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投稿者: ミッキー (ID:OI6JCKwZN6c) 投稿日時:2008年 02月 16日 21:03
掲示板でもよく話題になりますが、あまり勉強しなくても難関校にスルッと合格を頂けるお子様は地頭が良いと言われるようです。地頭には、遺伝と環境両方の要素があると思いますが、遺伝はどうにもならないとして、環境でなんとかするには何を気をつけるのが良いのでしょうか?うちは今度小一なのですが、ともかく色んな学習経験をさせたいと思っています。でも、それだけでは普通の気もして、話題の育脳とか右脳教育とかそういうものも必要なのか、と悩んでいます。例えばDSやゲームは脳に悪いという説もありますし、ソフトを選べばいいという説もあり、素人の私にはよくわかりません。地頭良くお育てになった皆様で何かこれが良かったというような教育法はありますでしょうか?
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【847626】 投稿者: 乏しい経験から (ID:hkKscXx0m6o) 投稿日時:2008年 02月 18日 03:39
私もピアノ教師 さんへ:
1)音楽の効果に関する論点
2名のピアノ教師の方とバレエ教師の方の貴重な書込みを拝見して、実は非常に興味深く新鮮に思ったことがあります。最初のピアノ教師の方とバレエ教師のプロの先生方として、もう反応の良い子、吸収の良い子はすぐに(瞬時に)わかるとおっしゃっているのですね。わたしは中学時代の経験・印象で、芸術は唯一、やっておいて後天的なプラス効果があると思って、最初の書込みに書いていたのですが、先生方はレッスン初回で瞬時にわかり、その後は印象が変わらないつまり先天的な面が強いということなのでしょうか。2番目に書き込みいただいたピアノ教師の方は、脳梁の発達などの成長・すなわち後天的な効果にも言及されていたのですが、後天的・先天的な面に関するご意見・ご見解を、お三方に少し詳細に伺えないでしょうか。
> こういった子どもたちは、幼稚園の頃に入会して、
> 高校になるまで続ける(=勉強や部活をしていても両立が出来る)子が多く、
> その子の成長をずっと長年見せて頂いているわけですが、皆共通して、
> 頭がいいだけではなく、
> 時間の使い方が上手で切り替えが早く、集中力、持久力、分析力があります。
>バレエもそのお子さんの資質は見てすぐわかります。
>もちろん好きで努力出来るかどうかが大切ですが
>好きで努力したとして、そのお子さんがどの程度になるのかすぐわかります
>ピアノの講師をしています。
>まわりに有名音大附属音楽教室の講師(ピアノ・バイオリン・チェロ)が何人もいます。
>皆の大方の共通の意見ですが、 音楽的才能・センスとは別に、地頭のよさというのが子供>のレッスンに 非常に関係してきます。
>このスレでは地頭を鍛える?ために音楽がよいとかピアノがよい
>とかいうご意見が多々ありますが、講師の立場からすると、
>3,4歳くらいからもう、飲み込みのはやい子、勘の良い子、
>難しいアドバイスをすぐに咀嚼できる子、自分のできないところを
>修正することが出来る子などの芽があります。
>小学校くらいになると優秀なお子さんは伸びるのが早いです。
>正直出来ないお子さんは譜読みもいつまでも遅く自分から練習もなかなか
>できません。一人でやれないのでだんだんつまらなくなりのびなくなりやめていきます。>(例外もありますけれど)やはり先天的な地頭はあります。そしてそれに(さらに)環境>的要因が重なるというふうに考えています。
2)吸収力
2番目のピアノ教師の方の書き込みを拝見して、思い出しました。私の大学時代、オーケストラで楽器を弾いている人の吸収力は、一般の音大生をしのぐと、キャンパスで良くうわさされていたのを思い出しました。不思議と大学のランキングとオケのうまさが相関しているとも言われてました。当時は東大、早稲田、慶應が3強だったと記憶しています。
> レッスンをしていて、反応のよい子や吸収の早い子たちの進学先が
