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しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。

【1175545】
スレッド作成者: しろくまさん大好き (ID:IdLPhqkt1Aw)
2009年 02月 06日 17:38

6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。

元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。

国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。

【1269433】 投稿者: しろくま   (ID:3C7w9N5Inn6)
投稿日時:2009年 04月 24日 22:14

 さて、抽象化と作文の関わりについて、もう少しお話しさせていただきます。
 前回のレスの中の例で、いやいやしろくまさん、その例から導き出せる意見はそれだけではないでしょう? と思っておられる方もおられたハズです。
 「ヘビはカエルをのみこむ」「カエルはハエをつかまえる」「ハエはウンコをなめる」
 という例。もう一つ、というか、かんじんの話をしていなかったことに気がつかれましたか?
 号泣少年に抽象化を理解させるために、いろいろな形で出してきた例の一つなのですが、
 みなさんのお子さんで「生物は栄養を摂取する」という意見に導くだけの例ではないことに気がついた子がいれば、その子はOK!
 あの7人の子たちのうち、理科の得意な少年は、あっさりと気がついてくれました。
 わたしは「カエルをのみこんだヘビのウンコをハエがなめてるんやとしたら?」とヒントを言うと。
 その子は「あ! 食物連鎖やね!」
 と小六でも、りっぱにこの言葉を引っ張り出してくれました。
 そうなんです。この例は「2階建て」でした。「ヘビ・カエル・ハエ」の抽象化、「のみこむ・つかまえる・なめる」の抽象化以外に、ハエ→カエル→ヘビ→ウンコ→ハエ→カエル→ヘビ… の食物連鎖を言いたい、ということもあるのです。
 食物連鎖の中で、生物は食べていっている、生きている、という主旨の説明文の「例」になるわけです。
 昆虫の好きな子は昆虫の説明文の問題が解ける、というのは、自分の興味のある分野に関しては「例もたくさん持っている」「それに関する抽象語句もたくさん持っている」からです。
 読書が好きな子は、いろいろな分野における「例」と「抽象語句」を蓄えているわけです。でも、時として読書が好きでも国語が苦手な子はいますよね。それは「読書を楽しんでいて」「例を集めたり」「抽象語句をふやす」ということをしていないからなのです。
 読書をしても国語の力がつくと限らない、という結論になる場合は、「楽しみ」派の場合といえそうです。
 知的好奇心がどこにあるか、つまり、
A 読書「を」することが「楽しい」子は、実は国語の得点力にあまりつながらない。
B 読書「で」、何かを知ることが「楽しい」子は、実は国語の得点力につながりやすい。
 ということなのです。
 とすると、読書が比較的「きらい」な子でも、あえて、その子の好きな趣味の本を読ませれば、意外と国語の得点力はあがるのですよ。字が少なくてもよいから、理科が好きな子ならば図鑑でも辞典でも読ませておけばよいのです。知識に偏りがあるので、いびつな国語力になりますが、大学入試までには少しずつ違う分野のものも自然と読んでいくようになるので、国語の得点力は養えていけます。
 学生時代、中学生の家庭教師をしていたとき、その子の弟が、これまた国語が苦手な小学生でした。お母さんは何とかその子の国語力をあげたい、読書をさせたい、と思われて相談を受けました。今でもよ~くおぼえているのですが、弟は高校入試させるので、べつにあわてません、と言われたので、ある本を紹介しました。その子はたいへん「釣り」が好きな子で、お父さんとよく川に釣りにいっていたので、岩波新書の『アユの話』という本を貸してやりました。(釣り好き少年にはよく推薦した本です)
 もう、むさぼるように読んで、そこから魚に関する本へとだんだん読書が広がっていき、国語が苦手どころか後に某国立大学の文学部に合格してしまったそうです。Bのパターンの典型例ですよね。
 さて、小六の方のためにも、ひとつの示唆をしておきますと…
 灘中と甲陽中… あるいは四天王寺と神戸女学院… 校風や実績や好みを一切合切無視しての話ですよ、成績がおもわしくないから志望を変えようかな… となった場合、さらに算数やら理科で決め手を書く場合、国語が重大な分岐点にあるよ、あまり過小評価しないでね、ということを申しておきたいと思います。
① 算数苦手で灘から甲陽に変えよう、という場合、国語が得意な子はわりと成功しました。
② 算数得意で灘から甲陽に変えよう、という場合、国語が苦手な子はわりと失敗しました。
 甲陽や神戸女学院は、さきほどの「ヘビ・カエル・ハエ」の例なら、抽象化作業を、子どもそのものに(自分の言葉で)させて解答をつくるパターンだからです。文章中には無いのです。物語でも、6大お姫様の話から、自分で考えて自分の言葉で、ディズニーの求める主題を導き出させるパターンだからです。
 灘や四天王寺は、文章をよく読めば、文章中の言葉でまとめる、考える、ということで答えを作成できるのです。
 灘の場合、算数が得意で国語が苦手… という子は、志望校を変えるよりも国語をなんとかすることに労力をさいたほうがよいのです。灘は不合格者の点数もすべてオープンにしてくれます。前に言うたように、国語で落ちた、というより、得意に思っていたハズの算数でやられた、という例が少なからずあり、国語はその子にしてはわりと何とかなってるやんっ という例が多かったように思うからです。
 国語で偏差値下げているから甲陽に、とするとちょっと危険に私には思えました。神戸女学院の場合も抽象化能力の低い、例や抽象語句をたくさん持っていない子は要注意です。算数できるけど幼稚な子、は四天王寺のほうが合格しやすいかも知れません。
 再度強調しますが、校風・好き嫌い・実績などをまったく考えない、単に入試問題の性質からの、あくまでも、しろくまの意見と思ってくださいね。なんせ元国語の講師ですから、現役算数科の講師の方からすれば、それは、しろくまさん、国語を過大評価しすぎだよ、と言われてしまいそうです… はい、そうかもです、すいません、と申しておきます。

