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【2175122】日能研と四谷大塚とSAPIXの特徴について

投稿者: スカイ   (ID:aYqK2GAFIEA) 投稿日時:2011年 06月 21日 11:46

港区在住で、小学三年生の子供がおります。
自宅から通塾しやすい豊洲校舎の日能研と四谷大塚とSAPIXへの入塾を候補に考えております。

それぞれの塾の特徴や違い、どのような性格の子供に向いているか等教えて下さい。

塾は校舎によっても雰囲気等違うかと思いますので、豊洲校舎でのご意見をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

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  1. 【2183555】 投稿者: スカイ  (ID:le.LgE938/g) 投稿日時:2011年 06月 28日 12:05

    けん・たかくら様

    毎回、興味深いお話を誠にありがとうございます。

    ある程度の知識の下地を作っておくと問題演習も比較的短い時間で効果的に済ませることが可能で、その結果、重要な部分に多くの時間を割くことができるということ、なるほど!と思いました。

    やはり、時間のある今のうちから準備したいと思います。


    また日能研テキストのお話についてお聞かせください。


    >私から一つ補足しておくと、もともとは日曜テストの「予習」という意味のようです。
    授業の予習なんか本来、いらないんです。
    それはサピックスの話をするときにお話ししましょう。

    こちらについても、大変気になるところです!!

    諸々よろしくお願いいたします。

  2. 【2184380】 投稿者: けん・たかくら  (ID:OaDK1ODDSj.) 投稿日時:2011年 06月 28日 23:47

    スカイ様

    こんばんは。
    暑さ、寒さも彼岸までがなぜか今から待ち遠しい
    けん・たかくらです。

    日能研の続きです。
    6年生の話です。

    昨年も一昨年もその前も毎年、日能研の6年生は指導していますが
    昨年のお子さんは、最上位クラスのお子さんで、御家庭とのお話で
    予習シリーズを日能研のカリキュラムに合わせた形で指導しました。

    一昨年のお子さんのことを記憶をもとにお話しします。

    「本科教室」の文章題が三題構成であるのは5年生と同じです。
    ただ、出ている問題は全て「入試問題」です。
    難易度の易しいものから難しいものという順に三題配列されています。

    ですから5年生のテキストで感じた入試問題との開きは、6年生のテキストに関しては
    なしです。
    「栄冠への道」にも、もちろん文章題はありますが、こちらの方は入試問題をそのまま
    使っていたかどうかはちょっと記憶が不確かです。

    5年生まではカリキュラムテストが隔週でしたが、6年生からは毎週になります。
    そのため最上位以外のクラスで出る文章題も
    「本科教室」の一番易しいものか、「栄冠への道」の一番易しいもの、どちらかが
    1題出題されます。
    もちろん、文章が同じというだけであって設問が異なっているのは5年生までと同じです。
    文章題2題のうちの1題は共通問題でこれは最上位のクラスも含めてみんな共通の問題です。

    漢字のテキストのことを申し忘れておりましたが、算数の計算問題のテキストと合冊という
    形で漢字のテキストがあります。
    各週読み20問、書き20問ですが、両方とも同じ漢字なんです。
    ですから実質20問です。

    四谷大塚の漢字の学習は各週、書き40問ですから、やはり四谷の方が漢字においても
    問題数は多くなっています。

    日能研の国語に関しては以上ですね。

    またあらためて。

  3. 【2185703】 投稿者: スカイ  (ID:aYqK2GAFIEA) 投稿日時:2011年 06月 29日 23:07

    けん・たかくら様

    今日は6月とは思えない、本当に厳しい暑さになりましたね。
    お疲れ様でした。

    Nの国語についての解説をありがとうございました!!

    今までのお話ですとYの方が、学習内容的には盛り沢山といった感じですね。
    Nより問題数が多いこと等は、日常の課題において特に気にはならない程度でしょうか?

    また、週末のテストの結果によりクラスが変動するかと思いますが、その週の復習をしっかりすれば週末のテストに
    対応しやすいのはNの方になるのでしょうか?細かい話ですみません。。。

    NとYに大変興味があり、どちらが子供に合っているのか考えております。
    またお時間ございます時お話お聞かせください。

  4. 【2185781】 投稿者: けん・たかくら  (ID:OaDK1ODDSj.) 投稿日時:2011年 06月 30日 00:01

    スカイ様

    こんばんは。暑さに弱い男、けん・たかくらです。

    ご質問にお答えいたします。

    >>Nより問題数が多いこと等は、日常の課題において特に気にはならない程度でしょうか?

