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しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。

【1175545】
スレッド作成者: しろくまさん大好き (ID:IdLPhqkt1Aw)
2009年 02月 06日 17:38

6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。

元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。

国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。

【1246238】 投稿者: しろくま   (ID:imCA.K6KZDE)
投稿日時:2009年 04月 02日 14:08

「ムーミン」さま
 ムーミンさまは「過去問との相性について」というスレ立てされた方と同一人物でしょうか? IDは同じなのでそうかな、とは思うのですが…
 とりあえずはご質問のあったことについての回答ということで…
 「暗記が嫌い」な子に適したテキストや資料など… これはなかなかむずかしいことです。暗記を嫌がる以上は、提供の仕方がどんな形であれ、それをきっとイヤだなぁ、と思ってしまうでしょうから。
 ただ、ようするに、できるだけイヤがらずになんとか前に進みやすい教材はないのか、という保護者のお気持ちだと思います。
 私の知っている範囲の子たちで言いますと、好奇心が強すぎる子、よくおしゃべりをする子、頭の回転の速い子、というのは、暗記は嫌いだ、とよう言うていました。
 きっとコロコロ目先が変わってほしいのですよね。何ていうか、次から次へといろいろな形の障害物が出てきたら楽しそうに飛び越えるんでしょうが、同じ景色の校庭を10周走れ、と言われちゃうと、体力があっても絶対イヤ、とかなるのかも知れません。
 講師の時代、「遊園地の比喩」の話をしました。
 並ぶアトラクションとそうでないアトラクションがありますよね。どんだけ並んでもお目当てのアトラクションに乗ろうとする子と、並んでまでもそのアトラクションには乗りたくないな、という子の2種類あるんですよね。
 意外と暗記が好きな子は「並ばない派」なんですよ。暗記が嫌いな子のほうがかえって「並ぶ派」でアトラクション好きなんです。
 誰だったか、昔、駿台の予備校の講演会で心理学者の先生がお話しされていたことがすごく印象に残っているのですが、時間の流れには「生きた時間」と「死んだ時間」があるそうなんです。
 暗記が得意な子は「死んだ時間」が嫌いで、その空白ですら何かがしたいのですよ。暗記が嫌いな子も「死んだ時間」は嫌いなのでしょうが、その後に「生きた時間」が来るならば「待てる」のです。
 本来は、本人が「暗記のために」やるべき作業ですが、その子にとってはそれが「死んだ時間」に感じるかも知れないので、この際、前に述べたカード作りや虫食いなどは親が作ってやって、子どもには、次々目先を変えて、はいこれ、次これ、と出していくやり方がよいのかも知れません。教材そのものの問題ではなく、それをお子さんにどうさせるか、がポイントになりそうです。
 映像系の教材は、低学年で、しかもまずは興味付け、という「きっかけ」には最適です。たとえば、歴史の学習漫画なども、あれがきっかけで歴史が好きになった、というお子さんや保護者もおられるでしょう? きっかけ作りには適していますが、それ以後の深い学習や受験勉強は、あの方法ではある段階からちょっと対応できないと思います。映像で入試はおこなわれないからです。
 ですから市販の暗記系の教材は、暗記が嫌いな子の場合、すごい簡潔なやつを何種類も目先を変えて提供してやるのがよいかも知れません。
 ただ、暗記が嫌い、と思っている子の半数ぐらいは、実は暗記が嫌いなのではなく、勉強のスタイルとか自分に適したやり方に気がついていないだけで、友人がやってる方法やノートを見て、「あ、こんなやり方したらええんや」と気がつく場合も多いのです。保護者も、また本人も、決めてかからず、自分の学習スタイルの確立の「試行錯誤」を夏休み前まで続けてもよいかも知れません。
 さて、「過去問との相性」でお悩みのようですが(同一人物であるとして勝手に話を進めさせていただきます)…
 まず、「過去問はもう次には出ない問題」と割り切ってください。ですから過去問は、あくまでもその学校の時間配分、形式に慣れるためのもの、と思われたらよいと思います。
 昔の裏話ですが… 塾の講師時代、私立の先生方や校長先生と知り合いになれる機会もありました。理科や社会は、やはり過去5年くらいは同じ問題を避ける傾向があったようです。それは今でも同じではないですか? というか、それは当然ですよね、去年と同じ問題出していたら笑われます。理科や社会は6年以上前の過去問をよくみて、とくに社会は検定教科書の範囲を逸脱していないものに絞れば、能率的な学習の指針が立てられる気がします。
 頭が20年近く前ですから、西大和・立命館・同志社など、あげられていた学校の傾向の分析などできませんが、ごくごく一般的なことを申しますと…
 出題内容の70%はどこの学校でも共通した問題です。ある問題だけみて、これは○○中学の問題だっ! と指摘できるようなものは30%くらいです。
 ですから、まずは70%の、どこの中学でも共通して出題される部分(塾によっては平常とかベーシックとか呼ばれる講座の部分)をしっかり勉強した上で、秋以降に具体的に併願プランもしっかり立てて受験予定の過去問に目を通して
「形式」を理解しておく、という作戦でよいですよ。あまり今から個別の学校にこだわる学習をすると、基本的な、みんなが得点できる部分の訓練が疎かになります。
 ごくごく一般的な目安ですが「質」に傾斜した学校と「量」に傾斜した学校の2種類があります。むろん教科によって同じ学校でも異なります。
 算数の「基本型」は50分で大問5問。第1問が計算で、第2問は「次の問いに答えなさい」で小問が4~5、第3~第5が図形やら確率やら速さやら、でこの第4・第5くらいに学校の特色が出てくる、というわけです。これより少ない設定だと「質」に傾斜し、これより多いと「量」に傾斜している…
 国語なども物語文が出ないで、説明的文章だけ、というところもあるし、漢字や語句の扱いに差があります。つまり書き取りも独立して大問設定している学校もあれば、あくまでも文章題の文中がカタカナになっていて漢字になおせ、みたいな設問組み込み型のところもあります。別に大問設定している学校は、けっこう配点が高く、語句の学習もちゃんとやっておいたほうがよい、とわかります。 理科も女子の学校は暗記分野や、生物・地学系が多かったりしますが、男子校は化学・物理系が多かったり… 生物・地学系=「量的」、化学・物理系=「質的」という傾向も判断の基準にできます。
 社会は地:歴:公=2:2:1が基本ですが、地理に傾斜したところ、歴史に傾斜したところ、また公民分野に加えて「時事問題」が出るところ、という配点と時事問題の有無に学校別の特色が出ます。
 どうでしょう、今のところはこの程度の理解でよいと思いますので、あせらず、まずはどこの学校にも共通する部分の固め直しに力を入れてやってください。いろいろな学校の情報を子どもに提供するのはよいですが、まだいろいろな学校の過去問は提供しないでよいと思いますよ。 

