在籍生徒の9割が東京と神奈川の学校
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
「北極星」さまへ
ますますよいですね!
わたしとしたことが「一番めざせ」なんていう言葉を使ったのが恥ずかしいです。そうなんですよね。ふだんの勉強は、「一番目指す」よりも「満点めざす」という姿勢のほうが、よい場合があります。
点数にこだわる、という意味ではなく、「満点をめざす」ということは自分との戦い、「克己」と同じですよね。「人はどうでも、私はこう」、目の前の問題を解く、という姿勢の表れです。
おまけに「子<親」の意識になっていないことを心がけておられる以上、失敗はありませんよ。
さて、「北極星」さまは、すでに色々なさっているようなのですが、このお返事を借りて、他のみなさまへ一部重複になりますが、こういうケースの「見守り」方について改めてお話ししたいと思います。
① 見守るは「見ている」だけではだめです。勉強するのは子どもですが、親は「口は出さないが手は出して」ほしいのです。もちろん暴力をふるえというのではありません。小テストや模試の整理をお子さんに代わってやってやってほしいのです。ノートの半分にできていない問題をコピーして貼付、「○○くんのできない問題集」みたいなものを夏休みに向けてつくっておく。それから保護者自身もその子がどの分野できていなくて、苦手かしっかり確認しておく。
いや、もう私には問題が難しくてわからない… とおっしゃる方もおられますがそんなの心配ご無用です。ミクロの問題は塾の講師でないとわからないでしょうが、わからないからこそ、マクロの問題には気がつくでしょう? 理科なら生物はできるが物理系ができない、歴史はできるが地理はできない、などなど…
それと同時に同じ方法で「○○くんの得意な問題集」も作っておいてほしいのです。これは実際の入試の直前の問題演習に使えます。
前から言うように何か苦手な教科を持ったまま入試に突入した子は、実際の試験では、意外と苦手な教科はなんとかなっていて、得意なハズの教科でコケる、ということがあるのです。これは何度も強調しておきます。ですから、入試に近づいたら、「できている問題」で失敗しないか忘れていないかをちゃんとチェックをしないといけません。
② 見守るの「守る」は「守らせる」でなければなりません。
健康管理や送り迎えの安全管理はあたりまえ。ここでは勉強の習慣や時間の管理のことです。
夏休みなど、一週間のやったことなどを表にすると、時々ガタガタの計画表ができあがる子がいます。今日はお風呂は5時に入ったが、次の日は7時、今日はごはんが6時だったが、次の日は9時、今日は就寝が11時だったのに次の日は夜中の2時… 勉強の内容と教科別の時間配分はそれぞれ違ってもかまいませんが、生活の「軸」はフラフラしていてはいけません。「生活」は一週間、横にずどーんと同じ直線でものさしで引いているような計画表がよいのです。
勉強の開始時間なども、あと5分だけまって、これが済んだらやるから、と子どもに主導権を握られてはいけません。この時間に始める、と決めたら、必ずそうする、そうさせる、ということに徹してほしいと思います。
「まりん」さま
なかなか重要な問題提起です。
わたしの頭はあくまでも20年以上前です。ですから塾の内情の現在は詳しくわかりません。
でも、親も塾も、志望校を決定するとき、どこかで、「このまま行く」「志望校を変更する」場合によっては「中学受験をしない」という選択をすることになります。
もちろんこの決定の時間軸は個人によってさまざまですし、その決定の時点に良し悪しはなかなかつけられません。
もちろん、小6の志望校に分かれた勉強が始まるころには、この「中間層」というのは相対的理解に変わり、「A中学をめざす者」の中の「中間層」は、「B中学をめざす者」の中の「上位層」かも知れないし、「C中学をめざす者」の中の「下位層」かも知れない、となるわけです。
「A中学をめざす者」の「中間層」がB中学に志望を変更すると、合格の「可能性」は高くなります。合格したいなら、Bにしなさい、となるわけです。
ところがリクツはそうでも実際はいろいろな要素が作用してままならない。
① 子どもあるいは親の意識の変更ができるのか?
