどなるね、という一言は、誰でもできるけど、受験に燃えている親が忘れてしまう部分なんです。
達成感は、「空白」と「終了」部分にあるのです。そこに彩りがないと空虚な受験勉強になってしまいます。
第3の話は「早期撤退」理論です。
これまたかんたん、イヤになる前にそれをやめる、ということです。
どうも受験に燃えている親は、「良薬は口に苦し」とか「臥薪嘗胆」とかそんな言葉が好きで、努力と進歩、成長と苦痛は同値に錯覚しがちです。
勉強は「修行」ではありません。苦行をしたから悟れるものではないのです。
計算練習をさせる、おまえはミスが多いからもっとやれ、さらにやれ、どんどんやれ、え~も~ええやんっ 何言うてんのっ まだ始まって30分やんかっ
という親子ゲンカが始まってしまって計算時間よりケンカの時間が長くなってしまう…
やる気がないときは、しつこくしつこくそれをさせないで、すぐに違う「次」をするのですよ。前にも言いましたが、こまめにたくさん回転させる、という作戦をとりましょう。
強制も子どもには必要で、言わないとやらないのは子どもです。でも、やらせ始めた後の「終わらせ」方に少し気をつかってやってください。
達成感がある終わらせ方をしてきてやったか、次にやる気がなくなるような終わらせ方をしていなかったか…
やる気に関しては、子どもに無い無いっ と言うほど、親が子どものやる気を削いでいる場合のほうが見受けられますのでご用心ください。
「南」さま
仲の良い親子ってよいですよね~ よいじゃないですか、国語で点数とれないことは、それと引き替えなければならないくらいのことですか~
国語ができないのは精神年齢が低いから、という持論には確固たる自信がありますが、これは同時に
「ほっといたら勝手にできるようになる」
という意味も込められています。
子どもの成長と社会的経験、いろいろな興味、などから精神年齢は高まって、国語で得点できるようになるのですよ。
ただ、次の大学入試のためには、ほんとうに色々な知識の蓄積ができる機会を与えてやってほしいのです。
精神年齢の低いことを逆手にとって国語力を高める作戦も、実はあります。
精神年齢が低いときって「好き」「嫌い」が教科の得意・不得意に直接的に反映します。
塾で講師をしていたときの「逸話」だけでもきっと電話帳くらいの厚さになるくらいのネタを私は持っていますが、「昆虫少年国語大ブレーク事件」はよくおぼえています。
理科が好きで好きで、ほんとに理科しか勉強しない… 将来、昆虫学者になるにはどうしたらよい? というから京都大学の理学部か農学部が虫の研究で有名だよ、と言うたら、もうその気になって理科および算数ばっかりやるようになった小5の塾生がいました。
ところが、まっっったく国語ができない… というかしない… 勉強0!
そんな子が、国語の模試で突然とったことのない90点!
せんせいっ せんせいっ!
と、来るから、国語の点数上がったことの自慢かと思いきやっ
公開テストになぁ! 昆虫の問題が出てなぁ! そんでなぁ…
と延々、1時間しゃべりっぱなしの完全オーバーヒート…
ここで出てきた博物館、お父さんといっしょに小3のときに行ってきてなぁ、どうたらこうたら、虫の足の動きが何ちゃらかんかんちゃら…
自分の興味のある話なら、国語の長文も読めるし、問題も解けるのですよ。
「精神年齢低くくて国語が苦手」ならば、その子の興味のある分野の本を、何でもよいから好きなだけ読ませてやればよいのです。
文章には違いないから読書しているのと同じですやん。
好きなことしかやりません、と嘆く保護者もおられて、だから苦手を克服させる! 弱点を徹底的になおす! と力んじゃって、子どものやる気がなくなり、得意な教科も問題演習が減ってけっきょくすべて低レベル化…
好きなものを徹底的にさせてやる、というのも実は受験勉強では大切なポイントなんですよね~
だから「好きなモノ」「興味の対象」が増えたら、精神年齢が低くても国語はできるようになります。
「器用貧乏」な人って、国語得意な人多いですよ(笑)
アドバイスありがとうございました。
いつもながら「なるほど」と感心させられました。
確かに可燃物の準備が甘かったように思います。
また、「緊張と緩和」、「早期撤退」の理論も早速実践してみたいと思います。
これで次第にやる気になってくれたらいいのですが。子供はなかなか親の思うようにはなりません。
しろくま先生(やはり、先生と呼ばせていただきたいです。)
有り難うございました。先生にご存知の方がおられたら・・・と思っていましたが、そうですよね・・・。一般にいい先生が万人に合う先生とはいえませんものね。根気よく試行錯誤しながら、いい方法を模索していきたいと思います。ただ
もう6年生。時間がないというのが本音です。焦ってもしかたがないのですが。
ところで、上のお話の中に「好きなもので国語力を伸ばそう」というお言葉がありましたが、息子はとりたてて強く興味のあるものがございません。そのような子供にはどのようなとっかかりが必要ですか?短文をたくさん読むように。とのアドバイスがありましたが、短文が多く取り組みやすい問題集でお勧めのものがあれば教えていただけませんか?
しろくまさん、アドバイスいただきありがとうございました。
野球を続けたい、でも中学受験も成功させたい、この矛盾をいましばらく続けながら試行錯誤していくしかないな、としろくまさんのアドバイスを読んで私も腹をくくりました。この週末も、練習の前に塾の宿題を終わらせとかないと!とエンジン全開で頑張っていました。本人も野球という楽しみのために頑張れているようなので、このまま両立して行こうと思っています。
ただ不安なのが6年生になった時なんですよね。。。志望校特訓など現在の塾のカリキュラムではどうしても土日に授業が入ってきます。6年ともなれば野球の方も大会や試合のオンパレード。息子はピッチャーをさせてもらっているので、試合を休むことはチームに迷惑がかかるので出来ません。(それ以上に本人が試合に出たい気持ちが強いですしね。)
ですので、最終的には個別か家庭教師にお願いするしかありません。現在の塾の個別ならテキストなどもそのまま使ってもらえるようなのでいいかな、と思うのですが、個別というシステムに少し不安があります。。
「私も」さま
小4や小5の問題集でよいのですよ。
ただ、おすすめはやはり今の塾で使われているテキストの小4や小5。
べつのレスでも書いたのですが、やはり、新しく何か買われてやられるよりは、すでにある手持ちのモノを活用していく、というのがよいです。
それから長文でも内容が平易なものならばよいと思います。
そしてやる場合は体系的にされるのがよいです。
つまり、「論理的文章」「文学的文章」を2つにわけ、どちらから先でもいいですが、一方を集中的に、という方法です。
ただ、塾によっては目前の小テストの勉強などで時間が無い、ということもあるのでしょうから、夏休みなどに行う、という作戦でよいです。
それから「あせり」は禁物ですよ。保護者のイライラ感は、子どもは敏感に嗅ぎ取ります。
国語が苦手な子は、苦手なまま入試に突入、ということケッコウあります。
でも、見た目の点数にこだわらず、持続的に淡々と国語の勉強を続けていた子は、本番で、そんなに気にしていたほど国語は悪くなかった、それなのに得意だったハズの算数でコケたっ!
とかいう場合が多いのです。
入試の失敗は、苦手分野の失敗が原因ではなく、得意分野の失敗にある場合が多い、ということも同時に心にとどめておいてください。
あと少し、ではなく、まだ時間はあります。
時間は「ある」「なし」という認識よりも「使う」「使わない」という認識をもったほうが入試では成功しますよ。がんばってください。




