    漢字も含めて知識問題の量はYの方が明らかに多いのです。
    週例テストには漢字も含めて知識問題が必ず出題されます。
    でもまあ、おさぼりをしなければこなせる量ではあります。
    もちろん家庭学習をしなければボロボロなんですけれど、負担が大きいとまでは言えない
    と思います。
    大丈夫ですよ。

    文章題の宿題はYの講師はあまり出さないですね。
    漢字練習のノートの提出をさせている人は何人かいました。
    私はそういうのはあまり好きではなかったのでやっていませんでした。
    何回練習すればいいのかというのは個人差があるんです。
    もちろん漢字テストは授業内でしていましたけど。

    文章題の宿題は、年によって演習問題集にしてみたり、授業で扱ったシリーズの文章題
    にしてみたりという感じで私は出していました。
    ただ、他の講師で演習問題集を宿題にする人は少ないかなという印象でした。
    そのあたりは講師の裁量なんですよ。
    たくさん出す講師は国語の場合、あまりいないと思いますよ。

    >>また、週末のテストの結果によりクラスが変動するかと思いますが、その週の復習をしっかりすれば週末のテストに
    対応しやすいのはNの方になるのでしょうか?細かい話ですみません。。。

    まず、週末のテストでのクラスの変動というのはYでもNでもないのです。

    まず、Yからお話ししましょうか。
    予習シリーズには5週ごとに「総合」という回が設けられており、それまでの4週の
    復習の回になっています。
    その週には「組分けテスト」というのがあってそれでクラスが決まります。
    週例テストは全く関係無しです。

    Nは隔週のカリキュラムテスト、月に1回の全国総合模試の両方を合わせてクラス分けを
    しているようです。
    ただ、あまり変動がないんですよね。
    点数だけで明確にというより、裁量幅が大きいのかもしれません。
    そのあたりはちょっと不明です。
    いずれにしてもカリテだけでクラスの変動というのはないです。

    次にテストに対応しやすいのはどちらかということですよね。
    これに答えるためにはそれぞれのテストのしくみについて語った方がよいでしょう。

    長くなりましたのでまたあらためて。

    ゆっくりいきまひょ。

  5. 【2187110】 投稿者: けん・たかくら  (ID:OaDK1ODDSj.) 投稿日時:2011年 07月 01日 00:04

    スカイ様

    こんばんは。深夜の男、けん・たかくらです。

    今日も質問にお答えいたします。

    >>また、週末のテストの結果によりクラスが変動するかと思いますが、その週の復習をしっかりすれば週末のテストに
    対応しやすいのはNの方になるのでしょうか?細かい話ですみません。。。

    週末テストに対応しやすいのはどちらかということですよね。
    国語に関してはNですね。

    Yの週例テストは全てコース別になったいます。
    4年 C・B・A たしか三コース(B・Aの二コースだったかも?)
    5年 S・C・B・A
    6年 S・C・B・A

    このコースは先日話した5週ごとの組分けテストで決まります。

    それぞれのコースの問題は違います。
    全部違うのは算数だけで
    国語はBCは共通問題
    理社はCS・BAが共通問題になっています。

    国語はどのコースも文章題1題、知識、漢字の構成です。
    知識と漢字はそれぞれ予習シリーズ、漢字の学習からの出題ですから準備しやすいです。

    文章題は予習シリーズや演習問題集に出ているものではありません。
    ですから文章題の準備をすることはどのコースにいてもできません。

    次にNですがこちらも文章題・知識・漢字の構成であることはYと同じなのですが
    文章題は2題です。
    最上位のクラスは2題とも新出の文章です。
    それ以外のクラスは先日、話しましたように2題のうち1題は読解Ⅰから出題されます。
    ですから試験対策としては読解Ⅰの文章を学習しておけば良いということになります。
    4・5年のカリテは隔週ですから読解Ⅰを2題学習しておく必要がありますね。
    隔週ですから、平日ちょっとおさぼりしてしまっても土・日で挽回することは可能です。

    以上、長々書きましたが
    ① 本科教室と同じ文章を出してくれること
    ② 4・5年のうちは隔週であること
    からNの方が試験対策はやりやすいかと思います。

    次回からサピックスです。
    スカイさんはYとNに興味をお持ちのようですけれど、ひょっとすると以前の私と
    同じようにサピックスについて誤解しているかもしれません。

    また、あらためて。

  6. 【2188352】 投稿者: スカイ  (ID:aYqK2GAFIEA) 投稿日時:2011年 07月 02日 00:30

    けん・たかくら様

    こんばんは。
    猛暑続きで、本当参ります。。

    Nは隔週のカリキュラムテストと月に1回の全国総合模試の両方、Yは5週ごとの組分けテストでクラスが決まり、
    Nの方が比較的試験対策はやりやすいとのお話大変よくわかりました!!

    いつもわかりやすい解説を本当に感謝しております。


    >次回からサピックスです。
    スカイさんはYとNに興味をお持ちのようですけれど、ひょっとすると以前の私と
    同じようにサピックスについて誤解しているかもしれません。


    個人的な勝手なイメージとしてですが、Sは御三家を目指し、実力があり自力で頑張れるお子さんに向いている気がしています。
    学習とメンタル面でも先生のサポートを求めるならばYかN(特にY)が手厚いのかなと思っておりますがちょっと違いますか??

