女子美の中高大連携授業
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
「娘の心変わり」さま
女子に限らず、男子においても、お子さんの気持ちはよく動きます。
理由はさまざまです。精神年齢の成長によって変わる場合もあれば友人からの影響、身近なところでは塾の講師の話の影響、というのもなかなか大きい場合があります。
まずは、あらためて、どうしてそう思ったのかを聞いてみたうえで、親のスタンスとしては、その話に乗ってやる、という方向でいきましょう。
月並みですが、ちょっと高めの目標を設定したほうが、子どもというのは力を発揮してくれます。具体的な目標がきまったとき、子どもは思った以上にしっかりと勉強もし始めます。
たとえば、日能研さんで偏差値50で、金蘭千里や四天をめざしはじめるとするなら、越えなくてはならないハードルはたくさんあるでしょうが、目標をこまめに設定してやって、まずは動きはじめましょうよ。
ただ、「中間地点」とそこでの「評価」はある程度明確にしておく必要があります。10月にある模試で、順位を何位以内にしよう、あるいは○○と××の教科は何点とれるようにしよう、という設定はしておいて、そのときに、あらためて、「どうする? いまの偏差値ではこういうことだけれど?」と再確認してやってください。
男の子よりも、実は女の子のほうがはるかに頑固で、こうときめたらこうっ という場合が多いのですが、この際、そういう固い信念も成績をあげるには必要な要素です。やる気をそこなわず、先での変更も可能なように、中期目標の設定と、同時に、金蘭や四天に届かない場合のセカンドプランとなりうる学校の設定もしてやって、他にもこういうところもある、という情報提供もしていきましょう。
ただ、保護者の方のプランも明確に本人に伝えておきましょう。書かれたように、親としては、大学の附属校で、こういう流れで、こういうことがいいと思うのよ、ということはハッキリ細かく言うておくことが肝要です。
また、もちろんレアなケースですが、大学の附属校でも、指定校推薦を持っている学校もけっこうあり、現在は改めて確認してほしいところですが、私の塾時代の教え子の一人は、同志社女子から関西医大に指定校推薦で行きましたよ。そういう例もあるので、まったく道が閉ざされているわけでもありません。(むろん金銭的な話は一切抜きでお話しさせてもらっていますが)
まぁ、ことさら煽る必要もありませんが、せっかくの本人の意識に水をさしてやる必要もないではないですか。
「よしっ! 応援するからがんばってみようよっ けっこう難しい学校だけれどやるだけやってみようかっ だめでも○○にしたらよいし…」
というような話にのりつつ、さりげなくセカンドプランも提示しておく、というような励まし方でやってみましょうよ。
話が後ろ向きでない場合はとりあえず、まず「まじめに」その話にのってやる、というのがうまい対処法です。
何か追加質問があればどうぞ。
「悩める子羊」さま
少し「塾の歴史」をお話しするところから入ります。しばらくおつきあいくださいね。
まず、もともと、大阪は私立中学受験熱が低い地域で、公立中から公立高校へ、というのが大きな流れでした。それに対して兵庫県は総合選抜制度の影響もあってけっこう昔から中学受験熱が高かった地域です。そして、その地域では、灘・甲陽・六甲が兵庫御三家でそれにいくつかの女子中が人気でした。女子の場合は公立回避型が多く、とくに進学を意識していたわけでもないのですが、結果として優秀な女子が集まり、大学進学実績も出るようになっていたわけです。かれこれ30年以上も前の話で、実は、しろくまはそのころに活躍していました(笑)。
さて、灘・甲陽・六甲さらに関学など男子は三科目校で、女子は四科目校。塾生にしめる男子の割合が圧倒的に高かったので、平常授業は国・算・理の三科目が中心で、社会は社会特訓という形で選択制でした。社会特訓なんかほとんど女子ばっかりでしたよ。
ところが「灘・甲陽」というところは、六甲その他の学校とは大きな問題の相違点があり(いうまでもなく算数)、特別な勉強と演習量が必要となりました。また灘合格者数第一位をめざすため、他塾との差別化も必要でした。そこで、最高レベル特訓というものが創設されて、それに集中的に対応していこうとなりました。ですから、昔は、ハッキリと、灘・甲陽以外は不要、と断言して説明していましたし、教材も国語などは灘・甲陽・ラサールの過去問を用いておりました。
月日は流れて、現在ですが、それでもわたしはこの「遺伝子」はしっかりと残っている、と思っています。
そもそも灘・甲陽以外は(場合によってはこれらでも)、しろくまは平常の授業を徹底的に学習し、志望校別特訓を組み合わせれば、「技術面では」合格が可能だと思っているのです。これは浜だろうが希だろうが日能研だろうが、平常(ベーシック)以外に難関対策講座を持つところはみな、そうだと思っています。
ただしっ 子どもというのは、もっている能力が単純に「技術的なもの」だけでは引き出せない生き物なのですよね…
