女子美の中高大連携授業
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
「あみ」さま
いやいや、これはしろくまのまちがいでした。それどころか塾でお勉強している女の子たちみんなにあやまらないと。ごめんなさい。
いっしょうけんめい勉強している子どもたちに男の子も女の子もありませんよね。
そもそも灘や甲陽や東大寺に合格するだけの力をしっかりつければ、どんな学校も「自由に」選べます。そうおもって勉強している人たちもたくさんいるのに、そんなことを言うてはいけませんよね~
灘や甲陽行くのではないのだから手を抜きなさい、という意味ではないのです。「追い抜かれてもよい」というのではなく、問題とするのは「追い抜かれ方」です。
コツコツ、小テストの勉強をていねいにやっていて、公開テストに反映される時期に「おくれ」が出るのはつきものです。
そういう時期は、「追い抜かされ」やすいものです。これは心配いりません。前にも言いましたように子どもたちにはキャラクターがあります。爆発的にダッシュができるものと、コツコツやっていくものと…
いまの時期は、能力で「差」が出て「追い抜かれる」のではなく、キャラクターの「差」で「追い抜かれる」のです。
ようするに入試までに帳尻合わせる計画で、まだ10月ではないので「周囲の動向」に気をつかうよりも、お子さん自身の「動向」によく目をむけてやってください。
自分の志望する中学の入試教科の質と量をよく見極めて、バランスのよい勉強をしましょう。まずは中学にその合格するための、もっとも適正な勉強になるように注意し補正していくのが夏休みまでの勉強方法です。
いくら灘にいけるだけの算数の力があっても、100点満点で120点とれるわけがないのが現実です。
「あみ」さまの考え方は、べつにまちがいでも、だめなことでもありませんよ。今はまだ、だいじょうぶです。ご安心ください。
~しろくまのかんじの話~⑮ 小学生のみなさんへ
今回は「目」についての話です。
目は「瞳」(ひとみ)をあらわした象形文字。ヨコむきにすればわかりますよね~ 読み方は「モク」「ボク」「め」「ま」です。
目そのものの意味だけではありません。目で何かをする、「目礼」「目測」。「みる」という意味で「目撃」「注目」。
「みこみ」という意味なら「目算」。あ、「目論見」は何て読むかわかりますか。「もくろみ」です。
「ねらい」「めじるし」ならば「目的」「目標」。「いろいろ分ける」となると「目次」「項目」、「細目」は「ほそめ」って読んではいけないよ。「さいもく」です。「なまえ」なら「品目」もあります。
どうです? 「目」にはいろいろな意味があるでしょう?
「だいじな点」なら目を二つ重ねて「眼目」。「顔・すがた」ならば「面目」「真面目」。「真面目」は「まじめ」と読みます。
「めぐりあわせ」なら「ひどい目にあった」と使いますし、「すきま」ならば「目が細かい」と使います。「さかい」なら「節目」「折り目」などなど、いちいちあげていたらきりがない…
さて、「臣」という字です。
え? これって家来(けらい)って意味の字ですよね? 目と何か関係あるの??
と、思う人もいるかも~ よくみてください。「臣」は「目」の□の部分が飛び出た図ってわかりませんか?
目ん玉が飛び出るくらい、よく見る、という意味です。
ですから、主人の目となって、よ~く見ます、ということから「家来」としての「臣」という字が生まれました。だから「臣」という字は、基本的に「目」と同じ、と考えたほうが漢字の意味はわかりやすくなる場合がほとんどです。
「見」という字は「目」に「ひとあし」がついています。「目+人」です。まるで、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじみたいですが、「人が目をつかっているようす」から「見」がうまれました。
ということは… 「臨」という字、「臣」+「人」+「品」からできていることに気がつきませんか? 「見」+「品」なんです。
目を大きく見開いた人が、品物を上からのぞきこんでいる字。
「見」をヨコにして、「品」の上にのせて、目玉を飛び出すと「臨」という字になりませんか? だからこの字に「ものごとにのぞむ」という意味できたのです。
「目」よりもよく見ているのが「臣」です。とすると、「監」も、「よ~く見ている人」が入っているのがわかりませんか?