【1269844】 投稿者: 美ら海   (ID:ZUsANreD8Ss)
投稿日時:2009年 04月 25日 10:39

しろくまさま

丁寧なご指導をいただき、ありがとうございました。
私の中で、なんとなく感じてはいたけれどうまく言葉で表せなかった子どもの国語の弱点が
はっきりと浮かび上がり、すっきりしました。
と同時に、思い起こせは3年前、
受験が近づくにつれてじりじりと下がり始めた国語の偏差値のことも思い出しました。
そういえば、あのときも「抽象語句」に悩まされたのでした。
私が、子どものとりとめのない話し方にイライラし、
「で、結局何が言いたいの?」と迫ってしまう理由もわかりました。
受験の時の弱点が、まだ弱点として残っていたんですね。
もう中三なのに・・・と思うと、焦ってきます。
上の子は「読書」が大好きです。
本当に「読書」を楽しんでいるだけというのも思い当たります(涙)
下の子は「読書」が大嫌い。
なのに話の内容なんかは、意外とポイントを押さえてくる。
下の子はおっしゃるとおり、理科的な読み物は読んでます。
説明文は読みやすいようですが、
物語文は「・・・で、それがどうしたん???」と思うらしいです。
今度は下の子の受験です。
今後も、しろくまさんのアドバイスを参考にさせていただこうと思います。

