中学受験、スケジュール管理が合否を分ける!?

中学受験勉強がいざスタートすると、やるべきことができずに1日が終わってしまった…。塾通いだけで精一杯の毎日…。そのような声が聞こえてきます。中学受験を目指している親御さんの中には、スケジュール管理の大切さを感じながらも、うまくいかないと感じている方もいるでしょうし、これから中学受験を考える親御さんは、中学受験が始まる前にどのような受験生活になるのかイメージしておきたいのではないでしょうか。
そこで、中学受験におけるスケジュール管理がなぜ大切なのかを確認し、管理のポイントとコツをまとめました。

スケジュール管理はなぜ大切なの?

スケジュール管理はなぜ大切なの?

中学受験は「親の受験」と言われるぐらい親のサポートが必要で、心身ともに未発達なお子さまが1人で挑むには大変高い壁です。
そのサポートの中で大切となってくるのは「スケジュール管理」。ではなぜ大切なのでしょうか。

限られた時間の中で、効率のよい学習と取捨選択が必要なため

中学受験のための学習量は膨大です。そのため大手集団塾では6年生の1月と2月入試に照準を合わせた独自のカリキュラムを組んでいます。5年生になると急に進度が速くなり、6年生に向けて徐々に学習量が増えていくこともあり、塾のカリキュラムに沿って学習を進めることは、容易ではありません。

上位校を目指すご家庭では、ある一定の学習量が必要になってくるので、限られた家庭学習時間の中で効率よく学習を進めていく必要があります。

上位校以外を目指すご家庭では、お子さまの実力や目指す志望校に応じて、やるべきこととやらなくてもいいことを取捨選択していくことが大切です。できないことだらけになってしまうと、受験へのモチベーションにも影響してしまいます。

さらに6年生となると、志望校対策が始まり、模擬試験等で土日も中学受験一色となり、受験の天王山と言われる夏休み以降はさらに過密スケジュールとなります。一つひとつ確実にこなしていけるような計画が必要です。

睡眠時間の確保と体調管理のため

中学受験勉強がスタートすると、忙しい日々は入試まで続きます。長期戦となる中学受験において体調管理はとても重要です。睡眠時間を確保し、ストレス解消や適度な運動を行う時間も確保しながら、生活スケジュールを調整していくことが大切です。

お子さまが安心して受験に臨めるようにするため

併願校の組み方や入試日程の調整、願書の入手から出願手続き、合格後の入金といった入試そのものの管理は、お子さまが安心して受験に臨めるように、親がしっかり管理した方がよいでしょう。あやふやなところがないようにしっかり情報収集して計画を立てていきたいところです。

スケジュール管理が、中学受験を目指す親御さんのプレッシャーともなってしまう内容ですが、どうして大切なのかを具体的に知っておくと、慌てることが少なくなるでしょう。

その上で、どのようなスケジュール管理をしたらよいかを整理し、お子さまやご家庭の状況に合わせて考えていくことが大切なのです。