「臣」+「人」+「、」+「皿」。「皿」の上の「・」を、目を見開いて、上からのぞきこんでいる、という字です。
さて、「臣」が「目」なら「民」はどうでしょう?
え? 「民」も「目」に関係あるの?
これは実はちょっとこわい話です。むかしは、どれいとなった人たちはかたほうの目をつぶされました。目に針をつきさした字だって、わかりませんか? 「目」に「\」をつきさしてできたのが「民」…
なんせ漢字はむかしむかしにつくられたもの… 現代では、え… と思うような成り立ちのものもあります。(ではまたね)
しろくま様
お返事ありがとうございます。よくわかりました。
上の子のときは、過去問を掘り下げる時間がなかったのが、受験素人の我が家にはかえってよかったようですね。
このスレを読んでいたら、なんだか親がよく解っていなくて、上の子に申し訳なかったなと思うようになりました。失敗だらけだったかも。
通っている学校にはまったく不満はありませんが、親がもう少しよく解っていれば、もっと楽にスマートな受験ができたかもしれません。
志望校別特訓で、ちょっとチャレンジぎみの第一志望校の講座を受けたので、そちらに気をとられてしまって、
第二志望校や押さえ校の対策がすっぱ抜けてしまったんです。
結果オーライではありましたが、
しろくまさまに教えていただかなかったら、
今度は下の子に、過去問「を」勉強させてしまってたと思います。
子どもの落とし穴を、親が掘っちゃうところでした。
落とし穴といえば、下の子はしろくまさまの予言どおり
派手にはまってくれました(涙)
国語です。
しろくまさまがよくおっしゃっていることを思い出し、
五年生から今までの模試の結果を見直してみたところ、
おもしろいことがわかりました。
意外にも彼は、他の子が敬遠する記述で点を取っていたんです。
まるでベンチャー企業です。
塾の担当の先生が、この一年間必死で「自分の考えをまじえたらあかん!」と書き方の指導を続けてくださったおかげですが、
漢字や言葉の性質など、完全に脇があまいことがわかりました。
これでは、後半、みんなが記述問題に慣れはじめたら
あっというまに坂の下まで転げ落ちるに違いありません。
いままで、模試の合計点や順位ばかり見ていて、
肝心なところを見ていませんでした。
しろくまさまのおかげです。がんばります。
中学入試をめざして勉強している小学生のみなさんへ
インフルエンザ休校になっているみなさん、今日もうがいや手洗いはちゃんとしたかな? 毎朝、体温測ったほうがよいよ。
学校だけじゃなく、塾も休み、という人もいると思います。前にも書いたように、ピンチじゃなくて、これはチャンスですよ。
塾で勉強を教えてもらっている人、多いと思うけど、だから注意しないといけないころもあるんだよ。
通っている塾が優秀であれば優秀であるほど、よい授業をしてもらえるし、よい教材ももらえますよね。
「あたえられたことをちゃんとする」ということができていますか?
でも、ここが注意の第一歩です。これを続けているとやがて
「あたえられたことをする」に、なって「ちゃんと」が抜けてくるんですよ。どうです? そんなことになっている人いませんか?
これをしばらく続けているとつぎは
「あたえられたことをさせられている」になってしまいます。
どうです? そんなことになっている人はいませんか?
「あたえられたこと『だけ』する」、そして「あたえられたこと」をするのがだんだんめんどくさくなって、お母さんやお父さんに言われて、いやいや勉強をはじめちゃう。とにかく、宿題終わらせたらよいや、と思って、ざっとやってしまうだけ…
「見直しはしたの?」といわれたら、「ええねんええねん、これわかっている問題やから」とか言うていませんか?
