女子美の中高大連携授業
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人集まりましょう。
6年生。
難関校を目指しております。
国語が大の苦手。
元講師だったしろくま様
しろくま様のアドバイスは温かくってほっとします。
国語についてアドバイスを頂けたらと思っております。
宜しくお願いいたします。
しろくまさま、いつもためになるお話をありがとうございます。
最近は国語大好き!の娘が真剣に読んでおりました。
娘は得意不得意の教科が単元によって入れ替わります。
語句が漢字の書き順や成り立ちの頃は国語に嫌な顔をしていました。
ことわざ・慣用句や品詞等は好きで、読解や記述も物語文や随筆は好きみたいです。
現在は算数が平面図形に入ったため、かなり辛そうです。
速さ・比・割合・文章題等は好きなようですが、図形が全くできません。
塾の先生には数をこなすことと言われました。与えられた宿題はきちんとやっていますが伸びません。問題集等を別に買ってやった方が良いのでしょうか?
夏休み頃までに苦手を克服できたらと思っています。
ご助言、よろしくお願いいたします。
「神奈川から」さま
社会にかぎらず、暗記物の苦手な子の学習方法のヒントになれば…
以前に「工場と倉庫」の比喩の話をしました。とくに「暗記」に関しては倉庫の話にかかわることなので、前の話と一部重複しながら発展させますと…
暗記は、詰め込めばよい、というものではありません。おぼえたらしまい、とか、暗記は追い上げがきく、とか、ついつい説明してしまいますが、暗記が苦手な子にはこの言葉はあまり使ってやってほしくないところです。
ついつい暗記というと「量」のイメージと重なり、「たくさんおぼえる」ということに力点を置きがちです。つまり「入力」の部分をどうするかにどうしても意識がむきます。
当然といえば当然ですが、暗記は「引き出しやすさ」が大切なのです。倉庫に広さがあるからといって、どんどんほり込んでいっても、どこに何が置かれているかわからなければ、すぐに取り出せません。
「整理」して「配置」して、それがどこにあるかの「リスト」がつくられていなければいけません。また、その入れた「荷物」に「タグ」がつけられていてどんなものかがわかっていれば、もう「保管」は完璧です。
まず社会は、とくに「ぜいたくなノート」の使い方が大切です。
「地理」「歴史」「公民」の三つに分かれているのは当然で、そのほかに、講義用ノートとまとめ用ノートの2冊用意する… というのは以前にレスしました。
たとえば、歴史にしぼってお話しをすると…
塾で講義をきく、そしてノートをとる、しかしそのノートは少々雑でもかまわない、まずは講師の講義スピードに遅れず、まずは聞きながらノートをとっていく… そして帰宅後、まとめ用ノートに、今度は丁寧に、それこそ女の子の得意技、色だの挿絵だのマンガだの、いろいろ装飾して参考書のように仕上げればよい… そういう話は前にしたと思います。今度は、さらに、まとめ用ノートをさらに整理する、ということを重ねます。ルーズリーフでもノートでもかまいません。「時代」ごとにノート作りをします。「形」から入ってやればよいのです。
「平安時代ノート」「鎌倉時代ノート」のように時代ごとにノートがある… さらには「人物史ノート」という整理をしてもかまいませんし、「農民ノート」という整理でもおもしろい。
ただ、歴史が苦手な子にとっては塾で教えてもらう質と量はヘビーすぎます。ですから、前にレスした「教科書準拠範囲」にこの作業をしぼってやればよいわけです。
「平安時代をまとめるぞ、人物をまとめるぞ」という意識で、つまりブロック分けした学習をすれば、記憶の手順に秩序があり、記憶しやすく思い出しやすいものになります。
この「記憶の手順」に「秩序をつくる」ということが意識・無意識的にできている者が、「暗記が得意」とよばれる人なのです。
「荷物」に「タグ」をつける、というのは、その歴史上のできごとや人物に関する「周辺項目」による印象付けです。
