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投稿者: 世間しらずな父親 (ID:r1n6dSLHhhY) 投稿日時:2005年 05月 07日 22:28
子供が中3になり、受験勉強の猛特訓中…
帰るのも今日も夜11時まわるのでしょうね。
子供部屋の壁には志望校の名前が大きく書かれた紙が貼ってあり
絶対合格の文字が書いてあります。
本人が気持ちを高める為にこうしているんだと思うし
私も学生時代同じ事をしていました。(大学受験の時ですが)
高校受験も子供によって千差万別、我が子は極端な例だとは思います。
中学3年間の学習を受験という形で知識のむらを無くしながら復習します。
特に英数国などむらがあれば高校での学習に影響します。
また、公立高校受験する場合、理科社会も勉強しなければなりません。
知識の程度はさておき、基礎的な内容の知識のむらを無くすには
理想的な方法と受験の持つ一面を感じます。
私立での学習でこのような中学範囲の学習全般の復習を行っているのでしょうか
また、そのようなことは必要無いのでしょうか。
数学など私立では体系的に学習すると聞いたことがあります。
例えば、関数など中1〜中3にかけて一時関数〜二次関数の初歩
までを断続的に学習しますが、最も効率的な方法は一度に
一時関数〜二次関数(高校?A範囲)まで学習したほうが
知識の抜けがなく理解も早い
このような勉強方の違いって実際どれくらいあるのでしょうか
ふと疑問に感じたので。
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【101242】 投稿者: 塾講師 (ID:kh4i1eK3fns) 投稿日時:2005年 05月 31日 22:31
そうですね、、、例えば幾何などは3年間かけてゆったり完成させるのが望ましい科目で、
私らの時代、公立中学出身者にとっての隠れたアドバンテージでした。
#東大・京大など幾何色の強い大学では、先取り学習優先の私立に対して若干有利だった。
しかし今のカリキュラムでは、幾何さえもかなりの部分が高校へ移項されてしまって、、、
これといったアドバンテージはありませんね。難関私立高校を志望する場合の対策、
それをすることでのみ、昔の公立中学トップクラス層と重なる学力を形成可能でしょうか。
公立中経由で東大・京大・国立医学部を志望するなら、高校受験では、難関私立名門校を
突破するつもりで準えることが最低ラインとなるように思います。 -
【101788】 投稿者: 世間しらずな父親 (ID:ZO/9OQOkLiU) 投稿日時:2005年 06月 01日 21:58
塾講師様
>難関私立高校を志望する場合の対策、
それをすることでのみ、昔の公立中学トップクラス層と重なる学力を形成可能でしょうか。
確かに私もそう思います。アドバンテージとは思っていなかったのですが…
昔のトップ公立高校は難関大学に数多くの進学者を送りましたね。
同年代の人と話していると、トップ公立高校に対してのプライドを感じますね。
時代が変わりそれと伴に難関大学への進学校もそのほとんどを私立高校にその座を明け渡し
今となれば中高一環のシステムが最も優れた形となりつつありますね。
今の公立に通うお子さんを見ているとのんびりしているように感じます。
私立受験のように試験での成績で合否を決めるよりも、より確実な形での進学を望まれています。
公立高校入学のシステム(内申書)も、より確実に生徒を高校に送り出すには優れているのかもしれません。
ただ、中学で大学の進学まで視野に入れた進学指導まで求めるのは無理があり。
目の前の高校で手いっぱいの感がありますね。
進学の指導は学校から塾にその役割が移っていくのかと感じます。
(勿論、一部の方はそうでないケースがあると思いますが。)
模試、データー等検討する材料は揃っているのですから当たり前なのかもしれませんね。
しかし、何かしっくりとこないのはどうしてなのかよく分かりません。
子供のがんばりより、より確実な高校入試を考えるのならば、難関高校対策より
内申書の引き上げの方がより現実的に優位な進学を得られる…
公立中での進学は難しい一面がありますね。 -
【101879】 投稿者: がんばれば (ID:Zuln4a.TXQM) 投稿日時:2005年 06月 02日 00:06
世間しらずな父親 さんへ:
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> 子供のがんばりより、より確実な高校入試を考えるのならば、難関高校対策より
> 内申書の引き上げの方がより現実的に優位な進学を得られる…
> 公立中での進学は難しい一面がありますね。
がんばれば内申書も上がるので同じことではありませんか?