しろくまは知っているんですよ、最初はちゃんとやっていたのに、だんだん、だんだん、「ちゃんとする」「する」「させられる」、となっていく人たちがいることを…
勉強しているうちに「自分」をだんだん失っていく人、自分が消えていっちゃう人、たくさんいます。
「めんどくさい」「べつにいいやん」「また後で」
この三つの言葉が口グセになっていたら危険です。みなさん、だいじょうぶですか?
学校が始まるまで、いえ、始まってからも、この三つの言葉は使ってはいけませんよ。この三つの言葉を使わなければ成績は伸びます! ぜひ、この三つの言葉は使わないって、しろくまと約束してください。
さて、塾がないと困るかもですが、最初に言うたようにこれはピンチではなくチャンスです。何のチャンスか?
「自分をとりもどす」チャンスですよ。
自分でできること、自分ですることを、自分で計画して、自分でやっていくチャンスです。
塾で、ず~~っと習っていると、「あたえられる」のがあたりまえ、「おしえてもらう」のがあたりまえ、「わからなければ」きけばよいのがあたりまえ、となってしまっていて、知らないうちに「自分」がいない受験になってしまいます。
自分がいない勉強をしてきた人はなんでも人のせいにしてしまいます。
「こんなん習っていない!」「こんなんどこに書いてあるの?」「○○がわるいねん」「わたしのせいとちゃうもん」って、口をとがらせて怒っていませんか?
まずは、お母さんやお父さんに、朝、起こされなくても自分で計画して起きてみましょう。「朝は誰かが起こしてくれる」と思っているから「朝起きられない」のです。これは実はこわいことなんですよ。勉強もいっしょです。「勉強は誰かが教えてくれるもの」「課題はだれかが出してくれるもの」と思っているから「成績伸びない」のです。
さて、もちろん、理科では化学や物理など、自分ではなかなかわからないものもあります。小六のおにいさんやおねえさんは、この休み中に小テストや模試の「化学」や「物理」の分野を復習して、わからないところをしっかりノートやルーズリーフに貼って「質問ノート」をつくっておきましょうよ。休みが終わって、塾に行って、そのノートを見せながら、わたしはここまで考えたんですが、ここからがわかりません、と聞けば先生も解説がしやすいですよ。成績が伸びる子は質問の仕方がうまい人です。質問がうまくできるようになれば成績は伸びたも同然ですよ。
そして「生物」「地学」の暗記物こそ、自分でできる、自分で計画できる、「自分」が活やくできる勉強です。社会の暗記物も同じ。休み中にしっかり暗記物を整理するチャンスです! 去年の六年生が今の時期にできなかったことをきみたちはできるんですからたいへんラッキー!
算数もそうです。模試や小テストで「ミスでできなかったもの」「後から考えたらわかったもの」「わからないもの」の三つに分けて整理していますか? 小5の範囲から復習してみて、この三つに分けてみましょうよ。「わからない」ものは素直に休みが終わってから先生に質問する、「ミス」と「後から考えてできたもの」は今、自分でもう一度復習できますよね? こういう勉強が「自分をとりもどした」勉強です。
できることは自分でして、できなかったものは誰かにたよって教えてもらう…
だれかに教えてもらう、ということは、自分でできるところをしっかりと持っている、ということなのですよ。この休みの間に自分ができるところをしっかりやっておきましょう。そうすれば「わからないところ」を教えてもらうことができます。がんばってね~
インフルエンザ休校している小学生のみなさんのために、話を続けていきますね。「漢字」や「ことわざ・慣用句」などの暗記物の話をしてきましたから、今回は「ことばの判別の問題」です。暗記物は大切、脇をかためましょう、と言った以上は、しろくまも協力しないとね。
よくテストで出ませんか? 下線部と同じ「ない」はどれですか、とか、同じ「な」はどれですか? みたいなものです。
まずは基本で、おそらく塾でも習ったものからやっていきましょう。知っている、という人も、再確認(さいかくにん)してくださいね。
