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【2206094】バッハについて教えてください。

投稿者: バッハ   (ID:0XI2LdLdF5o) 投稿日時:2011年 07月 16日 22:56

とある子供のコンクールにて。


予選はバッハの課題曲なのですが、総評として審査員の方から
「バッハをショパンのように弾いている方もいましたが全く違います。
 自分の演奏をよく聞いてください」
とおっしゃっていました。


ピアノ経験のない私には、さっぱりよく分からなかったのですが、
バッハの弾き方って、どういうことなのでしょうか?

お分かりになる方、ご教授いただけると嬉しいです。

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  1. 【2887919】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:aFZubPn6r6A) 投稿日時:2013年 03月 06日 23:05

    アラフォーさま

    そのバッハ論(?)ちょっとミスリーディングと思われるので、一言。

    原典版に速度記号は無いと思います。校訂者の意見、のように書いてあるものもあるかも知れませんが、本来の原典ではありません。
    アーティキュレーションも、最低限しか書き込まれていないはずで、レガートが書いていないから全部ノンレガート、というのも、また、ちょっと極端に走った解釈です。
    もちろん、バッハが自分で書き込んだスラーなどは非常に重要で、これを無視した演奏はありえません。

    エディションについては、原典版は、現在では、ベーレンライターがいちばん定評があります。一度、手に取ってみてください。青い表紙のやつです。演奏の助言はなにもない、ひたすらバッハが書いた譜面を正確に再現したものです。Editorial noteがあまりしっかりしていないのが玉に傷ですね。
    あとは、ウィーン原典版、ヘンレ版が定評があるのですが、ウィーン原典版の一部は、校訂者の意見が前面に出ています。たとえば、パルティータは、ピピト アクセンフェルト女史の校訂と運指で、女史の演奏スタイルが活写されており、たいへん興味深いです。しかし、これ、原典版、なんですかね。
    ちなみに、アクセンフェルト女史は、ピアノニスト、チェンバリストで、非常に腕の冴えた鍵盤奏者でした。大型チェンバロ、二段鍵盤に足鍵盤もついているようなやつ、で、いちばん、腕を発揮したように思います。

    数多ある解釈版は、まあ、校訂者の解釈が前面に出ているので、お好みで、どれを参考になさってもいいでしょう。しかし、春秋社版を使うことは、私は、賛成しません。
    変、なんですよ。あまりに、井口基成の独断が前に出すぎています。この譜面の歴史的使命は認めるのですが、まあ、おやめになったほうが。

  2. 【2887932】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:aFZubPn6r6A) 投稿日時:2013年 03月 06日 23:09

    すみません。
    速度記号>メトロノーム記号 です。

    一般的な速度指示、それから、舞曲の種類は書いてありますね。
    舞曲を弾く時には、バロックバレエのステップが背景にあるので、ステップを踏みやすい速度、というのが基本になります。
    バロックバレエは、自分で踊る人はごく少数ですが、CDなどでステップを見ることができ、バッハの舞曲系を演奏するときには、必須の知識となります。
    たとえば、アルマンドとか、サラバンドとか、メヌエットなど、です。

  3. 【2888062】 投稿者: アラフォー㈱  (ID:XQ/km/NQw1A) 投稿日時:2013年 03月 07日 01:10

    素人ピアノ弾き様

    有り難うございます。
    実は、私も最近バッハの奏法で迷いがありました。
    春秋出版を弾いた後、スラーの多さに違和感を感じました。
    卒業式に部活顧問のチェンバロ演奏を聴いていたので、「チェンバロを弾くのにこんなにスラーが必要なの?」と、思っていました。
    先生も「春秋はあまり指示しない」と、おっしゃっていました。
    ベーヘンライターを、見てみます。
    あまり注釈がない方がいいので。

    メヌエット、アルマンドの奏法も、教えていただき有り難うございます。
    踊曲の解釈は、難しいです。
    本当は、「百聞は一見にしかず」で、ヨーロッパへ行きたいのです。