これは気持ちの問題です。子どもはどうしてもA中学に行きたい! 親もなんとかA中学に合格させたい! ムリに変えると子どものモチベーションが下がる、気持ちの切り替えの時間も必要だから、そういう意識改革をするための時間がほしい、だからそういう場合、そのことにどれだけの時間がかかるかを逆算して、いつごろ見切りをつけるのがよいのか?
② 偏差値はA>Bでも、問題の「質」が違うのではないか?
これは形式の問題です。偏差値の高い学校の問題が難しくて、偏差値の低い学校の問題が簡単だとは限らない、しかも問題の特徴だって違うに違いない。ということはその学校の対策をするための時間がほしい、だからそういう場合、そのことにどれくらいの時間がかかるかを逆算して、いつごろ見切りをつけるのがよいのか?
おそらく保護者の多くの悩みはこの2つのいずれかあるいは複合によっていると思われます。
もっとも困るのは①なんです。「わかっているけどできない」。正直、何の遺恨も残さず解決するには(それどころかこれができたら文句なしなのですが)、A中学をめざす者の中で、現在「中間層」の者を「上位層」に引き上げてやる、という意外に何もないわけです。
ですから①の悩みは、この「引き上げ」ができるかできないかの「見極め」はいったいいつにするんよ! ということに尽きるわけです。
さらに話を深めていきましょう。では、「上位者」と「中間者」の差は何なのか? たとえばA中学が難関の3科目校だとしましょう。それは「3分の2」理論で説明できます。みなさんのお悩みの核心ともいえるでしょう。
A aとbの2教科はできているが、cの教科ができない
B aの教科はできているが、bは可もなく不可もなく、cの教科ができない
C aの教科はできているが、b・cの教科ができない
「まりん」さんの通われている塾の模試は教科別にも偏差値が出ていますか?
「できている教科」とは、その教科の偏差値がA判定のものをいいます。
難関校の場合は、このAタイプが「中間層の上位」です。
今から言うのは「私の講師時代の目安」です。色々な人の話も数多く聞いた上で、最終的な結論を出してください。講師をしていた時代も、色々な教科の講師が頭を寄せ合って、ほんとに夜中まで考えて考えて議論して判断を提案していましたから…
Ⅰ Aの場合、a・bが算・国でcが理科なら、志望校の変更はギリギリ直前か第2志望をしっかり準備してそのまま受験をめざしてがんばる。
Ⅱ Aの場合、a・bが算・理でcが国語なら、10月か11月の模試で改善がみられない場合、12月になる前に志望校変更する。
Ⅲ Aの場合、a・bが国・理でcが算数なら、夏休みを含めてその時期に改善がみられなければ志望校変更する。
ということを考えておりました。
具体的な学校名を出してしまいますが、灘→甲陽の変更は、第1志望から第2志望へ「落として」受験とは絶対に考えてはいけません。むしろ第1志望の真横へのスライド、という意識を持たないと失敗しやすいです。
甲陽は、たいへん「よい学校」で、地元の人にとっては厚い「志向」と強い「嗜好」があり、灘に合格する力のある子でも、信念から「うちの家は甲陽です!」という方々が多いのです。「熱烈甲陽組」に「灘変更組」が吹き飛ばされる例、いくらでもあります。先に説明した②の問題が顕著に作用する学校ですから、安易に「灘の次が甲陽」とは考えないでほしいところです。
ただ、これは最初にお断りしたように20年前の話です。でもおそらく、今でもそんな簡単な「灘の下」みたいな序列ではない学校ではないですか?