【1270747】 投稿者: しろくま   (ID:7NBEe3MbQnk)
投稿日時:2009年 04月 26日 09:23

 国語が苦手な子のための話を続けていますが、少しだけ、国語が得意な子の落とし穴の話もしておきたいと思います。もちろん、一部、すでにそれらしいことをレスしていることに気がつかれている人もおられていますが、改めて整理してみたいと思います。
☆ 読書が好きな子が国語の問題を解くのが得意だとは限らない。
 読書も好きだし、まぁまぁ国語も悪くないか… と思っていると、突然、小6になって模試が難しくなると、ガクっと得点を落とす場合があります。
 前にレスしたように
A 読書「を」することが「楽しい」子は、得点力につながらない場合がある
B 読書「で」何かをすることが「楽しい」子は、得点力につながりやすい場合がある
 「物語文」と「説明文」では、問題の問い方に少し違いがあります。
まずは「物語文」に関してお話ししたいと思います。
 同じ物語でも、ストーリーや感情の表現がシンプルなもの、つまり低学年向けのものは、かえって精神年齢が高い場合や、Bのタイプの子には理解しにくいところです。
 斎藤茂吉が「実相観入」という言葉を使っていましたが、低学年向けの物語文の場合は、そのストーリーに「観入」、入り込んでしまってうまく解答できる問いもあります。
 Aタイプの子は、お母さんの「主人公の気持ちになって考えなさい」という話が理解できますが、Bタイプの子に、そう言っても、とんちんかんな答えがかえってきてお母さんのイライラがつのるだけ…
 一言で「国語の問題」と括って学習するから、子どもも親も疲労するのです。
☆ 精神年齢が高い、低いというよりも、問題のレベルと精神年齢が一致すると物語文の場合はうまく解答できて、一致しないとうまく解答できないのです。
 ですから、問題文の年齢レベルがその子より低い場合、精神年齢が高い子は、解答に迷いを感じてしまいます… ほんまにそうかな… と裏を考えてしまうのです。
 さて、本当に国語が「得意な子」はこのような子のことをいうのでは実はありません。
☆「入試における」国語が「得意」な子は、問題文のレベルに合わせて、解答を変えられる子なのです。
 ほんまはこんなことはないのだけれど(ツッコミを入れながらも)、問題作成者はこれを答えにしたいのだろ? はいはい、わかりました、そう書きますよ、と解答する子は点数をとれるのですよ。
 「現象a・本質a」というのが「精神年齢低い子用の物語文」です。
 悪は悪の姿形をして、悪を為し、善は善の姿形をして、善を為す…
 子ども向けのヒーローモノはたいていこの「勧善懲悪」物語です。
 女の子は、とくに要注意です。「おませさん」になる時期がちょうど小六の時期にさしかかってくるからです。
 「現象a・本質b」というのを知るようになります。
「あんなぁ、わたしなぁ、シンデレラはあやしいと思うねん~」
「え? シンデレラの何があやしいの?」
「だってなぁ、何でも願いかなえてあげるって魔法使いに言われてなぁ、舞踏会に行きたい、とか言うねんでぇ」
「は、はぁ…」
「ほんまやったらなぁ、最初から王子さまと結婚したいって言うたらよかってんやん~ なのになぁ、そう言わなかったのはなぁ、魔法なんかいつか解けるって知っとんねん。だからなぁ、自分が美人やいうこと知っててなぁ、舞踏会に行くことさえできれば自分の魅力で王子さまのハートをつかめるとか思っててんでぇ~」
「え… そ、そうかなぁ」
「そうにきまってるやんっ だいたいなぁ、あのガラスの靴とかあやしいやんっ あれってシンデレラの足にピッタリやった靴なんやろ? なんでそれが脱げるねんっ あれはな、自分を探してもらえる手がかりにわざと脱いで置いていったんや」
「……」
 こうなっては、もはや物語文は解けません… この女の子は、物語に「観入」しているのではなく物語を「観察」しているのです。
 が、しかし、このような女の子は、かえって高校入試や大学入試に出るような「複雑な人間関係・心理」が描かれたレベルの高い問題は解けるわけですし、おそらく説明的文章などはしっかり読解できるでしょう。
 昔でいうならば、神戸女学院に落ちて、高校受験で附属池田高に合格するようなタイプはたいていこんな感じの子でした。
 物語文の場合は、問題文のレベルが自分の精神年齢より高くても解けませんが、低くてもけっこう解けなくなります。
 小五の模試ができても小六の模試ができない、逆に小六になってできるようになる、という国語のいびつな成績の上下はこのようなところに原因がある場合もみられます。
 どうですか? 女の子で、「わたしバイキンマンのほうが好き」とか言い出している子はいませんか? どきんちゃんへの思いはたいへん一途で、世界的な科学者で、そのクセちょっとマヌケでかわいい、とか物語を「観察」していると、レベルの高い入試問題の物語文は解けるけど、年齢相応の国語の入試問題では得点できない、という「国語が得意な女の子」になっていますよ。

