女子美の中高大連携授業
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
しろくまさま、毎回、とても参考になるお言葉、ありがとうございます。この場所は心のオアシスです。
「勉強し続けることが大切」というお言葉、なんだかホッとします。というのも、5年の息子にとっては国語の勉強そのものが苦痛のようで、毎回、悪態をつきながら読解をしているので、「本当にこんな勉強法でいいのかな」と心配していたからです。
おそらく、4年の時に国語で苦しんだせいで、まだ苦手意識から抜け切れていないのでしょう。
しかし、しろくまさまの「国語が苦手な子を持つ保護者のための技術講座」のお陰で、点数も取れるようになり、3科で一番良いときもあります。
ありがとうございます! この調子でいってくれるといいのですが、不安材料があります。
それは、記述についてです。
先日、「発達段階での途中下車駅」のお話をされていましたが、小5では「表現」と書かれていました。そのあたりをお教えください。
と申しますのは、息子は甲陽志望なのですが、「自分の言葉で説明しなさい」という設問のときに、太刀打ちできません。問題文からつなぎ合わせて解答するタイプの問題では、正誤を別にして、なんとか作れますが、「自分の言葉で」となると、とたんに筆がとまります。挙句の果てに、「悔しかったから」とかという一言になってしまいます。物語文が特に苦手です。
「じゃあ、どう考えるか話してごらん」というと、これがまた擬態語、擬声語の多様で、主語、述語もなし。
この夏休みに、じっくりと取り組みたいと思うのですが、よい方法はありますか?もちろん、抽象化もおぼつかない状態です。
どうぞ、よろしくお願いします。
「さそりの火」さま
発達段階的に言うならば、国語の学習のみならず、すべての学習は
「模倣」→「アレンジ」→「オリジナル」
という経緯となります。
まねから入り、それを組み合わせていくうちに、自分のものとなっていく…
しろくまが国語の苦手な子におすすめしている「模範解答からの逆流法」というのは、いわばこの第一段階です。
国語の得意な子は、いちいち言われなくても、この作業を意識・無意識にやっているのですよね。
考える、わからない、模範解答をみて、ああ、そうか、じゃあ次、なるほど… こういうときはこうするのか、ならばこの場合は…
と、やっていって得点できるようになっていく…
苦手な子は、こちらでその次へ進む背中を押す必要があり、その部分のコツの提供が講師や家庭教師の腕の見せ所です。
「アレンジ」から「オリジナル」への工程が、苦手から人並みを経て、得意となるハードルの部分なのですよね。
まず一ついえることは、「時間」が解決してくれます。数をこなす流れの中で語彙が集まり、模範解答を何度もみていくうちに「解答の鋳型」がたくさん集まるようになり、書けるようになる… 国語力と国語の得点力が違う、と申したのは、まさにこの部分で、得点力は「鋳型」をたくさん持つ、ということです。一点言えることは、しばらく「このまま勉強しつづける」ことに飽きずにがんばりましょう、ということです。
そして次に「アレンジ」から「オリジナル」への促進をはかるくふうを加えていきましょう。
甲陽の問題すべてではありませんが、甲陽や神女はこの「アレンジ」から「オリジナル」をもとめる問いが大切になります。
基本、文中の言葉を用いることには違いがありませんが、ふだんの語句学習を記述に活かせるくふうをしましょう。
たとえば、熟語や慣用句は、それそのものをおぼえていても、意味がありません。塾では膨大な量の語句をおぼえさせますが、意外とそれを用いた短文作成やその一つ一つを深くほりさげる作業は本人まかせになっている場合が多いのです。
ただ、短文をつくりなさい、という訓練が有効なのはわかっていても、それそのものができないのにむなしく時間が過ぎる、という場合が多いのも確かです。違った角度からの方法を紹介しますと…
記述力というのは、実は「述語の制限」能力なのです。
日本語の文法は、英語と違い、「主従関係」がありません。学生時代、留学生の友人に「きみ、日本語上達早いね」というと
「日本語は意味を伝えるだけならわりと簡単です。単語を並べるだけで意味をわかってくれます」と言うてました。
食べる りんご 私
この三つは、「りんご 私 食べる」でも「私 食べる りんご」でも相手はわかってくれる、というのです。
確かにそうですよね。
それを安定させるのに、英語は「主語」を大切にしますが、日本語は述語にむかって流し込むように文をつくります。
文法の「かかりうけ」のとき、「述語」から逆に考えていきなさい、と習いませんでしたか?
食べる、何を? りんごを 誰が? わたしが
と構成していきます。
だから、苦手な子の場合は、短文作成の訓練のときに、こちらで述語部分を用意してやって、つくらせてください。
「○○○○」を使って短文をつくれ、という場合、何でもよいから述語も用意してやるのです。
述語+慣用句・熟語、に色々なものが加味されるところが「表現」となるわけです。
擬態語・擬声語が多い子の場合はそれを逆手にとってあえてたくさんの擬声語や擬態語を用意し
「ぐにゃぐにゃ」を使って短文をつくりなさい、ただし、最後は「曲げた」にしなさい。
急に簡単になるでしょう?
で、何があるいは誰が いつ なぜ どこで を加味させていけばよいのです。「そんなんかんたんやん」と言わせておいて
「ぐにゃぐにゃ」を使って短文をつくりなさい、ただし、最後は「投げた」にしなさい。
という、述語につながらない擬態語・擬声語にしてやります。
で、先に述語を制限させていって、「ぐにゃぐにゃ」が使えるものを導かせてやります。
誰が? 「わたしが投げた」
何を? 「わたしがボールを投げた」
「ぐにゃぐにゃ」が入らないかな?
というようにもっていきます。
いっしょに色々やっていけば楽しいですよ。
さて、実際の記述問題の解答作成のときでも、「述語の制限」を意識させてください。文中の使うべき言葉がだいたい集まったとしましょう。その問題が理由説明ならば、「述語」にむかってそれらの単語を流しこめばよいわけで、その述語部分になるところさえしっかりおさえていればよい、ということになります。
なぜ、彼は走ったのか?
こわかったから
この「こわかった」の制限、すなわち修飾を本文から抜き出していくのが記述の完成です。
前にも申しましたが、甲陽の場合、同じ兵庫県の女子中、神女や神戸海星の過去問のうち、記述問題だけとりだして演習して「鋳型を増やす」ことをするのが有効ですよ。とくに物語文などはよい訓練になります。
そして語句の勉強もしていく、という「ついで」に述語の制限をした短文作成をしてみる、というのもやってみてください。
しろくまさま
詳しく教えていただき、ありがとうございました!
このような短文作成練習法があったんですね。感激です!
まさに、おっしゃるとおりなのです。記述の時に、述部は分かるのだけど、その他をどう付け加えていけばいいのかで悩んでいました。
早速、この夏休みに短文練習をさせてみます。
幸い、息子は語句の勉強は好きなので、これならいけそうです。
本当にありがとうございました。
勇気を出して投稿してよかったです。
読み返すたびに、新しい発見のあるアドバイスでした!




































