女子美の中高大連携授業
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
「東京から」さま
2・3日、留守にしておりレスが遅れて申し訳ありません。
程度の差はあれ、「困ったちゃん」はべつに困ったことではありませんよ。
中学入試をめざすお子さんなら誰もがそんなことになった、あるいはなっている、ものです。
少し関西と関東では、「塾のあり方」「入試の制度」に相違があるのでいくつか質問させていただきたいのですが…
① いまは塾にお通いになられているわけですよね?
② その塾は、学習計画表のようなものがあり、単元ごと、あるいは授業ごとの確認テストが実施される、というような塾でしょうか?
③ 得意な教科はありますか? 四教科の好き嫌いなどがあればお教えください。
前にもレスしたのですが「やる気」の喚起は、教育・スポーツの世界の永遠の課題です。親や塾ができるのは「燃える」ための「可燃物」の準備くらいなのです。ですからやる気を出させる「きっかけ」作りくらいしかなかなかできないのが実際です。
塾の講師をしていたときに「キャンプの飯ごう炊さんの比喩」をしました。
最初に木に火をつけるのはなかなか難しい。木を「密」に組みすぎると空気のまわりがなくなって火がつきにくい。ある程度の「疎」に組んで、最初は燃えやすい新聞紙に火をつけて、着火する。で、木をあまりいじるとダメなんですよね。辛抱強く火が回るのを待つ…
「木の組み方」「新聞紙の用意」「完全に火がまわるまでいじらない」というのがコツで、お勉強のやる気の喚起もこれに似たところがあるわけです。
①~③のご質問に答えていただいた後、少し、話を展開したいと思いますのでよろしくお願いします。
「さくら咲く」さま
お悩みの要点は
① 小テストと模試のズレ
② ミスが多い
③ 難問耐久性がない→問題の取り組みにどう「ねばり」をつけるか
④ 見直し・反復学習をどうするか
という4つかと思います。
①についてですが、これは3ヵ月くらいの「時差」があります。一般的な回答から先にさせていただきますと、まずは日々の学習をしっかりした上で、しだいに小テストの点数が高くなり、3ヶ月後くらいに模試へ成果があらわれてくるものだ、という話になります。おそらく塾の講師もそういう返答をされるのではないかと思います。
ただ、細かくみないと「落とし穴」があります。お子さんの塾の復習テストは、クラスによって2種類あるいは3種類くらい用意されていませんか? 下位クラスの復習テストは、算数や理科の計算分野のものでも、計画表に指定された教材から「数値替え」もせずに8割分くらい出題されている場合があります。つまり、女の子によくみられる現象ですが、きっちり範囲をやって「理解」よりも「おぼえる」ことによって「同じ問題」はスイスイできているが、数値替えや応用したものだと得点できていない、というケースがあります。
これだと復習テストも実質ゼロ点、という場合もあるわけです。この点は是非、よく復習テストと範囲の教材の問題を照合して、どこができているか、どういう得点の仕方をしているか、確認してほしいところです。
また、小テストと模試の「落差」は、「問題暗記型」の学習(解き方を丸おぼえしてしまってそれを用いた演習量が不足している)場合によく起こります。質的問題ではなく量的問題です。とくに、お子さんが、「ああ、この問題はもう解き方知っているからええねん」と言って問題を解こうとしない場合は要注意です。しっかり問題演習もする必要がある… 余計な負担であまりすすめたくはないのですが、簡単な問題集を別に一冊用意されて同じ範囲・単元の問題を数多くあたらせるほうがよいと思います。場合によっては小5や小4の同じ範囲、単元の過去の復習テストをやらせる、というのもよい場合があります。
②も①の話と関わりか深いところです。小6で女の子で、ミスが多い、というのは、