てっとりばやくいいますと、おもしろいエピソードや逸話、テストに直接関係はない色々なお話、が、どれだけ付加できているか、というところです。
わたしの後輩の社会の講師が、これが実に巧みで、とくに印象に残っています。つまり「講義を楽しい思い出」にしてしまう、という手法です。楽しい話、興味のある話を人物・用語にくくりつけてしまって、いっしょに倉庫に入れてしまう、というものです。
これはなかなか忘れない。わたしも、国語の、とくに語句や漢字に関しては、とにかくいろいろな話をしてやって、その中に大切な、入試に出る判別を織りまぜていく、ということをしました。
この部分は「先生の影響」が大きいですよね… 最初にどんな社会の先生に出会うかによって、大きく得意・不得意に分かれる…
社会の得意な子と苦手な子の差は、この「周辺項目の印象付け」があるかないかともいえます。大切なことだけをおぼえさせよう、という作業がかえって大切なことをおぼえにくくしている、という矛盾に陥るときがあるのはこのためです。
歴史は「因果の整理」も大切です。何がどうなった、何がどうなった、の単なる連続体ではなく、こうこうであったことが、これによって、こうなった、という整理ですよね。「流れが大切」とよく言われますが、そこには「因果の説明」が不可欠、ということも同時におぼえておいてほしいところです。
とくに入試で、「通史」、空欄補充で出題される文章は、
「AであったがCによってBとなった」
という、物語文の心情変化とよく似た「因果」がある歴史の説明である場合がほとんどです。小学校の教科書の近現代、とくに戦争の説明などはこのような説明でまとめられています。近現代以降は、ここに注目した整理も大切でしょう。
番外編で、歴史の「漢字」の話もしていますが、それによって「周辺項目の印象付け」ができればよいかな、とも、思いますので、また番外編の続きもしていきたいと思います。
「ひよこ」さま
速さ・比・割合が得意ならばしめたものですよ。夏休み前に、この得意な部分をさらに磨きをかける作戦でいきましょうよ。
女の子の場合は、苦手なものは「数」を「やらせすぎる」とかえって嫌になる場合もあります。むしろ、苦手な分野は数をこなすよりも、急かせず、じっくり考えさせてやって、解ける解けないにポイントを置いて、点数高い低いにこだわらないほうがよい場合が多いです。
「難少量」「易多量」という流れで、夏休み前はそれに「嫌少量」「好多量」という原則で進められたほうがよいですよ。
平面図形も、ゆっくりとりくませてやれば、女の子はかえって得意になることができます。すぐに解答をみせるのではなく、「わからなくてもよいからちょっとゆっくり考えてごらん」の一言をそえてやってください。
前にも言いましたように、女の子は「わからない、ということそのものを不安」に感じて、手がとまったり、はやく解答を見たがります。
場合によっては「あ、これは今できなくてもよいやつやねん~」と問題回避でもよいのですよ。
この判断は塾の算数の先生に要相談です。とくに女性の算数の講師に聞いてみるのがおすすめですね。塾によっては、その塾出身で中学入試を終えて、現在講師をしている、という講師たくさんいます。男性の算数講師がダメ、というのではなく、ちょっとしたひっかかりのところに「共感」してくれると、女の子は「安心」できます。そういう講師の利用の仕方も、なかなかよいですよ。
問題集を別に、というのも悪いとはいいませんが、すでにあるもの、学年一つ前のものなど、活用されたほうが余計なお金もかかりませんし、男の子は「目新しいもの」を次々するのが好きですが、女の子は、子どもによっては、「え… 別に新しいやつをするの…」と「負担感」を感じる場合もありますので、そこはお子さんのキャラクターに合わせてよくお考えください。
