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しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。

【1175545】
スレッド作成者: しろくまさん大好き (ID:IdLPhqkt1Aw)
2009年 02月 06日 17:38

6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。

元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。

国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。

【1288218】 投稿者: しろくま   (ID:m3emUPD8jPU)
投稿日時:2009年 05月 13日 16:29

「藁にもすがりたい母」さま
 灘から甲陽に変更して失敗、というのはいろいろな例があります。先にお断りしておきますが、灘から甲陽に変更して成功した例、というのももちろんたくさんあるわけで、変更して失敗した一例、というつもりでご理解ください。
① 算数に関してですが、部分点をもらえる学校というのは、甲陽にかぎらず、プロセスをしっかりみてやろう、という意味があります。ありがたいといえばありがたいですが、ということは逆に、プロセスがテキトーであったり、いいかげんであると点数をもらえない、とも解釈できます。甲陽の算数は、「解き方がわかってから」がなかなかたいへんな問題が多く、問題の演習「量」による練成が必要なものが多いのです。
 難問に対する耐久性はもちろん、復習をしっかりしている、まじめな秀才を求める、という感じの問題が多いのです。頭はよいが雑な子、は少し不利になるかもしれない、というリスクを感じます。
 ただ、これはやはり、お子さんを日々みておられる算数の先生に、実際の手ごたえをたずねてみられることをおすすめします。
 前にもレスしましたが、入試問題はどういう生徒がほしいか、という学校からのアピールが読み取れます。
 「勉強もするが勉強できる子がほしい」のが灘で、「勉強もできるが勉強する子がほしい」のが甲陽のような気がする入試問題です。
② 国語に関しては、すでにお話ししたとおり。灘は第一日目に顕著なように特定の対策によって対応可能で、物語文がほとんど出ない。文学的な要素は韻文(これとて知識にやや傾斜)で判断しようとします。ですから国語が苦手でも、灘はなんとか国語で落ちない点数にもっていけそうですが、甲陽は、かなり「国語の問題としての質が高く」「抽象化能力」が問われます。「幼稚なお子さまお断り」みたいな問題です。頑なさや、一途さ、というのはふだんの学力を伸長させていくには有利に働きますが、抽象化や、他の価値観に対する共感などを必要とする随筆や文学的文章の理解には、やや妨げとなる性格です。
 そういう部分をやや加味して、計算して灘から甲陽への変更、というのをふまえたほうがよい、と、いうのがわたしの考えです。むろん、偏差値はある程度届いている、という前提での話ですよ。
 ご心配をあおるような表現をして申し訳ありませんでしたが、やはり灘・甲陽は最難関ですから、油断はできませんよ、という警鐘だとお考えください。どこもいけない、などということはありません。単純に偏差値からだけで判断されて、問題の「質」をまったく理解されないまま、変更して受験勉強をすすめることがないようにしてくださいね、という話だとお考えください。
 昔は、灘→甲陽→六甲、の三段階の流れが一般的でしたが、偏差値だけで変更して思わぬ苦戦、という例をたくさん知っているので、ことあるごとにお気をつけください、と、しつこく申し上げている次第です。
 先ほども申しましたように、灘や甲陽を担当している塾の先生は、「この子は灘向き」「この子は甲陽が合っている」というのを経験でよくご存知だと思うので、うまく講師を利用して、お子さんの「ようす」「手ごたえ」など聞き出してみてください。何か追加質問があればどうぞ。
 

