日本の医薬系は世界標準では二流?｜掲示板スレッド

しつこい。
政治信条にも関わる故、お答えしかねます。

その時代は、まだ戦争の記憶が残る時代です。国民の多くが、戦前の軍部への嫌悪感があったのですよ。実際、身内や知り合いが戦争や空襲でなくなり、つらい戦後をおくった方も多かったと思いますよ。

文化大革命ですか?暗黒の中国の10年間ですね。あれで、中国の知識階級や儒教文化はズタズタにされたんですよね。

そうですね。おっしゃる通りです、忘れていました。

今では儒学の「孔子」を用いている（『孔子』学院）。
たしかに文革には行き過ぎや残酷な事件もあったが、必ずしも学問や知識そのものを否定することが目的であったわけではない。むしろ、現在の日本でもみられる特権層と一般人民との不当な社会的経済的格差の是正にこそ、その主眼があったといえる。そこに毛沢東による権力闘争に利用されたとの史的評価あろうが、そのとき批判の対象にされた共産党官僚たちの腐敗もまたけっして看過できるものではなかった。

それが証拠に、その時打倒され、その後復活した走資派（実権派）の子孫たる北京官僚たちは文革を完全否定したのみならず、今も北京の中南海に居住し、党中央で全中国を支配している。そして彼等は今の中国を「将来の共産主義（社会主義）への初歩段階」と位置づけ、共産党支配に支障なきことを大前提に（国家）資本主義を謳歌しているのである。そして、自らの子女を英米等世界中の有名私立大学に留学させている。スターリニズム丸出しである。

ちなみにその昔中国での留学時代、向こうの抗生物質を使ったがほとんど効いた覚えがなかった。そこで医師の友人が、ゴルフボールのような大きさの漢方の丸薬をくれたが、あれをどうしたら服用できるのか困惑した（のちに、切って小さくして飲むに決まっているだろう、と一笑された）。のちにその彼が東大に留学してきたときに、日本の医学は本当に進んでいると感嘆していた。だが、それから四半世紀経ち、日本の医学は中国に対して今も優位な立場にあるのだろうか。

>日本は、2000年くらいから、科学技術を軽視どころか壊滅させる方向に進んで来ました。

早々に見切りをつけた人は医学部へ、という流れとなりました。底辺私医の人気が出てきたのもその頃からではないかな。
今、頑張っているのは逃げ遅れた人か、親族に研究者のいない新規参入者が多いような。

どうしても中国や韓国の名前が出てくると、レベルの低い対抗意識からバイアスがかかってしまう方が多いようです。
また、一流、二流などの定義が出来ない言葉を簡単に使ってしまうのは、科学的な姿勢が一切ないのだと思います。

科学技術は単純なものではありません。
現在、科学技術の面での先進国は欧米が中心となります。
日中韓のアジア諸国はそれを追いかけているという意味では「二流」かもしれませんが、研究分野によっては傑出している部分もあり、大雑把な表現はあまり意味がないでしょう。
残念ながら、日本が高度成長の後に、欧米を抜き去った時期はありません。
その意味ではずっと「二流」です。
一流だったというのは幻想です。

ノーベル賞にしても、日本では日本人研究者のことばかりが取りざたされますが、同時受賞に欧米の研究者が入っているケースも多いことはご存知でしょう。
それが日本の立ち位置だ、ということは理解しておいた方がいいでしょう。

日本人が取らなかった（取れなかった）ノーベル賞受賞者がどこの国の方か注視していれば、簡単にわかることですので。

ビオンテックってファイザーの事かな。