【1272947】 投稿者: 読書好き   (ID:aPPehQn76UE)
投稿日時:2009年 04月 28日 14:14

国語の得意な女子の落とし穴のお話、参考になりました。
もし、そのお話の続きがあれば、もっとお聞かせください。
読書はとても好きで、国語は得意科目だと思っていましたが、
国語の成績にムラが出てきたので、今からその原因は何かを分析しようと思っています。しろくまさんのアドバイスの中に、原因を突き止めるヒントを見つけられるかもしれません。ちなみに五年生です。
よろしくお願いします。

【1273009】 投稿者: きびだんご   (ID:ixeDimryXMU)
投稿日時:2009年 04月 28日 15:14

しろくま様、お世話になります。
数年前、題名も著者(有名な人だったと思います)も忘れたのですが、
<心情が上手く掴めない男子には、少女マンガを読ませてみたら良い>とありました。
読みながら、ホンマかいな~と、突っ込んでしまいました。
少女マンガで読解力はつかないでしょうが、心情把握に役立つものもあるのかな?と思ったり。
幸い、我が子は国語が好きな教科でしたので、この件は実行せずにすみました。
(きっと、勧めても拒否されたと思います)
しろくま様はどう思われますでしょうか。
あれからずっと気になっていて・・変な質問ですみません。