【1246269】 投稿者: しろくま   (ID:imCA.K6KZDE)
投稿日時:2009年 04月 02日 14:38

「中高一貫校の塾通いについて」さまへの追加です。
 A型の塾は、一般に進度が難関私立校に合わせている場合が多いようです。また、私立によっては進度というより「習う順番」の相違で、その塾とズレてしまう場合があります。
 私立は中学でも先取り、速いペースの進度のところが多いので、A型の塾によっては途中入塾もスムーズにできるところもあります。
 A型もB型も、昨今はいろいろな種類が増えました。また予備校の先生たちが自分たちで塾をつくっておられて、理科や数学に特化した塾、英語だけに特化した塾、さらには「医学部受験の英語」に特化した塾まであります。
 予備校の講師で、その指導に関してわたしが信頼できる、と思う講師の方が何人かおられるのですが、そのうちのお一人H・Iさん(女性)は、まさに「医学部の英語だけ」をご指導されていたりします。
 昔と違って、「選択肢」が豊富なのですよね。「どうしよう」じゃなくて「どれにしよう」という迷いは、実はありがたい話です。
 他人の噂をまずは信じないでください。いくら友人には適していても自分には適さない、というところ、たくさんあるんです。
 前にもレスしましたが、今時、見学できない塾はありません。いろいろ試して、ひょっとしたら「塾無し」でもいけるタイプかもわかりませんよ。あくまでも本人にとって一番よいものを探して、「結果として」塾、家庭教師、塾無し、となっていれば他人の言質に惑わされることはありません。
 「あなたはそうでも私はこう」という選択こそ大学入試にむけての6年一貫校の生徒に適した考え方だと思うのです。

