1933～1938年の東京における中学受験難易度の序列｜掲示板スレッド

開成=麻布=日大三
新時代の御三家

続き
やっぱり早慶附属がレベル低すぎる。あと早稲田中学って社団法人だったのね……。
戦前から女子のお受験が普通に盛んだったのも意外。


【「受験研究会」（青山会館）主催による模擬試験の合格率測定の統計表】（受験者2千名）（1938年（昭和13年）ごろ）

男子部
100番内　
東京高等学校（7年制。今の東京大学教育学部附属中等教育学校）

110番内　
府立高等学校（今の東京都立桜修館中等教育学校）

160番内　
東京高等師範学校附属中学校（今の筑波大学附属中学校）

180番内　
武蔵高等学校尋常科（今の武蔵中学校）

230番内　
東京府立第一中学校（今の東京都立日比谷高等学校）

240番内　
東京府立工芸学校（今の東京都立工芸高等学校）

280番内　
東京府立第四中学校（今の東京都立戸山高等学校）

300番内
東京府立第五中学校（今の東京都立小石川中等教育学校）
成蹊高等学校（7年制。今の成蹊中学校）

320番内
東京府立第一商業学校（今の東京都立第一商業高等学校）

350番内　
東京府立第六中学校（今の東京都立新宿高等学校）

360番内
東京府立第八中学校（今の東京都立小山台高等学校）

400番内　
東京府立第九中学校（今の東京都立北園高等学校）
東京府立第十中学校（今の東京都立西高等学校）

450番内
麻布中学校（今の麻布中学校）

460番内　
東京開成中学校（今の開成中学校）

480番内　
東京府立化学工業学校（今の東京都立化学工業高等学校）
東京府立第三中学校（今の東京都立両国高等学校）
東京府立電機工業学校（最終的に東京都立工業高等専門学校となったが平成22年閉校）

～～～　ここまで全受験者の4分の1より上の順位　～～～

500番内　
東京府立実科工業学校（今の東京都立墨田工業高等学校）

550番内　
東京府立第七中学校（今の東京都立墨田川高等学校）

650番内　
東京市立京橋商業学校（今の東京都立芝商業高等学校）
東京府立第三商業学校（今の東京都立第三商業高等学校）
芝中学校（今の芝中学校）

700番内　
第二東京市立中学校（今の東京都立上野高等学校）
慶応義塾普通部（今の慶応義塾普通部）

750番内　
東京保善工業学校（今の安田学園中学校）
早稲田実業学校（今の早稲田実業中）
青山学院中学部（今の青山学院中等部）

800番内　
社団法人早稲田中学校（今の早稲田中学校）
東京府立第二中学校（今の東京都立立川高等学校）
慶応義塾商工学校（今の慶応義塾中等部）

850番内
東京府立商工学校（今の東京都立北豊島工業高等学校）
東京保善商業学校（今の保善高等学校）

900番内
京華中学校（今の京華中学）
正則中学校（今の正則高等学校）
昭和第一商業学校（今の昭和第一高等学校）

～～～　ここまで全受験者の半分より上の順位　～～～

1000番内
私立成城中学校（今の成城中学校）
巣鴨中学校（今の巣鴨中学校）

1200番内　
日本大学第三中学校（今の日大第三中学校）
大倉高等商業学校中等科（今は後継にあたる学校は存在しない）

1300番内
京北中学校（今の東洋大学京北中学高等学校）
明治中学校（今の明治大学付属明治中学校）

1400番内
海城中学校（今の海城中学校）
本郷中学校（今の本郷中学校）


女子部

80番内
東京女子高等師範学校附属高等女学校（今のお茶の水女子大学附属中学校）

230番内　
東京府立第三高等女学校（今の東京都立駒場高等学校）
東京府立第五高等女学校（今の東京都立富士高等学校）

250番内
東京府立第一高等女学校（今の東京都立白鷗高等学校）

300番内
東京府立第二高等女学校（今の東京都立竹早高等学校）

350番内
東京府立第六高等女学校（今の東京都立三田高等学校）

380番内
東京府立第八高等女学校（今の東京都立八潮高等学校）

400番内
東京府立第十高等女学校（今の東京都立豊島高等学校）

450番内
東京府立高等家政女学校（今の東京都立鷺宮高等学校）
東京府立第七高等女学校（今の東京都立小松川高等学校）

～～～　ここまで全受験者の4分の1より上の順位　～～～

500番内
第一東京市立高等女学校（今の東京都立深川高等学校）
東京市立忍岡高等女学校（今の東京都立忍岡高等学校）

520番内
三輪田高等女学校（今の三輪田学園中学校）

550番内
実践高等女学校（今の実践女子学園中学校）

600番内
雙葉高等女学校（今の雙葉中学校）

650番内
財団法人桜蔭高等女学校（今の桜蔭中学校）
財団法人山脇高等女学校（今の山脇学園中学校）

700番内
青山学院高等女学部（今の青山学院中等部）
東京市立目黒高等女学校（今の東京都立目黒高等学校）

750番内　
大妻高等女学校（今の大妻中学校）
日本女子大学校附属高等女学校（今の日本女子大学附属附属中学校）
東京高等女学校（今の東京女子学園中学校）
九段精華高等女学校（今は後継にあたる学校は存在しない）

800番内　
東洋高等女学校（今の東洋女子高等学校）
淑徳高等女学校（今の淑徳中学校）

900番内　
成女高等女学校（今の成女学園中学校）
調布高等女学校（今の田園調布学園中等部）
千代田高等女学校（今の武蔵野大学附属千代田高等学院）
東京女学館（今の東京女学館中学校）
財団法人跡見女学校（今の跡見学園中学校）
実践第二高等女学校（今の実践女子学園中学校）

～～～　ここまで全受験者の半分より上の順位　～～～

1000番内　
精華高等女学校（今の東海大学付属市原望洋高等学校）
日本女子商業学校（今のかえつ有明中学校）
麹町高等女学校（今の麹町学園女子中学校）

1100番内　
洗足高等女学校（今は後継にあたる学校は存在しない）
錦秋高等女学校（今は後継にあたる学校は存在しない）
頒栄高等女学校（今の頌栄女子学院中学校）
　　　
1200番内　
昭和高等女学校（今の昭和女子大学附属昭和中学校）
三田高等女学校（今の三田国際学園中学校）
順心高等女学校（今の広尾学園中学校）
日本橋高等女学校（今の開智日本橋学園中学校）
香蘭高等女学校（今の香蘭女学校中等科）
立教高等女学校（今の立教女学院中学校）
京華高等女学校（今の京華女子中学校）

今とは異なりますが、興味深い表ですね。
男子は東大附属、女子はお茶中がぶっちぎりで、全体に「国立＞都立＞私立」という序列だったのですね。
桜修館の２位も驚きます。あそこの適性検査１は独特ですが「旧制時代の名残？」と思うと納得できたり。伝統は案外残っているものですし。
高齢者にはこの序列が記憶にあるかもしれませんね。

追記です。
女子1100番内の洗足高等女学校は、今の洗足学園中学校でよいと思います。
洗足のホームページの「沿革」に載っています。

当時１０歳でも今はもう１００歳近いです。それなちょっと無いような。

マジレスにビックリ！
まぁね(-。-)y-~~
ただ、某大手新聞社のドン、旧制東京高校（今の東大附属）を卒業し、94歳の今でも同社代表取締役主筆でご健在ですよ(笑)