Bの場合、aが算数ならば、夏休までにⅠ・Ⅱに持ち込めなくてはⅠ・Ⅱに準じる、cが算数ならば今から志望校を変更を検討しつつ、一刻も早くⅢに準ずるようにする。
Cの場合は志望校の変更を考え、自分が「上位層」になる中学に志望校を変更する。
これは、むろん難関3科目校の話です。そうでない場合、女子の場合はこの限りではありません。①はともかく②の要素も深くかかわり、4教科、さらにはその教科内での得点配分も相違するので、また違う「判定」をしなくてはなりません。
この「しろくま基準」はあくまでも、どうしていいか検討もつかないと考えられている保護者のみなさんの「参考」にご利用ください。実際の検討は、塾の実際の担当講師やコースの責任者と綿密にご相談くださいね。
「保護者に言わないが、だいたい塾は見切りをつけているのか?」という質問ですが、講師個人は、いろいろな感想を持っているでしょう、なんせ担当の教科がまず目に入りますから。でも、やはり6年です。ただの感想が推測に変わるのは夏休みくらい、確信になっていくのは正直、志望校別に分かれた学習が始まったころです。
この前、「安心感」に関してご批判をたまわりました。
「安心感」には3つの作用があると思います。
1つは「できないことをできる気にさせる」
1つは「できないと思っていることをできる気にさせる」
もう1つは「できることをできない気にさせる」
入試の国語で得点をとること、苦手な子を、入試が始まるまでの期間に、得意にまではいかなくともせめてフツーにすることは「できないこと」ではない、と思っているのです。
算数の復習テストで0点とった子を見たことはありますが、国語の復習テストで0点をとった子をみたことはありません。入塾テストを兼ねる模試で、算数で0点をとった子をみたことはありますが、国語が0点だった子を見たことがないのです。
保護者のみなさんで、灘の算数はチンプンカンプンだが、灘の国語なら解ける、と思われる方おられませんか?
できない、わからない、で苦しんでいる子、たくさんいるのです。問題を前に何を書いていいかわからない、読んでも何が書いてあるのかわからない…
ほんとうにそんな子いるんですよ。苦手な意識がこびりつき、問題見るのもイヤ、という子… せめて問題に向かわせるためには、まず、手をさしのべてやらないといけません。
「難しいことを簡単に思わせる」には「入り口の簡単なやり方だけを詳しく具体的に示す」のがよいそうです。
私はなんと、山の比喩を塾の講師時代にしていたのです。
山を登るときはまず頂上をじっと見つめて、あそこに行くんだ、と強く思いなさい。そしてその後は足もとをみなさい。
上を見ているといつになったら着くかわからなくて不安でしょう。
まずは最初の第一歩。右足でも左足でも、まずは一歩一歩できるところからいきましょう!
塾の講師時代、「国語苦手少年号泣事件」がありました。
いつも授業中落ち着きなく、やんちゃな子がいました。国語がまったくできず、でも算数と理科は飛び抜けてよい。
ある日、講師控え室にその子がきて、「おれ、国語ほんまできへん、どうしたらええやろ」と言うではないですが。まったくいつもの口調です。
まだ私も若いときでしたし、「でけへんやつはでけへんねんっ ぶちぶち愚痴をたれるな」と言うてしまったのです…
そしたらその子は、突然、大号泣。まわりの講師も、彼がそんな反応を示すとは夢にも思わず… いつもなら、うるさいわ! とか悪態ついて笑って走って逃げていくハズが…
「そんなん言わんといてーやっ 毎日毎日お母さんにも言われてみんなにも言われて、先生にまで言われたらおれはもう勉強せえへんっ 死んだるっ」とその場で立ったままわんわん泣くではありませんか!