A「嫌いな教科や分野」で気乗りがしない
B「知っているわかっている問題」を数多く演習しない
という理由である場合が多くみられました。とくにAはけっこう深刻で、女の子って、嫌いなもんにはガラガラピッシャンっ とシャッターおろしてしまって何をどういうても「もうええねんっ」とツッパねちゃう場合が多く、下手にいじると余計にしなくなる子もいたので、なかなか対応が難しいところです。
③は②のAとの関わりが深いところでもあります。そういうようになっている場合は、難しい問題、というより嫌いな(本人が難しくて嫌いと思いこんでいる)問題なのではないでしょうか… これはやはり塾の先生で、本人が好き、あるいは信頼している先生にたのんで、解き方やどういうところでつまづいているか見てもらったほうがよいところです。言うたように、「嫌い」と「解けない」がごっちゃになっているケースが女の子の場合は多く、「嫌いだけれど解ける」という意識に転換してやると、模試の成績は驚くほど改善されます。
④については前にもレスしたことがあるのですが、「問題先送り作戦」にしませんか? できないところをしっかりし整理して模試や小テストを切り貼りしたノートを作成しておいて夏休みにする… もちろんゴールデンウィークなんかも利用できるポイントです。
お通いになっておられる塾は夏休みに夏季講習以外に「質問受けのできる自習室」の開放とかありませんか? そのときのための教材作りに今は徹しておいてもよいかも知れません。
よくいう話ですが、やはり「得意教科」「好きな教科」をたくさんやらせて勉強全体に勢いをつけてやってほしいのです。ついつい苦手な教科を集中させがちですが、女の子はそれをやると机に座るのを拒否しはじめます… 春休み中、あるいは夏休みまでは「好きな教科」と「得意教科」をたくさんやらせて模試でもその教科の得点を伸ばしてやって、「この教科はだめだったけど、さすがこの教科はすごいわね~」と得意を意識的に強調するようにもっていってやってください。「これは××だけど、こっちは○○ね~」という「先にけなして後でほめる」というような声かけの方法も忘れないでください。
また追加質問あればよろしくお願いします。
以前、第一志望校残念でふっきれない気持ちにアドバイスをいただきました。
その節はありがとうございました。
いよいよ春休みも終わろうとしています。
この春休みは準備講座にも行かず、自分で毎日計画をたて、頑張ってきました。
それが終われば好きなことをしてもいいよ、という約束つきですが。
新学期が始まっても、とりあえずは子供を信じ、塾なしでいこうと決めています。
毎日予習復習をきちんとして、その日の疑問はその日のうちに解決する・・
子供とも話し合い、「必ず守ろうね」と約束しています。
そんな中、先日、受験のために通っていた塾の合格祝賀会に参加してきました。
まわりのお友達は、ほとんど新しい塾の準備講座から春季講習、そしてそのまま入塾の手続きを済ませておられました。
「子供が塾に行かないと不安だと言うから」みなさんそうおっしゃります。
娘の入学する学校のお友達もダブルスクールが多いのかもしれません。
そう考えたらとても不安です。
しかし、娘は塾に行く気はなく、自分で頑張ると言います。
私もその気持ちを尊重し、娘の思う通りにやらせてみようとは思っているのですが、
とりかえしがつかなくなってしまってからでは遅いと思うのです。
このまま自分で勉強をし、問題がおこらなければそれにこしたことはありません。
しかし、必ずつまずくことってあると思うのです。
そこでお聞きしたいのは、
例えば、どのような状況に陥ってしまったら塾の手をお借りしたらよいのか?
早めに手をうったほうがよいのか?
以前しろくまさんが書かれていた内容で、定期テストで中学受験の範囲はできているのに
中学で習った範囲はできてなかったら要注意とありました。
そのあたりが目安でしょうか?