まず前から言うように「冠」「看板」が大好きです。「ちょっと違うことをする」「他者とは違うのだ」「難しいレベルのものをやる」というだけで、そこに臨む姿勢も異なり、潜在的な力をひっぱり出せるのですよ。
だから、そういう「効果」も最レにはあって、開講された当初は、平常だけでも十分だ、というベテラン非常勤講師もいましたが、その効果が実感できるようになってからは「別に囲い込む」ということがさかんに行われるようになりました。多くの「イベント」「冠模試の創設」などがその後に続いてきました。
つまり、二つの要素の一方が残っている場合は続けるべきで、二つともだめなら止めるてもいっこうによいのです。
「技術的には空回りだが、それによってモチベーションが維持されている」→秋までは存続させても可
「技術的にはついていけているが、とくに灘・甲陽志望でもない」→存続させて可
「技術的にも空回りで、本人の意識もそれほど最レに向いていない」→止める
というのがだいたいの目安でしょう。
最レを続けているからこそ平常の算数の難問もできるようになった、ということも実際にありますが、それでも夏休みを過ぎたころには技術的についていくことが困難ならば、「平常+志望校別の特訓」を徹底させていく流れでも合格点に達すると思いますし、また最レに乗っていけないならば、灘・甲陽の「現時点での」合格可能性は低いわけですから、「次なる飛躍」のために三教科のベースの部分の補強と安定を図るほうがよいハズです。
「最レ」の効果のうち、「技術面」と「動機付け」の二つはわりと等価なので止めることによるモチベーション低下というマイナス要因への対処を十分にした上で、受講を止める必要があります。
何か不明な部分、わたしが答え切れていない部分があれば再度ご質問ください。
「中1娘の母」さま
中学に入られて、国語が苦手、という場合は二通りあります。
一つはもともと苦手だった、もう一つは数学・英語ほど、あるいは中学入試のときほど国語を勉強しなくなった、という二点が原因です。
先に申し上げておきますが、六年一貫教育の「六年」という長所を最大に活かしましょうよ。次は大学入試なのですから、そこに間に合えばよいのです。国語は精神年齢の成長とともにできるようになるだけではなく、「知識」と「経験」、さらには知識が「知っている」から「理解している」になって、はじめて国語力が涵養されます。
極論をいいますと、理科「で」、あるいは日本史「で」、地理「で」、世界史「で」国語力はついていきます。他教科の学習も国語力の涵養にじゅうぶん一役かっておりますから、自身の趣味や教養の幅を広げてやってくださいね。
さて、お子さんの場合は、さらにもう一つの要因が加わっていると思います。国語苦手だから、いろいろ「手」をつくした、合格した後、知らず知らず数学や英語に時間をとられ、国語の学習時間が低下していた… 最初の中間考査などは範囲もせまく、学習内容もそれほど進んでいないので「受験期の遺産」があって問題が表面化していなかったが、イマイチ国語の定期考査対策がわからないまま期末考査にもちこんでしまって、いっきに得点を落とした、というパターンだと思います。
また、読書が嫌いな子の場合は、中学入試のときには問題演習を通じて読書ができていたものの、それがすんだらパタっとやらなくなり、しかも、小6のときには禁止されていたコミックや雑誌などが解禁され、もともと読書の質量がなかった者が、よけいに質量の低下を起こして国語が悲惨になった、という方、たくさんおられるはずなのです。
きっと、ここまでよんで、それそれそれっ! と思っておられる方も多いでしょう。国語のサドンデスが起こるのがちょうどこの時期です。
では、どうすべきか…
まずは、「何もしないでよい」ということを言います。理由は先ほどいうたとおりです。教養を身につけ、趣味によって幅を広げていくことが国語で得点できる力を養います。
が、しかし、あまりにひどいのは困るし、それがきっかけで国語離れが起こるのも困る…
二番目におすすめは、国語が得意な子のノートをみせてもらってどのような学習をしているか参考にする、という作戦です。
国語ができる子にはできる「理由」がハッキリあるのです。できない子にはできない「理由」がハッキリあるのです。
できる原因を模倣し、できない原因を捨てることができれば問題は解決です。
授業中のノートのとり方なども、かなりテキトーになっているかも知れません。前にもレスしたのですが、そういうと「先生黒板ちゃんと書かないもんっ」という子もいますが、できる子は、しっかりとノートをまとめられています。話を聞き、ノートに「おこす」という新聞記者の取材後のデスク作業のようなことがキッチリできているのですよ。
六年一貫教育での国語学習は、この「取材力」がものをいいます。
得意な子は期末考査ではさらに磨きがかかってできるようになっているハズです。なぜなら、一回目の試験で、作成者の出題のツボを理解して、この先生は、こういう部分を問いにする、と見破るからです。
ようするに「定期考査」対策は、その先生の授業から、いかにその先生が力点を置いて説明しているかを理解することにあるわけです。
「今日の授業」のレポートをするつもりの授業ノート、他人にこの先生がどうその題材を料理したかを伝えるようなまとめをしていくクセをつけてほしいと思います。