しまった~~ と私は思いましたがもはや手遅れ…
女性講師も5・6人すぐ彼のそばにより、ひどいよね~ そんな言い方しないでも、だいじょうぶだいじょうぶと慰める… わたしはもう何て言うてよいかわからずおろおろするばかり…
そのとき、わたしの友人で算数科で、私と同じく彼のクラスを担当しているヤツがズカズカとその子のところまで言って彼の腕をつかんで、ちょっと外へ引っ張り出し、
「やかましいねんっ 塾で泣いてもええのは不合格になったヤツだけやっ 合格めざして一生懸命やってるヤツがおるのに何いうとんねん! だいたいなぁ、おれも国語ができへんかったがちゃんと灘合格してんっ やってもやっても国語がでけんかったけど、だからって国語の勉強せーへんかったことはないねんっ 死にたいなら今その窓から放り出したろかっ」
と激怒。その子は呆然と立ちすくみ、口をへの字に曲げてしゃくり泣き…
「あんなぁ、でけへんかっても勉強せいよ、ちゃんと国語の○○先生も、個別でめんどうでみてくれるから。なぁ? ○○先生。」
おいおい、それはおれのセリフやろ、と思いつつ、私は彼に救われました。
それから週に2日ですが、講義の始まる前に、個別で問題集をみてやることになったのです。
私が、「苦手な子の技術講座」で紹介している様々な「おぼれるものがつかむ」「ワラ」の方法は、この子と、それから同じように国語ができない子たちとのやりとりをしてきて生まれたものです。
国語のできない、は、みんなそれぞれ違うんです。この説明でこいつはわかったがこいつはわからない、ならばこうならどうだ、こうしたらどうだ、と本当に何でもかんでもやったんです…
これからちょっと気合いを入れて、できるだけ短い期間で、この子たちとの苦闘を紹介していきますから、これは自分の子に該当する、と思う話と方法を選んでやってください。
何度もいいます。できる人は、自分のスタイルをいじらないでください。できない子の「わら」なんです。人から見たら、なんやそれは? というものかも知れないけど、「できない子」は本当に、お母さんやお父さんが思っている以上に苦しんでいるかも知れません。一見平気そうにふるまっている子もたくさんいるのです。けっしてせかせず、怒らず、接してやってください。
こんにちは。はじめまして。
中学受験板でお伺いしても良いものかどうか迷いましたが、しろくま様のアドバイスをいただきたく、書き込みさせていただきました。
皆様申し訳ございません。
中高一貫校に通う息子がおります。
今の悩みは、英語・・・。
小学生の頃は、英語に関しては特に何もしておりませんでした。
どうせ少し先取りしたところで、中学に入り授業さえきちんと聞いていれば、大丈夫と親子とも考えていました。
入学時は進度もスローでしたので、成績もまずまず、良いスタートがきれました。
しかし日を追うごとに、ハイペースに、それはそれはすごい勢いでどんどん先に進んでいきます。(英語に限ったことではなく、他の教科もそうなのですが・・・。)
グラマーとリスニングに授業が別れているのですが、時にはまだ習っていない文法を、リスニングの授業で暗唱させられることもあるようです。
今までは何とか平均点はとっていましたが、最近ついにそれをわってしまいました。
もちろん長い目で見ればそんな時があっても良いのですが、それよりもむしろ「おれ、英語苦手や!!」という言葉が気になります。
他の教科に関しては、順調です。
暗記も得意な方です。
ですから、単語もそれなりに暗記しているようです。
初期を振り返ると、前置詞って何?何でこの場合は〇〇で△△やったらあかんの?
なんで曜日の前には、ONがつくの??