> 難関と呼ばれる学校ばかりなので、いつも興味深く思っています。
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> 「地頭」云々とは少し話がズレてしまうかも知れませんが…
> 「ピアノがいい」というご意見があったので、思わず出てまいりました。
> レッスンをしていて、反応のよい子や吸収の早い子たちの進学先が
> 難関と呼ばれる学校ばかりなので、いつも興味深く思っています。
>
> こんなコラムを興味深く読みました。
> http://www.1101.com/kasoken/2003-05-23.html
> 音楽や芸術は「右脳を使う」とよく言われていますが、ちょっと違っているんですね。
> 楽器をしていると、右脳と左脳をつなぐ脳梁が太くなるとも聞いたことがあり、
> このあたり、何か関係しているのでしょうか。 -
【847757】 投稿者: 何を求めるかは (ID:CR0NQ0xggMc) 投稿日時:2008年 02月 18日 09:34
確かにもともとの能力ってあります。
私は地頭がいいといわれる家庭出身で
勉強系は別段苦労したことがありません。
官僚、大学教授、エリートあたりまえの家族で、
私も苦労せずに難関私大を卒業しました。
縁あって大学も中くらいの私立大出身(しかも一浪)の主人と結婚しました。
親戚からはそんな大学あるんだ…といわれるくらいの学校です。
新しい家族に入ってみて…
知能、運動神経がもともと優れている人がいるように
生活面がもともと優れている人もいるんだ!と衝撃でした。
主人はいたって普通の知能で、子供たちもそっくりなんですけど
早寝早起きとか公共の場所での立ち振る舞い、食事のマナーなんかは
一切苦労せず生まれつき身についている、というか
人がしているのを見て真似できるので最初からできているように見えるのです。
子供の勉強面ではかなり工夫が必要で
なんでこんなことわからないの?と思うこともしばしばですが、
幼児期から控えるときに黙れる、公共の乗り物では騒がない、
食事で注意することもない、一切忘れ物をしない、
宿題をしろと言う必要が無い、朝起こす必要がない
友達とのトラブルもほとんどない、しかも自分に不満が無い子供たちの
母としてなんてラッキーなんだ!と自分で思っています。
そしてなんといっても旦那は勉強はいまひとつだったとしても
仕事は大の得意らしくスタート時点では思いもよらなかったほどの
収入を得てくれて、借入金も全くなし、教育費なんて全然心配なし、
40代前半にして早期リタイアも可能な経済状態に…
それに元々私がほれ込んだ見た目もキープ。(生活がきちんとしてるからかな?)
主人の出身校も子供の学校もいまひとつ(いや、かなりダメ)で、
子供の従兄妹達が勉強に苦労が無く難関校に通うのを
見て羨ましいと思うことはありますが、
家族を尊敬できて私は幸せです。
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【847771】 投稿者: 継続は力なり (ID:uXGrHx6owlk) 投稿日時:2008年 02月 18日 09:46
地頭はもって生まれたもの、生まれたときに決定づけられている
ものと、私も思います。
ただ、親の育て方などの環境しだいで頭をよくすることは出来るとものと
思います。
頭の良さは、「地頭」+「後付できる教育・生活習慣」などで決まるのでしょう。
育て方さんの実践されて来た事は、この後付の部分かと思います。
ですが、継続できる力こそ才能という言葉もあります。
ついつい安きに流れてしまいがちな子育てを、お子様が生まれる前から
計画をたて、実践され、それを継続されている。
これこそ才能の賜物と思います。 -
【847835】 投稿者: バレエ教師 (ID:F7kNf5cBuys) 投稿日時:2008年 02月 18日 10:47
ピアノ教師の方と同じです。
頭がよいお子さんは高校生くらいまでは継続されて、皆さん難関校へ進学されます。
バレエは身体が楽器ですので、身体に恵まれないと表現者にはなれません。
