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リハビリ職の仕事ガイド

作業療法士(OT)
Occupation Therapist

手指を使う日常の動作を訓練
精神面でも患者さんをサポート

作業療法士イメージ写真

作業療法士(「Occupational Therapist」略してOT)は「食事をする・字を書く・顔を洗う」といった日常生活に欠かせない動作がスムーズに行えるよう、身体と心の両面から回復を支援します。
理学療法士が脚や腕の動きなど身体の中でも比較的大きな動作を訓練するのに対し、作業療法士は手や指を使う細かな動作や、精神分野へもアプローチをするのが両者の大きな違いです。
作業療法には「つかむ・握る・離す」などの動作を通じて、日常生活への適応を目指す「身体機能的作業療法」、障がいの種類にあった自助具を実際に使ってみたり、日常生活で必要となる動作を訓練したりする「日常生活動作訓練」、作業を通じて精神的に立ち直るきっかけを与える「心理的・指示的作業療法」、職業参加につながるよう、作業の質や能率の向上を目指す「職業前的作業療法」などがあります。作業療法では、その人らしい生活の獲得を目標としています。
勤務先は総合病院のほか、精神病院、リハビリ専門病院など医療機関が6割。福祉センター、肢体不自由児施設、児童養護施設などで働く作業療法士もいます。

国家試験概要

試験日 2月下旬の日曜日
試験科目

一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)、臨床医学大要(人間発達学を含む)および作業療法

実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)および作業療法

配点・
合格ライン
165点以上/275点満点
※2021年実施結果
総得点の60%以上で合格。そのうち実地問題で35%以上の得点が必要

資格取得までのプロセス

作業療法士の資格取得までのプロセス

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