特定の日時の前には、ONがつくのよ・・・と分かれば納得。
今思えばこの頃から、もうすでに少しづつ苦手意識が芽生え始めたかもしれません。
今でも小学生のうちから、習わせておけばよかったとは思っておりません。実際1年生の半ばも過ぎればアドバンテージもほとんどなくなると、中学の先生もおっしゃっていました。ただ苦手意識は禁物とも・・・今、この言葉がドーンと響いております。
英語と国語では、言語を扱うことで何か共通点がたくさんありそうな気がいたしまして、ご相談させていただきました。
もし何か糸口のようなものでもあれば、ご教授願います。
「中高一貫校の英語」さま
いえいえ、かまいませんよ。というのも、この問題は、実は小学生の勉強と関わりが少なからぬあることなので、英語と関連付けていずれ話そうと思っていたので、ちょうどよい、といっては失礼ですが、返信を兼ねて利用させていただく無礼をお許しください。
子どもの勉強に関するいくつかの問題の1つに、そしてある意味代表的なものに「好き・嫌い」と「得意・不得意」の一致・不一致の問題があるのです。
概して、精神年齢が低い場合は、
「好きな教科」=「得意教科」
「嫌いな教科」=「苦手教科」
な場合が多いのです。
さらに付け加えますと、「特別に」「精神年齢が低い」と「好きな教科なのに得点できない教科」が出現します。
この例が社会でよく見られます。
うちの子は歴史がめちゃめちゃ好きで、講義も大好きなんですが… 点数がとれません…
という場合のことです。
「精神年齢が特別に低い」=「幼稚」だと、「わ~い、楽しい、すごいすごい」で終わっているのですよ。講義もテレビか映画のように楽しんでいて、かんじんの歴史の流れなんかは頭に入らず、講師が時々挿入する歴史上のエピソードだけが記憶に残り、家に帰ってオーバーヒートで楽しい講義の内容を「講談」してくれて、ハイそれっきり… なんて場合、これまたケッコウあるんです。
さて、「好きな教科だから点数が高いのか」「点数が高いから好きなのか」は、タマゴが先かニワトリが先か、などの問題ではなく、国語の場合は非常に重要なのです。
低学年のときは、得点が高かった、でも学年が進んで点数がとれなくなると急にできなくなった… は後者の例で、低学年だったときの「国語の得意」は実は幻想だったわけです。
「好き」なら勉強をしていても苦にならないから、親から勉強せいっ と言われたら、とりあえず好きな教科をしていたら、親には勉強しているように思えてもらえるわけですから、やはり、勉強は何の教科をどれだけの時間をかけてやっているか、親は観察していないといけないのです。
ところが、中学生になると、「嫌いな教科=苦手な教科」とは限らなくなります。精神年齢が高くなり、問題への取り組みが、定期考査などを通じて意識付けられてくると、「苦手だから一生懸命する」という姿勢が出てきます。
大学入試などでも、おれは地理は嫌いだけど、理系だしセンター試験では地理選択する、と言うて、九割以上とるヤツけっこうたくさん出てきます。
中学生が「口で」おれは英語が苦手やねん、と言い出したら、ある意味得点できていないことに対する不満としての発言で、つまりは自分の弱点を認識できているから、小学生のときのような困った問題では実は無いのですよ!
ただ、今からいう2点を必ず守らせてください。
① 必ず、どんな形でもよいから英語は毎日する。
宿題でもよいし、それがなければ淡々と単語をおぼえてもよい。たとえ短い時間でも、必ず英語は勉強し続ける… 英語は、建築物と同じで、一階が無ければ二階を建てられないのです。積み重ねの教科ですから、必ず毎日させていく。
中学生・高校生は、「苦手」でも「勉強を続ける」精神年齢になっていきます。今から毎日するクセをつけてください。
② 数学は「復習主義」、英語は「予習主義」
リーダーなど出てくる単語はあらかじめすべて調べて授業にのぞむのは当然です。「白紙」で来てください、は小学生の塾での勉強の話です。中学生の早い段階で、英語が苦手だ、とか言う子は予習というか基本的な準備をして授業にのぞんでいない場合が多いのです。グラマーも同様です。単語の意味しらべ、文法事項も、辞書を「読む」ように調べてのぞんでほしいところです。
英語を、楽しく理解させよう、として英会話や英文に楽しいものを選ぶのもよいですが、それと大学入試につなげる英語の学習は、ちょっと別のモノ、と考えられていたほうがよいでしょう。
さて、もう中学生です。お子さんの英語を心配していられる時期もそろそろ終わりになりますよ~ そのうち「めし」「ふろ」「かね」しか言わなくなるかも知れません。親離れが進むと、苦手な英語も得意になると思うので、とりあえずは以上のことに留意して、お子さんの精神年齢が高まるのを「楽しみに」お待ちください。
「国語の苦手な子の技術講座」の再開の前に、小6のみなさんで国語が苦手に思っている人たちのご要望の強い、模試での国語の読み取りに関して、「号泣少年」らとのやりとりを紹介していきます。
まず、彼には、過去の模試と復習テストを持ってこさせて、もう一度、読ませていきました。
まずは説明的文章から対策を始めました。
これは国語の苦手な人は、まず説明的文章から入ることをお薦めします。
で、号泣少年に、まず読んでみぃよ、と黙読させました。
「え… 全部最初から?」
全部読めたら言え、といったらやはりことのほか読むのが早い…
「う~ん… こりゃやはり目でザッと追っているだけだな」
と即座に思いました。
というのも、模試の文章を「読め」という指示に対して、彼は、みょーな顔をしてみせたからです。全部最初から? という質問も変でしょう?