世間知らずな・・さんは内申書不信が強いようですが
なぜでしょうか?
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【101937】 投稿者: 私立中2年の父 (ID:0JvaPer04ds) 投稿日時:2005年 06月 02日 03:00
世間しらずな父親さんの一連の書き込みを見て、お子様のものすごい頑張りと、お父様の子を気遣う心、そして真摯な姿勢に胸を打たれてしまいました。
我が家のグータラな娘と、同じくグータラな父である自分を振り返り、あらためて努力というものの輝きを感じずにはいられません。
それだけ頑張れるお子さんなのだから、長い目で見たときにその希望がかなわないはずない!と思ってしまうのですが、これでは通りすがりだから言える気休めの言葉にすぎませんね。
ここから先は、20年以上前の昔話をしてしまうこと、お許しください。
私は難関私立中学に入りながら、さぼってばかり。そして中学から高校に進む段階で外に出されてしまったのです。行った高校はのほほーんとした雰囲気。共通一次を受けるのは(つまり国公立に挑戦してみようというのは)、生徒の十分の一くらいという高校です。
最初のうちはスポーツ部に入ったり、普通の高校生ライフを送ろうとしてたのですが、高1の冬になって、俺がしたいことはそんなことじゃない、俺は(今風にいうなら)リベンジしたいんだ、と気づいたのでした。
それから道なき旅が始まりました。高校の授業はのほほーんとしており、受験を対象としたものではない。同級生たちもそんなハードなことは考えていない。塾や予備校は、通いやすい立地にはなく、親は勉強は自分でするもんだが口癖。
頑張ろうと思っても、いったいどの方向に向かって頑張ればいいのか? そして実際に努力を始めてみても、逆に下がっていく成績。手ごたえもまったくなし。暗闇の中を一人で歩いている気持ちでした。
俺は前に進んでいるのか? ただ横に行っているだけじゃないのか? 方位がわからない。細緻なカリキュラムなどと贅沢はいわない。せめて大雑把な方位だけでもいいから誰か教えてくれ! いつもそんな気持ちでした。そんな悩みを語る相手もなく、もちろん親は理解してくれません。親にとって、私はせっかく入った私立中でさぼりまくり、辞めてしまった不肖の息子なのです。この子は勉強には向かなかった、ただそう思われています。
上位四分の一に入っていれば東大に行ける特急から、私は途中で下車してしまったのでした。それからは自分で各駅停車を乗り継ぎながら進まねばなりません。しかし、その各駅停車をどうやって接続していけば目的地まで行けるのか、それがさっぱりわからないのです。
毎日のように本屋に寄っては参考書を立ち読みしていました。勉強しているんじゃありません。勉強するために使うべき参考書がわからないのです。もちろん、いくつか使ってみましたが、それが役立っているのかどうか、皆目見当がつきません。親に頼み、夏休みや春休みなどの期間だけは予備校の講習に行かせてもらいました。しかしこれまた、なかなか手ごたえはありません。半年だけ進研ゼミもやってみました。Z会の旬報も読みました。
その暗闇からどうやって抜け出したのか、スパッとした答えを出すことはできません。最後まで暗闇の中だという気持ちは強くありましたし、それでも少しずつ見えてきたものもありました。
とりあえず役立ったものとしては、エール出版という会社から何冊も出ていた東大の合格体験記。本屋で暗記するほど繰り返し立ち読みしました。そして受けまくった模擬試験。これはなぜか親が嫌がらずに金を出してくれました。駿台模試などは、浪人じゃないとできないような難問が多く、気が滅入る結果になることもありました。
そして高2の夏休みに受けてみた河合塾の英語単科。日本語がまるでなく、ただ小さい字で英文がびっしりと並んでいるテキストを見たときには、こんなの絶対に読めっこない、そう思いました。ですが、せっかく親からお金をもらって申し込んだのだからと粘り強く予習していたら、わずか5日ばかりの講習を終えるときには、これまでには考えられないスピードで長文を読むことができるようになっていました。それまで他の予備校で手ごたえがなかったのは、自分の問題ではなくて、実際に無意味な内容しか扱われていなかったからなのだとようやく理解しました。