実際にその状況になってみないとわからないとは思いますが、ただただ不安です。
しろくま様 中高一貫校の塾通いについて様
中高一貫校の塾通いについて様の書かれているお気持ち
中学へ入学してからのさまざまな不安な事などすごく
よくわかります。うちは今年中学3年で中高一貫に通って
おります。
入学当初は色々心配はありましたが、子供自身が考え、子供自身が
学校のお友達から刺激を受け、子供がこうする!っと言ったように
やっております。学校の成績は範囲のあるものから中間や期末の試験
が行われますので、実力がついているのかどうか全くわかりませんが...。
うちはずっと塾なしでここまで来ました。もちろん塾へ行っている
お友達もいらっしゃるようです。塾へ行っているから学校の成績が
良いといえば、全くそうではないようですが。
高校受験が無いだけに、試験前だけ勉強し、ちょこちょこ英語の勉強し、
あとはクラブ三昧という様子で、このままで良いのか....。と
不安ながら、ほったらかしです。
うちはこれから、どのような形で高校生となり、過ごしていけば
良いのかアドバイスありましたらよろしくお願いします。
下の子、国語がんばっております。
成績はいまひとつ振るいませんが、本人が少しでも成績を上げたいと
国語に対して熱心になってきた事だけはまちがいないです。
号泣き少年君が解いた問題など、これからも参考にさせて
頂きます。
よろしくお願いします。
しろくま様
お返事いただきましたのに遅くなり申し訳ございません。
娘の現状ですが
①大手塾ではなく中堅塾に4年生まで通っておりましたが、
同じ塾に通っていた同級生のお母様からの娘への心無いお言葉が
続いた為、やむなく退塾いたしました。
現在は少人数の塾で学んでおります。
②少人数の塾ですので確認テストは大手塾のようなものではなく
単元の過去問を順序立てて解答するというような形で行われています。
学習計画はあるようですが、子供達の理解等により前後するようです。
③娘が得意(好き)な科目は算数・社会で嫌いな科目は理科です。
特に算数では図形・計算・規則性等は好きなようで自信を持っているかもしれません。
社会は先生が印象で記憶できるようにと、色々な裏話などをして下さいます。
娘は裏話を良く覚えているのですが、本筋をポッと忘れることが多々あります。
家庭では先生のご指導に信頼をおき、娘も付いていこうと頑張っております。
頑張っているだけに模試等で結果が出せないのが辛いようです。
春休みは唯一、学校の宿題がない絶好の休みなのですが、私の仕事も
フルタイムですので、じっくりと見てあげることが出来ません。
親ばかり焦ってもいけないのは重々、承知しておりますが、
娘にも、もう少し受験生としての覚悟を持って欲しいと心から願います。
「中高一貫校の塾通いについて」さま
いよいよ新しい学校生活が始まりますね。明日から実際には中学生ということになるわけです。あらためて、ご入学おめでとうございます。
さて、中高一貫校にお通いになるお子さんを持つ保護者の最初の悩みの一つがやはり「塾」なのでしょう。これは当然です。
中学入試を志して、私立あるいは国立に入って、しばらくはゆっくりさせてあげよう、と思いつつも、そもそも大学や将来の夢の実現を考えて中学入試の選択をしたわけですから、これがゴールでおしまい、なワケありません。
当然、「次の一手」をみなさん計画されるわけです。
ただ、その「次の一手」が「塾選び」である必要はありません。
中学入試に際して、あまりにも「塾」に依存してきたわけで、入試が済んで何もなくなってしまうと、ほんとにポッッカリと「穴」があいたような気になり、何かでそれを埋めたくなる気持ちはよ~~くわかります。