【1288837】 投稿者: しろくま   (ID:gb.ZsNOu8.c)
投稿日時:2009年 05月 14日 04:23

~しろくまのかんじの話~⑧ 小学生のみなさんへ
 漢字の読み方は、「おんよみ」と「くんよみ」があります。
 まえに、「おんよみ」はもともと中国などで使われていた発音が、日本で使われているうちに、だんだん使いやすい音にかわっていった、といいました。また「くんよみ」は、もともと日本にあったことばなどを漢字にあてはめたもの、ともいいました。
 「花」は「カ」と「はな」、「犬」は「ケン」と「いぬ」…
 漢字一つに一つずつ「読み」があったら、みんなもわりと楽におぼえられたのでしょうけれど、けっこういろいろあります。
 でも、これが漢字のおもしろいところです。人だって、まじめだ、と思っていた人が、じつは楽しい人だったり、ふざけている、と思っていた人が、すごくまじめだったりするでしょう? 漢字にも、いろいろな性格(せいかく)があるんです。
 多重人格な漢字をしょうかいしてみたいと思います。
 「北」っていう字、しっていますか?
 いやいや、しろくまさん、これは方角の「北」でしょう。「ホク」と「きた」、ほかに意味があるとは思わないよ、という人も多いかもしれません。
 熟語(じゅくご)ってわかりますか? 二つ以上の漢字をつかって、何か意味をあらわしている漢字のくみあわせのことです。
 「北」が入った熟語で
「敗北」って言葉がありますよね。知っていますか?
 「ハイボク」って読んで、意味は戦いなどに負けちゃうことです。
 なんで「北(きた)」なんでしょう? 北にむかってにげちゃうのでしょうか…
 「北」という人は、二人の人が、背中(せなか)合わせにすわっていることを示した文字なのです。よ~く見てください。そんなふうにみえませんか?
 もともと、中国では、方角の基準(きじゅん)は、「南(みなみ)」にありました。おおむかしは、方位磁石(ほういじしゃく)を中国では「指南魚(しなんぎょ)」といいました。水に磁石を浮かべて、方向をしらべたからです。いまは、地図の上を北にするよ、というきまりごとがありますが、むかしはちがったんですね。
 だから、基準となる方向をしめす、教える、ということを「指南する」というようにもなりました。
 さてさて「北」です。南をむいて、背中合わせの反対側だから「北」という文字をつかったのです。「南の反対側だよ」という意味なんですよね。
 で、「敗北」です。なぜ「北」という字をつかうかわかりましたか?
 負けて、反対むいてにげていく、敵(てき)に背を向けてにげていく、という意味です。そもそも「背」という文字にも「北」が入っているでしょう? 「月」は「にくづき」、つまり「体の一部」を示す部首ですから、「体の反対側」で「背」になるわけです。
 「背く」のよみは、わかりますか? 「そむく」、後ろむいちゃう、というところから、「さからう」という意味になるのですよね。
 さてさて、西洋にもよくにた話があります。西洋の方角の基準はむかしは「東」でした。太陽が出てくる場所は基準にしやすい。「東」って「オリエント」という言葉であらわします。ほら、「オリエンテーリング」ってしたことありませんか? 方位磁石と地図をもってきめられた場所をさがしてめぐっていく… また説明会のことを「オリエンテーション」って言うときがあるのを知りませんか?
 「指南」と同じ、「東をきめる」→「方角をしめす」→「方針を説明する」ということになるのです。
 さてさて、こんな感じで、いろいろ説明していきたいと思います。テストに出る、みんながまちがいやすい、よみにくい漢字も、漢字のいろいんな性格を知っていると、ちょっと楽しく親しみがもてるものになるかもですよ。(ではまたね)

【1289033】 投稿者: お、おもしろい。。   (ID:4Jv8lXAxwqc)
投稿日時:2009年 05月 14日 10:00

おもしろいです。ひょっとして、灘のご出身ですか?

