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【784670】百人一首の暗記は何のため?

投稿者: 冬休み楽しみ   (ID:G5cp2hLm3pU) 投稿日時:2007年 12月 07日 10:37

中高一貫校に通う中一の息子は自他ともに認める理系男です。
この度冬休みの宿題に、百人一首を暗記するように言われたそうです。
「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ」「無理だー!」とわめいています。
学校の授業は先取り学習ですが、まだ古文は何もやっていないので拒否反応に近いです。
「教養のため」と言うのも、イマイチ息子には伝わらないようです。


昔私たちも覚えましたよね。でもあれは何のためだったのでしょう。
大学で国文学を学ぶのならいざ知らず。


「覚えておくと将来こんな役にたつことがある」など、やる気を起こさせるような動機付けありましたら教えていただけないでしょうか。

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  1. 【787321】 投稿者: 国家の品格  (ID:VRw5DBrAupE) 投稿日時:2007年 12月 10日 18:01

    > 昔私たちも覚えましたよね。でもあれは何のためだったのでしょう。
    > 大学で国文学を学ぶのならいざ知らず。
    >
    >
    >

    なんのためか、と問われると、中学高校の勉強はそういう勉強ばかりですよね。
    私は文系だったので、数学、物理、化学・・・・何のためだったのかと思っていました。
    でも勉学って「役に立つか」「立たないか」だけで、やるかやらないかを決められないと思うのです。「役に立つ」勉強だけするなら、もっと実利的な勉強をすればいいのですから。
    役に立たないなら、やらなくてもいいというでは、予備校になってしまいます。自分の得意分野だけでなく、幅広い知識、教養を持っていることは、人間の幅が広がることだ思います。


    百人一首に関しては、「日本人だから」だと思います。国家の品格ではありませんが、古典の素養は人生を深めます。歴史を勉強するにしても、京都に観光に行くにしても百人一首とその周辺知識を持っていると興味が広がっていくでしょう。

  2. 【787377】 投稿者: えっ!?  (ID:.4TCdal5b8A) 投稿日時:2007年 12月 10日 19:18

     スレ主様 すいません。横レスです。
    古い考え? さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > このスレを読んでいて、息子が小学校低学年の頃を思い出しました。
    > 九九なんて出来なくても、電卓も有るし、レジだって勝手に計算してくれるから、
    > 将来困ることはないと、覚えさせないお母さんもいました。

     これって本当ですか?
    九九ができないとこの先の割り算ができないと思うのですが・・・?
    3年生のクラスでは、2桁の割り算で九九がすらすらできる子とあやふやな子の差があり、授業が先生の計画通りに進んでいないということを聞きました。
    そうするとできない子に先生が関わっている間に、出来てしまった子供たちが騒ぎ出して、結局クラス全体が騒々しくなってしまうという悪循環になっています。

     どの教科もそうだと思いますが、小学校は基礎を学び定着するところではないでしょうか。
    それが出来ないとその後の学校や社会で困ると思うのです。確かに大人になって、関数や古文は日頃接しないものとは思いますが、教養として必要と考えます。
    海外で暮らしたときに日本の文化(古いものだけではなく、日本のあらゆること)を紹介するときがありましたが、もっと勉強しておけば良かったなあと思うことがありました。
    それに今中学生の子供に一次関数を教えてと言われたり、古文に読み仮名をつけるから教えて欲しいと言われて、「パパに聞いて」と逃げて回っています。
    私の場合ですが、小中学校で学んだことは大人になって、否親になってみて必要とされることが多くなりました。


  3. 【787469】 投稿者: 大好き  (ID:308P8heu0No) 投稿日時:2007年 12月 10日 20:56

    百人一首や万葉集が意味も無く好きで、百人一首のほうは今でも百首完璧に
    覚えています。

    役にたったかどうか…先に出ていた商談成立!のような体験はありませんが
    古文はどういうわけか勉強しなくても大得意でした。
    高校時代は予備校の模試で常に全国トップレベル!
    関連性はわかりませんが、本好きだったからか現代文も漢文も、入試問題で
    苦労したことはありません。
    というか、国語関係は勉強したことが無かったというくらい。漢字も得意でした。
    小さい頃は意味もわからず呪文のように覚えていた和歌や俳句、漢詩などが、
    高校時代の授業で一気に意味がわかるようになった時の感動は、忘れません!


    (このスレを読んで、百人一首を暗唱した方で、古文が得意だったという方が
    多いのを見て、もしかしたら私もそうだったのかしら、と思っています。)


    確かに覚えて役に立つものではないかもしれないけれど、日本語を話す者として、
    知っていたほうが良い知識ではないでしょうか?

  4. 【787583】 投稿者: 落語ワールド  (ID:pi4uQoxlySY) 投稿日時:2007年 12月 10日 22:37

    国家の品格ですか・・ 話がビッグになって来ましたね。


    百人一首の課題を前に苦悩するスレ主さんのご子息(優秀なお子様だと
    思います、きっと)を思い浮かべていたら、清少納言のボーイフレンド
    藤原行成を思い出しました。彼は、今なら実力で省庁のトップになれるほどの
    能吏で、かつ歴史に残る能書家ですが、「デキるのに和歌が苦手な男」と
    わざわざ史書に書かれるほど、歌が苦手な男子だったようです。


    清少納言と行成は、和歌の素養はあるのに和歌が苦手、という点で妙に気が
    合ったらしく、政治的な敵対関係を超えて友情を結んでいました。
    「夜をこめて・・」の清少納言の歌は、行成の歌(百人一首には不出)と
    対になった戯れ歌です。千年も前には、おかしな男女関係があったものだネ。






