99%の子は「やりなさい」だけでは勉強ができない!大人が間違えている「やる気」の正体

inter-edu’s eye
今回ご紹介するのは、お子さまの受動的な“待つ”態度にお困りのお母さまからのお悩みです。教育家の小川大介先生は、「子どものやる気」について、多くの大人が間違った理解をしているとおっしゃいます。やる気の正体とは何なのでしょうか?

【お悩み】勉強も親任せ!やる気を見せない娘にイライラ

小学5年生女子のお母さまのお悩み

本人としては頑張っているけれど、予定もすべてのことがほとんど親任せ。気が付けば、勉強にかかわらず、周りのことを察して動くことはめったになく、座っていることが多い気がします。

少しずつ、自分でできるように「マル付けまでを自分でやろうね」と促しますが、バツが付いていたものを自分で調べるなどはせず、親が解説してくれるのをじっとまっている状況です。言ったことだけをやって、いつまでも待っている姿勢。

もう少し先までチャレンジしてみようと言っても、全くやる気を見せません。親もたまに我慢できず、ついイライラしてしまって悪循環です。(しかし、親がイライラしても、マイペースなので気にする様子はありません。)

【回答】小川先生からのアドバイス動画

99%の子どもは「やりなさい」だけではできない

動画ダイジェスト

小川先生: お子さんは「待っていればやってくれる」という成功体験を持ってしまっていますね。また、どうせ自分がやってもいい丸付けにならない、どうせ自分が決めても修正される、と自信が持てていないのだと思います。

「やる気を見せません」という部分は、大人が間違えやすいところです。子どもはやる気をもって動き出すのではありません。まず自身がやってみて、自分でやれたという小さい自信のかたまりが次のやる気を生みます。それが積み重なった子が、外から見たらやる気のある子という姿に見えるわけです。まずはどんな小さなことでもいいので動き出すことが必要です。

例えば、お子さんが自分で丸付けから直しをするところまで、横について一歩ずつ手伝ってあげましょう。99%の子は勉強の一歩一歩を教えてあげないとできません。できる子と同学年、または同時期という視点で比べても何の意味もありません。今までにどこで学び方を身につけ、どこで自信を育ててもらえたかだけの違いです。今それが育まれていないならば初歩から一緒にやっていき、できることを増やしていきましょう。自ら学ぶ力を持たない限り先は伸びません。焦って目先の行動を求めるのではなく、本人の自信を育てることを意識して丁寧にやってあげてください。

動画では、丸付けから直しをする間の、お子さまとの具体的な会話のシミュレーションもしてくださっています。
YouTubeで視聴する方はこちら≫

小川大介先生

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいすけ)先生
教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、「親も子も幸せになれる はじめての中学受験」(CCCメディアハウス)など著書も多数。

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