学校に入ればわかりますが、塾がいかにすごいシステムで学習の場を提供してきたか実感できると思います。学校はあくまで学校で、たとえ進学校を標榜するところであっても、塾や予備校のような「入試に特化した」学習の提供はできません。
中学入試と大学入試は、かなり異なるものです。だから「同じような要領で塾を選んで通わなくてはならない」という発想は、ちょっと待ってほしいのです。
中学は、塾の偏差値表のとおり、上から下まで学校がズラっと並びます。でも大学入試は違う。
大学入試はまず理系と文系に分かれる… この二つ「系」の中の優秀者の比較はできなくなるのは当然でしょう? 同じ理系でも医学部などは理科が3教科のところもある。他の理系はセンター試験で理科は2教科を選ぶことになる。文系は社会が2教科。で、学部試験には理系では国語が無いところもあるし、文系も社会が学部試験が無いところもある… 同じ京都大学でも学部によって偏差値は当然違うし、選択すべき教科も違う…
医学部に50人合格する私立高校があるとして、じゃあその子らは上位50位かというとそうではないでしょ? 文系もいるし、薬学や理学部をめざしているかもしれない… 優秀だから偏差値の高いところに行くとは限らないわけです。
つまり、自分のめざすところに合わせて、かなり個々の事情に対応した学習をしていかなくてはならないのです。
極端に言うと文学部をめざす者と医学部をめざす者の勉強法は質的にも量的にも相違するわけです。
わかりきったことを長々と説明して申し訳ありません。
だから、中学受験の場合は、塾に「あの子がいくからわたしも行く」という論法は一部正しいですが、大学入試の場合は、「あの子はそうでもわたしは違う」という側面が大切になるのです。
中高一貫校の生徒が通う塾は
A 先取り学習
B 復習足踏み学習
の二つの型です。
Aは、難関大学の難関学部狙いの人が選択するものです。医学部などをめざしている人は、私立の質量の大きな課題や学習内容の上にさらに何かを積み上げる、ということを考えておられるからです。
Bは、①型と②型に分かれます。
① 私立の内容・学習速度に遅れをとっているからそれを補完する
② 私立内でのステップアップを図る
②はコースの変更などがあったり、学内での順位を高めて学校での学習効率を高めたり、という狙いのものです。
わたしは個人的にA型を「ダブルスクール」と呼ぶべきだと考えており、B型は「ダブルスクール」と称することには賛成できません。+αではなく、もともとあるものの強化だと思うからです。A型は新たな付加ですがB型は深化あるいは定着がねらいだと思うのです。
A型の場合、「早くに入っておかなくては途中からは難しい」「塾内でのクラスの順位分けのテストがあって学校のお勉強があとまわしになる」という問題があります。
まず「途中から入るのは難しい」というのは、やや脅迫的な入塾のすすめのようであまり好きではありません。入っても、学年が進むにつれてやめていく生徒たちたくさん知っています。某大阪の有名進学女子中も、最初はA型が多いのですが、やがて自分との適正を冷静に判断できるようになり、途中でやめていって結局塾通いの比率は「1:1:1=塾・家庭教師あるいは個別:塾無し」に落ち着きます。そしてそれぞれに7割の現役合格率があるらしいので、とどのつまりが、塾無しが有利不利ではなく、自分にあったスタイルを選択できた者が合格している、と判断すべきでしょう。
塾内でのクラス分けのテストを優先して学校の勉強を後まわしにする、としたら、こういう言い方をすると失礼かもですが、それはその子のキャパに限界がある証拠です。塾の勉強「を」してしまって、塾の勉強「で」実力を涵養しているとは言い難いところです。A型は、両方できる子でなくては選択すべきではないような気がするのですがどうでしょう?