(1)「ない」の判別
① お金がない
② たのしくない
③ 本を読まない
さて、①も②も同じモノ、といいたいのですが、入試ではこれをちがうものとして知っておいてくださいね。
「ない」⇔「ある」と変えられるものとそうでないもの。「お金がある」といえますよね、でも「たのしくある」とはちょっといえない。①は形容詞ですが、②は補助形容詞、といいます。
中学入試では、②と③の区別がたいせつです。
A 上に「は」「も」が入って意味が通れば補助形容詞
B 「ぬ」に変えて通じれば助動詞。
たのしく「は」ない、といえますよね。補助形容詞です。「読まない」は「読まぬ」と言いかえられますよね。「たのしくぬ」とは言いません。だから別のモノ、といえます。
それくらいは習ったよ~ 塾の先生に教えてもらった~ という人もいるでしょう。じゃあちょっといじわるな例外を。
④ 勉強しない
の「ない」はなんでしょうね。上に「は」「も」も入らないし、「ぬ」にすると「勉強しぬ」… え… 「勉強死ぬ~~」ってさけんでいるんでしょうか…
実は○○する、という動詞については「ぬ」は「○○せぬ」と「せ」に変えてくっつくのです。「ぬ」をくっつけて上が「せ」と変われば助動詞の「ない」です。
まだまだいじわるな例外をしろくまは知っていますよ~
⑤ 勉強がつまらない
あ、これは「ぬ」に変えられるよ! じゃあ助動詞だね! となったら見事にひっかかりました~ これは「つまらない」で一つの言葉。だって、この「勉強はつまらない」を「この勉強はつまる」とは言わないでしょう? 同じように「くだらない」も一つの言葉です。
「つまらない」「くだらない」の「ない」は形容詞の一部です。
(2)「らしい」の判別
① テストがあるらしい
② 勉強するなんてめずらしい
③ 勉強する子はかわいらしい
②と③は「めずらしい」「かわいらしい」という形容詞の一部です。
①は推定の助動詞「らしい」です。推定とするか形容詞とするか… 状況によって判断しないと失敗します。
犯人は女らしい
言い方をまちがえると、びみょ~なことになりますよね。
(3)「だ」の判別
① 大切なのは健康だ
② 大切なのは勉強だ
③ 勉強がすんだ
静かだ、おだやかだ、あたたかだ、は、みな形容動詞です。①と②はどうやって区別すればよいでしょう。名詞+断定の「だ」か、形容動詞の一部か…
これは「ナコト」を間に入れて通じたら「形容動詞」です。
大切なのは「健康ナコトだ」。通じますから「形容動詞」。
大切なのは「勉強ナコトだ」。通じないから「名詞+だ」。
さて、③はなんだこりゃ?? これは「連濁」(れんだく)といってもともとは「た」なのです。「買う」+「た」は、「買った」とうまくつながりますが、「読む」+「た」は「読んだ」と「ん」になって「だ」となるでしょう? もともと過去の助動詞「た」がにごったものなので助動詞なのです。
(4)「な」の判別
① 勉強するのは、いいことなのよ
② 勉強熱心な人だ
③ あの人はすてきな女性だ
④ 勉強はいいな
⑤ 大きなしろくまだ
①は断定の助動詞「だ」。これはめずらしい語句で、「の」に続くときのみ「な」になります。バカボンのパパなのだ、みたいな使い方で「な」に変化した「だ」です。
②は形容動詞「熱心だ」の変化「熱心な」の一部です。③も同じく「すてきだ」の変化「すてきな」の一部。「静かな」「おだやかな」「すてきな」の「な」はみな、形容動詞の一部の「な」です。
④は感動をしめす終助詞。文末にしかきません。
⑤は「大きな」で一つの言葉、連体詞の一部の「な」です。「大きい」と「大きな」はちがう言葉だから気をつけてね~
(5)「あまり」の判別
① うれしさのあまり、なみだが出た
② あまり勉強するな
③ 千円あまりました
④ 千円あまりある
①は、じつは名詞です。もともと動詞の「あまる」だったのが変化してしまったものです。ちょっとレベルが高い判別です。
②ですが、下に「うちけし」や「否定(ひてい)」がつづく「あまり」は副詞です。「あまり寝ないでね」「あまり外に出歩かないこと」みたいに使いますからわかるでしょ?