「おまえ、どういうふうに読んでるねん?」
というと、模試のときに「通して」読んでいない、というのです。
問題の下線を引いている前後をざっと見てるだけで、答えも何かテキトーに探しているようでした。
ただ、彼の言いたいことは予測できました。「テストのときに全部読んでいたら問題時間無くなる」ということなのでしょう。
「おまえ、1分間ってどれくらいの長さかわかっているか?」
「ちょい声出して読んでみ。1分経ったら言うから読めるところまで」
と、読ませていくと、まぁ、普通に読んでいる…
で、時々、ちらちらこちらを見はじめる…
まだ1分ちゃうの? と言いたそうな顔…
「やっぱりな」と思いました。
彼は、算数が得意なので計算練習の1分、つまり連続した作業時間は体感できているのですが、読書速度は体感できていなかったのです。
「どうや? 1分って意外と長いやろ? もういくつ寝るとお正月、という歌知っているか? あの歌一番歌うの30秒以内で済むの知ってたか? 5分あると、1つの文章、わりと読めるんやで。おまえ、5分の長さを知らないで、気持ちばっかりあせって問題から読み始めていたやろ」
というと、「え~ だってダラダラ読んでたらアカンから、そんなん問題からパッと見たらよいやんっ てお母さんが言うねんもんっ」というのです。
「大人はそんなことよーゆーねんっ きっとお母さんは国語が得意やってん。できる人はそんなん言いながら速読できていて自分が抜け目なく読んでいること忘れているだけや。自分がそうしてうまいこといったから子どももそうやと思いこんではるねん 無視無視!」と言いました。
ポイント① 「5分」「10分」で読める自分の量をしっかりと認識させる
「始め」の合図で、ろくろく読まないで、問題にとりかかる、ということをむしろ回避してみてください。読んでいたら時間が無くなる、という子は2種類で、ほんとうに遅い子と、時間がなくなる、と思いこんでいる子の2パターンがあります。号泣少年は「思いこみ型」でした。思いこみ型でない子は、まず5分と10分の2つの時間で読める量を確認させてください。
で、次にどう読むか、で、これは前にお話ししたとおり! 読むだけでは読みとばすので、読むときのチェックポイントとして指示語が出てきたら線を引く、ただし、何を指しているかはこのときは確認しないで次に読む、「しかし」などの逆接語が出てきたら線を引く。で「作業」をさせながら読ませる。
ポイント② 「指示語」「逆接語の後」に線を引きながら読む
「さて、おまえ、このテストで、いっつもできない問題は何や?」
「え~ あの、最初の3字と最後の3字抜き出せ、とか言うヤツ~ あれほんまうっとおしいねんって 探してたらイライラすんねんっ」
実はたいてい、主張は形を変えて繰り返される場合が多いのです。論説文で指示語で受けていく部分は、筆者の主張が隠れていたり、「だが」の後ろにも言いたいところがあるのは確かです。
「まずほんなら、とりあえず、先に指示語の指している部分と逆接語の後ろあたりを探してみろ。」
といいました。実はこれは「インチキ」です。それが抜き出しの答えになる根拠はまったくありません。
でも、彼は探すのがイライラする、というのです。こんな子は「体系的」に答えを探せていないのですよ。きっと、ムチャクチャ目だけをあっちへふらふら、こっちへふらふら、テキトーに視線をさまよわせているからイライラしているんです。これか、これか、それでもないか、のほとんど当てもん状態…
だから、ウソでもいいから、「探す順番」を示してやるのです。ここから探せ、ここから探せ、それでもなければここから探せ、という作戦です。
知らない間に号泣少年だけではなく、国語が苦手な子が集まってきて、色々参加者が増えてきました。
「あ~それそれ、おれもきらいっ」「わたしもイライラすんねん」という子が集まってきました。
すると中には、わりとスムーズに答えをみつけるヤツもいましたが…
号泣少年はそれでもなかなかみつからない…
するとやや遠目で、わたしたちの様子を見ていた国語ができるチョ~優秀少女が何やら言いたそう…
で、「ちょっとそこの国語ができるお嬢さん! おろかな者どもに国語のコツを伝授したってや」
と言うと、その子の答えが実に素晴らしい!
