塾の議論の前に・・・｜掲示板スレッド

初めて書き込みをします。中学受験をさせた父親です。
受験がそろそろ終わりに近づいていて、小6をお持ちの方は様々な感情が渦巻いていることと思います。私は、受験は「子供の将来の幸せのため」と思ってやってきました。どこの塾に行こうが、子供が「勉強って楽しい」と感じてくれれば、これ以上のことはないと思います。今、毎日楽しく私立中に通っていますが、第3志望だった学校です。ただ、勉強したのは子供自身ですし、受験したのも勿論、子供自身です。人の子として生まれてきた以上、道義的責任を除いては、本人が道を切り拓くものだと感じています。私立中に行かせようと考えたのは夫婦間でしたが、塾選びや学校選びは最終的に本人に決定させました。中学受験は問題を見ても分かるように、大人度を測るものだと思います。父親として、子供に対しては一度決めたことは最後まであきらめるなと言っています。（これしか言ってないような気もしますが）中学受験の偏差値は、一概には言えませんが、我々が中学生の時にやった「業者テスト」の偏差値より10位下で出ます。つまり、昔の業者テストの６０が塾のテストの５０に相当すると、昔塾の先生がおっしゃっていました。それを聞いて「ああ、ちょっと無理をさせているな」と反省したこともありました。
万が一目標校に不合格だったときのために、5校ほど私立中を考えていましたが、どの学校も大変子供が気に入って、親としても教育方針と合っていたので「この子が輝けるのはこの5校」と思って決定しました。ですから、志望順位に関係なく、合格した日には飛び上がって一緒に喜んであげましたし、不合格だった学校の晩は会社を早く切り上げ、家族で映画でも見に行って、受験期間中でも「家族の一員としての娘」として見守ってあげました。
世間では通用しないのでしょうが、第一志望校に闘志を燃やしている親を見たら、絶対に子供も絶対主義的に育つような気がしてなりません。大げさかもしれないですが・・・。第2志望でも第5志望でも、人生初めての試練にわが子が立ち向かって、栄冠を勝ち取ったことには何ら変わりありません。ましてや、受験の本質は「こんな子供に育てたい」という教育方針があるからこそ、志望校を決定でき、その延長線上に塾があるのではないでしょうか。私のマンションの近隣の方も最近は塾の話題(クラスレベル？）ばかりだそうですが、あくまでも主役は子供たち。塾のクラスや先生のことを言う前に、受験生を持つ親が本当の意味での「あたたかさ」を持ちたいものですね。塾の先生も大人なのですから、目がギラギラしている親には敏感(遠慮？）なのではないでしょうか？私も営業をしていますが、お客さんの様子によっては「ああ、いやだな」と思うことも当然あります。子供にプレッシャーを与え続けると、しまいには親の「良い道具」となることに子供が快感を覚えます。そうなってしまうと塾の先生もやりづらいのではないでしょうか？
決して私は塾の擁護をしているわけではありません。ご参考になればと思い、休日前の一夜を2年前を思い出しながらパソコンに向かってます。