【1273353】 投稿者: しろくま   (ID:8eKJXnqc5CA)
投稿日時:2009年 04月 28日 21:12

「読書好き」さま
 女子に比べて、男子は国語に関しては「シンプル」な原因にひっかかりがある場合が多かったと思うのですが、女の子はじつに複雑で…
 前に「○○さま」と呼ばれる実に大人びた、優秀な女子塾生の話をしたことをご記憶でしょうか。
 夏休みに、夏季講習の他に自習室がありました。この自習室は質問受けができるシステムが付加されていて、講師が廊下にずらっと並び、自習している生徒が「質問カード」を持っていて、質問のある場合は監督に提出して、各教科の講師が呼び出してその質問箇所に答える、というものでした。
 こういうシステムがある塾は、現在ではほとんどなのでしょうね。
 現在ではかなりマニュアル化が進んでいましたが、昔はわりと質問受けの講師や監督の講師の自由な裁量が認められていて、講師たちみんなが色々な「イベント」というか「企画」というか、そういうものを考えて子どものモチベーションを上げる工夫をしていました。
 はちまき(古くてすいません)を塾生に必ずさせる、講師も必ずつける、はちまきに講師が激励の短文を記す、黒板に激励の言葉を書く、今日の一言、みたいなものを黒板に監督の講師が書いて自習前に唱和する、などなど…
 私は、ふだんは質問受けなのですが、その時、監督に「穴が開き」ました。穴が開く、とは業界用語で、担当するハズの者が急に来られなくなる、ということです。教務の人から、××のアホが寝坊で遅刻やっ 来るまででいいから入っていてっ と言われたので、急遽、自習室の監督に入りました。
 初日でしたから、何かよい企画はないかと、自習開始前に
 「この夏の目標を最低3つ箇条書きにしなさい」
 と、計算用紙を配って書かせました。みんな色々書いていましたよ。教科の弱点がどうのこうのというものあり、お母さんが喜ぶ点数をとる、みたいなほほえましいものもあり… 小六とはいえ、なかなかしっかりしたものをみんな書いているではないですか。
 で、その自習室には、あの、かしこい「○○さま」がいる… どんなこと書いているかな、とのぞいてみると
一.わたしのことを、うち、ではなく、わたしといえるようにする
一.朝はお母さんに起こされないでひとりで起きる
一.部屋にはぬいぐるみを置かないようにする
 えぇ~?! ○○さまがぁ??
 いっくら勉強できても、子どもで、女の子なんやぁ~ と、その日の講師控え室の話題はその話で盛り上がりました。
 大人びた、そしてよく勉強できる女の子、というのは、こういう二重性を持っている場合があるのです。
 そしてそういう子は、時々、「謎の白紙解答」が出るのです。
 最初はあまり気にならなかったのですが、男子の白紙解答とはまったく違うものであることがわかりました。
 友人の講師が「○○さま」を小4・小5と担当していたのですが
 「あの子は時々、問題によっては白紙解答あるねん」
 というのです。
 この自習室でも、めずらしく国語の質問を「○○さま」がしてきたのですが、何問か質問があり、みると一つは何も書いていない…
 「わからないのかな?」と聞くと
 「いや、○○が××で、△△と思うんですが…」
 「いやいやいや、それでええんやんっ 正解やがな、それを書きぃな」
 「え、でも、なんかちょっと…」
 「なんかちょっと?」
 以来、この謎の白紙解答を「なんかちょっと白紙」と私は命名しました。白紙では点数にならないっ! 何か書かないと点数にならないのです! とくに国語の場合、部分点がある採点が多く、女子の学校はわりとそういう採点をしてくれる学校が多いのです。
 女の子で国語に自信のある子は、実に採点していてびっくりするようなよい答えを書いてくれます。
 ひょっとすると、「よい答えを書かなくては」という自身へのハードルが設けられ、ときとしてそれが良い解答をもたらすのでしょうが、その自分で作ったハードルを越えられないときに起こす現象なのでは、と思いました。
 ささやかな、こちらから見ればどうでもよい「こだわり」が気になって、「わかっているのに」それを書かない、選ばない、という苦手な子にはあまり見られない現象を出す子、いるのです。
 演習を重ねて、点数に対するガメツサが出てくる小六になりますと、「なんかちょっと白紙」は無くなるので心配はありませんが、公開テストのような記号選択、抜き出し式ではない、志望校の名前のついた看板模試や記述式のもので、時々、ぼこっと、謎の白紙解答をしてしまう子が出てきます。
 この「こだわり」の解決に固執して時間が足りずに、さらに書ける、答えられる問いまで失点する… とりわけ女の子で国語が得意な子でも、時間制限が短かったり、まったく未知の分野の説明文、とてつもない設定から始まる物語文などの「めんくらい」があったりすると、国語の成績にムラが出始めます。
 技術的な指導、というより、心理学的な指導が必要なのですよね…
 なんでもいいからまず書きなさいっ 気に入らなかったら最後にまわしていいから、後から考えて白紙にするなっ
 でも、不思議なもんで、何度いうても、そうしない子、いるんですよねぇ~
 「なんでやねんっ さっさとやって書いたらよいがな」と言うと
 「え、でも、なんかちょっと…」
 「……」(だからそれを無くせっちゅーとんねんっ!) 