「え、説明文なんか、そこに書いてあるとおりやん。私は書いてあるとおりに答えているだけで、書いてないことは答えてないもん」
そうなんですよ! 筆者が書いてあること以外、書いてないのです。これこそ国語の正攻法! 書いてあること以外、答えではないのです。
一見、禅問答のようなんですが、私は彼女の言うことがわかるんです。つまり、前に紹介した「抽象化能力」のことなんです。
例(具体)を示して、意見(言いたいこと・抽象)に持って行くのが説明文です。「私は朝食にカレーうどんを食べる」→「生物は栄養を摂取する」は、同じことを言うているのですよ。
号泣少年は「抽象化」ができていないから、「同じ」がすべて「違う」ものに見えているんです。
つまり、語彙が足りない、抽象化の意味がまったくわからない。
もうここからはヤケクソです。このボケているところを逆手にとりました。
「おい、おまえ読みながら、筆者が何言うてるかサッパリわからないとこ出てきたら線引いてみろ」というたら、まぁ、出てくる出てくる…
さっきの「生物は栄養を摂取する」という具合に難しい言葉が使われている(抽象化されている)文にほとんど線が入りました。
「そっから探してみろ!」
ポイント③ 国語の苦手な子は意味不明な部分に既に答えを見つけている
まともな国語の先生から言えばこんな方法はめゃくちゃです…
ちょっと記述とか論述とかで、理由聞かれたり、説明せよとか言われたら、おまえが自分で一番難しい、意味わからん、と思う文に「から」とか「こと」とか書いて出してみろ、というと、意外や意外、わりと模範解答近くのものを引っ張り出しています。
まだもちろんこの時点では正解などは導けていませんが、彼にとって「書く」きっかけを知る第一歩を踏み出しました。(次回続く)
しろくま様 あたたかいお言葉ありがとうございました。
しろくま様のアドバイスの元 息子の弱点ノートは作り始めていましたが
得意ノートはつくっておらず
目からうろこでした。
確かに 兄の受験時 不合格になった子の感想を聞くと
「得意科目ですべった」という声でした。
不得意科目はいやがおうでも 一番時間をかけてきた科目であり
受験本番も一番緊張感をもって臨む科目です。
ですが得意科目でふいに「あれっ?」という問題にでくわしてしまうと
がたがたっと崩れるのかもしれませんね。
あと生活時間の安定も大切なことなのですね。
また 聞きたいことがあればしろくま様のご意見を拝受したくおもいます。
ありがとうございました。
しろくま様
皆様からいろんなご質問が殺到してお忙しい中,非常にスピーディーにかつ懇切丁寧にご回答くださり,本当にありがとうございます。
「しろくま様基準」,なるほど~これは知って知っておいてソンはないなと思いました。うちの場合(ただし,女子)はAの1に該当します。
今,新6年です。教科別の偏差値が出ているかとのことですが,もちろん出てはいるのですが,合格判定はありません。もう少しすれば,志望者中の順位などより詳しい相対位置がわかっていくことになると思いますが。
最後にもう一つだけ,地頭の良くないうちの子のような子が地頭の良い子(地頭の善し悪しの定義がいまいちよくわかりませんが)についていくためには,何が大事でしょうか?




