一定以上の私立に入れば、学校の学習をしっかりしていればセンター試験で十分得点できる内容は身につきます。で、学部試験に関しては塾や予備校、家庭教師などが必要となる局面が出てくるかも知れません。それも大学入試のシステムしだいだと思いませんか? センター重視の大学学部もあれば学部試験重視の大学学部もある…
でもね、センター試験コケたら、「次」は無いのですよ。まずはセンター試験でしっかり得点できる力をつけて、その上で学部試験の力を磨く…
だとしたら、一定以上の私立に入学したなら、まずは学校の内容をしっかりやりましょう。
前にも少し話したかも知れませんが、私の友人の娘さんが大阪の某有名進学女子中に通っています。その担任だったか教科の先生だったかが
「まず学校の勉強、考査で7割をしっかり得点しろ。きみらが学ぶ内容はかなり難しい、おまけに一教科だけではない、人間何かは忘れるものだ、でも習った内容の7割はおぼえておかないとお金を払って私立に通わせてもらっているお父さんやお母さんに申し訳ないやろ? 塾に行ってもええし習い事やってもええけどそれは7割おさえてからや。問題のレベルによっては7割は難しいかも知れないが、それでも7割や。なぜなら先生方は、どんな難しい問題でも習ったことしか出題されていないのやで! 7割ないなら学んだ値打ちがないと思いなさい。」
と言うてはったらしいのです。深く深く同意します。
逆に言えば、7割切っていればB型にすべきで、7割を常に越える力を維持しつづければセンター試験にもある程度対応できる、という話と解釈できると思うのです。むろん上をめざすものは7割が8割で9割でよいのでしょうが、A型にするならまず、学校の勉強がちゃんとできてからでないと無駄な投資になるだけです。
で、言うたように、新しい内容を理解した上で7割か、中学入試の遺産だけで7割なのかをよく見極めた上でどうすべきか、をしっかり考えましょう。
まずは学校の考査でバシっと数字を出してみましょうよ。これなら余裕と思えば「上に積み」、これはマズい、と思ったら「下に掘り下げる」。その手法は塾とは限りません。
不安に思われるのは当然です。6年間はことのほか「長くて速い時間」です。いろいろ試行錯誤をされたらよいですよ。夏休みに夏期講習に行って塾に適正があるか試してみる、あるいは短期で家庭教師や個別を試してみる、しばらく自分でやってみる… すべて「お試し」でよいものを探し出してみてください。
前にも言いました。「不安」の解消は「迷い」にすればよいのです。
「どうしよう」を「どれにしよう」に変えてみてください。色々な作戦が見えてきますよ。
「さくら」さま
まずは、下のお子さん、国語の学習に飽きず、是非がんばってほしいと思います。正確には国語に対して「がんばる」という言葉はふさわしくないのですよね。算数とかはハチマキしめて集中力高めて学習する、というのが適していると思うのですが、国語はむしろ、少し深呼吸して、肩などの力を抜いて、問題文からちょっと顔を遠ざけて読んで考えて解いていけばよいのです。
熱心に国語の学習に向かえば、成果はやや遅れて出てきますよ。まだまだ四月になろうという段階。夏休みまでじっくり丁寧に国語の学習を続けてください。
さて、上のお子さんですが、6年一貫教育の私立ならば、中2の数学と英語、中3の数学・英語・理科は大切です。たいていの私立は、高校内容を中学におろしてきているハズですから、中学3年は高校1年と2年の一部の先取り学習となります。少しばかり、中3は今までと同じ勉強のペースをしていたら、6年一貫校に入った値打ちはないよ、と「しろくま」が申していたとお子さんにお伝えください。
ここが「要」の部分です。逆算すると中2の英語は「要」の準備段階だったわけですから、春休み中に是非是非英語の復習を完成させて、あるいは春休みに英語の課題などが出ていたならば、意識として、課題「を」仕上げる、ではなく、課題「で」学ぶ、というようにさせてほしいところです。
中3は勉強の「質」と「量」を変えましょう。とにかく中2までの自分とは、変わってほしいところです。いや、実はそうしたい、と心の中で思っている子たくさんいるのですよ。誰かに背中を押してほしい、文句を言うて反論もしてしまうけど、やっぱり強く言うてほしい、と潜在意識の中にある時期でもあるのです。