③は動詞、「あまる」の変化の一つ。
④は接尾語といって、「あまり」の上は必ず「数詞(すうし)」といって数字が入ったものになります。「千円あまり」で一つと考えます。
これも言い方を変えるとびみょ~になりますよね。
千円、あまりある? となると、「余り」という名詞になっちゃいます。
(6)「ちょっと」の判別
① しろくま、ちょっと来い
② ちょっと、しろくまさん、まちがえているよ
③ あと、ちょっとで、しろくまの話がおわる
①は「来る」にかかる「副詞」です。
②は「よびかけ」をしめす感動詞というものです。たいてい最初にきて「、」できれているから、これもわかりやすいと思います。
③は「ちょっとだ」という形容動詞の一部。「ちょっとで」で一つの言葉なんですよ~
ぜんぶ中学入試で出たものばかり… (ではまたね)
~しろくまのかんじの話~ 番外編 小学生のみなさんへ
漢字で書きなさい、という問題は、国語だけでなくて社会にもありますよね~ ちょうどこの休校の時期ですから暗記物の勉強はたいせつだよね。今回は歴史の人物や用語の書き取りや読みをしてみようかな~
(人物)
① □弥呼
② □略天皇(倭王の武とされている天皇)
③ □徳太子
④ □我入鹿
⑤ 中臣□足
⑥ 天□天皇(大化の改新の中心人物・もとは中大兄皇子)
⑦ 唐から来日した□真
⑧ 大仏つくりに協力した僧の行□
⑨ 阿□仲麻呂
⑩ 山上□良
まずは、この10人、書けるかな?
~しろくまのかんじの話~ 番外編 小学生のみなさんへ
① 卑弥呼
「やまたいこく」とか「ぎ」とかも書けるかな~ かなりむずかしい読みと漢字ですよね。「魏志倭人伝」という中国の歴史書に書かれています、とよくいうけど、「魏志倭人伝」という歴史書はじつはないんです。正確には「魏書」烏丸鮮卑東夷倭人条、を、そう呼んでいるらしいですよ。な、なが~い、名前。「ぎしょ・うがん・せんぴ・とうい・わじんのじょう」って読みます…
「卑弥呼」や「邪馬台国」も、あて字です。あくまでも中国の人がそう記録しただけで、卑弥呼さんは「わたし、ひみこよ」とおっしゃってなかったと思います。記録によると、卑弥呼さんは魏に「生口」をおくっています。さて、生口って何かわかりますか? 生きている人、この場合は「奴隷(どれい)」をおくったみたいです。で、王の称号と銅鏡をもらいました。
そういや卑弥呼さんより前に、やはり使いをおくって金印もらった日本の王さまがいました。奴国(なこく)の王がそうです。
金印にきざまれていた文字、書けますか?
