言語聴覚士(ST)
Speech Language Hearing Therapist
言葉や聞こえの専門家
「食べる」機能の回復にも対応
「ST(Speech Language Hearing Therapist)」とも呼ばれる言語聴覚士は「話す・聞く・食べる」といった日常的な行動やコミュニケーションが困難な患者さんに、訓練や指導を行う仕事です。言葉や声が出にくくなっている原因を探り、ボイストレーニングを行ったり、補聴器、人工内耳などの補助装置や、文字・絵のカード、パソコンを使って訓練したりします。
また、最近は高齢化の進行によって「食べる」機能が低下した患者さんが増加。言語聴覚士は、口腔の仕組みや運動に関する専門知識を活かして指導にあたり、栄養士と連携して栄養管理に取り組むこともあります。
1998年に国家資格となり、ほかのリハビリ職と比べると有資格者は少なめです。就職先は病院、保健所などの医療機関だけでなく、肢体・言語障がい児施設、養護学校、補聴器メーカーなど多様で、幅広い分野での活躍が期待されています。
国家試験概要
試験日 | 2月中旬〜下旬の土曜日 |
---|---|
試験科目 |
基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学、言語発達障害学、発声発語・嚥下障害学および聴覚障害学 |
配点・ 合格ライン |
120点以上/200点満点 ※2021年実施結果 |
資格取得までのプロセス
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