何よりも一番大きかったのは、模擬試験で結果が出ることでしょう。成績が上がれば意味あることをやっていたと考え、上がらなければ努力の方向に問題があるということだと考えていました。
とにかく意識したのは、やみくもな努力をセーブすること。全力で走ってしまうと、自分の状態を冷静にチェックすることができません。いや、そう思っていたのは単なる言い訳で、向かっている方角が正しいという絶対の確信を持てない限り、怖くて全力を投入できなかったという方が正確かもしれません。
浪人もしました。そして浪人の秋になってから、ずっと何かが違うと感じ続けていた違和感を突き詰めていくと、自分の興味や適性と深く向き合わず、単なるイメージだけで進路を考えていたと痛感し、文転しました。いくら物理や数学の世界がかっこいいと思っても、自然現象にまったく興味のない人間が理系に行こうとするのは無理があります。それまで、大学をただ名前でしか考えていなかったのですね。そんなことに浪人の秋になるまで気がつきもしなかったのです。
結果、非常な幸運に恵まれリベンジは果たしましたが、いまから思うとものすごく遠回りしてしまったと思いますし、益ないことにむやみにエネルギーをつぎ込んだ気がします。今の自分が当時の自分のコーチをしていたら、半分(以下!)のエネルギーで同じ成果を出すことができるでしょう。しかし、そんなことは今だから言える贅沢かもしれません。
何より、暗いトンネルの中をずっと歩いているような気持ちで、高校時代をすごしてしまいました。当時は本が友だちでした。周囲の人たちは、いつもギスギスしている自分にも寛容でやさしかった、けれども私が心を開くことができなかった、そんな気もします。
大学のサークルで、中学の友だちと再会しました。お前が受かったのは本当に嬉しかったよ、感動した、そう言ってくれました。私は、6年間一緒のはずのコースから、予告もなく消えてしまった存在だったのですね。
ずいぶん長く書いてしまいました。メンタルな部分で近いところがあるかもしれないなと思い、つい書いてしまった次第です。
大学受験と高校受験は違いますし、私立中での学習と公立中からの高校受験には、土俵の違いのようなものがあるというお悩み、理解できる気がします(中学の学習内容は、娘の行っている学校のものしかわかりませんが…)。ストレートに役立つような教訓が含まれていると思っているわけではありません。
ですが、努力はいつの日か報われる、あたりは真っ暗だと思っていても、目をこらそうと意識を持ち続けていれば、少しずつ方向は見えてくる、きっとそうだ、そうに違いない、そんな気持ちで書かせていただきました。
この前亡くなった作家・中野孝次さんの「麦熟るる日に」「苦い夏」という自伝的小説をご存知ですか? 戦前の話ですが、大工の家庭だったため旧制中学には行かせてもらえず、けれども進学への思い断ちがたく、本もろくにない状態で独学し、現在の大検のような検定試験を受け、それからまた浪人の結果、数年遅れでようやく旧制高校に入るのです。それも束の間、彼の元には赤紙が舞い込むのでした。すべて実話のようですが、大学時代に読み胸を打たれたものです。私の悩みなどは、生活の保証がある上での自分勝手な悩みにすぎなかった、そう思いました。
世間しらずな父親さんとお嬢さんの努力には、本当に頭が下がります。よい結果を心より願っています!
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【102008】 投稿者: ポッツ (ID:fvYKcT3Lyt6) 投稿日時:2005年 06月 02日 09:02
がんばれば さんへ:
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> がんばれば内申書も上がるので同じことではありませんか?