  4. 【2888301】 投稿者: バラード  (ID:x.rec7UZKrk) 投稿日時:2013年 03月 07日 09:46

    アラフォー様
     
     インベンションの13番て、イ短調のパルティータに
     出てきそうな旋律の曲ですね。
     ちょっと楽譜見たら、とっても面白いですね。
     春秋社のは、アレグロだけの指示で、Pで。
     16音符がほぼスラーで、8分音符は左手など通奏低音?
     のように区切ってあるいは、ノンレガートで。
     
     全音のは、全く逆で指示にはアレグロトランキルとあるのに
     mfで。さらに8分音符にスラーがついて、16分音符は
     ノンレガートで。
     この2つだけでも、どちらを使うかで全然違う演奏になりますね。
     
     素人ピアノ弾き様の解説いつも大変ためになります。
     ありがとうございます。
     
     バッハほど解釈分かれたり、いろんな演奏あったり
     これほどまでに楽曲でさまざまな研究がなされる
     音楽家-それほど偉大だからでしょうか。

     インベンション、どうも教会の合唱隊や、弟子の
     初級の和声や対位法習得の目的で書かれて、2声3声で
     歌唱風な演奏表現をクラヴィコードで会得するなんて
     のが(息子の指導もあったようですが)はじまりのようで。

     私も素人ピアノ弾き様が書かれていますように
     歌うようにだからスラーで、チェンバロだから
     ノンレガートでなどということではないと思っています。
     
     版で違いはあるものの、少なくても曲の表現は当然のこと
     ながら統一はされていますので、各声部の歌い方、フレーズと
     重なりをどう表現するかですね。

     私も、かつては、どなたか書かれていましたように
     バッハの時代にピアノはないから、ピアノで弾いても
     意味がないように思っていた時期もありました。
     
     ただ、現在全く違う感覚です。往年の巨匠のケンプのそれは
     やさしいバッハからリパッティ、当然全く違う新しい音楽表現
     しだしたグールドから、リヒテル、すごいのはアルゲリッチの
     バッハなどなど聴いてますと、ほとんどピアノのための
     音楽であること、以降ベートーベンやリスト、ブラームス
     など、もっと言えばショパンやドビュッシーでさえ
     このバッハの踏襲路線、延長上のピアノ音楽作っている
     という錯覚なのか、本来なのか に陥りますね。

  5. 【2888744】 投稿者: アラフォー㈱  (ID:OnMREVzXUF2) 投稿日時:2013年 03月 07日 16:33

    バラード様
    13番はインヴェンションの中でも人気があります。
    ヤマハグレード試験でも、弾いている方が沢山おります。
    アルペジオの上下移動が魅力的で、弾けるようになるとまるで魔法にかかったように、何度でも弾きたくなります。
    また、インヴェンションはピアノ以外の楽器で弾いても楽しいです。
    スキャットでも、できます。

    クラシックに限らず、ロックやpop でも、バッハに出逢えます。
    特に、ハードロック系のバンドは、バッハのフーガを好みます。
    G 線上のアリアのコピーも、多いです。
    大体、作曲に行き詰まると、バッハや古典をコピーしますよね。
    「悲愴第2楽章」が良い例です。
    悲愴第2楽章も、よく見ると3声です。基盤はバッハです。
    合唱曲も、歌の部分はコード進行ですが、間奏のピアノソロは3声です。
    和声楽で、最も気持ちが良い展開をされているので、バロックと古典が現在でもコピーしやすいです。

    この規則に縛られるのが嫌で、不協和音を作ったのが、ロマン派。
    ショパンの作品を、制作年順に編集すると、面白いです。
    ト短調のポロネーズは、古典です。ベートーベンやシューベルトはまだ御存命でしたので。
    それが崩れて、マズルカになっていきます。
    横山さんが、一度このようにして、演奏したことがあるそうです。

    そう言えば、来年は、シフさんが来日するそうですね。
    東京のみだと思いますが、楽しみです。

  6. 【2889753】 投稿者: アラフォー㈱  (ID:nxWm/v.huB6) 投稿日時:2013年 03月 08日 10:54

    2014年3月19日(水)
    東京オペラシティ(19:00開演)のシフ さんのリサイタル、シューマンとメンデルスゾーンだった・・・。
    関東の方は羨ましいです。
    シフさんの「バッハ」大好きです。

    イリーナ・メジューエワさんも大好きなので、いつも迷っています。

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