「かんのわのなのこくおう」「漢委奴国王」です。
教科書によっては写真で出ているのもありますよね。「倭」ではなく「委」ときざまれています。「イ」にんべんがない…
まちがいだ! とか、いや、「委奴国」で「いとこく」と読むのが正しいのだ! いや、そもそも金印はにせものだっ と、諸説さまざまで話題をよんでいます。
でも、しろくまにしたら、べつにおかしい話ではないのですよ。
むかしは部首はたいへんテキトーにつけていました。「委」は当時は「ウェ」と発音していたみたいなんですが、その意味するところは「小さい」ということらしいです。で、「委+人」で、「ちいさい人」… 「ウェ」と発音していたら、何の「ウェ」かわからない、人間のウェだよ、と、わかりやすくするために「倭」と「にんべん」をつけました。ということは、わかる場合は部首は昔ははぶくこともあったのです。ハンコに「委」とかけば、人間だってわかりますからいちいち「イ」はつけなかったのですよ。むしろ「にんべん」がついているほうが、しろくまなら、あやしい、と思います。
さて、ハンコの持つ部分、なんか、うんこがのっかているように見えますが、これは実は「へび」です。おくられた西暦57年は中国の年号では建武中元二年… この年の干支は「丁巳」つまり「へび年」だからなんですね。
② 雄略天皇
この人は、ワカタケル大王とよばれている人です。大王は「だいおう」と読むとカッコよさそうですが、これは「おおきみ」と読みます。埼玉県の稲荷山古墳から鉄の剣が発見されて、そこに名前がきざまれていました、みたいな話が教科書によってはのっています。倭王の「武」と同一人物らしい、とされています。「ワカタケル」も卑弥呼と同じように、むりやり漢字をあてはめて記されています。
③ 聖徳太子
最近は実在があやしい、とかいわれている人です。厩戸王(うまやどおう)とよばれている人。
さて、へんな問題を出します。十七条憲法は「何条」ありますか?
はぁ?? そんなん17条やんっ と、みなさんに怒られそうです。
では、冠位十二階の冠の色はいくつ色がありますか? と、きかれて12色、と、答えてはいけませんよ。6色です。なんか濃淡で色を区別したって、書いてあるものも見たのですが、え?! じゃ白はどうしてたん?? と、なるので濃淡での判別ではないですよね。
中国の隋に使いをおくりました。「隋」という字。「随」にしてはいけませんよ。「こざとへん」+「左」+「月」です。
この字はもともと「肉をとりわける」という意味です。主宰者(しゅさいしゃ)という意味があります。国の名前としてはふさわしいですよね~ 「左」は「エ」という台の上のものを「手」でとる、という意味と前に説明したでしょう? 「月」は「にくづき」で「肉」をしめしています。だから「肉をとりわける」という意味になるのです。
ところで、聖徳太子が隋に使いをおくったときの皇帝は「煬帝」さんです。「ようだい」と読みます。でも、この人の名前、ちょっとへんなのです。初代は「文帝」で、名前は「楊堅」(ようけん)さん。楊氏のはずなのに「煬帝」の「煬」は「火」ですよね…
じつは、「煬帝」さんは「楊広」(ようこう)さんなんですが、あまりにひどい皇帝だったので、隋がほろびた後、名前をかえられたのです。「煬」には「民をしいたげ、人のいうこときかず、わるいことをする」という意味があって、こんな字を「おくりな」されちゃいました。だから「煬帝」さんは、自分で「わたしは煬帝です」とは絶対言うてないですよ。
④ 蘇我入鹿 ⑤ 中臣鎌足
「そがのいるか」さんです。祖父は聖徳太子とともに政治をしたといわれている蘇我馬子(うまこ)。父は蘇我蝦夷(えみし)です。
大化の改新のときに中大兄皇子と中臣鎌足にたおされました、と、説明されます。蘇我の「蘇」は「くさかんむり」+「さかな」+「のぎ」です。「さかな」や「のぎ(いなほ)」の入った文字… ゆたかさをしめした字ですよね。この暗殺事件が「大化の改新」ではありませんよ。この事件をきっかけに始まった改革(かいかく)すべてが「大化の改新」です。この事件は「乙巳の変」(いっしのへん)というちゃんとした名前があるんですよ。「巳」ですから645年は「へび年」だってわかります。だから、もう、みんなは、「中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿をたおしました、これを大化の改新という」とか言ってはいけませんよ。「乙巳の変で、蘇我入鹿がたおされ、中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新をはじめました」と言えるようにしましょう~
中臣鎌足の「鎌」は「金」+「兼」です。「兼」という字は一度、大きな字で書いて正しいかどうか確認しておいてね。よく書き間違いがある字ですから。
また続きをお楽しみに~(ではまたね)




