【1246494】 投稿者: ムーミン   (ID:jaJGKhGVr.E)
投稿日時:2009年 04月 02日 19:34

丁寧なご説明本当にありがとうございます。
知りたかった事をとても的確に教えていただき、感激しました。
「過去問をみる」という指示だけで、出来る方もいると思いますが、私は「過去問」をみても、どこをどのように見たら良いのか?どの問題も難しく感じるし、途方にくれていました。
今回の件で、子供も私と同じような事で困っていないか?あらためて振り返る事もできました。
たとえばテストで「見直し」をしなさいといわれても、もっと具体的でないと何をしたら良いかわからず、漠然とながめていたかもしれません。
関東から引越して、慣れない土地での受験で心細い思いでいっぱいでしたので、アドバイスとても心強く、嬉しかったです。
ありがとうございました。あらためて過去問を見てみます。

【1246544】 投稿者: 「ところが」と「しかし」   (ID:rgNlpkFZg6Y)
投稿日時:2009年 04月 02日 20:25

しろくま先生、ご教授ください。
接続詞の空欄補充問題で
5つの空欄があり、選択肢も5つ。
その選択肢に、「ところが」と「しかし」がありました。
どちらを入れても別にかまわないのではと思える空欄が2つ。
解答はきっちり分けられていました。
そこで、見分け方をご教授していただきたいのです。
辞書を何冊か読みましたがどうもしっくりきません。
むしろ、読めば読むほどわからなくなって来たというところです。
塾の確認テストの問題なので、ここに引用するのも気が引けます。
一般的な使用法でも結構ですので、
「ところが」と「しかし」について説明していただけませんか。
よろしくお願いします。

【1246699】 投稿者: 中高一貫校の塾通いについて   (ID:QjO9VKjEHL2)
投稿日時:2009年 04月 02日 22:54

しろくま様


ご丁寧なアドバイスをいただきありがとうございます。


進路が違えば塾の選び方も違うということに気が付きませんでした。
大手ばかりではなく専門的な指導をされている塾を探してみるというのも
大切ですね。
もちろん当分は塾なしでいけるかもしれませんし、いろいろと試して
本人にあったものを見つけたいと思います。

【1247055】 投稿者: しろくま   (ID:imCA.K6KZDE)
投稿日時:2009年 04月 03日 11:16

「ところがとしかし」さま
 いやぁ~ ついにその質問が出ましたか…
 ありますよ、そんな入試問題。私は過去3回見ました。でも2例は高校入試でしたし、中学部の講義で文法などかなり深く教える単元があったので、説明したことがあります。いずれもやはり5つほど選択肢があり、「かならずすべて使いきる」という条件下のものでした。言い換えれば、そうではない限り、この二つの使い分けは難しいということです。
 受験生に話すつもりではなく、まずは国語学的なところから入ることをお許しください。
 そもそも逆接とは「述語の制限」です。とくに状態性の述語の制限で力を発揮します。
○ 顔は美しい、(   )、スタイルはよくない。
○ このドーナツはおいしい、(   )、値段は高い。
○ グッチのTシャツは値段が高い、(   )、ユニクロのは安い。
 どうでしょう、「しかし」も「ところが」も入りますよね。次はどうでしょう。
○ この問題は難問だ、(   )、がんばって解いてほしい。
 「ところが」はちょっと無理ですよね。この二つなら「しかし」しか入れられそうにありません。
 なぜでしょう? 
 「ところが」は実は「連用節から独立」した言葉で、「しかし」とはもともとの言葉のなりたちが違うのです。
 「ところ」に「が」が付加され、その直前に一呼吸入ったために独立した言葉のようなのです。
○ 友人の家にいったところ、そいつは留守だった。
 ↓
○ 友人の家にいったところが、そいつは留守だった。
 ↓
○ 友人の家にいった。ところが、そいつは留守だった。
 ですから、
○ 友人の家にいった。(   )そいつは留守だった。
 は「しかし」でもいけますが、もともとの「話し手の意図」から考えると、「ところが」のほうがふさわしい場合もあるわけです。
 では、「しかし」を入れるより「ところが」を入れるのにふさわしい「話し手の意図」とは何か?
 簡潔に言うと「意外性」です。
☆ ある動作をしたその結果が予想外である。
 ということを意識・無意識的に伝えたいときは「ところが」になる、ということです。
○ 彼に聞いたよ。( A )、そのような予定はないらしいぞ。君にも言いたいことがあるだろう。( B )、がまんしてほしいね。
 みたいな文章ですとどちらも「しかし」は入りますが「ところが」が入るほうは限られますよね。
 「しかし」は
①「状態性の制限」
②「強調・主張」
の二つの働きが濃厚です。
○ しかし今日は暑いよなぁ~
 とは言いますが
○ ところが今日は暑いよなぁ~
 と単独では使いにくい… 前者は「今日の暑さ」を主張していますが後者はきっと前日までずっと寒さが続いていて今日もそうだと思っていたら「意外にも」暑かった、みたいな「話の流れ」になりそうです。
○ 扉を開けた。( A )、中は真っ暗だった。何も見えない。机があってその上に何かが置いてあるが見えない。( B )、その形は見える。
 これは「しかし」も「ところが」ももちろん入ります。でも、どちらかを入れなさい、という場合は
 Aは「意外性」を適用できる。
 Bは「状態性の述語の制限」である。
 Aにも「しかし」はむろん入るが、「扉を開けたところ、中は真っ暗だった」と置換できる、ならばどちらかを入れなければならないならば「ところが」を選択するしかしゃ~ないか、となるわけです。
 すこし入試に適用しやすくするために判別の手がかりをいうと…
○ 扉を開けた。(   )、中は真っ暗だった。
① 前に「ためしに」をつけてみる、あるいは「開けてみた」のように「みた」という試みを意味する言葉を付加してみる。
② 連用節から独立していたものを「昔」にもどしてやって意味が通るかどうか。
③ どちらも入る場合、後が主張の告白ならば「しかし」、後が意外性の告白ならば「ところが」。
④ どちらも入る場合、「状態性の述語の制限」のほうを「しかし」にしたほうがよい。
 みたいな感じでどうでしょうか? いずれも文脈と話し手、書き手の「意図」がどこにあるかで判断しなくてはいけません。
 でもねぇ~ 中学入試でこの判別は正直、つらい…
 詳しく知りたい方は、国立国語研の寺村氏の著書を読まれることをおすすめします。また石黒圭氏の「逆接の基本的性格と表現価値」『国語学』(198集)を参考にされればよいかと思います。