  5. 【788153】 投稿者: 冬休み楽しみ  (ID:K5OjJZGbMbs) 投稿日時:2007年 12月 11日 15:37

    スレ主です。
    「何のため?」なんて疑問を持ってしまうことこそが、受験勉強の弊害ですよね。
    がんばって中高一貫に入った後は、少しのんびりして先の長い人生を豊かにする教養を身につけて欲しいと願うのが賢い親だと思います。
    ですがうちには真中に小5の受験生がおり、今まだ受験モードなのです。「これは今やらなくていいから、こっちを先に覚えよう」などとやっています。お正月はこの子だけ百人一首を下の句を聞いてから取るカルタ取りとなり、枚数少なくてゴネそうです。そんなことやっている場合ではないと言われそうですが。。。


    決してできるわけではないけれど、コツコツがんばるかたぶつの理系長男は最近「くもんのまんが」の百人一首を読み始めました。私も覚えようとよく読むと、本当に色恋物ばかりなんですね。まんがなので、まさに「あさきゆめみし」の様です。昔高校の頃ひたすら暗記するのにこれから入ったらずっと記憶に残ったであろうに、と私は思いました。
    でも、それをかたぶつ理系長男がどう読みこなしているのか、とても疑問です。色恋物の歌を風流でおもしろいと思うようになるにはまだ青すぎますね。


    百人一首は「人生を豊かにするため」「日本史にも役立つ」「国家の品格」「後々古文のセンスにあらわれる」などと皆様のお言葉を借りまして、その重要性をアピールしようと思います。でもその際「じゃあなんでお母さんは覚えてないの?」と反撃されないよう、冬休み始まる前にこっそり復習しなくては。
    理系母ですが…様のおっしゃる札を覚える順序ですが、1文字だけのものはよく本にも書いてありますが、2文字以上のものも教えて下さり助かりました。
    もう40過ぎて脳みそのキャパが少なくなっているのを身をもって感じますので、効率的に覚えて息子たちとのバトルに臨みたいと思います。
    それにしても三人寄れば文殊の知恵と申しますが、こんなにいろいろなお話が聞けて少し賢くなったような気がします。ありがとうございました。


    締めたわけではありませんので、引き続き何かありましたらお願いします。

  6. 【789154】 投稿者: 百人一首じゃないけど、  (ID:MQsBcjxYp5c) 投稿日時:2007年 12月 12日 16:16

    百人一首ではないけど、
    江戸時代のいろはがるたをもじった
    「いろはのかるた奉行」
    という本をご存知ですか?


    たとえば「かせぎにおいつくびんぼうなし」は
    「かじきにおいつくまぐろなし」


    「うそからでたまこと」は
    「歌も歌う藤田まこと」


    「くさいものにふた」は
    「くさいあしにふらっ」


    など、それぞれにおもしろいイラストと解説がついています。
    これの百人一首版がでたらすらすら覚えられそう!!
    駄洒落のほうを覚える危険性はありますが・・・

  7. 【789190】 投稿者: 大好き  (ID:308P8heu0No) 投稿日時:2007年 12月 12日 17:14

    漫画百人一首は読んだことがありませんが、次は


    田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)


    をおすすめします!
    現代のわかりやすい言葉でせつない恋の歌を読むと、
    「何故暗記」なんて構える前に、知らず知らず覚えてしまうかも。
    お気に入りの歌がきっとみつかるはずです!


  8. 【790177】 投稿者: 玉の緒  (ID:d7Sv1r5ygWk) 投稿日時:2007年 12月 13日 18:46

    何のため?


    それはもうズバリ、恋をする(した)時のため、です!


    恋をする切なさ、恋する喜び、失恋のかなしさ、忍ぶ恋のつらさ・・・


    それを知った時、きっと無理やり覚えた百人一首が輝きをもつはず。


    千年の昔から、人は恋をしてきた。
    千年前も今も変わらぬ人のいとなみの哀しさに気づいた時、
    これまで教科書や受験のための知識でしかなかった歴史上の人々が、
    目の前に生き生きとたち現れてくることでしょう。


    古文や歴史は、人の息づかいが感じられると、
    ぐんとおもしろくなりますよ。


    「かたぶつ理系長男」さんがどんな恋をするか、
    ひとごとながら興味あります。
    (失礼!実は我が家も全く同じ「かたぶつ理系長男」なもので・・)


    恋はたとえどんなにつらい恋でも、
    しないよりはしたほうがいい、というのが私の持論です。
    だって、人生を豊かにしてくれますもの。


    それからもうひとつ、
    暗記で嫌いになっては元も子もない、というご意見もありましたが、
    私は嫌いになってでも暗記はしたほうがいい、と思っています。
    百人一首のみならず、方丈記や平家物語、徒然草、枕草子など、
    古典は覚えられる限り、
    無理やりでも覚えさせられた方は幸せです。
    長い人生、いつかきっと、昔覚えた古典の一節が、
    「ああ、こういうことだったのか」とストンと胸に落ちる瞬間があるはず。

    こういう経験もまた、人生を豊かにしてくれるものだと思いますよ。

    時には昔の人に励まされたり、なぐさめられたり。

    もちろん、そんなものはなくても生きていけますけれどね。


    それに暗記は若いうちしか出来ないです(苦笑)。
    若い頃、無理にでも覚えさせられた古典は、
    その人の宝だと思います。

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