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【846364】地頭良く育てるには

投稿者: ミッキー   (ID:OI6JCKwZN6c) 投稿日時:2008年 02月 16日 21:03

掲示板でもよく話題になりますが、あまり勉強しなくても難関校にスルッと合格を頂けるお子様は地頭が良いと言われるようです。地頭には、遺伝と環境両方の要素があると思いますが、遺伝はどうにもならないとして、環境でなんとかするには何を気をつけるのが良いのでしょうか?うちは今度小一なのですが、ともかく色んな学習経験をさせたいと思っています。でも、それだけでは普通の気もして、話題の育脳とか右脳教育とかそういうものも必要なのか、と悩んでいます。例えばDSやゲームは脳に悪いという説もありますし、ソフトを選べばいいという説もあり、素人の私にはよくわかりません。地頭良くお育てになった皆様で何かこれが良かったというような教育法はありますでしょうか?

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  1. 【862741】 投稿者: 乏しい経験より  (ID:hkKscXx0m6o) 投稿日時:2008年 03月 01日 11:47

    すみません、改行がうまく入っていませんでした。
    こちらをご覧ください。


    2)脳の使い方
    2−1 刺激の処理
    視覚刺激:目の網膜が画像を記録し、視覚皮質(後頭葉)で点の情報/ドットとして受ける。情報はさらに分類され、文字情報は一群のドットを文字に、さらに文字を単語と識別する処理の流れに乗る。(画像情報は例えば、“駐車中の車”などを見たときは、視覚連合野から側頭葉などに送られる)分類はWhat経路・Where経路などの目的により分類されているようである。


    聴覚刺激:聴覚皮質で音そのものの信号として受け、話し言葉と認識し、音を単語としてさらに文章として理解するのはウエルニッケ野(頭頂葉下部)。


    刺激の解釈:側頭葉連合皮質では、単語(音声/文字)が「記憶」と参照される。


    遺伝子で決まる固有の回路が備わっている面もあるが、多くは各個人の経験に応じて形成される。(P.90)


    では司令塔的な一定の部位があるのかというと、現在は「単一指令部」とはないといわれる。(p.93)


    ブローカ野はオーケストラの音楽家では高度に発達している(P.99)


    2−2 脳の分業と連合皮質の重要性
    脳の作業は感覚刺激の受容から意味を形成する過程であるが、ウェルニッケ野・角回などの情報の加工の「連合皮質」が重要


    言語能力(話をする):スムースに話せない/ブローカ野(前頭葉後方下部の左右)筋の通った話が出来ない/ウエルニッケ野(頭頂葉下部)


    言語能力(聞き理解する):ウエルニッケ野(同上)


    言語能力(読む/書く):角回(頭頂葉下部、ウェルニッケ野の下)


    言語能力は単一能力に思われるだろう。これが別々に
    A)文法に従ってスムースに話す能力
    B)単語群を話しながら組み合わせる能力
    C)他人の話を聞く能力
    D)読む能力
    E)書く能力
    に分かれるとは当初は思われなかった。しかし、多くの障害研究や最近のFMRIのような画像研究からこうした分業がかなり明らかになった。(P.100)


    2−3 創造性
    筆者は、モーツァルトやチャイコフスキーや詩人の例を上げているが、連合皮質が、“何者にもとらわれない自由な発想”をしたときに、創造的なものが生まれ出ると述べる。また、この部位は20歳くらいまで成長している、人間の脳で最も成熟が遅い部位だとも述べている。


    (これらは妄想ともある意味で紙一重であり、本書ではその後の、精神病/統合失調などの話ともつながっている)


    並外れた創造性の持ち主は、神経の水準で、種種の連合野の間に連絡が多かったり、連絡の仕方が違っていたりするかもしれない。(P.116 )


    このような能力は祝福でもあり、のろいでもある。創造的であるだけではなく「傷つきやすくもなる」からである。(P.116)

  2. 【863047】 投稿者: 乏しい経験から  (ID:hkKscXx0m6o) 投稿日時:2008年 03月 01日 18:32

    長くなりました。その3(最後)です。
    原著から纏めて書いているところがあります。


    3) 脳の発達過程
    ・妊娠初期7ヶ月までで脳の基本が出来る。神経板の生成、それに沿って神経細胞が形成。これらが外側に徐々に移動し、巧に配列されて大脳皮質となる。その中に一千億個のニューロンができる。ニューロンは6層構造になる。ついでニューロンは、軸策形成・樹状突起・シナプス形成など配線作業を行う。


    ・脳が発達するのはひとつには記憶物質の蓄積、そしてネットワークの強化。その経路は、ニューロンの刺激:化学的情報の細胞核への伝達:「シナプスを作れ、強化せよ」との指令発令による (記憶の分子レベルで起こる。短期記憶ではシナプスの強化、長期記憶では新たなシナプス・樹状突起の増加。一連の動きは連携して、自己組織化されて自然に起こる。どこかの部位の指令によらない)


    ・脳はいつ鍛えても良いが、一方で脳可塑性の臨界時期(そこまでに固まってしまう)があるかもしれない。現段階で詳細不明。外国語などは明らかに1−12歳での能力開発が有用。アメリカでは、外国語教育を12歳までにしていないので、英語しか出来ない人も多い。


    4.)創造的個人
    4-1特徴
    経験に対してOpen(先入観がない)/大胆/反抗的/個人主義的/敏感さ/茶目っ気/忍耐強さ/強い好奇心/単純/あいまいさの容認/冒険・チャレンジ好き/ (P.53) 


    5)創造的脳形成のヒント
    5−1 不案内な分野でも勉強してみる。(本人の興味が前提) 掘り下げることが大事。
    5−2 単に考えるあるいは瞑想の効果
    5−3 観察や記述の練習


    6)幼い子供へのヒント (P.239-P.249)
    6-1 テレビを消す
    6-2 一緒に本読みをする
    6-3 芸術/科学/文学/運動 あらゆる多様なことの重要性を折に触れて強調する
    6-4 興味ある質問を本人がするよう仕向ける
    6-5 外に出て自然とふれあい、頭/五感を使うこと
    6-6 音楽に興味を持たせよう(機会を与える)

  3. 【863063】 投稿者: 乏しい経験から  (ID:hkKscXx0m6o) 投稿日時:2008年 03月 01日 18:55

    先の本では数学脳について触れられてはいないので、下記にて。



    数学脳はどこにあるのか


    数学脳はウエルニケ中枢と指の体制感覚野の間あたりにあると考えられる.
    (言語脳は左耳のあたりに言語認識脳としてのウエルニケ中枢,言語発話運動脳としての前頭葉の運動野特に発声に関係する領域の近くにあるブローカ中枢がある.ところで,計算能力の異常は左頭頂葉に疾患がある.また,言語能力と計算能力は同時にやられることは多いが,一方のみのことも多少はある.また,手指失認と数の能力障害との強い関係も指摘される.これらのデータ等から上記が示唆される)


    出典:村井護晏/大分大学・教育福祉科学部・教授/科学教育における教育の適時性・感受性期の実証的研究 /科学研究費補助金 「特定領域研究」/「新世紀型理数科系教育の展開研究」より

  4. 【864819】 投稿者: 中学受験  (ID:kgLcS37ok5A) 投稿日時:2008年 03月 03日 19:11

    なんじゃこれ?

  5. 【1619144】 投稿者: うんちくs共ね・・・  (ID:fS7XpQPX4Qw) 投稿日時:2010年 02月 15日 16:34

    よく動く手だ事・・・

    こんなとこでうんちく語ってないで早く仕事に戻りなさい

    仕事がないならバイトでもしなさい

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