女子美の中高大連携授業
いじめで骨折
東京学芸大学付属高校(東京都世田谷区)で、生徒の一人が複数の同級生からいじめられ、手首の骨が折れる大けがを負っていたことがわかった。学校側が29日に会見し、明らかにした。いじめ防止対策推進法に基づき「重大事態」として調査するのが半年遅れるなど不適切な対応があったとして、当時の校長ら5人を28日付で戒告などの処分にした。
会見した大学長は「(いじめ防止対策推進法への)認識不足により文部科学省への報告が大幅に遅れ、そのことが事態を長期化させ、生徒、保護者を苦しめることになった。申し訳ない」と謝罪した。
学校側の発表によると、生徒は昨年5月から今年9月にかけて、体育祭の練習時に倒されて骨折したほか、部活中に複数の生徒からセミの幼虫をなめさせられるなどした。
学校側は昨年9月に生徒からいじめの訴えを受けたが、いじめ防止対策推進法に基づき「重大事態」と判断して文部科学省に報告したのは今年3月だった。
その後、第三者による調査委員会を立ち上げて、調査報告書は8月末にまとまった。報告書は「重大事態の判断は、いじめの申告があった昨年9月時点でなされるべきだった」「高校や大学が把握している実態から重大事態と認知すべき機会が何度もあった」と指摘した。
2013年施行のいじめ防止対策推進法では、大けがや不登校など、いじめが深刻な被害を招いた疑いがある場合は「重大事態」として第三者委員会による調査などを義務づけている。
福島第一原発事故で福島県から横浜市に避難した中学1年の男子生徒がいじめを受けて不登校になった問題でも、同級生から多額の金銭を要求されたといった訴えや警察の捜査があったにもかかわらず、長期にわたって「重大事態」として対応しなかったことが明らかになっている。
朝日コムより。




