【1289078】 投稿者: しろくま   (ID:BcjHuTGg0yg)
投稿日時:2009年 05月 14日 10:27

~しろくまのかんじの話~⑨ 小学生のみなさんへ
 まずは、まぎらわしい書き取りの判別、初級からいきましょう。
 「あたたかい」という漢字は書けますか? もちろん、これだけでは、どの「あたたかい」ですか? となるはずです。
 「暖かい」と「温かい」です。
 これはかんたん、これくらいの区別はできるよ~ という人、たくさんいますよね。
 「あたたかいスープ」「あたたかい気候」など、どちらを使えばよいか、これくらいはわかりますよね。
 「心のこもった『あたたかい』プレゼント」とかなるとどちらでしょう。「『あたたかい』風が吹いてきた」ならどうでしょう?
(判別のポイント) まよったときは反対語を考えよう~
「温」⇔「冷」(涼)
「暖」⇔「寒」
 「つめたいヤツだなぁ~」という言い方しますよね。気持ちは「温かい」の反対語として「冷たい」を使います。寒いヤツだ、とはいいませんよね。「温かいスープ」⇔「冷めたスープ」。反対語を考えると、どちらの漢字をあてはめたらよいかわかるものが多いのです。
 「あつい」も、小学生のみなさんなら「暑い」「熱い」「厚い」の三つを知っていないといけません。
 「あつい友情」というと、「熱い」も使えそうですが、「情」という文字の場合、「薄情(はくじょう)」という使い方をします。「薄い」の反対語は「厚い」。だから「あつい友情」は「厚い」が適した使い方になるわけです。
 また、まぎらわしい書き取りでも初級のものとしては「つとめる」がありますよね。もう習った人もいるかもです。
 「勤める」「努める」「務める」の三つがあります。
 「勤める」は、会社など仕事に関係するものですから、わりとみなさん正しく使ってくれます。「努める」は「努力」で、「務める」は「任務」や「義務」など、他の2字熟語を思い出すといけそうです。
 「努」か「務」かまよったとき…
(判別のポイント) 「に」か「を」を上につけて考えよう~
「解決『に』つとめる」
「議長『を』つとめる」
「会社『に』つとめる」
 「に」は「勤める」か「努める」ですよね。
 「を」は「務める」です。
ですから、「案内」という場合、どっちにしよう、となりますが…
A「案内『を』つとめる」
B「案内『に』つとめる」
 「を」か「に」で区別すればよいわけです。
Aは「案内を務めます」ですし、B「案内に努めます」となります。
 どうでしょう? 同じような感じで、「看病」なんかも区別して使えますよね。「わたしが看病につとめます」「わたしが看病をつとめます」など、どちらがふさわしいか、いけるでしょう?
(ではまたね)

【1289461】 投稿者: しろくま   (ID:IWjoVPnfqUM)
投稿日時:2009年 05月 14日 15:51

「お、おもしろい。。」さま
 昔、塾の講師をしていたころの講義ノートが、引越しのときに発見されて、いろいろ紹介しています。漢字のきらいな小学生がたのしんでくれたらな、と思っています。

【1289955】 投稿者: 同じ悩みの母   (ID:u8Xie32PA/Y)
投稿日時:2009年 05月 15日 01:08

しろくま様


暖かく的確なアドバイス感謝申し上げます。
解き直し嫌いの息子の為に類似問題を探す方法でも間違っていなかったのですね!
しかし大変なのでもう無理かもなので・・いったん放置してみます。
ノートだと切り離しが難しいのでルーズリーフで実はつくりはじめていました。
時折、時間がある時に、この問題出来たら5ポイントなどと言って一問ずつやらせるのを
GWから始めました。解答見ずにできたらOKファイルに出来なかったら見直しファイルに戻す
というやりかたをGW前に思いついて始めたところです。
まあ問題を始めれば、「あれっこれカリテじゃん」などと気付かれてはいますが
これで大丈夫でしょうか??不安でしたので。。


>頑固だからすぐに答えなど見ないで、非合理にも「わかるまで考える」という一見時間のムダをするかもです
>が、よいではないですか


ご推察のとおりです。6年生になればさらに難しくなるので違うとは思うのですが、親におしえられるのもいや
解答見るのもいや、質問に行くのもいやという頑固さです(泣)
難問にチャレンジ・・そのようなオプション講座に月に1・2回行っています。
基本的に塾から指示された以外のことはやろうとはしないので、自分からどんどん算数の難問に
チャレンジしていくというタイプではないような・・私が求めているのはまさしくそれなのですが。。
なので練習して解ける問題よりもその場で考えさせる問題が多く出題された時の方が偏差値が高く出るようで
す。算数をどんどん自分で進めていくような子にするのには何か良い方法はありますでしょうか??
プラスワン、応用自在など問題集は揃えてあるのですが・・


>また頑固でプライドが高い、という子は、「結果には弱い」という弱点はありますが「過程には強い」という
>長所があります。



すもません。。私に読解力が無くてこれはどのような事象を指すのでしょうか??


