公立受検生6年生の夏休み、1日の勉強時間はどれくらい?【ぺぺこ vol.11】

公立中高一貫校受検生の夏休み

公立中高一貫校受検生の夏休み

40数日ある夏休みも折り返しに入ってきました。体感としては、案の定、あっという間ですね。夏休み、ここまでの振り返りと後半に向けての課題の洗い出し、見直しをしなくてはいけません。

6年生の息子の夏休みは、4年前の娘のそれと比べると、“受験生”という殺伐とした雰囲気はありません。
夏期講習は一日2〜3時間程度。宿題も授業内で終わらせてきますし、居残り自習室で済ませてから帰宅してくる、という感じです。
夏期講習は通常授業とは違う先生に教えてもらい、どうなることか?と思いましたが、すぐに打ち解けて、添削などもお願いできるようになっています。

小学校の宿題は、結構なボリュームだったにもかかわらず、塾の合間の自由時間で仕上げてきていて、あと絵日記を残すのみのようです。絵日記は、夏休み最後に行く家族旅行について書こうと思っているそうです。そもそも「絵」日記ではなく、「写真」日記でいいそうですが。

終了した自由研究やレポートをまとめるような宿題についても、アドバイスをしたり、作業過程では覗き込むことはしたりしても、完成品に私は目を通すことはしていません。というのも、ついつい、細かいことまで「あーしたほうがいい、こうしたほうがいい」「字が汚い」「もっと体裁を整えて」などという口喧しいコメントが出てしまうからです。

正直、成績に反映されるものではないですし、何よりも、息子の実力を息子自身が知ることが必要だと思っています。
夏休み明けに並べられ、展示される自由研究。他人の作品を見て、自分の完成度について自ら考えてほしいですね。時間をかけた子は、それなりのクオリティを見せつけてくると思います。そんなときに、どんなことを考えられるか。自省できるか。厳しくもありますが、そうなるには、第一子の教訓があるような気がします。

4歳上の娘は、親が口うるさく言い続けてきてしまったため、今もなお親になんでも相談。自分で決断できないタイプになってしまっています。このままではまずい!と娘の手を離すタイミングで、息子にも信頼していることを伝えつつ、手出しを控えるようにしています。

姉弟で学校選びについて違いはある?

話は少し脱線しますが、娘は中学受験の学校選びのときも「遠くない女子校がいい」「宗教色が強くないのがいい」の2点だけで、「あとはどこでも楽しそうだから、入れるならどこでもいい」という感じでした。
「この制服が着たい!」とか「この部活をやりたい!」ということもなく、「行った学校で楽しくできるよ」という程度。もちろん、決め手となるポイントがなかったというのもありますが、決められない性格がそこにも出ていたように思います。よって、良くも悪くも、熱烈第一志望がないままの受験でした。
ただ、短所は長所と表裏一体。「柔軟性はある」「ポジティブ」と言い換えることができるね、と腑に落としていますが…笑。

そんな娘と対照的に、息子は、この夏都立中4校の学校説明会や授業見学、校内見学に参加しました。そして、「ここだ!」という学校に出会えたようです。

学校説明会では、先輩に校内を案内していただき、校長先生をはじめさまざまな方々の説明も受けました。学校生活のこと、学習カリキュラムについて、卒業後の進路についてなど。
夏休みとあって、親子参加の多い、説明会でしたが、子どもたちにもわかりやすい説明をしていただいたおかげで、本人も具体的に自分の目指す姿を想像できたようです。

強い気持ちで第一希望の学校を決めることができて、ひとまずホッとしています。

その希望する中学校の先生より、この夏のおすすめの勉強法を教えていただきました。
一つ目に、新聞記事の要約をして、感想や意見を書く探究学習をすること。自分の意見をまとめて書くことが大切だというお話でした。また、学校の宿題の自由研究とは別に、自分の興味ない分野のことについて、深く研究してみたり、日ごろは手に取らない本を読んでみたりすることもすすめられました。

早速次の日から、一つずつでも実践してみることにしました。この学びは、この先、探究学習をしていく上で、実践的な基礎になっていくと思います。
また、適性検査問題も徐々に解く機会が増えてきました。そのため、正解が一つではない問題を解いていくことになります。そのときにいかに書く力も持っているかが問われるようになります。今はまだ、感想文程度の文章力ですが、訓練を重ねて、構成力や表現力の多様性を持てるようになれたらいいな、と思います。

小学校生活最後の夏休み。来年以降はきっと部活に明け暮れる日々に忙しくなるかと思います。今のうちに子どもらしく楽しい夏も過ごしてもらいたいと思います。家族旅行や友達とのプール遊びも楽しんでいます。公立中高一貫受検は塾の拘束時間も長くなく、課題も多くないので、ピアノの発表会の練習をしたり、父親とサイクリングしたり、兄弟と遊んだり、好きなアニメも欠かさず見ています。自分のやりたいことができているので、親子ともに心穏やかに過ごせているようにも思います。

改めて公立中高一貫受検の良さを感じていますが、適性検査本番まであと半年。
無理しない程度に頑張ることできるこの受検は、今年の我が家にとっては最良の選択だったと思えるように、残りの夏休みもコツコツとできることをやっていこうと思います。

ぺぺこさん

ぺぺこさんのプロフィール

高1女子、小6男子・小2男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、6年生になる男の子(2023年中学受検予定)は5年生の1年間、enaに通塾。現在は少人数制の塾にて、公立中高一貫校を目指しています。
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