> 世間知らずな・・さんは内申書不信が強いようですが
> なぜでしょうか?
公立中学に子どもを行かせてみればおわかりになるかと。
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【102030】 投稿者: 内申 (ID:oy54aJxkCak) 投稿日時:2005年 06月 02日 09:30
がんばれば さんへ:
> がんばれば内申書も上がるので同じことではありませんか?
> 世間知らずな・・さんは内申書不信が強いようですが
> なぜでしょうか?
>
子供が公立中に通っています。
子供の友達の、教科担任の評価基準は「単元まとめのレポートはわかりやすく、
面白く、興味深いものでなければいけない」。
テストで80点の子も、レポートが「よけれ」ば、内申は5です。
100点でも「レポートはおもしろく」に引っかかって、4という子もいます。
その子は「内申はあきらめた」と泣いていました。
絶対評価になっても、その先生の評価基準は変化ありません。
高校進学指導も、内申点しか見ていません。
駿台模試の方が、がんばったら報われそうな気になってしまいます。
(うちの子供の点数を見ると、それも幻影と目が覚めますが。)
内申は、先生によって基準がばらばらです。
その先生は、プレゼンテーション能力重視なんですね。
もっとも、公立高校の推薦も内申満点でも不合格、
何かアピールするものがある子が受かるとの、中学の先生の説明でした。
プレゼンテーション能力がない子はつらいです。
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【102145】 投稿者: 内申重視は好きじゃない (ID:./Us80.R6H2) 投稿日時:2005年 06月 02日 13:00
> がんばれば内申書も上がるので同じことではありませんか?
> 世間知らずな・・さんは内申書不信が強いようですが
> なぜでしょうか?
私も内申書への不信が強くあります。
これは友人の話です。
ご主人の突然の転勤で息子さんが中3の5月に東京にやってきました。
息子さんは中1から地元トップ公立高を目指し塾で頑張っており、トップ校合格に実力十分、内申十分の状態で転校してきたそうです。
もちろん目指すは都立のトップ校。
東京では有名進学塾に入り、そこでもそこそこの成績だったそう。(塾のトップクラスは超難関私立受験組)
転校先の中学は前期・後期の2期制をとっていました。
驚いたことに初めて手にした中3前期の通知表の主要5教科に、5は一つもついていなかったそうです。
中間・期末とも450点を超えてトップクラスなのに何故?
個人懇談で聞いてみたところ、理由は提出物が出ていない、それも4月分が…とのこと。
5をつけるためには提出物全て出ているのが絶対条件だそうです。
そしてこの成績をもとに内申が作成されたのです。
結局この内申では都立は地区2〜3番手校しか受けられませんでした。
力があるのにもかかわらず内申のために受験すら出来ない、それも本人に落ち度はないとすれば?
そもそも誰のための、何のための内申なのかって疑問が出てきます。
この彼にとって内申とは、夢を潰すために存在していたわけですね。 -
【102182】 投稿者: 内申 (ID:oy54aJxkCak) 投稿日時:2005年 06月 02日 14:34
内申の問題点は、比較評価ができないものを、無理やり点数化している事と、
それをそのまま高校入試に使っている事だと思います。
子供が勉強をどれだけ頑張ったかとか、部活や生徒会や行事にどれだけ打ち込んだかなんて、
本来、他者と比べたり点数にできないのに、むりやり評価しようとしています。
その評価を高校入試に持ち込むので、比較=点数化せざるを得ないのだと思います。
しかも、この生徒は頑張ったという先生の目でみた評価と、テストの点数を合体させ、
その合体方法も中学により、先生によりさまざま。
絶対評価になっても、根本的には変わっていないように思います。
公立中の生徒が、先取り勉強したり、難しい問題を練習しても、哀しいかな
公立中の先生の評価は得られない、つまり内申はあがらないのです。
ほとんどの生徒が大学進学をめざす公立高校では、内申を排除して
テストの点数で決める入試にならなければ、公立高からの大学進学は改善されないと思います。
ごめんなさい、勉強方法からずれてしまいました。
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