ですが、頭のよいお子さんはいずれにしても高校くらいまでは継続されます。
多分学校の勉強で苦労されないので、好きな習い事は続けられるのだと思います。
プロになる子は・・最終的に少し不器用な子が良いように思います。
地頭が良くてバレエも上手だけれども、勉強も出来てあれもこれも出来る場合
バレエだけに執着しないですね。やはり大好きで大好きでコレしかない!と思う子。
ちょっと不器用な子が最終的に残ります。
バレエをやっていてもダンサーだけが仕事ではありません。
舞台関係にはさまざまな仕事がありますので、バレエを窓口にしてそれに関連した
仕事に就く場合が多々あります。
ただしトップに立つプリマバレリーナに関しては、やはり地頭も含めて才能・環境に恵 まれたお子さんです。努力・継続力・器用不器用も遺伝下にあるように思うのですが。
教師として心がけている事は、まずバレエを大好きになって貰うことです。
どんな子にも褒めて褒めて自信を持たせるよう接します。
飲み込みが遅いお子さんを早くすることは出来ませんが、好きにさせることで
集中力を高めることが出来ます。その事がその子の生活全般に生きてくれると
信じています。ですが最終的には学校の勉強が厳しくなり辞めてしますね。
いろいろジレンマがあります。 -
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【847873】 投稿者: 頭のいい子 (ID:DFVD1NhoWbw) 投稿日時:2008年 02月 18日 11:24
以前、投稿したピアノ講師です。
バレエ教師さんとビックリするほど同じ意見で、自分でも驚いています。
地頭のいいお子さんは長く続くのですが、ではその皆さんがプロのほうまで進むか
というと実はそこが不思議で学業も優れているため多方面にも才能があるのか
難関校へと進み、また普通の出来のお子さんよりもあっさり出来てしまう分
執着があまりないのか(高いレベルではありますが)趣味の範囲に留まることが多い気がします。
どちらかというと不器用だけれど苦労してものにする分、愛着がわくのか
続けて最終的にプロの道(といってもバレエ教師さんと同じ意見ですが
超一流という意味ではなく、広く音楽に関する道を含めます。)へ進むことが多いと思います。
大人になってもその道に残っている子に聞くと
「結局好きだったからだよね、もっと上手な子沢山いたけれどやめちゃったよね」と
いう話になります。地道な努力なくしてはどの道も大成しないのは明らかです。
本当に一握りもいないその道一流・トップの人はすべての面で恵まれたというか
天与・努力・環境・運などの掛け合わせによって出てきた人だと思います。
なかなかいません! やはり知らずのうちの淘汰作用があると思います。
講師の立場からいうと、飲み込みの早いお子さん、勘のいいお子さんは
教えていて楽しいし刺激的ですし、やはり大切に育てます。
しかし、だからといって逆に不器用なお子さんを差別するのかと言われると
それは違います。その子の特性・能力に応じて、どうやったらいいところを
引き出せるかをやはり苦心いたします。そして、なかなかうまくいかないお子さんが
一生懸命食いついてくる姿はぐっとくるものがあります。可愛いし、大切に
思います。その立ち向かう姿勢です。やはりこちらも応えたいと思います。
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【847926】 投稿者: トンチンカンでごめんなさい (ID:FIhOZV3BlM2) 投稿日時:2008年 02月 18日 12:16
1ヶ月ほど前から中学受験の版を見るようになった
者です。はじめ、「「地頭」と言う言葉の意味が
わからず、「じとう」(日本史で習った)かと
勘違いし、「一部の地域で、何か権力をもっている人
のこと?」「話が通じない・・・」なんて思っていま
したが、最近やっとわかりました。(笑)
自分の周りの方たちを見て感じていることですが、
子どもを三人持つと、そのうち一人くらいは、
進学校から難関大学に進学する子がでてきませんか?
