ふと・・思う｜掲示板スレッド

スレ主さま、

お子さんの状況をおしえていただいてありがとうございます。

本人がバイトをしたいと思っていないということ、やはりそうなのですね。

うちの子達も中高一貫校です。　
お子さんが幼いというよりも、学校の環境や　お小遣いをどれくらいもらっているかが関係あるんだろうと思います。　　公立高校だって学区の切り方によっては割合富裕層の多い学校も多いのではないでしょうか。

下の子の方は学校に見つかったら大変なことになりそうなので、バイトすると言い出すかどうかわかりません。
上の子の学校は　バランスの問題だからと　あまりうるさく言わずに見守ってくれていましたし、日頃から　「大学はとてもお金がかかり　それを親に出してもらうのだから　お金のことも親にちゃんと相談しなさい」というようなことを言ってくれていたようでした。

それから........

こういう問題にたったひとつの「こたえ」なんてないですよね。
うちだって　上の子はいろいろなことがバランスよく出来て、とてもよかったですが、下はどうなるかはまだまだこれからです。

スレ主さんがこうしていろいろ考えているようなことを、お子さん自身が考えようとすることが大事な一歩なんだろうと思います。

私は地方都市の公立進学校卒業です。卒後３０年経過していませんが当時も今も、上半分は旧帝七などに入学、浪人などの末に最終大学進学せず就職する人は毎年２％未満です。
「バイトして浪人するはめになったらシャレにならない」「バイトは大学入ってから」「欲しいものなんて。今はそれどころじゃない」と言う感覚で、バブル期当時アルバイトしようという発想の同級生は公立ですが皆無でした。学校はアルバイト禁止バイク免許取得禁止でしたが、禁止されなくても、本分は勉強という同級生にアルバイトする者はいませんでした、他校生にはいましたが。今も、地元の友人の話では居ないと聞いています。


子供は国私立一貫進学校に在籍です。公立小学校時代以上に経済格差があるかも、と言います。お手伝いさん運転手さん付き、家族旅行は海外の別荘、という友達もいれば、うちのようなごく一般家庭の友達もいます。お小遣いは数万円から数千円まで、女子校や共学の華やかさはないですが私服なのでそれなりの服の友達からかなりな服の友達まで、そこそこに幅があり、それを感じるようです。
土日、新聞の求人広告を見て。世間の相場に世間一般より恵まれた環境に居ることも感じる、と言います。小遣いを自分で賄う高校生がいることも、求人広告を見れば判ります。現実にコンビニでレジ打ちのバイトをする同年代の若者を見て、すごくがんばってる、と言います。


子供の学校では高校からアルバイトも可能です。では、数千円の小遣いの同級生が、数万円の同級生の持ち物を見て欲しいと思ってアルバイトするかと言えば、子供の周囲ではそんなことはありません。無いは無いなりに、あるはあるなりに、です。なぜ、敢えての中学受験して、今ここに通うか、これを突き詰めて考えれば自ずと自分の中で答えは定まる、恵まれた環境にあることに感謝して、今優先すべき事項をがんばるのが自分のがんばり方、と言います。


＞感謝は勿論しますがお金を出してくれることは彼らには「当たり前」
＞でもあるのも事実です。


「彼ら」とは、スレ主さまの子供さんあるいはその友達のことで、中高一貫生すべてを指してはいらっしゃらないですよね。


私の子供の周囲では、子供たちは子供たちなりに経済格差をわかっていて、どうしても旅行に行きたいなら小遣いやお年玉を貯めて仲良い友達が行きやすい形に工夫しています。青春１８切符でユースホテルか友達の田舎（地方の祖父母宅）利用です。
父母が忙しいからと毎朝自分で弁当を作るお弁当男子もいます。塾もフル受講の友達もいれば、長期休暇に単科だけ・割引制度利用で、親のアルコールが第三のビールになるのは避けなきゃ、と言う友達もいます。
友達と、硬軟両面に年相応の視線で流行りものの話をしているようです。自分にかかる費用を、バイトやパート時給代に換算したらどれほどになるかも含め、平均年収にまつわるニュースなどさまざまな話題を（今ならＴＰＰや年金受給開始年齢延長についてなど）話すようです。今の環境や享受を「当たり前」と感じている同級生は子供の周囲では見当たらないように思います。


＞欲しいものを自分でバイトで稼いで買う。という事は発想も及ばない感じです。
＞親が買ってくれなくて小遣いでも足りないのなら諦めるという感じでしょうかね？
＞そこのところが「幼い」のですよね。という感じでまだまだ親の範疇にあるので
＞それを幼いと感じるより安心と感じている親が多いのも一貫校の特徴でしょう。


以上のことから。（「＞意見交換を」とのことですので、率直に。）
私自身は、置かれた環境や気持ちから、子供の中での優先順位が異なることを「幼い」とは思いません。スレ主さまの子供さんの分析が中高一貫生のほぼ全てにあてはまる傾向かを考えれば。申し訳ありません、私はどうかなと思います。在籍の学校と各ご家庭によって、それと子供の性格もあり、さまざまかな、と思います。


＞頑張って勉強して希望通り有名大学に入学したところで大人になって今の生活
＞レベルを保った生活が出来るのか？子供に自分がしてもらった様な生活をさせる
＞事が出来るのか？これからの日本では非常に難しいでしょう。


スレ主さまが今の日本社会に感じる不安、またご自身の子供さんに足りない部分を感じて心配していらっしゃる、そのお気持ちについて。


では将来の万一備えて。今から一汁一菜生活を実践、習い事や塾などすべて中止、散髪は母が行い、衣類は綻びを繕う、と生活規模の徹底縮小により、スレ主さま想定範囲の状況にできる限り子供さんを慣らそう、と言うほど逼迫感の迫ったところまでは、おそらく、その心配は具体化・深刻化していらっしゃらない、ただなんとなく漠然と心配、という感じでしょう。間違っていたらすみません。


私は、他と比べて足りないもの、欲しいと思うものは、とにかくがんばって手に入れるのがいいという価値観が、十年後二十後三十年後にはどう捉えられているか分らない、もしかすると、工夫してある範囲内で賄う、あるいは足るを知る、身の丈生活が求められるかもしれない、と思っていることもあり。申し訳ないけれど私には共感する部分が多くはありません。が、スレ主さまと同じように他にも心配に感じる方が多数いらっしゃると判って、その共感・共有により、スレ主さまの心配や不安感が小さくなるならいいなぁと思います。


どんな類のことでも、親が子供に対して心配に感じることは、時間をかけて考えや気持ちを伝える、地道な働きかけを重ねる、それが大切だと思います。（と言うか、私の場合ですが、それしかできませんし……。）

いろんな御意見が聞けてとても参考になりました。

やはりどうしても違う方の世界で頑張っている子を見たり聞いたりすると心が揺らいでしまいます。

そんな思いもこちらに寄せていただいた御意見を拝見してとても勉強になりました。

自分の置かれている立場・これから自分にとって何が一番大事なのかなど・・親が言わなくても自然と分かるようになると良いですね。

色々とありがとうございました。