ですから、一度、親子の「会議」を設け、怒るのでもなく、厳しい口調でもなく、中3は「6年一貫教育の中では大切な核の時代」だから、ちょっと英語と数学と理科の3つは真剣にやっていこう、と話してほしいと思うのです。
まずは「あなたの考えを聞かせてよ」から入り、お子さんの主張をよく聞いた上で
① 高校内容の先取り学習の大切な始まり
② 英語は積み重ねで一階が無いと二階が無い教科
③ 数学・理科は難しい問題を後まわしにせずその日のうちに解決する
①と②をしっかり意識させて③を約束させる、ということは最低でもしておいてほしいところです。
明日から四月。ちょうどよい節目だと思うので、まじめな親子の会議があってもよいと思います。ひょっとするとあまり変化は無いかも知れません。それでもよいのです。節目にこういう話をしていた、と後で思い出せば、高校2年くらいで、やらなければ、と思ったときに「立ち返る過去の拠点」があることになります。そうか、今不振なのはあのときやらなかったからだ、という意識を持っての取り組みは、まったく何の意識もない取り組みよりも深みに違いが出てきます。
ここがかんじんっ! という節目節目に「竿さす」ことは大切です。
「東京から」さま
少人数制の塾にお通いになられているのですね。
大規模塾、少人数制、それぞれメリット・デメリットはありますが、前者は「動機」「強制」「比較」のうち、「比較」「動機」に傾斜し、後者は「動機」「強制」に傾斜します。
「強制」というとちょっと響きがきついですが、ようするに少人数ですから目がとどく分、「ひっぱる」効果はありますし、声をかけたりよりそったり、動機付けにも効果があるでしょう。
だとすると、お子さんに不足しがちな部分を補う必要があるわけです。
「比較」の部分は、少人数制ではその世界の中だけで完結しがちで、ある問題ができても外部の模試などをみると順位がふるわない、という現象は起こしやすいかもしれません。
あまり追い立てる学習は好きではないですが、もう6年ですので、やはり模試などの得点・順位などを(志望校別の順位なども出る大きな模試がのぞましい)しっかり本人に「可視化」して意識し、あなたの今回の得点ならば○○中学に到達しているね、この教科の偏差値だけなら△△中学は合格ね、というように具体的に数字も示した上で、話をしていったほうがよいでしょう。
「飯ごう炊さんの比喩」で
やる気を出させる「木の積み方」「新聞紙の用意」「火が回るまでいじらない」の三原則を説明しました。
「木の積み方」はやるべき教科の整理と課題量の調節です。
本人のキャパを越えた課題や分量があてがわれているとやる気はなかなか出ません。宿題や課題に「追いかけられて」しまっている状態です。
少人数の塾ならこの問題は解決しやすいのですが、それでも本人が見栄や背伸びで実は消化不良をおこしている場合もあります。課題や講座の精査はしてほしいところです。少人数の塾ならば講師の先生にも話しやすいかもしれません。ちょっとこの子に合った分量・質の課題に集中させたいのですが、と申し出てはどうでしょうか。
「新聞紙の用意」は燃えやすい教科にまずは火をつける、ということです。
算数と社会が得意ならば、まずは社会をたくさんやらせて、その点数を目に見える形で上げさせてはどうでしょう? 社会は比較的見た目の点数を上げやすい教科です。満点とれる勢いで勉強させて、結果として他の教科が後回しになったとしても、二ヶ月ほどはがまんして、算数も含めて得意教科に専念させてやる、好きな教科をたんさんさせてやる、というのが「やる気」を引き出すことに通じます。
いろいろな学校の情報の提供(文化祭の見学や学校見学なども含む)や「木の積み方」「新聞紙の用意」ができたなら、あとはしばらく本人にまかせてみましょう。「しばらくあなたの気がすむようにがんばってごらん」と自覚を促すことも大切です。ただ、勉強時間の開始と終了、どこまで今日はやったか最後にノートをみせてね、くらいの「枠組み」はしっかり残してください。
コントロールからドライブへの移行は試してみてもよいでしょう。
何か追加質問があればお願いします。




