ご両親とも高卒で職人さん的なお仕事についていて、
他のご兄弟もご両親と同じ感じにお育ちになっている
けれど、一人だけ違う様な・・・ご両親も、特に高学歴
に育てようといった意気込みなどなく、勝手に難関大学
に行ってしまったような・・・わりとこうしたケースも
多いように思います。
反対に、子どもを三人持って、その三人がすべて、進学校
から難関大学に進学するケース、これはレアですが、
このケースのご家庭は、親戚にも難関大学卒が沢山ですね。
いずれにせよ、地頭は自然発生だと思います。地頭の良い
子どもが欲しい方は子どもを三人以上持ちましょう。
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【847946】 投稿者: 水を差すようですが (ID:6Thlh1ojEVY) 投稿日時:2008年 02月 18日 12:30
私の友人、ご主人と2人そろって旧帝大卒
子供は3人
3人とも公立高校の普通科すら進学できず
大学はあきらめたと言っています。 -
【847954】 投稿者: 乏しい経験から (ID:hkKscXx0m6o) 投稿日時:2008年 02月 18日 12:39
バレエ講師さん、ピアノ講師さん(HN頭のいい子、さん)
ご意見を拝見しました。早速お教えいただき、有難うございました。ハードルの高い、プロを目ざした教育という視点では、難関校に入られたお子さんとは別に、最初に印象が無かったような場合でも、好きで継続することで、併せて特徴的とのご指摘と思いました。(そのケースでは少し”不器用”な位でも、というキーワードを勉強させていたしました。学問でも”不器用さの価値”といった要素あるかもしれませんね。なんとなく思い当たります)
ところでピアノ講師さんが言われていた、音楽を練習・聴くことで脳梁が太くなるというのを、webで調べてみました。下記論文のP.3から記述があります。簡単に纏めました。
1)Costa-Giomi (2000)
カナダで67名の実験群と50名の統制群(ベース)を比較した。「ピアノのない小学4年生にピアノを与え、2年間のレッスンを施し比較した(空間)認知能力テストは二年のレッスンの後に有意な差があった」「学力は、言語、数学ともに変化が無かった」とされています。
2)Rauscher,Lamontらの一連の研究(1995-2000)
7歳以前に鍵盤楽器による音楽訓練を開始し、2年以上続けるのが最も効果が高い。そしてその効果は空間的時間的スキルにのみ表われ、一般知能の向上にはつながらない。
3)Leng and Shaw (1971)
上記Rauscherの研究の解析根拠となる研究。7歳以前では(大脳)皮質にまだ可塑性があるので、頻繁に音楽経験を積むことで、音楽に関係する右脳と言語化に必要な左脳を結ぶ脳梁が太くなるという。(絶対音感のある音楽化の脳に特徴的とも言われる)
下記のような感想を持ちました。
【感想】
1)音楽レッスンの効果
空間認識能力が伸長するだけとありますが、例えば立体図形の切断や回転体の積分などが好きな東京大学の入試問題、それを意識した難関中高一貫校の立体図形の問題を見ると、求めているもののひとつの要素があるような気もします。空間認知能力に効果があるものの、一般知能(言語と数学全般)と強い関係が見られない、というのは、言語にも音以外に読解力・知識、数学も幾何以外に代数、整数論等があり、頭の使い方が違うから差が出ないのかもしれません。もうひとつ、落ち着きや真摯な気構えなど、「精神的効果」があるでしょうか。(推測に過ぎませんが。)東大生合格者のアンケートでピアノの習い事は多かったですね。いずれにしろ、依然、期待してよいアプローチで間違ってはいないとの意を強くしました。
2)年齢
カナダの実験はきちんとしたものに見えます。2)の研究と同様の結果を、10歳からの実験群で精緻に示している点が、興味深いです。2)ではレッスン開始年齢は低い方が良いとの示唆ですが、音楽レッスンの効果は、少なからず小学生高学年・中学生でもあるかも知れません。上手な使い方がありそうです。年齢は本論文だけで議論しきれないですね。
3)先天・後天で言えば、入試の対応能力の観点では、先天的な部分で早期に能力を見通せる部分が結構ありそうですね。(これはこの文献の知見というよりも、プロ講師の方の難関校と先天的な特徴との関係からの感想ですが)こどもの教育というより、レベルの正しい見極めに資するかもしれません。
4)最近は脳の活動部位をCTなどで見ることもできるので、もっと探せば、この分野と違うアプローチ、例えば、医学(脳化学)の側から、もあるのかもしれません。不案内なので、ご存知の方にご教示いただければ幸いです。
http://www.coder.or.jp/hdr/15/HDR.Vol15.7[削除しました]
以上ご参考。
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