お手数ですが、引き続きご教示頂けましたら幸いです。

【1290309】 投稿者: しろくま   (ID:OKHv0OI4cWs)
投稿日時:2009年 05月 15日 11:25

「同じ悩みの母」さま
 もちろんノートでOKですよ。しろくまは頭が古くてついつい「ノート」って言うてしまいますが、ルーズリーフならまとめやすいですよね。
 さて、昔は、中学生に対して「英語の予習」と「数学の復習」を徹底させたものでした。同様に、「算数の復習」というのは大切です。
 とくに算数がきらいな子や苦手な子はもちろん、今よりステップアップをはかりたい子は「算数の復習主義」に徹するのは有効なところ。
 ただ、申しましたように、「同じこと」はなかなか子どもはいやがります。新しいことをするのがすき…
 一般的に塾は「スパイラル方式」を採用しています。つまり、学年が進んでも単元は同じ、しかし内容は深めていく、反復するが深度を深めていく、内容を高めていく、という「らせん状」の学習をしていきます。ですから、無理に「反復」「復習」にこだわらなくても、カリキュラムに乗っていけば、目新しいことをしつつ、反復になっているので、嫌がることを強制しなくても、それでダメ、ということはありません。
 苦手な分野、できていない分野にしぼって「復習」してやればよいとは思います。同様に、自ら進んで、という積極性を出せないとしても、塾から提供されるモノをしっかりやっていける環境を整備できていればそれほど問題はありません。
 どの分野にしぼるか、どの弱点を補強するか、の塾の流れではない、部分での学習は、ルーズリーフ形式で、問題先送り型で、OKだと思うのです。そうして、今は、自分の好きな分野と教科に集中させてやっていく… すると勉強に勢いがついて、流れに棹さすことができて、やがて自ら進んで取り組む体質になっていけますよ。
 「過程に強いが結果に弱い」「結果に強いが過程に弱い」という表現は、以前別の方のレス使ったもので、安易に使ってとまどわせてしまいました。すいませんでした。
 志望校がはっきりと一つにしぼられて、塾のイベントなどにも積極的に参加している子は、動機付けが強烈なのでいっしょうけんめい勉強に取り組めますが(過程に強いが)、結果が出なかったり不合格になったりするとかなり立ち直るのに時間がかかる(結果に弱い)、という意味に用いました。逆に、自分の身の丈にあった志望校でよい、と思っているとふだんの学習に、もうひとしぼりの力が発揮できず(過程に弱い)になりますが、結果が出なくても持続的に勉強できるし不合格になってもその学校でやっていける(結果に強い)、という意味です。
 プライドが高く頑固な子は、勉強の過程ではしっかり取り組めますが、結果が出ないことに腹を立てたり、志望校に不合格のときに精神的ショックが深くなるのです。
 プライドがあって頑固なほうが、成績は伸ばしやすいという長所があるものの、自分のきめた勉強のスタイルを頑なにかえなかったり、身の丈以上の志望校にチャレンジしたり、ということになりやすい、というわけです。
 できるだけ直接的な言葉を使わず、「外堀を埋めるように」うまく作戦を考えて接していってやる必要がありますよ、という話です。
 ま、いまはとりあえず「泥の中のコイン」作戦でいってやってください。精神的成長もこちらが思う以上に早いものです。あまり肩の力をいれず支えてやってくださいね。

【1290367】 投稿者: 藁にもすがりたい母   (ID:UF3jhjCWOgY)
投稿日時:2009年 05月 15日 12:26

しろくま様
詳しくお答えいただき、ありがとうございました。
よくわかりました。
親の口出し(私達はアドバイスのつもりなのですが)を嫌がる子なので、本人が自覚してどれだけ緻密さを身につけていけるのか・・大きな課題です。根気強く声かけしていこうと思います。これからも、よろしくお願い致します。

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