 

 
 

 

【1247125】 投稿者: しろくま   (ID:imCA.K6KZDE)
投稿日時:2009年 04月 03日 12:33

「ムーミン」さま
 関東から引っ越しされてきたのですね。それはいろいろとわからないことがあって不安でしょう。
 でも、複数の学校があって、ある決められた日に入試があって、出された入試問題を解いて、発表を待つ、というのは日本全国どこでも同じ。
 「どんな学校があるか」「いつ試験があるか」「入試問題はどんなのか」という3つをおさえればそれでおしまいです。
 統一入試「2-3-2」の原則があります。
① 理想の学校2つ
② 現実の学校3つ
③ 確実の学校2つ
 を、まず想定してみましょう。
 20年前の話ですよ。
 成績上位で兵庫県男子難関校ねらい統一入試
① 灘・甲陽
② 六甲・星光・(   )
③ 明星・高槻
 奈良併願を加えて「1-2-3-2」の原則。
① 理想の学校1つ
② 理想と現実の狭間の学校2つ
③ 現実の学校3つ
④ 確実の学校2つ
 これだと
① 灘
② 甲陽・東大寺
③ 六甲・星光・(   )
④ 西大和・帝塚山
 という感じでした。いゃ~ これはなつかしいパターンです。いま20歳後半から30歳前半くらいの人で、難関校狙いだった人は、こんなおすすめパターン塾から言われませんでしたかね? 
 時代はあのころからすっっかり変わりました…
 入るべき学校の名前は今ではむちゃくちゃ変わるでしょうし、中堅私立の躍進がめざましくて昔と違って選択肢が豊富になりました。
 「2-3-2」の「理想2+現実3+確実2」を想定しやすくなったのは確かですし、こんなつもりで学校探しをしておくのも悪い話ではないと思いますよ。
 ムーミンさんも、いろいろ探してみてください。

 

【1247180】 投稿者: 「ところが」と「しかし」   (ID:rgNlpkFZg6Y)
投稿日時:2009年 04月 03日 13:21

早速のお答えありがとうございます。
もやもやしていたのは、「話し手の意図」と「意外性」の有無だったのですね。
納得です。
ありがとうございました。
ちなみに、この問題は浜の灘中合格特訓の2月1回目の確認テストの大問1の1です。手に入るようでしたら、またご教授ください。

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