    ご意見お聞かせください。よろしくお願いします☆

  7. 【2188456】 投稿者: けん・たかくら  (ID:OaDK1ODDSj.) 投稿日時:2011年 07月 02日 07:48

    スカイ様

    おはようございます。早朝の男、けん・たかくらです。

    ご意見お聞かせしちゃいましょう。

    >>個人的な勝手なイメージとしてですが、Sは御三家を目指し、実力があり自力で頑張れるお子さんに向いている気がしています。

    まずはこちらからです。
    確かにSは御三家を意識している御家庭が他塾に比べると多いです。
    真ん中くらいのお子さんでも「開成行きたい」と言います。
    こういうことは他塾の場合、あまりありません。
    私はこれをどちらかというと肯定的にとらえています。
    理由はおいおい話します。

    私が塾の講師と並行する形で家庭教師を始めたのは6~7年くらい前なのですが
    それまでサピのお子さんを指導した経験はありませんでした。
    ですから私はサピについてこんなふうに認識していました。

    ①宿題の量がとても多い
    ②学力上位層のお子さんばかりである。

    世間的なうわさ話ではこういうことになっていますよね。
    私が子供のころ、山本リンダが「うわさを信じちゃいけないよ」と言っていましたが
    リンダの言うとおりでした。
    「私の心はうぶなのさ」だったんです。

    サピのお子さんを実際に指導するようになって私の認識は以下の様に改まりました。

    ①宿題の量は言われているほど多くはない。
    ②他塾に比べると学力上位層が厚いのは事実だが、他塾と同様にいろいろな学力レベル
     のお子さんがいる。

    ちょっと前後しますが②からお話ししましょうか。

    サピの6年生は一昨年までYの合不合判定テスト(9月から計4回)を受験していました。
    その数字と普段のサピでの数字を比べることでどれくらいの差があるのかおおよそ見当が
    つきます。
    もちろん個人差はあるのですが、平均すると5程度の偏差値の差があります。
    サピで偏差値50の真ん中のお子さんはYだと偏差値55程度はあるということです。

    ですから他塾に比べると学力上位層が厚いのは事実です。
    御三家にいく子は一般に自発的に努力する子が多いので自力でがんばれる子が他塾に
    比べると多いというのもその通りです。
    ただ、実際のところは御三家いく子であっても家庭教師、個別指導塾など
    みなさん、結構手をかけてますけどね。

    学力的に御三家より下の層になると適当にハッパかけないとダメですね(笑)
    サピでも一番、多いのはその層です。
    ですから自力でがんばれるお子さんでないとサピには向いていないとまでは言えません。


    >>学習とメンタル面でも先生のサポートを求めるならば・・・

    これは具体的にはどういうことを想定していらっしゃいますか?
    できるだけ明確にお答えしたいと思いますのでお聞かせくださいませませ。

    またあらためて。

  8. 【2189453】 投稿者: けん・たかくら  (ID:OaDK1ODDSj.) 投稿日時:2011年 07月 03日 07:06

    スカイ様

    おはようございます、またまた早朝の男、けん・たかくらです。

    先日の件ですが、たぶん過大な期待をされていると思いますよ。
    私からの質問にお答えいただく前にサピのテキストの話をしましょうか。

    国語のテキストは二種類あります。

    デイリーサピックスA・デイリーサピックスBです。
    いずれも小冊子の形になっています。

    他塾との違いが二点あります。

    ①当日渡しです。
     
     学校行事であらかじめ休むことが決まっていても事前に入手することはできません。
    ですから予習なんか絶対に無理なんです。

    ②家庭学習用と兼用です。

     日能研は栄冠への道、四谷は演習問題集など家庭学習用教材は別冊になっていますが
    ここは別々にはなっていません。
    授業でも家庭学習でも使う教材です。

    デイリーサピックスAは漢字・知識・文章題2題の構成です。
    文章題は標準的な難易度、設問形式のもので予習シリーズ並です。
    授業内でデイリーチェックという漢字・知識の小テストが毎回行われますが
    このAテキストに出ているものから出されます。

    デイリーサピックスBは文章題1題です。
    この教材が他塾とは決定的に違います。
    四谷にしても日能研にしても文章題は通常、途中部分の抜粋になっています。
    これは大抵の学校の入試問題でもそうです。

    この教材は一話完結です。
    お話の初めからおしまいまで全部です。
    文章のジャンルを問わず、そのようになっています。

    ですからページ数が12~3ページくらいあって、設問数も同じ程度の数です。
    さらに設問形式なのですが、3分の2~4分の3程度は記述問題になっています。

    授業で扱うのは3分の1から多くて2分の1程度
    残りは家庭学習なのですが、クラスのレベルに合わせて宿題の数は違います。
    αなど上位クラスは残り全部が宿題となることが多いのですが、アルファベットクラス
    になると残り全部ということは少なく、設問番号を指定して宿題にされます。
    たとえば、問5・8・10・12をやってきましょうという感じです。

    続きはまたあらためて。

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