お話のように、山あり谷あり、点数に「疎密」があるほうが対策立てやすいですし、成績を伸ばしやすいです。むしろ、現在の段階で「欠点」がハッキリしているほうが夏休みの学習課題が明確になってよいじゃないですか。まずは苦手を横目でみつつ、好きな得意な教科を夏休みまではたくさんやらせてやってみてください。
何か追加質問があればどうぞ。
しろくまさん
何度も勉強法のアドバイスありがとうございます。先ほど子供のノートの棚をみたら、時代ごとのまとめのルーズリーフがありました、、、が平安時代まで、、、もう塾では明治時代なので、時間がある時に完成できたら、と思います。農民史などテーマ別も役立ちそうですね(時間があれば是非)近代史は流れですね、今度の単元になるので、その点に注意するようにアドバイスします。
しろくまさんの漢字の番外編、お願いします!漢字、地理編もいいな~
「神奈川から」さま、そしてみなさまへ
はい、もちろんです。ただ、あくまでも「番外編」です。漢字のポイントをまとめながら歴史や文学史もしていきますが、夏休み前のこの時期に、いつくかまた「技術講座」も再開し、文章読解のポイントと、あと「韻文」も苦手な子のためのちょっとしたコツがあるので、まとめていきたいと思います。
インフルエンザの休校を利用して「しろくまのかんじの話」もちょっとたくさんやりました。みなさんのお悩みに答えつつ、みなさんとお話ししていきたいと思います。引っ越ししたときに講義ノートがみつかったので、またネタを流していきますね。
前に出題した、1文字入れて反対語となるものの解答です。すでにお気づきと思いますが、複数解答があります。いろいろ考えられたかとも思います。
解答を兼ねて、入試で出たものを並べてみます。
悪意⇔善意 陰気⇔陽気(正気⇔狂気) 鋭角⇔鈍角 横断⇔縦断
間接⇔直接 干潮⇔満潮 起点⇔終点 偶然⇔必然 愚人⇔賢人
原告⇔被告 肯定⇔否定 雑然⇔整然
消極⇔積極(南極⇔北極もありかな) 序論⇔結論 衰運⇔盛運
精算⇔概算 清流⇔濁流 絶対⇔相対 早春⇔晩春 送信⇔受信
短所⇔長所 着陸⇔離陸 鈍感⇔敏感 否決⇔可決 未熟⇔円熟
正式⇔略式(洋式⇔和式もありかな)
どうでしょう。最初の一文字を空欄にすると、なかなか思いつかないものもあります。最初の一文字かくして、お子さんに試してみられてもよいかと思います。子どもは柔軟ですからこれ以外の解答も出てきて楽しいかもしれません。
さて、追加でレベルアップ。一字ずつの反対語。二字熟語のそれぞれ一字ずつが対義です。
①暗□⇔□明 ②□長⇔短□ ③□暖⇔寒□ ④□少⇔増□ ⑤質□⇔□答
⑥□中⇔分□ ⑦静□⇔□動 ⑧粗□⇔□密 ⑨□着⇔出□ ⑩動□⇔□定
けっこう難問。すべて入試で出ました。(⑩は高校入試)
お子さんにやらせてみてください。
しろくまさま、ありがとうございます。
塾のカリキュラムで今後一ヶ月強はずっと平面図形なので、苦手単元を苦しみながらやり続ける事になります。
そして毎週テストがあります。
その後は速さをはさんで立体図形(汗)
これ以上の負担は辛いだけですよね。
夏期講習で少しは身につけてくれると信じて、得意単元の強化に励みます。
普段のテストでは算数が一番高得点という事もあるのに、公開模試では国語頼みの成績になりつつあるので少し焦っていました。図形でかなり落としています。
理科が一番成績が悪いのですが、理科は秋以降に力を入れると聞いていますのでとりあえず算数を、と思いました。
これから一ヶ月ゆっくり取り組みさせます。
算数の先生は女性なので、判断について面談の時にでも相談してみます。
「かんじの話」の問題、好きみたいで喜んでやります。
でも難しいですよね。親の私もわからなかった問題が今までにありました。
頑張って一緒に勉強します!
しろくま様、小学5年生の女の子を持つ母親です。
我が家は経済的に裕福ではありません、しかし子供が中学受験をどうしてもしたいと言ってます。
特待でなら行っていいと言ったのですが、やはり塾に通わないと合格は難しいでしょうか?
通信教育のみで受験というのはやはり無理なのでしょうか?