【1273433】 投稿者: しろくま   (ID:8eKJXnqc5CA)
投稿日時:2009年 04月 28日 22:27

「きびだんご」さま
 活字と絵では、もちろん効果に相違はあります。
 一般に活字は、読む側の想像力が鍛えられる、とされます。コミックだと、登場人物の姿、形、擬態語・擬声語まですべて作者に用意されてしまい、行間の読み取りや疑似体験、主人公と自分あるいは知人の重ね合わせ、距離感などなど、一定の制限を受けます。
 コミックを「朗読」すると、おもしろいですよ。擬態語・擬声語など頭の中で鳴っている音と違って笑ってしまえます。また、コミックがアニメになると、「その声は違うわっ!」というツッコミも入れてしまうときもあります。小説でもそうですが、ステロタイプ的刷り込みはコミックのほうが強いようです。
 さて、「きびだんご」様のおっしゃることに関することは「活字とコミック」ではなく、少年コミックと少女コミックとの比較から入るべきでしょうね。
 前に申しましたように、少年コミックのストーリーは
 「現象a本質a」の表裏一体型が多いようです。
 これに対して少女コミックのストーリーは明らかに
 「現象a本質b」ですよね。
 時代劇でも、男性はストーリーパターンのきまった「勧善懲悪」型
が好きで、女性は「大奥」系やら、信長や秀吉を支えた女たち、みたいな「表」とは違う「裏」を描いた話、好きかもです。
 成長するにつれ「現象a本質a」のaそのものを深めた内容が好きなのは男で、「現象a本質b」のa⇔bの対比度が深くなる内容が好きなのは女かも知れません。
 ですから、男性にも女性にも人気のドラマ、コミックは、これをうまく組み合わせて、一つのストーリーの中に、同時進行的にもう一つのストーリーを重ねた脚本がウケているようです。
 コミックではロングセラーの「名探偵コナン」などは、一つ一つの事件の解決も楽しみつつ、もう一つ裏のストーリーが同時に進行していたりスピンオフが用意されたりしていますし、ドラマでは「踊る大走査線」などがそういう手法の代表ですよね。
 いや、単純に男と女と対比するのはいけないことですが、成長段階として、女の子のほうが先に「大人」になり、精神的にも肉体的にも、それを実感しやすいから、精神年齢の差異、といわず、ついつい男と女の比較にしてしまうのでしょう。
 小学生や中学生の男子よりも、高校生の男子のほうが少女コミックにはまりやすい、というのも女の子よりも男の子のほうが精神年齢の成長が遅いからかも知れません。
 少女コミックを読ませて国語が得意になる、というのは、視点としてはおもしろいし、そう思える一定のリクツは成立していると思えますが、ちょっと実証しにくい(しろくまとしては経験したことがないので何ともいえない)ことのようにも思えます。
 ただ、ストーリーの複雑な展開、裏と表の人間関係など、少年コミックより少女コミックのほうが「手がこんでいる」ようですよね。
 白状しますと、少年しろくまは『源氏物語』をコミックの『あさきゆめみし』でやっとあらすじ理解しました。古典では『平家物語』や『太平記』系のほうが好きで、ど~も『源氏物語』は好きになれませんでした。
 でも友人は『源氏物語』が好きだ、というていましたから、性別というよりキャラクター別に好悪は分かれるところでしょう。
 男の子は『スターウォーズ』のほうが『タイタニック』より好きで、女の子は『スターウォーズ』より『タイタニック』のほうが好きの法則がある、と、昔、どなたか映画評論家がおっしゃっていましたが、『タイタニック』型の多重ストーリーが少女コミックには多いのかも知れません。
 ま、とりとめもないことを書いてしまいましたが、「現象a本質b」を知る一つの手だてとして、少女コミックは使えるかもですが、コミック読むよりは、「問題演習読書」のほうがよいですよ、というおもしろみのない結論にしておきたいと思います。

【1273626】 投稿者: きびだんご   (ID:ixeDimryXMU)
投稿日時:2009年 04月 29日 03:37

しろくま様、ありがとうがざいました。
確かに実証しにくいですよね。子供を実験台にはできませんし(笑)
「あさきゆめみし」なつかし~です。大昔に読みました。その後「源氏物語」の現代版小説を読んで、原文の途中で挫折した事を思い出しました!
 ・・あの頃、学生だったかな~
中学生の長男に「あさきゆめみし」ちょっと読ませてみようかなと思います。
4年生の次男にはしろくま様の、おススメ「問題演習読書」ですね。
読書嫌いな子なんですが、なぜか国語の問題文は大好きなんですよ。
上の子の使用済み、大量のプリントの中から、いろいろ読んでいます。
学年相当のものは、ついつい解いてしまい、答えも気になるので、読むだけならと5・6年生のものを読んだりしています。
本が嫌いな次男になんとか読書の楽しさを伝え、読ませようとしましたが、効き目なしです。
よく家庭環境とかいわれたりしますが、私は年間200冊は読みますし(さっきまで読んでいたらこんな時間です)とりあえずは、問題文だけでいいと思う事にします。
しろくま様、ありがとうございました。

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