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【2518155】ドイツ式かフランス式か

投稿者: アラフォー   (ID:koV0IUV1FSo) 投稿日時:2012年 04月 24日 13:49

子供が練習しているのを見て、気が付きました。
基本中の基本のことですが、指を独立させる練習(ハノンやル・クーペなど)どちらが良いか、迷います。
子供はまだ小学生で、手はそれほど大きくありませんが、柔らかいです。
「ピアノのル・クーペ」では、フランス式(指を少し寝かせて、脱力させる方法)で弾いています。
私が学生の頃は、ドイツ式のマルカートで習いました。
一本一本指を上げるので、指を落とすタイミングで音の強弱や表現をつけることができます。
古典派向きの弾き方です。
脱力も教わりましたが、音楽学校へ通っていた時に「癖がついている」と言われ、強制的に直されました。
基礎を重点的に練習したので、おかげで今でも弾けますが、娘は今の弾き方で古典が弾けるようになるかどうか、不安です。
個人の手の大きさや握力の差はありますが…。
ピアノ講師をされている方から、是非意見を聞きたいと思っております。

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  1. 【2535371】 投稿者: 謎が解けた  (ID:Cwgpqa34C36) 投稿日時:2012年 05月 09日 19:52

    桐朋のビアノ科の練習方法が批判される、と聞いたことがあります。どこがどういけないのか、謎が解けました。

  2. 【2537000】 投稿者: アラフォー  (ID:gSJx5VcIAcY) 投稿日時:2012年 05月 10日 23:23

    沢山の意見をいただき、ありがとうございました。
    娘はバスティンのベートーベンのソナチネを弾くのに苦戦していますが、
    手の成長に合わせて、練習方法を見ていきます。
    私も今、ベートーベンのソナタ25番を練習しています。
    グレード試験の自由曲です。ベートーベンの基本は、鍵盤を深く弾くことです。
    そして、くそマジメ、規律正しく。
    後は、ヘンゼルトのノクターン、シベリウスのワルツを弾きます。
    つい最近まで、ショパンのタランテラを練習していましたが、やめました。
    ショパンの弾きかたは、うさぎを追うような「しなやかさ」がなければいけません。
    ヘンゼルトも同様な弾き方です。(ヘンゼルトは弾けます)
    ショパンとベートーベンの同居は難しいです。
    そうかといって、古典は無視できません。
    古典の規律正しいカデンツで束縛されるから、ロマン派の調の開放感が解ります。
    指が柔らかい娘は、ショパン風ベートーベンソナチネに変身しています。

  3. 【2537430】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:iBLZtR4IpvI) 投稿日時:2012年 05月 11日 09:47

    ベートーヴェンは、当時もっともアグレッシヴな作曲家で、当時の人にとっては、アヴァンギャルドそのものの音楽だったはずです。一方、1809年という年に思いをはせると、「運命」「田園」という大交響曲の作曲を終わり(1808年)、ちょっと一息、という時代かも知れません。この時期、5番ピアノ協奏曲はあるものの、小品の時代です。本人の意識は、巨大な作品から多少離れていた可能性があります。また、ピアノソナタという意味では、ある意味究極の作品である、21番、23番を書きあげて(1805年くらい)、その後の方向性を打ち出せずにいた時期です。
    そうすると、ベートーヴェンのもうひとつの顔であった、親密で人間的な面があらわれてきます。24,25,26番の3曲のピアノソナタは、まさに、そういう時期の作品です。

    25番のソナタをお弾きになるなら、このような心の揺れを弾きだすタッチを工夫なさるべきで、

    >ベートーベンの基本は、鍵盤を深く弾くことです。
    >そして、くそマジメ、規律正しく。

    という、一面でとらえるのは、ステレオタイプに過ぎるように思います。

    鍵盤の底まできっちり弾くことが基本であることは当然ですが。


    また、ショパンは、同時代を生きたリストやシューマンと比較すると、非常に古典的厳格な音楽づくりですので、古典のタッチが使えない、というものでもないでしょう。
    ただ、ショパン自身は、ベートーヴェンが嫌いで、バッハに傾倒し、モーツアルトを愛していたフシがあります。ベートーヴェン大好きで(ツェル二―の弟子ですから)時代の寵児だったリストへの対抗心かも知れませんが。

    ただ、タランテラという曲、ショパンの中でも異色で、ちょっと特殊な無窮動、意外にメカニックが必要です。また、ショパンの中で最高の芸術家、というと、ちょっと?です。
    ショパンでも、違う曲と取り組まれるのもよいのではないかと存じます。同じくらいメカニックに苦労するなら、同時期の、作品42のワルツなど、強くお薦めするところです(この曲が、疑い無く、ショパンのワルツの最高傑作です)

    お嬢様のベートーヴェンの、ショパン風、というのもよくわからないのですが、(どのソナタか、作品がわからなくてすみません)、ルバートやペダルを多用するのであれば、これまた、問題でしょう。

    しかし、世界のピアノ教育の趨勢は、4期、バロック、古典、ロマン、近現代、を並行して学んでいこう、という方向になっています。特にお嬢様にとって、タッチやメカニックでバロック古典限定になってしまう、また意識がそうなってしまうのはもったいないです。
    下記の中村菊子さんは、ジュリアードのメソードがベースですし、ジュリアードのプレスクールに集う世界の俊英と、私ども凡人は、違うかも知れませんが、それでも、いろいろ参考になります。

    http://www.musenet.co.jp/lpo/2.3/2-7.htm

  4. 【2538259】 投稿者: アラフォー  (ID:dVLymqL9WLg) 投稿日時:2012年 05月 11日 21:27

    素人ピアノ弾きさん、ありがとうございます。
    娘本人は、一生懸命鍵盤を深く 弾いていますが、どうも力が足りないので、柔らかいベートーベンになってしまいます。
    少し手が大きくなるまで、待ちます。
    ベートーベンソナタ25番は、散歩の途中で思いついた曲のように感じました。
    確かプライベートで、甥っ子の親権問題で裁判沙汰になり、精神的に疲労がたまっていたと思います。
    このソナタは、一見簡単そうで、難しいです。
    冒頭にドイツ風にという指示があります。
    先生が一言、「ハイル、ヒトラーだよ‘」
    それで、解りました。ドイツの国民性を出して演奏しなければなりません。
    ショパンのワルツ、楽譜があります。2年前に猫のワルツを弾いたので。右手が2拍子みたいに聴こえるのが、面白いです。
    タランテラは、サンドと帰国する途中に寄ったイタリアで、タランテラを観て、思いついたとか。
    出版する時に、ロッシーニのタランテラと同じ拍子にして欲しいという指示をしました
    ショパンが過ごしたポーランド時代は、生活圏はフランスでしたので、フランス人があいしたイタリア歌劇も多数観たそうです。
    ショパンは、イタリア歌劇の作曲家クレメンティのカンタビーレ奏法を、大変評価しています。
    ショパンのお父様も、フランス人でしたよね。

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