五ツ木の模試で四教科平均偏差値47でした。
「なつりん」さま
昔は特待生という制度は、あまり大きく各校宣伝されてはいませんでしたが、最近は、HPとか、いろいろな情報を学校が発信するようになって、かなりそういう制度も広く知られるようになったみたいです。
今からお話しするのはあくまでも20年前のことで、かわっていないところもあるし、かわっているところもあると思うので、取捨選択してご理解くださいね。
私立は「私学」の連合というかそういう団体に加盟していて、学年に一人か二人くらいは、学校が推薦して学費免除となる制度を持っていました。たぶん今でもそうだと思うのです。学年の成績トップ、あるいは学校が業学ともに優秀と判断した子が対象とされました。
とくに公に発表しなくても、そういう制度を持っていると思います。
でもこれはほんとに学年一人くらい…
あと、特待生といっても、授業料全免、は、けっこう限られた学校しかしていませんでした。いちばん多いのは入学金免除、というやつです。これも今は20万円くらいでしょうか、免除になればけっこう大きいですからね。入学試験の優秀者で、まぁ、上位1割くらいを対象としているケースがよくみられました。もちろん、そんな制度が無いところもあります。
特待生ねらい受験、というのも昔、いましたよ。自分のいける学校よりもあえて偏差値の低いところをねらい、そこの特待生となる、という作戦です。
もともと昔の「特待生」のねらいは、優秀者の「抜け」を食い止めるのがねらいのものでした。おおっぴらにはしないで、受験の成績優秀者にコッソリ連絡が入って、どうですか? と、校長先生から「おねがいとおさそい」がある、というものでした。
また、「売り出し」中の新興の私学も、そういう制度を設ける場合もありました。学校が自らの指導に「自信」を持っている、でも、他の伝統進学校に抜けていく~ のこってくれたらちゃんと指導するのにぃ~ という思いから「特待」制度を取り入れた、という場合です。
まぁ、発展途上私学の「過渡期」によくみられる制度です。
ただ、しろくまは、「応能主義」者です。これはあくまでも、しろくま個人の考え方で、反論もあると思うのですが(しかも頭は20年前ですから割り引いて考えてくださいね)、自分の能力に応じた、つまり合格できる中学に入って、中で適正にがんばれば成績は伸びていくよ、という立場です。大学入試はそれで成功すると思うのですよ。
めざすときは上をめざし、合格できるところに合格する、という舵取りがいちばんよいような気がしているのです。
前に「星をつかもうとしてもつかめないが、星をつかもうとして泥をつかむことがない」という話をしたと思うのですが、その考え方です。
上をめざして力をつけて、ついた力で届くところを受験する、という作戦です。
で、上ばかりの話ではなく、たとえば、特待制度があるから、偏差値の下のところに行く、という作戦になりますと、逆の反「応能」状態になりがちです。それもまた、自分には合っていない、という場合があるのです。
たとえば、売り出し中の新興私学は、ほんとうにきっちりと勉強させてくれます。ただ、その内容が自分のレベルに合うかどうか、ということも選択の際に計算に入れないと失敗「も」あります。
中学入試が終わる、でも終わったばかりでも合格した中学は、さっそく宿題を出す、すごい学校だ~ ちゃんとやってくれる~ と、思える人もたくさんいますが、その宿題の内容が、え… こんな単純作業? こんなん量だけで中身がちょっと… と、お子さんが思ってしまうかもしれない、という問題もあるのです。
基本的には、自分の現在の力に適した学校に入って勉強したほうがよいよ、ということなんですよ。関西は準統一入試で、いっぱい受けて受かったところにいく、という「適正」配分は難しいのが実際なんですが… むずかしいところです。
ですから、「特待制度」があるから下にさげる、という方法は、あまりおすすめはしません。よほどその学校の指導や校風や立地が適っていないかぎり、自分の学力に応じた学校をめざしましょう、というのが、しろくまのおすすめです。
さて、「なつりん」さまには、具体的に、特待生の制度があって、しかもお子さんに行かせたい、という学校がおありになるのでしょうか。
あたりまえですが、塾なしでも(通信教育などのシステムを併用するということは前提ですが)いけるところはあるとは思うのですが…
お子さんのモチベーションが高いときは、「量」ではなく「質」にしぼった学習でも学力は高めていけます。塾ありだろうが塾なしだろうが、特待生は、文字通り特別待遇なわけですから、「特別に」成績が高くないとなかなか難しいのが実際です。
また、塾は、「情報」をたくさん持っていたり、学校の入試担当者とのつながりも深い場合もあり、いろいろ細かい情報も知ることができる、というメリットもあります。
さて、私立だけをお考えですか? 国立の附属でしたらもちろん六年間の学費は私立よりも相当低くなります。もちろん目下の成績との兼ね合いですが、小5の偏差値は得意・不得意の判定に利用すべきで、学校の合否の判定には直接結び付けないほうがよいですよ。今は成績を伸ばす作戦に力点を置かれたほうがよいと思います。
お子さまは、「私立」、それも何か具体的なめざす学校をお持ちなのでしょうか?




