まぁ、得点そのものにこだわりすぎず、見聞を広げ、知識と教養を増やし、精神年齢の高まりを待つ、という「前提」を大切にしてやってくださいね。
何か追加質問があればどうぞ。
しろくまさま。いつも有益なお話をありがとうございます。
今日は質問させて下さい。浜の最レベでは何故平常でのチャレンジ問題同等以上の問題を、平常でその範囲を習う数ヶ月前にやらせるのですか?素人的には順番が逆ではないかと思ってしまうのですが。
しろくまさま、早速のお返事ありがとうございます。
本当におっしゃる通りなんです。
もともと読解が苦手、中学受験時代は、長文読解の問題を
毎日こなすことでなんとかなっていましたが、2月からは
それも全く無し。コミックも雑誌も読む習慣はなく、暇さえ
あればテレビばかり見ています。試験前二週間はテレビを
かなり制限して勉強していました。
数学は宿題が大量に出ますので、それに多くの時間をさいて
いました。よって期末テスト対策は特にしませんでした。
英語は、まだ内容も難しくありませんから、ひたすら単語を
覚え、教科書を和訳→英訳→和訳を繰り返しやっていました。
国語は、やっぱり時間をかけていませんでしたね。
漢字と文法は、さらっと復習し。。。それだけだったようです。
授業で習った単元、その場で考えれば何とかなると思っていた
のでしょう。甘かった。。。(涙)
授業を聞いてないのでしょうか。理解していないのか。ノートを
見ても、よくわかりません。ノートおこしが、できていないようです。
次の中間テストは、授業の復習にも時間をかけてやってもらいたい
ものです。
苦手意識をとってあげたいので、教科書ガイドのような市販の
テキストを買ってみようかと思っていますが、どうでしょうか?
読書嫌いな娘に読書により、国語力アップは期待できそうになくて。
それなら、昨夏と同じく毎日でなくても市販の読解の問題集を
やらせてみることも考えていました。夏休みは、1日30分は読書を
しなさいと主人に言い渡された娘ですが、ますます読書嫌いになったり
しないでしょうか。
確かに次は大学受験ですから、焦らずにとも思いますが、国語だけ
あまりにひどいので、このまま理解力がないために他の教科も
悲惨なことになるのでは?と不安になっています。
女子校ですから、国語は皆さんよく出来るようです。平均も70点くらい
でした。それよりも20点も低い娘の点数に泣きたくなってしまいました。
しろくま様
さっそくご親切なアドバイスをありがとうございます。
最レの歴史などわかりやすく納得致しました。
これからの息子への対応なのですが、
本人は続ける気があります・・が、技術的についていけてるとは思えません。親にも技術的にアドバイスできるレベルではないので、本当にどうしようかと悩んでおります。
やはり、個別とか家庭教師に依頼するしかないのかなと考えています。
時間的な面と金銭的な面等、難しいハードルはありますができることはしてあげたいという気持ちはあります。
その際気になるのは、最レ算数の技術の向上の近道は、解き方を本人に教え込ませることでしょうか?
本人の試行錯誤による努力でしょうか?それだとなかなか結果は伴ないませんが・・
個別、家庭教師の先生との相性があると思いますが、子供の能力を引き出してのばしてくれる先生とはどうゆう指導をしてくれる先生なのかをアドバイスいただけたらとお願い致します。
今この時期にしろくま先生と出会えたのも何かのご縁だと思っております。よろしくお願い致します。
しろくまさま
お返事ありがとうございます。また、丁寧なアドバイスで少し落ち着くことができました。
10月までの中間設定を行い、とにかく習ったことの復讐中心で夏休みを計画的に過ごさせたいと思っています。
理科も物理分野になると、私がすると解答と違うことがあるので、夫に任せたほうがいいかもしれませんね。
とにかく、やります。
ありがとうございました。
「狸猟師」さま
おそらくですが、最レは「先取り」「できていることを前提とした難問」だから、という意味もあるのでしょうが、時間軸によるスパイラル、という意味も大きいと思います。
ある単元に関して、小4平常で初級内容で、小4最レで中級内容までやったとしますよね、すると5年平常では中級内容をすることになって最レ生にとってはすでに去年した内容になりますよね。
ようするに最レ生が平常によって先取り内容の復習するというか、そういう関係になっているハズです。
難しい内容だから、基礎をやってから上に積む、という考え方になりがちですが、やった内容を学年を違えて復習していく流れになる、という発想でもみることが可能ですよね。
浜にせよ、希にせよ、「下あがり」、つまり純粋浜培養、純粋希培養の塾生にとって平常+最レの組み合わせがより有効に機能する所以です。
算数・数学は「復習主義」である、というのが受験学習の古典的発想ですから、最レの復習を平常でするのだ、という考え方です。英才教育、スーパーエリート塾、ということを主眼に置く塾および塾生にとっては最レが平常で、平常は弱点補強である、と考えればよいのかもしれません。




































